JP3082454U - パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真、絵画等を飾るために用いられるパネル
において、人目を十分に引くことが可能であるととも
に、長期間経過しても飽きがくることを防止可能とする
パネルを提供すること。 【解決手段】 複数本の長尺状のフレーム（２）を略多
角形状に枠組みすることにより形成される外枠と、該外
枠内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透
明体（４）および裏板（３）と、を具備するパネル
（１）において、前記フレーム（２）の任意の箇所に、
任意の配列で発光手段（６）を備えたことを特徴とし、
および、複数本の長尺状のフレーム（２）を略多角形状
に枠組みすることにより形成される外枠と、該外枠内に
支持される、写真、絵画等を挟み込むための、透明体
（４）および裏板（３）と、を具備するパネル（１）に
おいて、前記裏板（３）または／および透明体（４）の
任意の箇所に、任意の配列で発光手段（６）を備えたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は写真、絵画等を挟み込んで支持するためのパネルに係り、より詳しく は、任意の箇所に任意の配列で発光手段を備えたパネルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、写真、絵画等を壁等に飾る場合にはパネルが用いられている。即ち このパネルは、多角形状に枠組みされた長尺状のフレームと、この多角形状に枠 組みされたフレーム内に支持されるとともに、写真、絵画等を挟み込んで支持す ることが可能な裏板および透明体を備えており、裏板と透明体の間に写真、絵画 等を挟み込むことによりパネルに写真、絵画等を支持し、その後このパネルを壁 等に掛けることにより、写真、絵画等を所望する箇所に飾ることを可能としてい る。

【０００３】 ここで、従来から一般的に用いられているパネルについて図面を参照して説明 すると、図５は従来から用いられているパネル２１の平面を示す図であり、また 図６は図５におけるＢ−Ｂ線断面を示す図である。

【０００４】 そして、この従来から用いられているパネル２１は、多角形状、図においては 四角形状とした長尺状のフレーム２２を備えており、このフレーム２２を多角形 状に枠組みすることにより外枠が形成される。

【０００５】 また、このフレーム２２はそれぞれ、フレームにより形成される外枠内の形状 に対応した形状の裏板２３、および透明体２４の端部を支持するための載置棚２ ２０１を備えており、この載置棚２２０１上に裏板２３および透明体２４の端部 を載置し、その後にいわゆるトンボ等の係止部材２６により裏板２３をフレーム ２２に支持することにより、外枠内に裏板２３および透明体２４が外れないよう にする。

【０００６】 そして、使用に際しては、裏板２３および透明体２４を前述したように外枠内 に支持するとともに、この裏板２３および透明体２４間に写真、絵画等２５を挟 み込むことにより写真、絵画等をパネル２１内に支持した後に、パネルを壁等に 引っ掛け、これにより写真、絵画等を所望する箇所に装着して飾ることを可能と している。

【０００７】 そのため、従来から、写真、絵画等を壁等に飾る場合にはパネルが用いられる ことが一般的であった。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、一般的に、従来から用いられているパネルは、写真、絵画等を 所望する箇所に飾るのみことを目的としているため、これを用いて壁等に写真、 絵画等を飾った場合には、静的な飾りでしか無く、そのため時間の経過とともに 飽きがきてしまうという問題点があった。

【０００９】 また、従来から、写真、絵画等のほかに、例えば飲食店等において、広告等の 手段として、商品の写真等をパネルに入れて店内、店先に飾ることが行われてい るが、かかる場合、写真等に工夫を凝らした場合でも、結局は静的な広告手段で あり変化に乏しいため、人目を引きづらいという問題点が考えられる。

【００１０】 そこで、本考案は、写真、絵画等を飾るために用いられるパネルにおいて、人 目を十分に引くことが可能であるとともに、長期間経過しても飽きがくることを 防止可能とするパネルを提供することを課題としている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

本考案のパネルは、複数本の長尺状のフレームを略多角形状に枠組みすること により形成される外枠と、該外枠内に支持される、写真、絵画等を挟み込むため の透明体および裏板と、を具備するパネルにおいて、前記フレームの任意の箇所 に、任意の配列で発光手段を備えたことを特徴としており、および、複数本の長 尺状のフレームを略多角形状に枠組みすることにより形成される外枠と、該外枠 内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための透明体および裏板と、を具備す るパネルにおいて、前記裏板または／および透明体の任意の箇所に、任意の配列 で発光手段を備えたことを特徴としている。

【００１２】 本考案のパネルでは、これを構成するフレームや、裏板または／および透明体 の任意の箇所に任意の配列で発光手段を備えており、使用に際しては、パネル内 に写真、絵画等を装着するとともに、発光手段を発光させることを可能としてい る。

【００１３】 そのため、例えばフレームに発光手段を備えてこれを発光させることにより、 パネル全体を目立たせることができる。またそのとき、多数個の発光手段を順番 に発光させるようにすると、より強く人目を引くことができるとともに、この発 光の順番を変えることで長期間に亘って人目を引くことが可能となる。

【００１４】 また、例えば風景画、風景写真等をパネルに装着する場合に、裏板あるいは透 明体に装着した発光手段の箇所および発光の順番を制御し、あたかも川の水が流 れているようにしたり、川辺に蛍が飛んでいるようにすることができ、あるいは 食物の写真からほのかな煙が出ているようにすることができ、これによっても、 より強く人目を引くことができるとともに、この発光の順番を変えることで長期 間に亘って人目を引くことが可能となる。

【００１５】

【考案の実施の形態】

本考案のパネルでは、長尺状のフレームを多角形状に枠組みすることにより外 枠が形成されるとともに、この外枠内には、裏板および透明体が支持され、この 裏板および透明体間に写真、絵画等を挟み込むことを可能としている。

【００１６】 そして、前記フレームの任意の箇所には発光手段が備えられるとともに、この 発光手段は制御手段に接続され、制御手段の制御により、フレームに備えた発光 手段を任意の模様等に発光させることを可能としている。

【００１７】 また、 本考案のパネルの他の形態では、長尺状のフレームを多角形状に枠組 みすることにより外枠が形成されるとともに、この外枠内には、裏板および透明 体が支持され、この裏板および透明体間に写真、絵画等を挟み込むことを可能と している。そして、前記裏板または／および透明体の任意の箇所には、任意の配 列で発光手段が備えられており、この発光手段は制御手段に接続され、制御手段 の制御により、裏板または／および透明体に備えた発光手段を任意の模様等に発 光させることを可能としている。

【００１８】 ここで、前記発光手段としては、例えばＬＥＤ、光ファイバー、ＥＬライト等 が考えられ、これらをフレーム、裏板または／および透明体の任意の箇所に任意 の配列で備えると良い。

【００１９】

【実施例】

本考案のパネルの実施例について図面を参照して説明すると、図１は、本実施 例のパネルの平面を示す図あり、図において１が本実施例のパネルである。

【００２０】 そして、本実施例のパネル１は、図に示すように全体として四角形状としてい る。即ち、本実施例のパネル１では、４本の長尺状のフレーム２を四角形状に枠 組みすることにより外枠が形成されており、この外枠内に、裏板３および透明体 ４が支持され、この裏板３と透明体４間に写真、絵画等を挟み込むことにより、 パネル１に写真、絵画等を装着可能としている。

【００２１】 ここで、図２は、図１におけるＡ−Ａ線断面を示す図であり、本実施例のパネ ル１では、図に示すように、前記フレーム２には、その長手方向に沿って載置部 ２０１が形成されており、この載置部２０１上に透明体４および裏板３を載置す るとともに、裏板３をとんぼ等の係止部材１１でフレーム２に係止し、これによ り外枠内に裏板３および透明体４を支持可能としている。そして、使用に際して は、透明体４と裏板３間に写真、絵画等５を挟み込むことを可能としている。

【００２２】 次に、図１において６は発光手段であり、本実施例では発光手段としてＬＥＤ を用いている。即ち、本実施例のパネル１では、フレーム２の任意の箇所に、多 数個のＬＥＤ６を任意の配列で備えており、使用に際しては、このＬＥＤ６を任 意の順番で点滅可能としている。

【００２３】 このように、本実施例のパネル１では、これを構成するフレームの任意の箇所 に任意の配列でＬＥＤ６を備えており使用に際して発光可能としているため、従 来の静的なパネルと異なり、パネルに動きを与えることができ、これによりパネ ル全体を目立たせることが可能である。

【００２４】 ここで、図３は、前記多数個のＬＥＤ６を任意の順番で発光させるための制御 系を示すブロック図であり、図において、複数個のＬＥＤ６はそれぞれ、制御手 段７に接続されている。そして、制御手段７には、前記ＬＥＤ６の発光を制御す るための制御部８と、この制御部８を介して前記ＬＥＤ６に電気を供給するため の電源１０、およびスイッチ９が備えられており、電源１０として本実施例では 電池を用いている。但し、電源は必ずしも電池には限定されず、商用電源を電源 として用いても良い。

【００２５】 そして、この構成においてスイッチ９をオンにすると、電源１０よりＬＥＤ６ に電気が供給されるとともに、制御部８の制御によりＬＥＤ６の発光方法等が制 御され、フレーム２に備えられたＬＥＤ６が任意の順番で点滅を繰り返す。その ため、本実施例のパネル１では、ＬＥＤ６を単に点滅するのみで無く、時間等に よって点滅の順番等を変化させることにより、より人目を引かせることが可能で ある。

【００２６】 なお、ＬＥＤ６の装着方法は特に限定はされず、フレーム２の表面に接着、埋 め込み等で装着する方法、あるいは、フレームを透明な材料により構成するとと もにこの透明なフレーム内にＬＥＤ６を埋没させる方法等、いずれの方法を採用 しても良い。また、スイッチ９は特に必要なものではなく、これを用いない構成 としても良い。更に、発光手段としては必ずしもＬＥＤを用いる必要は無く、そ の他、光ファイバー、ＥＬライト等を用いてもよく、例えばほのかな明かりを演 出したい場合には光ファイバーを用いるとよい。

【００２７】 また、この制御手段７の装着箇所は特に限定はされず、パネル１におけるフレ ーム２あるいは裏板３に装着してもよく、あるいはパネル１とは別個のものとし ても良い。

【００２８】 次に、図４は本考案のパネルの他の実施例を示す図であり、本実施例のパネル １では、裏板３にＬＥＤを備える構成としている。即ち、図４に示すパネル１で は、裏板３に多数個のＬＥＤ６を備え、川辺の風景画をパネル１に装着するとと もに、川の水が流れているように見える配置で、また川辺に蛍が飛び交っている ような配置でＬＥＤ６を点滅させるようにしている。

【００２９】 そしてこれにより、単に風景画を壁等に飾った場合と異なり、動的な風景画と なり、より人目を引くとともに、長期間飾った場合でも飽きることが無くなると いう利点がある。

【００３０】 またその他、ファーストフードの店等において、例えばハンバーガーの写真や 絵をパネルに装着するとともに、ハンバーガーから煙が出ているような配置でＬ ＥＤを点滅させても良い。

【００３１】 なお、必ずしも裏板３にＬＥＤ６を配置する必要は無く、透明体４、あるいは 裏板３と透明体４の双方にＬＥＤ６を装備しても良い。

【００３２】 このように、本考案のパネルでは、これを構成するフレーム２や、裏板または ／および透明体の任意の箇所に任意の配置で発光手段を備えているため、パネル に装着する写真、絵画等に合わせて発光手段を任意の順番で点滅等させることに より、写真、絵画等をより人目を引くものとすることができるとともに、発光手 段を発光させることにより写真、絵画等に動きを与えることができ、長期間同一 の写真、絵画等を飾った場合でも飽きがこないものとすることができる。

【００３３】

【考案の効果】

本考案のパネルは以上説明した形態で実施され、以下に記載するような効果を 奏する。

【００３４】 本考案のパネルは、複数本の長尺状のフレームを略多角形状に枠組みすること により形成される外枠と、該外枠内に支持される、写真、絵画等を挟み込むため の透明体および裏板と、を具備するパネルにおいて、前記フレームの任意の箇所 に、任意の配列で発光手段を備えたことを特徴としており、および、複数本の長 尺状のフレームを略多角形状に枠組みすることにより形成される外枠と、該外枠 内に支持される、写真、絵画等を挟み込むための透明体および裏板と、を具備す るパネルにおいて、前記裏板または／および透明体の任意の箇所に、任意の配列 で発光手段を備えたことを特徴としており、使用に際して、発光手段を発光させ ることによって、パネル全体を目立たせることができる。

【００３５】 そのため、例えばフレームに発光手段を備えてこれを発光させることにより、 パネル全体を目立たせることができる。またそのとき、多数個の発光手段を順番 に発光させるようにすると、より強く人目を引くことができるとともに、この発 光の順番を変えることで長期間に亘って人目を引くことが可能となる。

【００３６】 また、例えば風景画、風景写真等をパネルに装着する場合に、裏板あるいは透 明体に装着した発光手段の箇所および発光の順番を制御し、あたかも川の水が流 れているようにしたり、川辺に蛍が飛んでいるようにすることができ、あるいは 食物の写真からほのかな煙が出ているようにすることができ、これによっても、 より強く人目を引くことができるとともに、この発光の順番を変えることで長期 間に亘って人目を引くことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のパネルの実施例の平面を示す図であ
る。

【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面を示す図である。

【図３】本考案のパネルの実施例における制御系を示す
ブロック図である。

【図４】本考案のパネルの他の実施例の平面を示す図で
ある。

【図５】従来のパネルの平面図である。

【図６】図５におけるＢ−Ｂ線断面を示す図である。

【符号の説明】

１ パネル ２ フレーム ２０１ 載置部 ３ 裏板 ４ 透明体 ５ 写真 ６ ＬＥＤ ７ 制御手段 ８ 制御部 ９ スイッチ １０ 電源 １１ 係止部材

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】複数本の長尺状のフレーム（２）を略多角
   形状に枠組みすることにより形成される外枠と、 該外枠内に支持される、写真、絵画等を挟み込むため
   の、透明体（４）および裏板（３）と、を具備するパネ
   ル（１）において、 前記フレーム（２）の任意の箇所に、任意の配列で発光
   手段（６）を備えたことを特徴とするパネル。
2. 【請求項２】複数本の長尺状のフレーム（２）を略多角
   形状に枠組みすることにより形成される外枠と、 該外枠内に支持される、写真、絵画等を挟み込むため
   の、透明体（４）および裏板（３）と、を具備するパネ
   ル（１）において、 前記裏板（３）または／および透明体（４）の任意の箇
   所に、任意の配列で発光手段（６）を備えたことを特徴
   とするパネル。
3. 【請求項３】前記発光手段（６）がＬＥＤであることを
   特徴とする請求項１又は請求項２に記載のパネル。
4. 【請求項４】前記発光手段（６）が光ファイバーである
   ことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のパネ
   ル。
5. 【請求項５】前記発光手段（６）がＥＬライトであるこ
   とを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のパネル。