JP3080357B2 - Atm通信網 - Google Patents

Atm通信網

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JP3080357B2
JP3080357B2 JP24962895A JP24962895A JP3080357B2 JP 3080357 B2 JP3080357 B2 JP 3080357B2 JP 24962895 A JP24962895 A JP 24962895A JP 24962895 A JP24962895 A JP 24962895A JP 3080357 B2 JP3080357 B2 JP 3080357B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(非同期転送
モード)通信に利用する。特に、現用、予備切替え技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM通信網は、物理的には、バーチャ
ルチャネル(Virtual Channel、以下、VCという)を単
位としてスイッチングを行うバーチャルチャネルハンド
ラ(Virtual Channel Handler、交換機) と、バーチャル
パス(Virtual Path 、以下、VPという )を単位として
情報転送の方路を設定するバーチャルパスハンドラ(Vir
tual Path Handler:VPHまたはクロスコネクト、X
C)とが伝送路により接続されて構成される。論理的に
は、VCH間がVPにより接続され、VPは零または1
以上のVPHを経由してVCHで終端される。
【0003】従来例の通信装置の故障に対する故障復旧
方法を図15を参照して説明する。図15は従来例の通
信装置の故障に対する故障復旧方法を示す図である。従
来の故障復旧には、図15(b)に示す物理レベルの故
障復旧と図15(a)に示すVPレベルの故障復旧があ
る。物理レベルの故障復旧を実現するためには、物理伝
送路その他を二重化しておき、一方を現用系、他方を予
備系としておく。もし、現用系の通信装置に故障が発生
したら、現用系から予備系に切替えられ、故障が復旧さ
れる。しかし、物理レベルの故障復旧では、常時、物理
伝送路その他を二重化しておかなければならず、網リソ
ースを効率的に利用できない。
【0004】そこで、ATM通信網の特徴であるVPの
概念を適用したVPレベルの故障復旧がある。VPは、
情報転送単位であるセルに付与されたヘッダ領域中のV
PI(Virtual Path Identifier) により識別され、VP
Hにおいては、パスの接続先を記述したパス接続(ルー
ティング)テーブルにより経路が設定される。VPレベ
ルの故障復旧は、故障により切断されたVPを、VPの
経路と容量が独立に設定できることを利用して、故障を
迂回して新たに形成されたVPに切り替えることにより
実現される。特に、故障発生時に、網を一元的に監視し
ている集中局があらかじめ設定された迂回パス情報に基
づき網内の各ノード(VCH、VPHなど)に対して制
御を行う方式を集中制御方式、各ノードが自律分散的に
迂回パスを探索して復旧させる故障復旧方式をセルフヒ
ーリング方式という。VPレベルの故障復旧は、物理レ
ベルの故障復旧と比較して、伝送路の網リソースを効率
良く利用できる点や網の変化に柔軟に対応できる点で優
れている。したがって、従来の故障復旧として、図15
に示すように、物理レベルとVPレベルを組み合わせた
故障復旧が適用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の物理レ
ベルとVPレベルのみの故障復旧では、VCH(交換
機)の故障は前提とされないため、高信頼な交換機が必
要であった。また、複数メディアが混在するATM通信
網では、メディア毎に要求される信頼度が異なるが、最
も高く要求される信頼度に合わせて信頼性を満足するよ
うに交換機が設計されており、あまり、信頼度を要求し
ないメディアに対しては冗長であった。図16は高信頼
化された交換機の概念図であるが、高信頼化された交換
機では、図16のようにスイッチ部、I/O部、および
CPU部が二重化されており、さらに、これらのユニッ
トはクロスルートで結合されている。このような二重化
によって高信頼化された交換機のコストは、単純な構成
を持つ交換機のコストと比べ、4倍から6倍程度高くな
ってしまう。
【0006】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、障害対策のための冗長な設備を省略した交換機
を用いることができるATM通信網を提供することを目
的とする。本発明は、通信中のVCコネクションを救済
する障害対策を行うことができるATM通信網を提供す
ることを目的とする。本発明は、網リソースを有効に利
用することができるATM通信網を提供することを目的
とする。本発明は、スループットの高いATM通信網を
提供することを目的とする。本発明は、安価な交換機を
用いることができるATM通信網を提供することを目的
とする。本発明は、集中的なVCコネクション救済を行
う装置を設けることなく通信中のVCコネクションの救
済を行うことができるATM通信網を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】単純な構成を持つ交換機
を通信装置として適用するとき、交換機の故障時に通信
中のVCコネクションを高速に救済する必要がある。本
発明は、現用のルート上と予備のルート上でVCコネク
ションの呼受付制御(CAC:Call AdmissionControl)
を行い、2つのルートに対して受付可能であれば現用と
予備のVCコネクションを設定するためのルーティング
テーブルを有し、現用のルート上の中継交換機故障時
は、故障情報を発交換機および着交換機に通知し、発交
換機および着交換機のルーティングテーブルを切替える
ことによりVCレベルの故障復旧ができることを主要な
特徴とする。
【0008】従来技術では、VPレベルまでの故障復旧
が行われていたが、本発明の特徴とするところは、VC
レベルの故障復旧を行うことによって、交換機故障時の
通信中のVCコネクションを救済することができる。
【0009】すなわち、本発明は、複数の交換機を備
え、この複数の交換機間にバーチャルパスが設定され、
この交換機は、バーチャルパス上に現用および予備のル
ートを設定する手段を備えたATM通信網である。
【0010】ここで、本発明の特徴とするところは、現
用のルートの部分毎に切替先の予備のルートが指定され
たルーティングテーブルを備えたところにある。
【0011】前記部分はバーチャルチャネル単位に設定
されることが望ましい。あるいは、前記部分は複数のバ
ーチャルチャネル毎に付されたルート識別子単位に設定
されるようにしてもよい。
【0012】前記ルーティングテーブルは、障害発生時
に行われる救済のグレードに応じて各別に設けられても
よい。
【0013】現用のルートのトラフィックを観測する手
段と、この手段の観測結果に基づいて予備のルートの大
きさを適応的に設定する手段とを備える構成とすること
もできる。これにより、現用のルートのVC帯域変動に
追従し、予備のルートとして確保されているルートのV
C帯域も変動させることができる。したがって、常時、
現用のルートのVC帯域のピーク値に合わせて予備のル
ートのVC帯域を確保しておく必要がなく、VC帯域を
有効利用することができる。
【0014】このように、本発明のATM通信網では、
VCレベルの故障復旧を行うことによって、交換機故障
時の通信中のVCコネクションを救済することができる
ので、高信頼な交換機を使用する必然性がなくなり、単
純な構成を持つ交換機を使用することにより、交換機コ
ストの削減が図られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1および
図2を参照して説明する。図1は本発明実施例の全体構
成図である。図2はルーティングテーブルを示す図であ
る。
【0016】本発明は、交換機SW1〜SW4を備え、
この交換機SW1〜SW4間にVPが設定され、この交
換機SW1〜SW4は、VP上に現用および予備のルー
トを設定する手段としての現用VC設定部VS0および
予備VC設定部VS1を備えたATM通信網である。
【0017】ここで、本発明の特徴とするところは、現
用のルートの部分毎に切替先の予備のルートが指定され
た図2に示すルーティングテーブルTBLを備えたとこ
ろにある。前記部分はVC単位に設定されている。
【0018】本明細書では、説明をわかりやすくするた
めに、交換機SW1〜SW4をそれぞれ発交換機SW
1、着交換機SW3、中継交換機SW2、SW4とし
て、あたかもそれぞれが異なるハードウェアであるかの
ように表現するが、実際には、これらの機能がそれぞれ
の交換機SW1〜SW4に併せて備えられている。
【0019】
【実施例】(第一実施例) 本発明のATM通信網は、複数の信頼度クラスをサポー
トするために、各信頼度クラスに応じたVCルートを用
意してある。ある品質を要求するVCコネクションの設
定要求があったときに、当該VCルート上で呼受付判定
CACを行い、CACにより判定結果が可であれば、V
Cコネクションが設定される。VCルートの種類として
は、交換機故障などのネットワーク障害時に、通信中の
VCコネクションを救済するクラス(以下、救済クラス
と呼ぶ)と救済しないクラス(非救済クラスと呼ぶ)の
二種類に大きく分けられる。VCルートの種類が異なる
ということは、経路が同じであっても信頼度クラスが異
なるということである。救済クラスに属しているVCコ
ネクションは、交換機などの故障時でも切断されず、現
用のルート上から予備のルート上に高速に切替えること
により通信中のVCコネクションを救済する。一方、非
救済クラスでは、故障時に通信中のVCコネクションは
切断される。複数のメディアが混在するATM通信網で
は、すべてが救済クラスに属するVCコネクションを要
求しているわけではない。特に、リアルタイム性を要求
しないメディアは、非救済クラスにVCコネクションを
設定することが考えられる。このように、VCコネクシ
ョンの設定の際に要求する信頼度に応じたVCルートが
選択される。本発明は、救済クラスに属する通信中のV
Cコネクション救済するATM通信網に関するもので
ある。
【0020】高速に通信中のVCコネクションを切替え
て救済するために、現用のルート上と予備のルート上に
それぞれに現用のVCコネクションと予備のVCコネク
ションを呼受付時に設定する。本発明第一実施例では、
現用のルートのVC帯域のピーク値に相当する予備のル
ートのVC帯域を確保できるような設定要求を行い、現
用および予備のVCコネクションを設定する。図3は一
つの現用のルートの帯域に対して予備のルートの帯域を
確保する手順を説明するための図である。VCルートと
して、現用ルート1とそれに対応する予備ルート1があ
る。現用ルート1の経路は、発交換機SW1−中継交換
機SW2−着交換機SW3である。予備ルート1の経路
は、発交換機SW1−中継交換機SW4−着交換機SW
3であり、現用ルート1とは、独立経路となっている。
【0021】VC設定要求が発生したときのVCコネク
ション設定の際の呼受付制御(CAC)の動作を図4に
示す。図4は呼受付制御(CAC)の動作を示すフロー
チャートである。VCの設定要求が発生すると(S
1)、CACは現用ルート1と予備ルート1の両方のル
ートに対して行い、両方のルートに関して受付判定が可
であれば(S2)、VCが受付けられる(S3)。そう
でなければ呼損となる(S4)。これにより、VCコネ
クションが現用のルート上に設定され、セルは現用のル
ート上のみに転送される。予備のルート上には、現用の
ルートが故障した際に備えて、予備のVCコネクション
が設定される。予備のルート上には実際のセルは転送さ
れない。
【0022】CACを行う方法として、VCのピーク値
の申告からVCの受付判断をするピーク割当法がある。
ピーク割当法は、VPに収容されているVCのピーク値
の和に新しいVCのピーク値を加えた値が、当該VP容
量を越えているか否かを判断し、越えていれば呼損とな
り、越えていなければ当該VPには収容可能となる。つ
まり、CACは、VCルート上のすべてのVPに対して
受付可能か判定し、VCルート上のすべてのVPに対し
て受付可能であれば、要求されたVCが受付けられる。
予備のルート上にはセルが実際に転送されていなくて
も、VP3とVP4において予備VCコネクションの帯
域とピーク値を割り当てておく。つまり、新しいVCが
発生したとき、現用のVCコネクションまたは予備のV
CコネクションがVPに受付可能であるかは、 (新しいVCのピーク申告値)+(VPに収容されてい
る現用のVCコネクションおよび予備のコネクションの
ピーク申告値の和)<VP容量 を満足していれば、受付可能となる。
【0023】図5は、中継交換機SW2、SW4の要部
ブロック構成図である。図5の中継交換機SW2、SW
4についてこの動作を説明すると、新しいVCのピーク
申告値は、要求VC帯域メモリM2にロードされ、VP
に収容されている現用のVCコネクションおよび予備の
コネクションのピーク申告値の和は、収容VC帯域メモ
リM1にロードされ、加算器ADDにより加算されたこ
れらの値の和とVP容量メモリM3にロードされている
値が比較器CMPにより比較され、受付判定が行われ
る。
【0024】これにより、現用のルートの帯域に対し
て、同等の予備のルートの帯域確保されていることに
なる。現用のルート上のVCコネクションが通常のプロ
セス(通信を終了)で切断されたときは、同時に予備の
ルート上の予備のVCコネクション帯域の設定を解除
する。
【0025】したがって、VCコネクションを切替えた
とき、予備のVCコネクションの帯域が確保されている
ので、切替えられた後のVCコネクションにおけるセル
損失率の品質を維持することができる。
【0026】また、現用のルートの帯域に対して、同等
の予備のルートの帯域を確保するのではなく、複数の現
用のルートの帯域に対して、予備のルートの帯域を共有
することもできる。予備のルートの帯域を共有する例を
図6を用いて説明する。図6は一つの現用のルートの帯
域に対して予備のルートの帯域を共有しながら確保する
手順を説明するための図である。現用のルートと予備の
ルートは、番号によって対応している。例えば、現用ル
ート1(発交換機SW1−中継交換機SW2−着交換機
SW3)に対して、予備ルート1(発交換機SW1−中
継交換機SW4−着交換機SW3)が対応している。す
べての現用のルートと予備のルートは独立経路として設
定されている。
【0027】中継交換機SW4と着交換機SW3の間の
VP1に着目すると、3つの予備のルートが収容されて
いる。現用ルート1と現用ルート2は、SW2を中継交
換機としているため独立経路ではないが、現用ルート1
と現用ルート3、現用ルート2と現用ルート3は独立経
路となっている。現用のルートが独立経路である場合
は、中継交換機1台だけの故障を仮定すると、予備のル
ートの帯域を共有することができる。VP1において
は、予備ルート1は、予備ルート3とは帯域を共有でき
るが、予備ルート2とは帯域を共有できない。
【0028】予備のルート上の予備のVCコネクション
のCACを行う場合は、共有できる予備のルート上の仮
想的な帯域は除外することができる。例えば、前述した
ピーク割当法を適用し、交換機SW4において、予備ル
ート1上の予備のVCコネクションのVP1における受
付判断をする場合を考える。VP1に収容されているV
Cコネクションのピーク値の和を算出するとき、予備ル
ート1と予備ルート3の帯域は共用可能なので、予備ル
ート3上のVCコネクションは除外する。この場合、予
備ルート1と予備ルート2のVCコネクションのピーク
値の和に新しい予備のVCのピーク値を加えた値がVP
1の容量より越えているかどうか判断し、越えていなけ
れば受付可能とし、越えていれば呼損とする。
【0029】図7は予備のルートの帯域の共有を考慮し
た手順による中継交換機の要部ブロック構成図である
が、この中継交換機SW2、SW4について説明する
と、新しいVCのピーク申告値は、要求VC帯域メモリ
M2にロードされる。また、予備ルートk(k=1〜n)用の
収容VC帯域メモリM11 〜M1n には、予備ルートk
のVCコネクションのピーク申告値がロードされる。予
備のルート上のVCの要求があったとき、要求帯域メモ
リM2と当該予備のルート用の収容VC帯域メモリM1
1 〜M1n から帯域を共有できる予備のルートが除外さ
れたVC帯域の和が加算器ADDにより演算され、比較
器CMPにロードされて比較され、受付判定が行われ
る。このように、予備のルートの帯域を共有することに
より、網リソースを効率良く使用することができる。
【0030】図1に示すように、発交換機SW1では、
ルーティングテーブルTBLに予備の出側のVCI/V
PIテーブルを有し、着交換機SW3では、ルーティン
グテーブルTBLに予備の入側のVCI/VPIテーブ
ルを有する。発交換機SW1および着交換機SW3の予
備のテーブルは、正常時には使用されない。中継交換機
SW4のルーティングテーブルTBLの予備のVCコネ
クション用のテーブルは、現用として設定され正常時で
も使用できるが、発交換機SW1の出側の予備のテーブ
ルが使用されないので、ユーザが送出するセルは、予備
のVCコネクションには転送されず、現用のVCコネク
ション上にのみ転送される。発交換機SW1の出側のテ
ーブル管理例を図2に示す(図1の点線の枠で囲まれた
部分)。非救済クラスの予備のテーブルはないが、救済
クラスの予備のテーブルを持っている。
【0031】図8は、現用のルート上の中継交換機SW
2に故障が発生したときのVCコネクションを救済する
手順を説明するための図である。現用のルート上の中継
交換機SW2に故障が発生したとき、発交換機SW1と
着交換機SW3はVCコネクションの故障通知を受け
る。障害通知をする方法としては、故障通知セルを用い
たVC−AIS(Alarm Indification Signal、警報表示
信号) による方法がある。通知された発交換機SW1お
よび着交換機SW3は、障害通知によりVCコネクショ
ンの障害を認識したら、VCコネクション毎にVCI/
VPIにテーブルを切替える。
【0032】図9は発交換機SW1および着交換機SW
3における本発明第一実施例のVCコネクション毎のテ
ーブル切替装置Sのブロック構成図である。VCコネク
ション障害検出部Wが故障通知セルを受信して障害を検
出すると、テーブル切替制御部TSはルーティングテー
ブルTBLの切替制御をVCコネクション単位に行う。
【0033】このように、現用のルート上の中継交換機
SW2、SW4の故障時に、ルーティングテーブルTB
Lの切替えにより通信中のVCコネクションを現用のル
ート上から予備のルート上に切替えるので、通信中のV
Cコネクションを救済することができ、従来のような二
重化された高信頼な交換機でなくても単純な構成を持つ
交換機を用いることができるため、交換機のコストが削
減できる。
【0034】(第二実施例)交換機SW1の出側のテー
ブルのもう1つの管理例を本発明第二実施例として図1
0を参照して説明する。図10は本発明第二実施例のル
ーティングテーブルTBLを示す図である(図1の点線
の枠で囲まれた部分)。現用のルート上の通信中のVC
コネクションを予備のルート上に高速に切替えることを
目的として、ルート識別子RI(Route Identifier)を新
たに定義する。RIはVCルート単位で設定され、VC
Iと同様に交換機毎に付替えられる。RIは、本発明第
二実施例では、VCIのはじめの5ビットを用いてい
る。図8に示すように現用のVCコネクションの中継交
換機SW2に故障が発生したとき、発交換機SW1と着
交換機SW3はVCコネクションの故障通知を受ける。
故障通知をする方法としては、故障通知セルを用いたV
C−AISによる方法がある。このとき、本発明第一実
施例では、VCコネクション毎にテーブルを切替えてい
たが、本発明第二実施例では、VCルート毎にテーブル
を切替える。
【0035】VCルートの故障を認識するタイミング
は、例えば、当該VCルートに属するVCコネクション
のVC−AISがある一定数を越えたときとする。これ
は、VC−AISにルート情報を搭載して、発交換機S
W1および着交換機SW3でルート毎にカウントするこ
とにより実現できる。また、中継交換機SW2、SW4
の故障が通知され、VCルートの故障を認識することも
できる。
【0036】VCルートの故障を発交換機SW1および
着交換機SW3が認識した後に、RIにより当該VCル
ートに属するVCコネクションのルーティングテーブル
TBLを識別し、VCルート毎に予備のテーブルに切替
える。
【0037】図11は発交換機SW1および着交換機S
W3における本発明第二実施例のVCルート毎のテーブ
ル切替装置Sのブロック構成図である。VCコネクショ
ン障害検出部Wが故障通知セルを受信して障害を検出す
ると、テーブル切替制御部TSはルーティングテーブル
TBLの切替制御をVCルート単位に行う。このよう
に、VCルート毎に現用テーブルから予備テーブルに切
替えるので、VCコネクション毎の切替えと比較して、
高速に切替えを行うことができる。したがって、通信中
のVCコネクションの救済を高速に行うことができ、交
換機故障により発生するセルの損失を低減することがで
きる。
【0038】(第三実施例)本発明第三実施例を図12
を参照して説明する。図12は本発明第三実施例の発交
換機SW1のブロック構成図である。本発明第三実施例
では、発交換機SW1にルート別セル流観測装置RCo
を設け、ルート別のVC帯域の変動情報を各予備のルー
ト上の中継交換機SW2、SW4に通知している。これ
により、各中継交換機SW2、SW4では、時々刻々変
化する現用のルートのVC帯域の変動情報を取り入れ、
予備のルートのVC帯域を現用のルートのVC帯域に適
応的に設定することができる(動的CAC)。したがっ
て、本発明第一または第二実施例では、現用のルートの
VC帯域のピーク値として確保されていた予備のルート
のVC帯域が現用のルートのVC帯域の大きさに追従し
て変動するため、無駄となるVC帯域を確保しておく必
要がなくなり、VC帯域の有効利用を行うことができ
る。
【0039】図13は本発明の通信装置の故障に対する
故障復旧方法を示す図である。従来例で説明した図13
(b)のVPレベルの故障復旧および図13(c)の物
理レベルの故障復旧に加え、図13(a)に示すよう
に、VCレベルの故障復旧を行うことにより、通信中の
VCコネクションに対して通信を継続したまま現用、予
備の切替えを行うことができる。
【0040】図14は簡素化(ダウンサイジング化)さ
れた交換機を用いたネットワークを示す図であるが、本
発明により交換機に信頼性を高めるための冗長な装置を
設ける必要がなくなり、ダウンサイジング化を図ること
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
障害対策のための冗長な設備を省略した交換機を用いる
ことができる。さらに、通信中のVCコネクションを救
済する障害対策を行うことができる。これにより、網リ
ソースを有効に利用することができるとともに、スルー
プットの高いATM通信網を実現できる。
【0042】また、交換機のコストを低減することがで
きる。さらに、集中的なVCコネクション救済を行う装
置を設けることなく、通信中のVCコネクションの救済
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】ルーティングテーブルを示す図。
【図3】一つの現用のルートの帯域に対して予備のルー
トの帯域を確保する手順を説明するための図。
【図4】呼受付制御(CAC)の動作を示すフローチャ
ート。
【図5】中継交換機の要部ブロック構成図。
【図6】一つの現用のルートの帯域に対して予備のルー
トの帯域を共有しながら確保する手順を説明するための
図。
【図7】予備のルートの帯域の共有を考慮した手順によ
る中継交換機の要部ブロック構成図。
【図8】現用のルート上の中継交換機に故障が発生した
ときのVCコネクションを救済する手順を説明するため
の図。
【図9】発交換機および着交換機における本発明第一実
施例のVCコネクション毎のテーブル切替装置のブロッ
ク構成図。
【図10】本発明第二実施例のルーティングテーブルを
示す図。
【図11】発交換機および着交換機における本発明第二
実施例のVCルート毎のテーブル切替装置の要部ブロッ
ク構成図。
【図12】本発明第三実施例の発交換機のブロック構成
図。
【図13】本発明の通信装置の故障に対する故障復旧方
法を示す図。
【図14】簡素化(ダウンサイジング化)された交換機
を用いたネットワークを示す図。
【図15】従来例の通信装置の故障に対する故障復旧方
法を示す図。
【図16】高信頼化された交換機の概念図。
【符号の説明】
TBL ルーティングテーブル VS0 現用VC設定部 RCo ルート別セル流観測装置 Co セル流観測装置 S テーブル切替装置 SW 交換機 SW1 (発)交換機 SW3 (着)交換機 SW2、SW4 (中継)交換機 M1 収容VC帯域メモリ M2 要求VC帯域メモリ M3 VP容量メモリ ADD 加算器 CMP 比較器 VS1 予備VC設定部 M11 〜M1n 予備ルートk(K=1〜n)の収容VC帯域
メモリ TS テーブル切替制御部 W VCコネクション障害検出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−242441(JP,A) 特開 平5−153154(JP,A) 特開 平7−143128(JP,A) 特開 平8−251182(JP,A) 特開 平9−93259(JP,A) 特開 平6−164631(JP,A) 特開 平9−18492(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の交換機を備え、この複数の交換機
    間にバーチャルパスが設定され、この交換機は、バーチ
    ャルパス上に現用および予備のルートを設定する手段を
    備えたATM通信網において、 現用のルートの部分毎に切替先の予備のルートが指定さ
    れたルーティングテーブルを備え 現用のルートのトラフィックを観測する手段と、この手
    段の観測結果に基づいて予備のルートの大きさを適応的
    に設定する手段とを備えた ことを特徴とするATM通信
    網。
  2. 【請求項2】 前記部分はバーチャルチャネル単位に設
    定された請求項1記載のATM通信網。
  3. 【請求項3】 前記部分は複数のバーチャルチャネル毎
    に付されたルート識別子単位に設定された請求項1記載
    のATM通信網。
  4. 【請求項4】 前記ルーティングテーブルは、障害発生
    時に行われる救済のグレードに応じて各別に設けられた
    請求項1記載のATM通信網。
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