JP3080145U - 長尺パイプの部分塗装装置 - Google Patents

長尺パイプの部分塗装装置

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JP3080145U
JP3080145U JP2001001201U JP2001001201U JP3080145U JP 3080145 U JP3080145 U JP 3080145U JP 2001001201 U JP2001001201 U JP 2001001201U JP 2001001201 U JP2001001201 U JP 2001001201U JP 3080145 U JP3080145 U JP 3080145U
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JP2001001201U
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祥一 佐々木
隆 内藤
Original Assignee
ノディック株式会社
東海産機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生産性および塗装品質を向上することができ
る長尺パイプの部分塗装装置を提供する。 【解決手段】 長尺パイプ9の部分塗装装置は、長尺の
パイプ9を搬送する搬送部5と、同パイプの外周を所定
長さ範囲で塗装しうる塗装部とからなり、上記搬送部5
は、転動可能なパイプ9を転動させつつ支持する転動支
持手段22と、パイプを転動支持したまま移送する移送
手段13とを備え、この移送手段13は、上記塗装部に
臨んで配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、転動可能な長尺パイプの端部外周を部分塗装する塗装手段を備える 塗装装置に関し、特に、簡易な構成によって能率良く塗装することができる長尺 パイプの部分塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
農業用のビニールハウスの骨組材となる小径パイプの端部防錆塗装等、長いパ イプの一端を全周塗装する場合は、従来、水平姿勢に配置した長尺のパイプに臨 んで塗装する塗装部と、その前後でパイプを搬送するチェーンコンベアやウォー キングビーム等のパイプ搬送部とからなる塗装装置が使用されていた。 この塗装装置は、パイプ搬送部に予熱部を配置することによりパイプを搬送し つつ予熱し、また、上記塗装部において、回転するローラーを組み合わせた転動 支持機構によって転動可能な長尺のパイプを転動させることによりその一端全周 を塗装し、後工程のパイプ搬送部によって乾燥させるものであり、簡易な構成に よってパイプの一端外周を塗装することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記塗装装置は、予熱部付きのパイプ搬送部から塗装部にパイ プを移し替え、塗装後は、乾燥用のパイプ搬送部に移し替えが行われ、この二度 の移し替えのためにそれぞれ滞留時間を要することから生産能率の問題を抱えて おり、また、前後の搬送工程における予熱のむらや塗布後の塗料の流れによって 塗膜が不均一となることから塗装品質上の問題をも内包し、その解決が待たれて いた。
【0004】 本考案の目的は、生産性および塗装品質を向上することができる長尺パイプの 部分塗装装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、長尺のパイプを搬送する搬送部と、同パイプの外 周を所定長さ範囲で塗装しうる塗装部とからなる長尺パイプの部分塗装装置にお いて、上記搬送部は、転動可能なパイプを転動させつつ支持する転動支持手段と 、パイプを転動支持したまま移送する移送手段とを備え、この移送手段は、上記 塗装部に臨んで配置する。
【0006】 上記構成の長尺パイプの部分塗装装置は、転動支持手段と移送手段とを備えた ことから、転動支持手段がパイプを転動させつつ塗装部に臨んでパイプの外周が 塗装処理される。また、塗装部の前後の移送工程において、パイプを転動させつ つ一連の処理が可能となる。
【0007】 前記搬送部は、その転動支持手段によって転動支持したパイプを加熱する予熱 部を設けることにより、転動支持されたパイプは、温度むらが抑えられて塗装処 理条件を全周について簡易に均一化することができるので、簡易な塗装手段によ り一様な塗着特性を確保することができる。 前記搬送部は、その転動支持手段によって転動支持したパイプを乾燥させる乾 燥部を設けることにより、転動支持されたパイプの塗料の流れが抑えられて乾燥 処理条件を全周について簡易に均一化することができるので、簡易な塗装手段に より一様な膜厚を確保することができる。 前記転動支持手段は、複数の転動輪を列状に並べた輪列と、この輪列の転動輪 を転動支持するレールとから構成し、かつ、前記移送手段は、転動支持手段の輪 列と連結してこの輪列を周回移動させるチェーン機構によって構成することによ り、転動輪はチェーン構成によって周回移動される際にレール上を転動されるこ とから、転動可能なパイプを隣接する2つの転動輪の間に載せると、同パイプは 転動輪の回動によって転動されつつ、レールに沿って移送され、塗装部に臨んで 全周に均一に塗装処理がなされた後に次の工程に移送される。
【0008】
【考案の実施の形態】 上記考案の実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。 図1は本考案の長尺パイプの部分塗装装置の平面図である。 塗装装置1は、塗装処理の各工程を構成する予熱部2、塗装部3、乾燥部4a ,4b等と、これらの処理を連続して行うためにパイプを搬送する複数の搬送ユ ニット5…からなる搬送部とから構成する。
【0009】 予熱部2は、一定方向から加熱するヒータ等の簡易な加熱手段を内設して構成 し、搬送部によって移送されるパイプを事前に加熱するべく、搬送部に臨む所定 の位置に配置する。 塗装部3は、塗装するスプレーガン等の塗装手段を内設して構成し、搬送部に よって移送されるパイプを塗装するべく、搬送部に臨む所定の位置に配置する。 乾燥部4a,4bは、フロアー等の乾燥手段を内設して構成し、搬送部によっ て移送されるパイプを乾燥するべく、搬送部に臨む所定の位置に配置する。
【0010】 搬送部は、パイプの位置合わせのためのガイド部6と、長尺パイプを移送する ために同期作動する複数の搬送ユニット5…を平行配置して構成する。図の右端 位置の搬送ユニット5はパイプの長さに応じてその端部を支持するために、隣接 間距離を調節可能に構成する。
【0011】 上記構成の塗装装置1は、その上流側にパイプを受けるスキッド部7、下流側 に完成品を受けるラック8を配置し、加熱位置9a、塗装位置9b、乾燥位置9 c,9dの順に搬送部によりパイプを搬送することによって長尺パイプの一端外 周を塗装処理する。
【0012】 図2は図1の搬送ユニットを拡大して示すA−A線断面図である。 搬送ユニット5は、搬送方向に延びるフレーム12に設けた2つのスプロケッ トホイール11、11の間にチェーン機構13を周回可能に架設するとともにそ の駆動部14を設け、また、パイプ9をスキッド部7から単品供給する個品送給 部16をチェーン機構13の上流側に設け、その移送工程上に、図示せぬ塗装部 等を配置する。 フレーム12上には、上記チェーン機構13によって周回駆動される複数の転 動輪22…からなる転動支持手段を構成する。この転動支持手段は、次に詳細に 述べるように、連結するチェーン機構13により、転動可能な目的部材を転動支 持しつつフレーム12に沿って移送するものである。
【0013】 図3は図2の搬送ユニットを一部破断して示す要部拡大平面図、図4は図3の 搬送ユニットの側面図である。 転動支持手段は、複数の転動輪22…を一定間隔で列状に並べた輪列をレール 23上に配置して構成し、この輪列を周回駆動するチェーン機構13と一体的に 構成する。
【0014】 詳細には、チェーン機構13の各結節点にそれぞれ回動可能に設けた複数の転 動輪22…と、これら転動輪22…を支えるレール23とを設けることにより転 動支持手段を構成する。
【0015】 上記チェーン機構13は、一例として、2つのカラー25、25で平行に隔て た2つの内リンク板26a,26とその端部を挟んで設けた外リンク板26b, 26bとをスリーブ27によって回動可能に連結して回動節点を構成し、この回 動節点を介して内リンク板26a,26aと外リンク板26b,26bとを連続 周回状に連結する。その回動節点の各スリーブ27に回動可能にシャフト28を 挿通し、このシャフト28に上記転動輪22を取り付け、複数の転動輪22…を レール23上に配置することによって搬送ユニットを構成する。
【0016】 上記構成の搬送ユニット5の各転動輪22は、連結したチェーン機構13を介 してレール23上を移動し、その全てが同一方向に転動される。これら隣接する 2つの転動輪22、22の間にパイプ9を載荷することにより、パイプ9は転動 輪22に対して逆回転方向に転動されつつ移送される。
【0017】 この場合、上記転動輪22は、シャフト28の軸線方向に位置を変えて配置し 、その直径を2つの隣接転動輪22、22の間の寸法Pより大きく形成すること により、隣接する2つの転動輪22、22の間の隙間を埋めることができるので 、小径のパイプについても確実に転動支持することができる。 また、上記転動輪22の直径は、この実施形態に限らず任意に設定できる。例 えば、動輪22の直径を36.6mmとし、2つの隣接転動輪22,22間の寸 法Pを38.1mmとしても、小径のパイプについても確実に転動支持すること ができる。
【0018】 以上に述べたように、上記構成の塗装装置は、搬送部に転動支持手段と移送手 段とを備えることにより、転動支持手段がパイプを転動させつつ塗装部に臨んで パイプの外周が塗装処理され、その前後の移送工程においても、パイプを転動さ せつつ、予熱、乾燥の各処理が可能となる。 したがって、これら一連の塗装工程において、パイプが常に転動されているこ とから、全周にわたって均一に処理することができる上に、各工程間の受け渡し を要することなく、生産効率を向上することができる。
【0019】
【考案の効果】
本考案の長尺パイプの部分塗装装置は以下の効果を奏する。 転動支持手段に移送手段を備えたため、転動支持手段がパイプを転動させつつ 塗装手段に臨んでパイプの外周が塗装処理される。また、塗装手段の前後の移送 工程において、パイプを転動させつつ一連の処理が可能となる。 したがって、パイプを移送する搬送部と塗装処理する塗装部との間でパイプの 受け渡しを要することなく、簡易な塗装手段によってパイプの一端外周を一様に 能率良く塗装処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の長尺パイプの部分塗装装置の平面図
【図2】図1の搬送ユニットを拡大して示すA−A線断
面図
【図3】図2の搬送ユニットを一部破断して示す拡大平
面図
【図4】図3の搬送ユニットの側面図
【符号の説明】
1 塗装装置 2 予熱部 3 塗装部 4a,4b 乾燥部 5 搬送ユニット(搬送部) 9 パイプ 13 チェーン機構(移送手段) 22 転動輪(転動支持手段) 23 レール 28 シャフト P 隣接動輪の中心距離

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のパイプを搬送する搬送部と、同パ
    イプの外周を所定長さ範囲で塗装しうる塗装部とからな
    る長尺パイプの部分塗装装置において、 上記搬送部は、転動可能なパイプを転動させつつ支持す
    る転動支持手段と、パイプを転動支持したまま移送する
    移送手段とを備え、この移送手段は、上記塗装部に臨ん
    で配置してなることを特徴とする長尺パイプの部分塗装
    装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送部は、その転動支持手段によっ
    て転動支持したパイプを加熱する予熱部を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の長尺パイプの部分塗装装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送部は、その転動支持手段によっ
    て転動支持したパイプを乾燥させる乾燥部を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の長尺パイプの部分塗装
    装置。
  4. 【請求項4】 前記転動支持手段は、複数の転動輪を列
    状に並べた輪列と、この輪列の転動輪を転動支持するレ
    ールとから構成し、かつ、前記移送手段は、転動支持手
    段の輪列と連結してこの輪列を周回移動させるチェーン
    機構からなることを特徴とする請求項1記載の長尺パイ
    プの部分塗装装置。
JP2001001201U 2001-03-08 2001-03-08 長尺パイプの部分塗装装置 Expired - Lifetime JP3080145U (ja)

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