JP3080871U

JP3080871U - 握力鍛練用手袋

Info

Publication number: JP3080871U
Application number: JP2001001907U
Authority: JP
Inventors: 貞夫北川
Original assignee: 貞夫北川; 宮野一郎
Priority date: 2001-04-05
Filing date: 2001-04-05
Publication date: 2001-10-12
Anticipated expiration: 2007-04-05

Abstract

(57)【要約】【課題】従来品よりも一層握力を高めることができる
ようにする。【解決手段】手袋本体１の甲側部分１ａに、ゴム等の
弾性素材からなる膜２を形成する。また、該ゴム等の弾
性素材からなる膜２は、甲全体と指先にかけて形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は握力鍛練用手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、握力鍛練用の器具として、２本の棒や板の間にバネを介在させ、握った状態で該２本の棒や板をバネの作用力に抗して狭めるものがある。

【０００３】しかし、斯かる従来の器具の場合には、握った状態において２本の棒や板を内側に押し込むものであるため、指の運動量が少ない。また、親指は延ばしたままであるから、これの筋力をつけることはできず、また親指以外の４本の指は揃えて棒や板にあてがうため、４本の指が均等に力を加えることになり、各指毎の筋力をつけるには充分でない。結局、親指の根元とそれ以外の４本の指の根元の間の掌の筋力を鍛えるだけにすぎない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、手袋本体に手を入れ、手を開閉することによって鍛練することにより、従来品と同様に親指の根元とそれ以外の４本の指の根元の間の掌の筋力を鍛えることができるだけでなく、各指も指先から根元まで屈伸させて鍛えることができ、そして手の全体を開閉することによって運動量も多くすることができるようになし、もって握力を従来品によるよりもはるかに高めることができるようになした握力鍛練用手袋を提供せんとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

而して、本考案の要旨とするところは、手袋本体の甲側部分にゴム等の弾性素材からなる膜を形成してなる握力鍛練用手袋にある。

【０００６】また、上記構成において、ゴム等の弾性素材からなる膜を、甲全体と指先にかけて形成するようにしてもよい。

【０００７】また、上記構成において、弾性素材としてゴム又はセルロイド等ゴムより若干剛性の強い素材を用い、ゴムの膜を甲の部分に形成すると共にセルロイド等ゴムより若干剛性の強い素材の膜を指の部分に形成するようにしてもよい。この場合には、指の筋力を一段と高めることができるものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図１は本考案の第１実施形態の手の甲側から見た平面図、図２は掌側から見た平面図、図３は使用状態の斜視図である。

【０００９】図中１は手袋本体であり、本実施形態では木綿製のものを用いている。しかし、本考案は何等これに限定されるものではない。２はゴム等の弾性素材からなる膜である。そしてまた、該膜２は本実施形態では、手袋本体１の甲１ａ側の部分の全体と、親指とその他の指の５本の指の指先にかけて形成している。また、図２に示す如く、該膜２は指先の爪側から内側に若干回り込むようにすることが望ましい。

【００１０】而して、本考案を用いて握力の鍛練を行う場合には、図３に示す如く、手袋本体１に手を入れ、入れた状態で手を開閉するものである。そして、手を閉じるときに手袋本体１の甲側部分に形成されたゴム等の弾性部材からなる膜２を引き伸ばすことにより筋力が鍛練されるものである。そしてまたこのときには、各指も夫々指先から根元まで屈伸するものであるから、全ての指の筋力を高めることができるものである。而も手の全体を開閉するものであるから、運動量も多いものである。よって握力を従来品よりもはるかに高めることができるものである。

【００１１】次に、図４に示した本考案の第２実施形態について説明する。本実施形態と前記第１実施形態とは弾性部材の点が相違するものである。即ち、本実施形態は弾性部材がゴム又はセルロイド等ゴムより若干剛性の強い素材であり、ゴムの膜２Ａを甲の部分に形成すると共にセルロイド等ゴムより若干剛性の強い素材の膜２Ｂを指の部分に形成するものである。これにより指の筋力を一段と高めることができる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記の如き構成、作用であるから、握力を従来品よりもはるかに高めることができるものである。また、散歩その他の折に手袋をはめて、手を開閉しているだけで、知らず知らずのうちに自然に握力を鍛えることができるものであり、スポーツマンにとって有益であることは勿論であるが、更にはリハビリ中の人が使用する場合にも好適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施形態に係る手袋の手の甲側か
ら見た平面図である。

【図２】本考案の第１実施形態に係る手袋の掌側から見
た平面図である。

【図３】本考案の第１実施形態に係る手袋の使用状態の
斜視図である。

【図４】本考案の第２実施形態に係る手袋の手の甲側か
ら見た平面図である。

【符号の説明】

１手袋本体２ゴム等の弾性素材からなる膜２Ａゴムの膜２Ｂセルロイド等ゴムより若干剛性の強い素材の膜

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】手袋本体の甲側部分にゴム等の弾性素材
からなる膜を形成してなる握力鍛練用手袋。
【請求項２】ゴム等の弾性素材からなる膜を、甲全体
と指先にかけて形成してなる請求項１記載の握力鍛練用
手袋。
【請求項３】弾性素材がゴム又はセルロイド等ゴムよ
り若干剛性の強い素材であり、ゴムの膜を甲の部分に形
成すると共にセルロイド等ゴムより若干剛性の強い素材
の膜を指の部分に形成してなる請求項１記載の握力鍛練
用手袋。