JP3081774U - 新生児略取防止システムと検知用新生児用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院の新生児室から新生児が略取されるのを
防止する。 【解決手段】 病院の新生児室１１に滞在する新生児
に、検知用タグを取り付けたベビー肌着、名札、タオ
ル、ベビーキャップ又はおむつなどの検知用新生児用品
を身に付けさせる。新生児室１１の出入口１４、又は、
病院の新生児室１１とナースステーション１２を含む新
生児用区域の出入口に、検知用新生児用品が近づいたこ
とを検知して出力する検知用ゲート１６を取り付け、検
知用新生児用品を身に付けた新生児が、検知用ゲート１
６を付けた出入口１４に近づくと、検知用ゲート１６が
出力し、出入口１４を開放禁止にする、又は、ナースス
テーション１２に設けた警報器１７を作動する構成にし
た新生児略取防止システム。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、病院の新生児室から新生児が略取されるのを防止するシステムと、 新生児室の新生児を検知するための検知用新生児用品に関する。

【０００２】

【従来の技術】

病院の産科や産婦人科には、新生児が生後しばらく滞在する新生児室がある。 新生児室に隣接して、新生児の世話をする看護婦が詰めるナースステーションが ある。

【０００３】 新生児室又は新生児室とナースステーションを含む新生児用区域は、新生児の 略取と部外者の侵入を防止するため、出入口を施錠する。出入口の鍵は、新生児 の世話をするナースステーションの看護婦が管理している。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、病院の新生児室又は新生児用区域において、看護婦が出入口の施錠 を忘れたり、出入口の錠が壊れたりして、出入口が開放自在になると、部外者が 侵入し、新生児を略取したり、新生児に危害を加えることがある。

【０００５】

【課題を解決するための着眼】

１）商品の万引き防止システムを新生児の略取防止に利用することに着眼した 。商品の万引き防止システムは、商品を陳列販売する店において、陳列する商品 に検知用のタグを取り付け、出入口に検知用のゲートを取り付け、検知用タグを 付けた商品を持った人が、検知用ゲートを付けた出入口に近づくと、出入口を閉 鎖して警報を発する。

【０００６】 このような着眼を生かすため、病院の新生児室において新生児が常時身に付け るベビー肌着、名札、タオル、ベビーキャップやおむつなどの新生児用品に検知 用タグを取り付けることを考案した。また、病院の新生児室又は新生児用区域の 出入口に検知用ゲートを取り付け、検知用タグ付きの新生児用品を身に付けた新 生児を抱いた人が、検知用ゲートを付けた出入口に近づくと、出入口を開放禁止 にすることを考案した。更に、検知用タグ付きの新生児用品を身に付けた新生児 を抱いた人が、検知用ゲートを付けた出入口に近づいたことをナースステーショ ンの看護婦に知らせることを考案した。

【０００７】 ２）入室者の限定システムを新生児の略取防止に利用することに着眼した。入 室者の限定システムは、特定の部屋に入室が許可された者のみが特定のＩＤカー ド（検知用タグの身分証明書）を保持し、特定の部屋の出入口に検知用ゲートを 取り付け、特定のＩＤカードを保持した者が、検知用ゲートを付けた出入口に近 づくと、出入口は、開放禁止が解除されて開放可能になる。特定のＩＤカードを 保持しない者が、検知用ゲートを付けた出入口に近づいても、出入口は、開放可 能にならず、開放禁止が維持される。

【０００８】 このような着眼を生かすため、病院の新生児室又は新生児用区域に入室又は入 域が許可された看護婦とその他の関係者にのみ特定のＩＤカードを保持させるこ とを考案した。また、病院の新生児室又は新生児用区域の出入口に検知用ゲート を取り付け、特定のＩＤカードを保持した者が、検知用ゲートを付けた出入口に 近づくと、出入口を開放可能にし、特定のＩＤカードを保持しない者が、検知用 ゲートを付けた出入口に近づいても、出入口のドアを開放可能にしないことを考 案した。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

１）病院の新生児室において新生児に、検知用タグを取り付けたベビー肌着、 名札、タオル、ベビーキャップ又はおむつなどの検知用新生児用品を身に付けさ せ、 病院の新生児室の出入口、又は、病院の新生児室とナースステーションを含む 新生児用区域の出入口に、検知用新生児用品が近づいたことを検知して出力する 検知用ゲートを取り付け、 検知用新生児用品を身に付けた新生児が、検知用ゲートを付けた出入口に近づ くと、検知用ゲートが出力し、出入口を開放禁止にする、又は、ナースステーシ ョンに設けた警報器を作動する構成にしたことを特徴とする新生児略取防止シス テム。

【００１０】 ２）病院の新生児室、又は、病院の新生児室とナースステーションを含む新生 児用区域に入室又は入域が許可された者に特定のＩＤカードを保持させ、 病院の新生児室又は新生児用区域の出入口に、上記のＩＤカードが近づいたこ とを検知して出力する検知用ゲートを取り付け、 上記のＩＤカードを保持した者が、検知用ゲートを付けた出入口に近づくと、 検知用ゲートが出力し、出入口を開放可能にし、上記のＩＤカードを保持しない 者が、検知用ゲートを付けた出入口に近づいても、検知用ゲートが出力せず、出 入口を開放可能にしない構成にしたことを特徴とする新生児略取防止システム。

【００１１】

【考案の効果】

新生児略取防止システムにおいては、病院の新生児室に侵入した者が新生児を 持ち去ろうとして、検知用タグ付きの検知用新生児用品を身に付けた新生児を抱 いて、新生児室又は新生児用区域の出入口に近づくと、出入口の検知用ゲートが 出力し、出入口が開放禁止になる、又は、ナースステーションに設けた警報器が 作動する。新生児の持ち去りが防止される。

【００１２】 また、特定のＩＤカードを保持しない者が病院の新生児室又は新生児用区域に 侵入しようとして、病院の新生児室又は新生児用区域の出入口に近づいても、検 知用ゲートが出力せず、出入口が開放可能にならない。部外者の侵入が防止され る。

【００１３】 結局、病院の新生児室から新生児が略取されるのが防止される。

【００１４】

【考案の実施の形態】

［第１例（図１〜図６参照）］ 本例の検知用新生児用品は、病院の新生児室において新生児が身に付けるベビ ー肌着、名札、タオル、ベビーキャップや、おむつなどの新生児用品に、ＩＣチ ップを内蔵した非接触式無電池型の検知用タグ１を取り付けている。

【００１５】 検知用タグ１は、図１に示すように、角を丸めた四角形の薄板形状であり、防 水性と耐衝撃性がある。このタグ１は、後述する検知用ゲートが発信する検知波 を受信すると、固有の応答波を発信する。検知用ゲートは、検知用タグ１の応答 波を受信すると、検知用タグ１の接近を検知して電気信号を出力する。

【００１６】 検知用新生児用品のベビー肌着は、図２に示すように、新生児に着せる肌着の 左前身ごろの裏側にポケット形状の取付部２を設け、取付部２に検知用タグ１を 差し込んで取り付けている。

【００１７】 検知用新生児用品のバンド式名札は、図３に示すように、新生児の足に巻き付 けるバンドの中央部の記名板３に薄板形状の嵌め込み穴４を形成し、嵌め込み穴 ４に検知用タグ１を嵌め込んで取り付けている。なお、合成樹脂成形品の記名板 ３には、新生児の母親名、誕生日と性別を記入する。

【００１８】 検知用新生児用品の下げ札式名札は、図４に示すように、新生児の足に嵌める ゴム輪５に吊り下げた記名板６に薄板形状の嵌め込み穴７を形成し、嵌め込み穴 ７に検知用タグ１を嵌め込んで取り付けている。なお、合成樹脂成形品の記名板 ６には、新生児の母親名、誕生日と性別を記入する。

【００１９】 検知用新生児用品のタオルは、図５に示すように、新生児に巻き付けるタオル の隅にポケット形状の取付部８を設け、取付部８に検知用タグ１を差し込んで取 り付けている。

【００２０】 検知用新生児用品のベビーキャップは、新生児の頭に被せる毛糸編みの帽子の 頂上にポケット形状の取付部を設け、取付部に検知用タグ１を差し込んで取り付 けている。

【００２１】 検知用新生児用品のおむつは、新生児に着ける使い捨て紙おむつにポケット形 状の取付部を設け、取付部に検知用タグ１を差し込んで取り付けている。又は、 新生児に着ける使い捨て紙おむつに検知用タグを、その片面に形成した粘着層で 、貼り付けている。

【００２２】 病院の新生児用区域は、図６に示すように、新生児室１１とナースステーショ ン１２及び通路１３を隣接して設けている。新生児室１１とナースステーション １２との間の壁には、引き戸付きの出入口１４を設け、ナースステーション１２ と通路１３との間の壁には、開き戸付きの出入口１５を設けている。

【００２３】 本例の新生児略取防止システムは、図６に示すように、新生児室１１の引き戸 付きの出入口１４に、上記の検知用新生児用品のベビー肌着、名札、タオル、ベ ビーキャップ又はおむつが新生児室１１内から出入口１４に近づいたことを検知 して出力する検知用ゲート１６を取り付けている。

【００２４】 新生児室１１の出入口１４には、人が出入口１４に近い所定の位置に立つと引 き戸を開放してその後閉鎖する自動開閉装置と、引き戸を閉鎖状態に維持する自 動ロック装置を取り付けている。検知用ゲート１６の出力によって、自動開閉装 置の開放作動を禁止して自動ロック装置を作動する制御装置を設けている。検知 用ゲート１６が出力すると、その時に引き戸が開いておれば、引き戸を閉じて閉 鎖状態に維持し、また、その時に引き戸が閉じておれば、引き戸を直ちに閉鎖状 態に維持し、出入口１４を開放禁止にする構成にしている。

【００２５】 また、ナースステーション１２内には、警告灯と警告音発生器を備えた警報器 １７を取り付け、検知用ゲート１６の出力によって、警報器１７を作動して警告 灯を点滅すると共に警報音を発する構成にしている。

【００２６】 本例の新生児略取防止システムにおいては、新生児室１１に滞在する新生児に は上記の検知用新生児用品のうち単数又は複数を身に付けておく。新生児室１１ に侵入した者が新生児室１１に滞在中の新生児を持ち去ろうとして、検知用タグ １付きの検知用新生児用品を身に付けた新生児を抱いて、検知用ゲート１６付き の出入口１４に近づくと、検知用ゲート１６が出力し、出入口１４が開放禁止に なる。また、ナースステーション１２の警報器１７が作動する。新生児室１１の 新生児の持ち去りが防止される。

【００２７】 ［第２例（図７参照）］ 本例は、第１例における検知用ゲート１６などを新生児用区域の出入口に設け た新生児略取防止システムである。

【００２８】 病院の新生児用区域は、図７に示すように、新生児室１１とナースステーショ ン１２及び通路１３を隣接して設け、新生児室１１とナースステーション１２と の間の壁に開き戸付きの出入口２１を設け、ナースステーション１２と通路１３ との間の壁に開き戸付きの出入口２２を設け、通路１３と新生児用区域外との間 に引き戸付きの出入口２３を設けている。

【００２９】 本例の新生児略取防止システムは、図７に示すように、新生児用区域の引き戸 付きの出入口２３に、第１例における検知用新生児用品が通路１３内から出入口 ２３に近づいたことを検知して出力する第１例における検知用ゲート１６を取り 付けている。

【００３０】 新生児用区域の出入口２３には、第１例における自動開閉装置と自動ロック装 置及び制御装置を設けている。検知用ゲート１６が出力すると、その時に引き戸 が開いておれば、引き戸を閉じて閉鎖状態に維持し、また、その時に引き戸が閉 じておれば、引き戸を直ちに閉鎖状態に維持し、出入口２３を開放禁止にする構 成にしている。

【００３１】 また、ナースステーション１２内には、第１例における警報器１７を取り付け 、検知用ゲート１６の出力によって、警報器１７を作動して警告灯を点滅すると 共に警報音を発する構成にしている。

【００３２】 本例の新生児略取防止システムにおいては、新生児室１１に滞在する新生児に は第１例における検知用新生児用品を身に付けておく。新生児室１１に侵入した 者が新生児室１１の新生児を持ち去ろうとして、検知用新生児用品を身に付けた 新生児を抱いて、新生児用区域の出入口２３に近づくと、検知用ゲート１６が出 力し、出入口２３が開放禁止になる。また、ナースステーション１２の警報器１ ７が作動する。新生児の持ち去りが防止される。

【００３３】 ［第３例（図８参照）］ 本例は、第１例における新生児の持ち去りを防止するシステムに、部外者の侵 入を防止するシステムを追加した新生児略取防止システムである。

【００３４】 部外者侵入防止システムは、病院の新生児室１１に入室が許可された看護婦と その他の関係者にのみ特定のＩＤカードを保持させる。部外者には、そのような ＩＤカードを保持させない。

【００３５】 ＩＤカードは、検知用タグの身分証明書であり、部外者侵入防止システムの検 知用ゲートが発信する検知波を受信すると、個人識別用の固有の応答波を発信す る。部外者侵入防止システムの検知用ゲートは、ＩＤカードの応答波を受信する と、ＩＤカードの接近を検知して電気信号を出力する。

【００３６】 新生児室１１の引き戸付きの出入口１４には、図８に示すように、第１例にお ける新生児持ち去り防止システムの検知用ゲート１６を取り付け、また、上記の 特定のＩＤカードが新生児室１１の外部又は内部から出入口１４に近づいたこと を検知して出力する部外者侵入防止システムの検知用ゲート３１を取り付けてい る。

【００３７】 新生児室１１の出入口１４には、部外者侵入防止システムの検知用ゲート３１ が出力すると引き戸を開放してその後閉鎖する自動開閉装置と、引き戸を閉鎖状 態に維持する自動ロック装置を取り付けている。部外者侵入防止システムの検知 用ゲート３１が出力していないと、自動ロック装置を作動し、その検知用ゲート ３１が出力すると、自動ロック装置の作動を停止して自動開閉装置を開放作動し てその後閉鎖作動する制御装置を設けている。

【００３８】 新生児室１１の出入口１４は、部外者侵入防止システムの検知用ゲート３１が 出力していないと、開放禁止になっており、その検知用ゲート３１が出力すると 、開放可能になって、人が出入する間、開放する構成にしている。また、出入口 １４は、部外者侵入防止システムの検知用ゲート３１が出力していても、新生児 持ち去り防止システムの検知用ゲート１６が出力すると、第１例におけるのと同 様に、開放禁止にする構成にしている。

【００３９】 また、ナースステーション１２内には、第１例における警報器１７を取り付け 、新生児持ち去り防止システムの検知用ゲート１６の出力によって、警報器１７ を作動して警告灯を点滅すると共に警報音を発する構成にしている。

【００４０】 本例の新生児略取防止システムにおいては、新生児室１１に滞在する新生児に は第１例における検知用新生児用品を身に付けておく。また、新生児室１１に入 室が許可された関係者は、新生児室１１に出入する際、上記の特定のＩＤカード を保持する。

【００４１】 このＩＤカードを保持した者が新生児室１１の出入口１４に近づくと、出入口 １４は、開放する。しかし、上記のＩＤカードを保持しない者が出入口１４に近 づいても、出入口１４は、開放禁止のままであり、閉鎖している。新生児室１１ への部外者の侵入が防止される。

【００４２】 また、新生児室１１に侵入した者が新生児を持ち去ろうとして、検知用新生児 用品を身に付けた新生児を抱いて出入口１４に近づくと、第１例におけるのと同 様に、出入口１４が開放せず、ナースステーション１２の警報器１７が作動する 。新生児の持ち去りが防止される。

【００４３】 ［第４例（図９参照）］ 本例は、第２例における新生児持ち去り防止システムに、第３例における部外 者侵入防止システムを追加した新生児略取防止システムである。即ち、新生児持 ち去り防止システムと部外者侵入防止システムを施す出入口を第３例における新 生児室１１の出入口１４から新生児用区域の出入口２３に変更した例である。

【００４４】 新生児用区域の出入口２３には、図９に示すように、第２例における新生児持 ち去り防止システムの検知用ゲート１６と、第３例における部外者侵入防止シス テムの検知用ゲート３１を兼用した検知用ゲート１６、３１を取り付けている。 その他の点は、第３例におけるのと同様である。

【００４５】 ［第５例］ 本例は、第３例又は第４例において、新生児持ち去り防止システムを設けずに 、部外者侵入防止システムのみを設けた新生児略取防止システムである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態の第１例における検知用新生
児用品に取り付ける検知用タグの斜視図。

【図２】同検知用新生児用品のベビー肌着の正面図。

【図３】同検知用新生児用品のバンド式名札を示し、
（ａ）は正面図、（ｂ）は平面図。

【図４】同検知用新生児用品の下げ札式名札を示し、
（ａ）は正面図、（ｂ）は右側面図。

【図５】同検知用新生児用品のタオルの裏面図。

【図６】同例における新生児略取防止システムを備えた
病院の新生児用区域の平面図。

【図７】実施形態の第２例における新生児略取防止シス
テムを備えた病院の新生児用区域の平面図。

【図８】実施形態の第３例における新生児略取防止シス
テムを備えた病院の新生児用区域の平面図。

【図９】実施形態の第４例における新生児略取防止シス
テムを備えた病院の新生児用区域の平面図。

【符号の説明】

１ 検知用タグ ２ 検知用新生児用品のベビー肌着の検知用タグ取付部 ４ 検知用新生児用品のバンド式名札の検知用タグ嵌め
込み穴 ７ 検知用新生児用品の下げ札式名札の検知用タグ嵌め
込み穴 ８ 検知用新生児用品のタオルの検知用タグ取付部 １１ 新生児室 １２ ナースステーション １３ 通路 １１〜１３ 新生児用区域 １４ 新生児室の出入口 １６ 新生児持ち去り防止システムの検知用ゲート １７ 新生児持ち去り防止システムの警報器 ２３ 新生児用区域の出入口 ３１ 部外者侵入防止システムの検知用ゲート

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 病院の新生児室において新生児が身に付
   けるベビー肌着、名札、タオル、ベビーキャップや、お
   むつなどの新生児用品に、検知用ゲートに近づくと検知
   される検知用タグを取り付けたことを特徴とする検知用
   新生児用品。
2. 【請求項２】 病院の新生児室の出入口、又は、病院の
   新生児室とナースステーションを含む新生児用区域の出
   入口に、請求項１に記載の検知用新生児用品が近づいた
   ことを検知して出力する検知用ゲートを取り付け、 検知用新生児用品を身に付けた新生児が、検知用ゲート
   を付けた出入口に近づくと、検知用ゲートが出力し、出
   入口を開放禁止にする、又は、ナースステーションに設
   けた警報器を作動する構成にしたことを特徴とする新生
   児略取防止システム。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の新生児略取防止システ
   ムにおいて、 更に、病院の新生児室又は新生児用区域の出入口に、新
   生児室又は新生児用区域に入室又は入域が許可された者
   が保持する特定のＩＤカードが近づいたことを検知して
   出力する検知用ゲートを取り付け、 上記のＩＤカードを保持した者が、検知用ゲートを付け
   た出入口に近づくと、検知用ゲートが出力し、出入口を
   開放可能にし、上記のＩＤカードを保持しない者が、検
   知用ゲートを付けた出入口に近づいても、検知用ゲート
   が出力せず、出入口を開放可能にしない構成にしたこと
   を特徴とする新生児略取防止システム。
4. 【請求項４】 病院の新生児室の出入口、又は、病院の
   新生児室とナースステーションを含む新生児用区域の出
   入口に、新生児室又は新生児用区域に入室又は入域が許
   可された者が保持する特定のＩＤカードが近づいたこと
   を検知して出力する検知用ゲートを取り付け、 上記のＩＤカードを保持した者が、検知用ゲートを付け
   た出入口に近づくと、検知用ゲートが出力し、出入口を
   開放可能にし、上記のＩＤカードを保持しない者が、検
   知用ゲートを付けた出入口に近づいても、検知用ゲート
   が出力せず、出入口を開放可能にしない構成にしたこと
   を特徴とする新生児略取防止システム。