JP3080338B2 - 機械幅の変わる竪坑掘削装置 - Google Patents

機械幅の変わる竪坑掘削装置

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JP3080338B2
JP3080338B2 JP04163174A JP16317492A JP3080338B2 JP 3080338 B2 JP3080338 B2 JP 3080338B2 JP 04163174 A JP04163174 A JP 04163174A JP 16317492 A JP16317492 A JP 16317492A JP 3080338 B2 JP3080338 B2 JP 3080338B2
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Inventor
衛 宮崎
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株式会社コプロス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングを利用して
竪坑または基礎を構築するための竪坑掘削装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケーシング基礎工法用の竪坑掘削装置と
して、例えばアースオーガやその他各種のものが従来か
ら利用されている。これらの装置の中で、本願出願人
は、機動性に優れ、しかも一人の作業者でも簡単に竪坑
の掘削工事を行えるようにした掘削装置を特願平2−1
08399号として出願した。
【0003】この掘削装置は、車輪走行式の台車にブー
ムを旋回可能に取り付け、その先端からワイヤで掘削装
置を吊支し、更に台車にはケーシングチューブを揺動圧
入及び引抜きするための揺動圧入機構を備えたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方近年かかる掘削装
置の有用性が認識され、特に下水道工事を始め電線地中
化工事等の推進工事竪坑用として広く用いられるように
なった。これに伴い竪坑内の作業性向上の観点から、よ
り大きな直径のケーシングチューブに対する要望が高ま
りつつある。
【0005】このような要望に答えるには、径大のケー
シングチューブを揺動圧入するための揺動圧入機構を径
大のものにする必要があるが、従来の掘削装置は揺動圧
入機構が固定式であり、直径が3m以上のケーシングチ
ューブに対応可能なものにすると、掘削装置の幅が広く
なり、狭隘な現場への侵入を妨げられるのみならず、一
般のトレーラーでの運搬が不可能な大きさになってしま
う。
【0006】そこで、本発明が解決すべき課題は、狭隘
な道路での走行を確保しつつ、しかも径大なケーシング
チューブにも対応可能な竪坑掘削装置を得ることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の竪坑掘削装置
は、上記課題を解決するために、走行可能な台車と、該
台車に傾倒可能に連接されワイヤを介して掘削機を吊支
するブームと、前記台車の前部に組み込まれ、ケーシン
グチューブをクランプして揺動・圧入させる揺動圧入機
構とを備えた竪坑掘削装置において、前記揺動圧入機構
を折り畳み可能に形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の掘削装置においては、揺動圧入機構を
揺動圧入時にはケーシングチューブをクランプ可能な大
きさとし、また、不使用時には幅を縮めることにより、
施工時の機械幅よりも狭くすることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の竪坑掘削装置の側面図、図2
は同底面図である。
【0010】1は台車、2は台車1の前部に設けられた
ケーシングチューブの揺動圧入機構で、揺動圧入機構2
の前端及び台車1の後端に合計4本のアウトリガ1aを
備えている。3は補助のアウトリガで、台車1の後部に
は駆動輪を兼ねた後輪17が装着されている。
【0011】揺動圧入機構2は、台車1に取付けられた
左右フレーム4と、これに支持された環状の揺動バンド
5とを備え、フレーム4は、先端の直線部4aとこれに
連設され内側に傾斜した傾斜部4bとからなり、基端部
を台車1の側面に取付けピン6によって回転可能に取付
けられている。また、傾斜部4bの中程にはフレームシ
リンダー7が連設されている。
【0012】揺動バンド5は、4本の圧入引抜きシリン
ダ8によってフレーム4の下方に支持され、更に台車1
の下面との間に2本の揺動シリンダ9を連接している。
なお、圧入引抜きシリンダ8及び揺動シリンダ9はとも
に連結部は自在継手を介して接続されている。これら圧
入引抜きシリンダ8の上下運動と揺動シリンダ9の往復
運動との合成運動によって、図1に一点鎖線で示すケー
シングチューブTの圧入又は引抜きを行う。
【0013】揺動バンド5は端部をピン結合された4つ
の分割リング5a,5b,5c,5dで構成され、装置
の前方に位置する分割リング5a、5dの間は締付用の
シリンダ10を介して連結されている。11は装置後方
に位置する分割リング5b、5cの間に設けられた揺動
バンド変形用のシリンダである。
【0014】一方台車1には、図1に示すように2段式
のブーム18a,18bがシリンダ19によって傾倒可
能に取り付けられている。ブーム18bは基端側のブー
ム18aから油圧駆動によって伸縮自在であり、その先
端にワイヤシーブ20を取り付け、クランプ21a及び
バッケット21bを備えたグラブバケット21をワイヤ
23によって吊り下げている。ワイヤ23はブーム18
aに設けた油圧式の巻上げ機24に巻回されて、グラブ
バケット21を昇降させることができる。また、グラブ
バケット21には油圧を供給するためのホース21cが
接続され、このホース21cは、ブーム先端のホース用
シーブ22を経てブーム18aに設けたホースリール2
1dによって繰り出し及び巻き取りが行われる。
【0015】図3、図4は不使用時に揺動装置2を畳み
込んだ状態で示す平面図で、図3はフレーム4の折り畳
み状態を、また図4は揺動バンド5の折り畳み状態をそ
れぞれ示す。
【0016】同図に示すように、不使用時には、フレー
ムシリンダ7を縮め、さらに揺動バンド変形用シリンダ
11を伸ばすことによって、左右のフレーム4の内側が
走行台車の側面に当接するまで移動し、また揺動バンド
5は上下の関節部から中折れ状態に変形する。なお、こ
のフレームシリンダ7及び揺動バンド変形用シリンダ1
1はそれぞれ連動しており、図示しない操作盤によって
行なわれる。
【0017】図3に示す12は、走行のために幅を縮小
したフレーム4に取付けられた前輪ユニットで、同ユニ
ット12は、前輪12bを支持する支持フレーム12a
を備え、さらに前輪12bの向きを変える操舵シリンダ
12cを備えている。
【0018】本装置による掘削作業は従来例と略同様
で、ケーシングチューブTをバンド5内に吊り込み、こ
れを締付けシリンダ10によって確実にクランプする。
この状態で、圧入引抜きシリンダ8を下方に移動させる
と共に揺動シリンダ9によってケーシングチューブTに
往復旋回運動を与える。これらの圧入引抜きシリンダ8
による圧入力と揺動シリンダ9による往復旋回運動によ
ってケーシングチューブTは地盤の中に圧入される。
【0019】同時に、グラブバケット21を下降させて
ケーシングTの中に送り込み、クランプ21aをケーシ
ング内で拡張してグラブバケット21を固定し、バケッ
ト21bでケーシング内の土砂を掘削し、クランプ21
aを緩めてグラブバケット21を吊り上げて排土する。
これを繰り返して行い竪坑を構築する。これら各操作
は、掘削装置に連結された操作盤(図示せず)をオペレ
ータが操作することによって行う。なお、ケーシングチ
ューブTを継ぎ足して深度を深くする場合も同じ要領で
行う。
【0020】さらに作業が終了すると、上記したように
フレームシリンダ7及び揺動バンド変形用シリンダ11
を操作して機械幅を狭くし、さらに前輪ユニット12を
取り付けて移動可能な状態とする。
【0021】このように、本実施例の竪坑掘削装置によ
れば、不使用には掘削装置の幅を使用するケーシングチ
ューブの直径よりも狭くすることが可能となり、大口径
のケーシングチューブに対応可能でありながら、且つ狭
い道路等でも運搬可能な機動性の良いものとなる。
【0022】図5〜7は本発明の第2の実施例であり、
本実施例では第1実施例のフレーム4に代え、平面形状
が矩形状フレーム15としたもので、平面形状がコ字型
の分割フレーム15a,15bを完全に同期作動するフ
レーム連結シリンダ16で、幅方向に伸縮するように連
結したものである。別に第1実施例と同様に揺動バンド
変形シリンダー11を伸長することによって、図6の使
用時の状態から、図7に示すように揺動バンド5を中折
れ状態とすることが可能である。
【0023】このような構造によっても、第1実施例と
同様に、大口径のケーシングチューブに対応可能であり
ながら、一般のトレーラーで運搬でき、且つ狭い作業現
場等でも運搬可能な機動性の良いものとなる。特に、第
1実施例のものに比べ剛性の高いフレームが得られる。
なお本実施例において第1実施例と同一のものは、同一
の番号を付してその説明を省略する。また、本実施例に
おいても、不使用時に前輪ユニット(図示せず)を取り
付けることによって走行が可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の竪坑掘削
装置は、揺動圧入機構を縮幅可能に形成している。この
ため、大口径のケーシングチューブに対応可能でありな
がら、且つ狭い道路等でも運搬可能な機動性の良いもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である竪坑掘削装置の側
面図である。
【図2】図1に示す竪坑掘削装置の底面図である。
【図3】フレームの折り畳み状態を説明するための一部
省略して示す平面図である。
【図4】揺動バンドの折り畳み状態を説明するための一
部省略して示す平面図である。
【図5】本発明の第2の実施例である竪坑掘削装置の側
面図である。
【図6】図5に示す竪坑掘削装置の底面図である。
【図7】図5に示す竪坑掘削装置を折り畳んだ状態の底
面図である。
【符号の説明】
1 台車、1a アウトリガ、2 揺動圧入機構、3
補助アウトリガ、4フレーム、4a 直線部、4b 傾
斜部、5 揺動バンド、5a,5b,5c,5d 分割
リング、6 取付け軸、6a クランプシリンダ、7
フレームシリンダ、8 圧入引抜きシリンダ、9 揺動
シリンダ、10 締付用シリンダ、11 揺動バンド変
形用シリンダ、12 前輪ユニット、15 矩形状フレ
ーム、16 連結シリンダ、18a,18b ブーム、
19 シリンダ、20 ワイヤシーブ、21 グラブバ
ケット(掘削機)、21a クランプ、21b バケッ
ト、21c ホース、21d ホースリール、22 ホ
ース用シーブ、23 ワイヤ、T ケーシングチューブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能な台車と、該台車に傾倒可能に
    連接されワイヤを介して掘削機を吊支するブームと、前
    記台車の前部に組み込まれケーシングチューブをクラン
    プして揺動・圧入させる揺動圧入機構とを備えた竪坑掘
    削装置において、前記揺動圧入機構を縮幅可能に形成し
    たことを特徴とする機械幅の変わる竪坑掘削装置。
JP04163174A 1992-06-22 1992-06-22 機械幅の変わる竪坑掘削装置 Expired - Lifetime JP3080338B2 (ja)

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JPH062482A JPH062482A (ja) 1994-01-11
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WO2001016409A1 (fr) * 1999-08-27 2001-03-08 Komatsu Denshi Kinzoku Kabushiki Kaisha Plaquette en silicium et procede de fabrication, et procede d'evaluation de plaquette en silicium

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JP3261083B2 (ja) * 1997-10-06 2002-02-25 日本車輌製造株式会社 自走式チュービング装置

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