JP3081444B2 - 建築板の塗装方法及びその装置 - Google Patents

建築板の塗装方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築板の表面に、斑点
の大きさが不規則に変化する斑点模様を塗装する建築板
の塗装方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、建築板の凹凸のある表面に不規則
な斑点模様を塗装する技術として、特開平3−1863
81号公報に示すように、スプレーガンを用いて塗装す
る塗装方法が提案されている。この塗装方法は、スプレ
ーガンから塗料を霧化させないように吐出して、塗料液
滴を散点状に拡散させることによって、建築板の表面に
斑点の大きさが不規則に変化する斑点模様を吹き付け塗
装するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スプレーガ
ンは、塗料を完全に霧化させて使用するのが本来的な使
用方法であり(つまり塗料を完全に霧化させるとで安定
した塗装が行えるように設計されており)、上述したよ
うに、スプレーガンから塗料を霧化させないように吐出
すると、スプレー塗料の拡散が安定して行われず、斑点
の大きさや密度にむらが出来やすい。しかも、スプレー
塗料の拡散エリアが円形若しくは楕円状に大きく広がっ
て、隣接する塗料拡散エリアの周辺部分が重なり合うた
め、重なり合う塗料拡散エリアの周辺部分の斑点密度が
高くなって斑点模様が部分的に濃色となったり、逆に、
塗料拡散エリアの重なり部分を少なくすれば、塗料拡散
エリアの周辺部分の斑点密度が薄くなってしまい、前述
した塗料拡散が不安定なことと相俟って、斑点の大きさ
や密度にむらのないバランスのとれた良質の斑点模様を
塗装することが極めて困難である。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、斑点の大きさや・密度にむらの
ない極めて自然な感じのバランスのとれた良質の斑点模
様を建築板の表面に塗装することができる建築板の塗装
方法及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建築板の塗装方法は、搬送手段により搬送
されてくる建築板の表面に、その全幅をカバーするよう
に配列された複数のジェットノズルから塗料を噴射する
ことによって斑点模様を塗装する建築板の塗装方法であ
って、前記各ジェットノズルの高さ位置を前記建築板の
上方に5cm以上離し、且つ前記ジェットノズルを開閉す
るバルブの開閉動作を100〜300回/秒で繰り返す
ことによって、各ジェットノズルから噴射する塗料液滴
が前記建築板の表面に到達するまでの間の飛行中に当該
塗料液滴を不規則に粒径の異なる複数の液滴に分割させ
て、当該建築板の表面に、斑点の大きさが不規則に変化
する斑点模様を塗装するようにしたものである(請求項
1)。
【0006】この場合、前記各ジェットノズルの配列ピ
ッチを0.5〜3.0mmに設定すると良い(請求項
)。
【0007】以上の塗装方法を実行する塗装装置は、建
築板を搬送する搬送手段と、搬送されてくる建築板の幅
方向に0.5〜3.0mmの間隔で配列され且つ前記建築
板の上方に5cm以上離されて配置された複数のジェット
ノズルと、これら各ジェットノズルを100〜300回
/秒で開閉するバルブとを備えた構成とすれば良い(請
求項)。
【0008】
【作用】本発明で使用する塗装機は、従来のようなスプ
レーガンではなく、ジェットノズルを使用したインクジ
ェット式の塗装装置である。従来のインクジェット塗装
は、ジェットノズルを被塗装物に接近させて、ジェット
ノズルから噴射したインク液滴を被塗装物の1点に集中
的に到達させて1ドット(1画素)を作り、これを模様
パターンに沿って無数集合させて模様を描くものであ
る。このような従来のインクジェット塗装を用いても、
本出願人が先に出願した特願平4−331042号の塗
装方法を用いれば、斑点模様をパターンデータ化するこ
とにより、斑点模様を塗装できるが、パターンデータの
作成に甚だ手間がかかるという欠点がある。その後、本
出願人は、最近になって、この斑点模様のパターンデー
タをコンピュータの乱数発生機能を用いて自動的に作成
する方法も出願しているが、この場合には、コンピュー
タの制御プログラムが複雑化してその作成が面倒である
という欠点がある。
【0009】これに対して、本発明は、ジェットノズル
の高さ位置を建築板の上方に5cm以上離し、且つジェッ
トノズルを開閉するバルブの開閉動作を100〜300
回/秒で繰り返すことにより、ジェットノズルから噴射
する塗料液滴が建築板の表面に到達するまでの間の飛行
中に当該塗料液滴を空気抵抗によって不規則に粒径の異
なる複数の液滴に分割させて、斑点の大きさが不規則に
変化する斑点模様を塗装するものである。このような塗
装方法は、従来のジェットノズル1個当りのドット数を
“1”とするインクジェット塗装とは発想が全く異なる
ものであり、従来のインクジェット塗装では不良原因と
されていた飛行中の塗料液滴の割れを積極的に利用する
ことで、パターンデータによらずに、極めて自然な感じ
のバランスのとれた斑点模様を塗装するものである。
【0010】この場合、各ジェットノズルを開閉するバ
ルブの開閉度数によって、図3に示すように、飛行中の
塗料液滴の割れ数や割れた液滴の粒径が変化するが、こ
の開閉度数を100〜300回/秒に設定すれば、飛行
中の塗料液滴の割れ数や割れた液滴の粒径が斑点模様作
成に適したものとなる。
【0011】更に、建築板の幅方向に配列された各ジェ
ットノズルの配列ピッチを0.5〜3.0mmに設定する
と、5cm以上の高さ位置に配置された各ジェットノズル
から噴射された塗料液滴の飛散エリアがほどよく重なり
合い、斑点密度が薄くならずに済む。この場合、各ジェ
ットノズルから噴射される塗料液滴の飛散エリアは、ス
プレーガンの塗料拡散エリアと比較して極端に小さいの
で、たとえ飛散エリアの重なり比率にばらつきがあって
も、それが斑点模様の中に埋もれて全く目立たない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1及び図2に基づいて塗装装置全体の
構成を説明する。被塗装物である建築板11は、搬送手
段であるコンベア12に乗せられて搬送される。このコ
ンベア12は、駆動ローラ13によって回転駆動され
る。また、塗装を開始する直前の位置を通過する建築板
11の有無を検出するために、コンベア12の塗装開始
直前の位置の両側には光電管式センサを構成する投光器
14と受光器15とが配置されている。
【0013】一方、コンベア12の塗装位置の上方には
塗装ヘッド16が配置され、この塗装ヘッド16の下面
には、多数のジェットノズル17がバルブ18を介して
下向きに取り付けられている。各ジェットノズル17
は、搬送されてくる建築板11の全幅をカバーするよう
にその幅方向(つまり搬送方向と直交する方向)に一列
に配列され、その配列ピッチが0.5〜3.0mmに設定
されている。更に、各ジェットノズル17の高さ位置
は、建築板11の上方に5cm以上離した位置に設定され
ている。各ジェットノズル17の開口径は、例えば20
0〜300μm に設定されている。
【0014】これら各ジェットノズル17のバルブ18
の開閉動作を制御するバルブ制御装置19は、受光器1
5から入力される信号に基づいて、建築板11が塗装開
始直前の位置を通過したか否かを判断し、建築板11が
塗装開始直前の位置を通過した直後に、各バルブ18の
開閉動作を開始して各ジェットノズル17から塗料(イ
ンク)を噴射し、ジェットノズル17の真下の塗装位置
へ搬送されてくる建築板11の凹凸のある表面に斑点模
様を塗装する。この際の各バルブ18の開閉度数は10
0〜300回/秒に設定されている。これら各ジェット
ノズル17による塗装範囲が建築板11の全幅をカバー
するように多数のジェットノズル17が建築板11の幅
方向に一列に配列されているので、ジェットノズル17
の真下の塗装位置を通過する建築板11の表面の全幅に
わたって斑点模様がむらなく塗装される。
【0015】尚、原料塗料は、密閉された塗料タンク2
0内に貯留されている。この塗料タンク20内には、コ
ンプレッサー21により圧縮空気をレギュレーター22
を通して供給することによって、塗料タンク20内の圧
力を一定に保ちつつ、塗料タンク20の下部より塗料を
塗装ヘッド16に圧送し、バルブ18の開放時に塗料を
ジェットノズル17から噴射するようになっている。
【0016】以上のように構成したインクジェット式の
塗装装置によれば、ジェットノズル17の高さ位置を建
築板11の上方に5cm以上離した位置に設定している。
このため、ジェットノズル17から噴射する塗料液滴が
建築板11の表面に到達するまでの間の飛行中に、図3
に示すように、当該塗料液滴が空気抵抗によって不規則
に粒径の異なる複数の液滴に分割するようになる。これ
により、図5に示すように、建築板11の表面に斑点の
大きさが不規則に変化する斑点模様が塗装される。
【0017】このインクジェット式の塗装方法は、前述
した従来のスプレーガンを用いた塗装方法のように塗料
を不安定な状態で噴射するのではなく、ジェットノズル
17から安定的に噴射した塗料液滴を飛行中に空気抵抗
によって粒径の異なる複数の液滴に分割するものである
から、むらのない安定した仕上りの斑点模様を作ること
ができる。この塗装方法は、従来のジェットノズル1個
当りのドット数を“1”とするインクジェット塗装とは
発想が全く異なるものであり、従来のインクジェット塗
装では不良原因とされていた飛行中の塗料液滴の割れを
積極的に利用することで、パターンデータによらずに、
極めて自然な感じのバランスのとれた斑点模様を塗装す
ることができる。
【0018】ところで、ジェットノズル17の高さ位置
を高くするほど、ジェットノズル17から噴射する塗料
液滴の飛行距離が長くなり、塗料液滴が空気抵抗を受け
る時間が長くなるため、飛行中の塗料液滴の分割が促進
されて、塗料液滴がより細かく分割されるようになる。
本発明者の試験結果によれば、ジェットノズル17の高
さ位置を建築板11の上方に5cm以上離せば、飛行中の
塗料液滴が不規則に粒径の異なる複数の液滴に分割し
て、斑点模様を描くことができる。更に、ジェットノズ
ル17の高さ位置を建築板11の上方に10cm以上離せ
ば、飛行中の塗料液滴の割れ数(1つのジェットノズル
17で作る斑点の個数)が増えて、斑点数が多くなる。
より自然な感じのバランスのとれた斑点模様を作るに
は、ジェットノズル17の高さ位置を建築板11の上方
に15cm以上離すことが好ましい。
【0019】但し、ジェットノズル17の高さ位置を無
闇に高くし過ぎると、塗装室内の換気空気の流れの影響
を受けて、塗料液滴の飛行経路がジェットノズル17の
真下位置から逸れてしまい、塗装むらができたり、建築
板11の端縁部分が塗装されなかったり、塗料の飛散エ
リアが塗装面から大きくはみ出してしまう不具合が発生
する。本発明者の試験結果によれば、ジェットノズル1
7の高さ位置を50cm以下に設定することが好ましく、
50cm以下であれば換気空気の流れの影響をほとんど受
けずに斑点模様を塗装することができる。
【0020】また、図4に示すように、ジェットノズル
17の高さ位置を高くするほど、建築板11の表面に落
ちる塗料液滴の飛散エリアが広がる。つまり、図4
(a)に示すように、ジェットノズル17の高さ位置が
低いと、塗料の飛散エリアが狭く、大きな斑点の周囲に
少数の小さな斑点が接近した状態となり、一方、図4
(b)に示すように、ジェットノズル17の高さ位置が
高くなると、中心の斑点が小さくなるが、その周囲の斑
点数が増え、その斑点が広がって散在した状態となる。
従って、このような特徴を考慮して、ジェットノズル1
7の高さ位置を、描こうとする斑点模様の種類に応じ
て、5cm以上の範囲で適宜設定すれば良い。
【0021】ところで、ジェットノズル17を開閉する
バルブ18の開閉度数が小さく(つまり開閉速度が遅
く)なるに従って、図3(b)に示すように、バルブ1
8の開閉1回当りの塗料噴射量が多くなり、中心の斑点
が大きくなると共に、その周囲の小さい斑点の数が少な
くなる。一方、バルブ18の開閉度数が多く(つまり開
閉速度が速く)なるに従って、図3(a)に示すよう
に、バルブ18の開閉1回当りの塗料噴射量が少なくな
り、中心の斑点が小さくなると共に、その周囲の小さい
斑点の数が多くなる。この関係から、塗料の噴射状態を
安定させて斑点の大小のバランスのとれた斑点模様を作
るには、バルブ18の開閉度数を100〜300回/秒
に設定すれば良く、更に、200〜250回/秒に設定
すれば、一層自然な感じの斑点模様を作ることができ
る。
【0022】また、建築板11の幅方向に配列されたジ
ェットノズル17の配列ピッチが大きくなるに従って、
各ジェットノズル17から噴射された塗料液滴の飛散エ
リアの重なりが少なくなるか若しくは全く重ならずに離
れてしまい、図5(a)に示すように、斑点の密度が小
さくなってしまう。一方、ジェットノズル17の配列ピ
ッチが小さくなるに従って、各ジェットノズル17から
噴射された塗料液滴の飛散エリアの重なりが大きくな
り、図5(b)に示すように、斑点の密度が大きくな
る。この関係から、適度の密度の斑点模様を作るには、
ジェットノズル17の配列ピッチを0.5〜3.0mmに
設定することが好ましい。尚、斑点の密度は建築板11
の搬送速度によっても調整できる(つまり搬送速度が遅
くなるに従って斑点密度が高くなる)。
【0023】ところで、前述した従来のスプレーガンを
用いた塗装方法では、スプレー塗料の拡散エリアが円形
若しくは楕円状に大きく広がるため、隣接する塗料拡散
エリアの重なり面積のばらつきによって斑点模様にむら
ができる欠点があった。
【0024】この点、上記実施例によれば、各ジェット
ノズル17から噴射される塗料液滴の飛散エリアは、ス
プレーガンの塗料拡散エリアに比べて極端に小さいの
で、たとえ飛散エリアの重なり比率にばらつきがあって
も、それが斑点模様の中に埋もれて全く目立たず、自然
な感じの斑点模様を作ることができる。
【0025】また、本発明者の実験結果によれば、斑点
の大きさは、塗料の粘度,建築板11の表面温度,塗料
噴射圧力にも関係することが判明している。つまり、塗
料の粘度が高くなるほど、斑点が大きくなり、粘度が低
くなるほど、斑点が小さくなる。また、建築板11の表
面温度が高くなるほど、塗料の乾燥が速くなって斑点が
小さくなり、一方、建築板11の表面温度が低くなるほ
ど、塗料の乾燥が遅くなって斑点が大きくなる。また、
塗料噴射圧力が高くなるほど、塗料噴射量が増えると共
に噴射速度が速くなって建築板11の表面で塗料液滴が
広がり、斑点が大きくなる。一方、塗料噴射圧力が低く
なるほど、塗料噴射量が少なくなると共に噴射速度が遅
くなって建築板11の表面での塗料液滴の広がりが少な
くなり、斑点が小さくなる。従って、塗料の粘度,建築
板11の表面温度,塗料噴射圧力のいずれかを調整する
ことによって、斑点の大きさを調整することができる。
【0026】尚、上記実施例では、一列に配列された全
てのジェットノズル17から同一色の塗料を噴出するよ
うにしたが、複数の塗装ヘッドを並設し、各塗装ヘッド
のジェットノズルから異なる色の塗料を噴出して複数色
の斑点模様を作るようにしても良い。また、本発明は、
前述したようにパターンデータを用いずに斑点模様を作
ることができるが、本発明を、パターンデータを用いて
図形模様を作る塗装装置に適用して、斑点でぼかした図
形模様を作るようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ジェットノズルの高さ位置を建築板の上方に
5cm以上離し、且つジェットノズルを開閉するバルブの
開閉動作を100〜300回/秒で繰り返して塗装する
ようにしたので、ジェットノズルから噴射する塗料液滴
が建築板の表面に到達するまでの間の飛行中に当該塗料
液滴を空気抵抗によって粒径の異なる複数の液滴に分割
させて、斑点の大きさが不規則に変化する斑点模様を塗
装することができ、パターンデータによらずに、極めて
自然な感じのバランスのとれた斑点模様を塗装すること
ができる。
【0028】この場合、各ジェットノズルを開閉するバ
ルブの開閉度数を100〜300回/秒に設定すれば、
飛行中の塗料液滴の割れ数や割れた液滴の粒径を斑点模
様作成に適したものとすることができる。
【0029】更に、建築板の幅方向に配列された各ジェ
ットノズルの配列ピッチを0.5〜3.0mmに設定すれ
ば、5cm以上の高さ位置に配置された各ジェットノズル
から噴射された塗料液滴の飛散エリアがほどよく重なり
合い、斑点密度が薄くならずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗装装置の概略構成図
【図2】コンベアとジェットノズルとの位置関係を示す
側面図
【図3】バルブの開閉度数と斑点の大きさとの関係を説
明する図
【図4】ジェットノズルの高さと塗料液滴の飛散エリア
との関係を説明する図
【図5】斑点密度の違いを説明する図
【符号の説明】
11…建築板、12…コンベア(搬送手段)、14…投
光器、15…受光器、16…塗装ヘッド、17…ジェッ
トノズル、18…バルブ、20…塗料タンク、21…
ンプレッサー、22…レギュレーター

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段により搬送されてくる建築板の
    表面に、その全幅をカバーするように配列された複数の
    ジェットノズルから塗料を噴射することによって斑点模
    様を塗装する建築板の塗装方法であって、前記各ジェッ
    トノズルの高さ位置を前記建築板の上方に5cm以上離
    し、且つ前記ジェットノズルを開閉するバルブの開閉動
    作を100〜300回/秒で繰り返すことによって、各
    ジェットノズルから噴射する塗料液滴が前記建築板の表
    面に到達するまでの間の飛行中に当該塗料液滴を不規則
    に粒径の異なる複数の液滴に分割させて、当該建築板の
    表面に、斑点の大きさが不規則に変化する斑点模様を塗
    装するようにしたことを特徴とする建築板の塗装方法。
  2. 【請求項2】 前記各ジェットノズルの配列ピッチを
    0.5〜3.0mmに設定したことを特徴とする請求項
    記載の建築板の塗装方法。
  3. 【請求項3】 建築板を搬送する搬送手段と、 搬送されてくる建築板の幅方向に0.5〜3.0mmの間
    隔で配列され、前記建築板の上方に5cm以上離されて配
    置された複数のジェットノズルと、 これら各ジェットノズルを100〜300回/秒で開閉
    するバルブとを備えた建築板の塗装装置。
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