JP3082526U - 自動車用アース線 - Google Patents

自動車用アース線

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JP3082526U JP2001003712U JP2001003712U JP3082526U JP 3082526 U JP3082526 U JP 3082526U JP 2001003712 U JP2001003712 U JP 2001003712U JP 2001003712 U JP2001003712 U JP 2001003712U JP 3082526 U JP3082526 U JP 3082526U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は電気抵抗を減少させ、アーシングの
効果を高めると共にアースバー1両端に分枝線2を複数
本まとめて1つの製品に形成でき、接続作業や部品管理
が合理的となり、且つ見た目がスッキリし、更にアース
バー1端部に複数本の分枝線2を回動可能に備え、保管
したり運搬する際に内側へ折畳んでコンパクトにさせる
ことが出来る自動車用アース線を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ボデーやシャーシに接続せず銅製で平角
線のアースバー1に、分枝線2で各電装系パーツ付近と
直接に接続する構造と成す。またアースバー1の両端に
複数本の分枝線2を回動可能に接続させ、且つアースバ
ー1とバッテリー間を接続する際、太い分枝線2’を用
いると良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は自動車や内燃機関に於いて使用する点火装置やその他の電気機器に対 して、銅製の平角線でアースバーを製作すると共にその両端に複数本のより線を 配線するものであり、特には自動車用アース線に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用アース線は、より線が主であり、このアース線は自動車のボデ ーと各電装系パーツ間に配線して使用されていた。この時、自動車のバッテリー のプラスから流れる電流は、基本的にバッテリーのプラスから各電装系パーツを 経て、ボデーを通ってバッテリーのマイナスに戻って来るが、バッテリーへのメ インアースは1本或いは2本程度しか配線されていない場合が多い。このためプ ラス側から大電流を流してもアースが狭いと、帰って来る電流の流れは鈍くなり 、各電装系パーツの本来の性能を引出すことが出来なくなるのが現状であった。
【0003】 図5は近年に於ける自動車のレスポンスを向上させるためのチューニング方法 として、より線のアース線(A)を多数本用い、アースを強化した状態を示す図 であり、これについて説明する。先ずバッテリーのマイナス端子とボデー間をア ース線(A)で繋ぐと共にマイナス端子とエンジンヘッドとの間を太めのアース 線(A)で繋ぐ。次にエンジンブロック,スターター,オルタネーター,インジ ェクション,トランスミッション,EX(エキゾースト)パイプからアース線( A)をそれぞれ用いてボデーと繋ぎ、合計8本のアース線(A)によってアーシ ングが行われたものである。このアーシングによる効果として、一般にトルクア ップやパワーアップそして始動性向上などが期待出来るものであった。またラン プ類に対しても接続を行えば、ランプ類の光量はアップされて夜間走行が楽にな る効果も期待されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら前記アースの強化は、各センサーの検出がボデーなどを通ってバ ッテリーのマイナスに戻って来るため、センサーの反応が遅くなると共にボデー の電気抵抗が大きかった。またアース線(A)が多数本で且つその長さが異なる と共に各々が製品として単品であるので、その準備や各アース線(A)の確認及 びその接続作業が大変であり、その材料費も多く掛っていた。更に配線後、アー ス線(A)がボデーのあちらこちらから出て見え、煩雑で見た目が悪いものであ った。
【0005】 本考案は電気抵抗が大幅に少なくなって、アーシングの効果を高めることが出 来ると共にアースバーの両端により線である分枝線複数本をまとめて1つの製品 に形成でき、接続作業や部品管理が極めて合理的となり、且つ見た目がスッキリ したものとなる自動車用アース線を提供することを目的とする。
【0006】 他の目的としては、アースバーの端部に複数本の分枝線を回動可能に備え、保 管したり運搬する際に内側へ折畳んでコンパクトにさせることが出来る自動車用 アース線を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決するために成されたものであり、つまり、各電装系 パーツのアースとして従来は、ボデーと各電装系パーツ間を銅製のアース線でそ れぞれ接続させていたが、ボデーだけに接続せずその一部を銅製で平角線のアー スバーに、分枝線で各電装系パーツ付近と直接に接続する構造と成す。またアー スバーの両端に複数本の分枝線を回動可能に接続させたり、アースバーとバッテ リー間を接続する線材として他のものよりも太い分枝線を用いると良い。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1)は銅 製で平角線のアースバーであり、該アースバー(1)の断面寸法としては、幅5 mm〜13mm、厚さ2mm〜3mmが良く、断面積としては15mm2 以上にすると良い が、22mm2 以上とするのが好ましい。またアースバー(1)の全長は500mm 〜1000mmであるが、自動車の大きさにより変動し、且つ前記断面積はエンジ ン容量によって決めると良い。又、前記アースバー(1)の外周には難燃性の絶 縁カバーが被覆されている。尚、前記アースバー(1)の断面積を、より線によ って同等の断面積を得るためには、より線の太さが極太になり、その極太なより 線を設置する際に場所をとり、見た目も悪く、単価的にも高いものとなる。(2 )はアースバー(1)の端部に結線された複数本の分枝線であり、該分枝線(2 )は難燃性被覆材で被覆されたより線を使用し、ケーブルの芯線太さは3.5mm2〜 22mm2のケーブルを使用すると良い。またアースバー(1)の端部とバッテリ ーのマイナス端子に取付ける太い分枝線(2’)としては、芯線太さが14mm2 以上のケーブルを使用すると良い。(3)は銅製の穴付き取付端子であり、(4 )はアースバー(1)の端部に固着するための薄肉円筒状で銅製の圧着固定端子 であり、該圧着固定端子(4)にはアースバー(1)の端部と分枝線(2)の基 部を挿入させた後、圧接固定して用いる。(5)は各分枝線(2)の先端に固定 させた銅製の丸端子であり、(6)は各分枝線(2)の他端(基部)を結束させ ると共にアースバー(1)の端部に固定した銅製で穴付きの圧着端子である。尚 、該圧着端子(6)はボルトやナットで前記取付端子(3)と回動可能に取付け られる。
【0009】 図2、図3は別実施形態を示す図であり、アースバー(1)の両端に複数本 の分枝線(2)を回動可能に備えたものである。これは前記実施形態と比べると 、アースバー(1)は同じものを用い、そのアースバー(1)の両端には取付端 子(3)が固着されており、圧着固定端子(4)は用いない。また分枝線(2) の先端には前記同様に端子(5)が固定されており、各分枝線(2)の他端は圧 着端子(6)で結束されている。前記取付端子(3)には各分枝線(2)の他端 を結束した圧着端子(6)が取付部材(7)で回動可能に取付けられると共に前 記アースバー(1)の端部と接続されている。前記取付部材(7)には、ボルト (71)とナット(72)及びワッシャー(73)などがある。尚、前記圧着端子(6 )には2〜6本の分枝線(2)が一般に結束される。
【0010】 次に本考案の使用方法について説明する。予め図3に示すようにアースバー( 1)の両端に複数本の分枝線(2)が回動可能に備えたものを用意する。この時 、両端の複数本の分枝線(2)はアースバー(1)上に重ねて図示しない紐など で縛っておくと、短く折畳まれた1つのものとして取扱いが出来るため、保管や 運搬が楽である。使用する時には前記紐を解いて図3のように広げれば良い。先 ず始めにアースバー(1)をラジエターの上部或いはその付近に取付ける。次に アースバー(1)両端の複数本の分枝線(2)を、アーシングによる効果が期待 出来る箇所に接続する。つまり、図4に示すようにアースバー(1)の右端に設 けた複数本の分枝線(2)を、エンジンヘッド2箇所(〜4箇所),発電装置オ ルタネーター近辺に1箇所,インテークマニホールドに1箇所,エキゾーストマ ニホールドに1箇所,ハーネスよりボデーに設置してある箇所に共着けする。ま た前記アースバー(1)の左端に設けた太い分枝線(2’)をバッテリーマイナ ス端子に接続すると共に他の分枝線(2)をディストリビューター近辺に1箇所 接続させる。尚、前記分枝線(2)の接続箇所は、上記の他に電気的に効率の上 がると思われる箇所にもセットすると良い。
【0011】 このように各分枝線(2)を各必要箇所に接続させた後、取付部材(7)を締 付けて各分枝線(2)が動かないように固定すれば、セットは完了するのである 。尚、従来は直流電源を使用したモーター,センサー,ライトなど多くの電装系 パーツが作動しており、この全ての電装系パーツよりボデーアースを介してバッ テリーのマイナス端子に帰結しているが、本考案は、その主要な一部を分枝線( 2)でボデーアースを介さず、アースバー(1)を経由してバッテリーのマイナ ス端子に達するため、各機器の適確な電気的作動を補助することが出来ると共に 燃料の燃焼効率が向上し、トルクアップやパワーアップして適確なエンジン性能 を引出し、自動車の持つ基本性能により近付くものとなる。この時の電気抵抗は 従来よりも減少され、アーシングの効果が高められたものとなるのである。また ランプ類に対しても本考案の分枝線(2)を接続すれば、ランプ類の光量はアッ プされて夜間走行が楽になることが確認出来た。更にバッテリーの充電効率が向 上し、且つバッテリーの劣化が防止されることも確認出来た。
【0012】
【考案の効果】
本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0013】 請求項1のように別途のマイナス回路となるアースバー(1)を設置し、従来 のものよりも一層積極的に電気伝導率の良い銅線で平角線が使用されることによ り、ボデーを通ってバッテリーのマイナスに戻って来る従来の場合よりも電気抵 抗が大幅に減少され、アーシングの効果を高め、特に電気モーターを使用してい る各機器の作動が確実なものとなる。また本考案はアースバー(1)の両端に複 数本のより線である分枝線(2)をまとめて1つの製品に形成すれば、従来の如 き多数本で且つその長さが異なるアース線(A)を用意したり、加工したりする 作業や部品管理が簡略化でき且つ製品が安価に製作出来るものとなる。しかも接 続する際に従来の如くアース線(A)の両端を取付けることなく一端だけで良く 、且つ接続後は見た目がスッキリしたものとなる。更に従来方法のアース線(A )を用いる場合と異なり、各分枝線(2)に流れる電流はボデーに行かずにアー スバー(1)を介してバッテリーのマイナスに戻って来るため、特に各センサー の検出の反応が早まると共に各センサー部に於ける帯電がなくなり、より正確な 検出感知ができ、コンピューターの制御が一層正確になる。尚、本考案は自動車 だけでなく内燃機関に於いて使用すれば、電気機器に対して有効に作用するもの となる。
【0014】 請求項2のようにアースバー(1)の一端に取付端子(3)を固着し、他端に は複数本の分枝線(2)が圧着固定端子(4)を介して結線されることにより、 予め接続箇所が決められている場合に用いれば、余分な部品が簡略化されて部品 手配やその管理が容易となる。特に自動車の製造ライン上で取付ける場合に適し たものとなる。
【0015】 請求項3に示すようにアースバー(1)の両端に取付端子(3)を固着し、複 数本の分枝線(2)の一端に端子(5)を圧着固定させ、各分枝線(2)の他端 を圧着端子(6)で結束したものが2つ具備され、その各圧着端子(6)を取付 端子(3)へそれぞれ配置し、且つ取付部材(7)で回動可能にアースバー(1 )と接続することにより、保管したり運搬する際に内側へ折畳んでコンパクトに させることが出来る。また車種に合わせたアースバー(1)の断面積や長さのも のや、配線箇所に合わせた分枝線(2)のものが選択出来ると共に後から配線箇 所を追加する場合には、両端に端子(5)を圧着固定させたより線を取付端子( 3)に取付けるだけで簡単に追加が可能なものとなる。
【0016】 請求項4に示すようにアースバー(1)とバッテリー間を接続する線材として 、他のものよりも太い分枝線(2’)を用いることにより、自動車のバッテリー のプラスから各電装系パーツを経てバッテリーのマイナスに戻って来る際、従来 の如きアース線(A)が狭くなって、電流の流れが鈍くなることが解消でき、各 電装系パーツの本来の性能を引出すことがより一層期待出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の要部を示す説明図である。
【図2】本考案の別実施形態の要部を示す説明図であ
る。
【図3】別実施形態の組立てられた状態を示す説明図で
ある。
【図4】別実施形態の使用状態を示す説明図である。
【図5】従来の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アースバー 2,2’ 分枝線 3 取付端子 4 圧着固定端子 5 端子 6 圧着端子 7 取付部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅製で平角線のアースバー(1)の端部
    に、複数本の分枝線(2)を備えたことを特徴とする自
    動車用アース線。
  2. 【請求項2】 前記アースバー(1)の一端に取付端子
    (3)を固着し、他端には複数本の分枝線(2)が圧着
    固定端子(4)を介して結線された請求項1記載の自動
    車用アース線。
  3. 【請求項3】 前記アースバー(1)の両端に取付端子
    (3)を固着し、複数本の分枝線(2)の一端に端子
    (5)を圧着固定させ、各分枝線(2)の他端を圧着端
    子(6)で結束させたものが2つ具備され、その各圧着
    端子(6)を前記取付端子(3)へそれぞれ配置し、且
    つ取付部材(7)で回動可能に前記アースバー(1)と
    接続した請求項1記載の自動車用アース線。
  4. 【請求項4】 前記アースバー(1)とバッテリー間を
    接続する線材が、他のものよりも太い分枝線(2’)で
    ある請求項1又は3記載の自動車用アース線。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091074A1 (fr) * 2002-04-24 2003-11-06 Sun Automobile Corporation Procede de mise a la terre de vehicule et cable de mise a la terre
JP2011099448A (ja) * 2010-12-13 2011-05-19 Kazuaki Machida エンジンの改良方法およびエンジン

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