JP3079848U

JP3079848U - 隠蔽情報所持体

Info

Publication number: JP3079848U
Application number: JP2001000948U
Authority: JP
Inventors: 典信市川
Original assignee: 株式会社第一印刷所
Priority date: 2001-02-26
Filing date: 2001-02-26
Publication date: 2001-08-31
Anticipated expiration: 2007-02-26

Abstract

(57)【要約】【課題】接着剤を塗布する側の紙面のカールを防止し
た、ミシン加工を必要としない簡易隠蔽封筒などの隠蔽
情報所持体を提供する。【解決手段】左側紙面２及び右側紙面３が連続した紙
面１に一対の剥離可能な貼り合わせ面２Ａ、３Ａを設け
る。この貼り合わせ面２Ａ、３Ａの周縁部に断続的に接
着剤層５，５Ａを形成して貼り合わせ面２Ａ、３Ａに隠
蔽情報４を所持させて貼り合わせることにより常時には
隠蔽情報４を隠蔽する。貼り合わせ面２Ａ、３Ａを剥離
すると隠蔽情報４が視認可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、通知事項を隠蔽して発送できる簡易隠蔽封筒等の隠蔽情報所持体に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

利用明細書、請求書、預金満期の通知、各種税金等の納付書などは、親展者のみにその情報が伝達される必要があるが、個々の封筒に情報を印刷した紙面を入れて封印していたのでは作業効率が良好でなく、また封筒では郵便費もかさむことから、書類の発送の自動化等をも目的として葉書サイズの紙の一方の面に発送先の住所等を印字するとともに他方の面に所定の情報を印字し、その上からこの情報を隠蔽するために全面にシール層を形成した別体の貼り合わせ紙を貼着した隠蔽葉書が用いられていた。

【０００３】しかしながら、この従来の隠蔽葉書では別体の貼り合わせ紙を張り付けていたためいまだコスト的に高くなるという問題点があった。そこで、このような問題点を改善したものとして、図４に示すように葉書用紙２枚分を横方向に連続させた左側紙面12及び右側紙面13からなる一枚の紙面11を折り畳み、左側紙面12の貼り合わせ面12Ａに情報14を印字するとともに外面側12Ｂに送信先の住所15などを印字し、右側紙面13の貼り合わせ面13Ａの全面に接着剤16を塗布して必要に応じて左側紙面12の貼り合わせ面12Ａに合成樹脂などによる剥離層（図示せず）を形成して両者を貼り合わせたものが使用されていた。

【０００４】しかしながら、このような２つ折りタイプの隠蔽葉書では、紙面11が過度の厚さとならないように通常の葉書よりも薄い紙を使用しているため、紙自身に腰がないことに加え、右側紙面13の貼り合わせ面13Ａの全面に接着剤16が塗布されているので剥離される側となる右側紙面13がカールしやすく、特に剥離時には右側紙面13を左側紙面12に対して平行方向に強く引っ張ることになるのでカールした形態が残存することになる。そして、紙面11にカールが残存すると、例えばこの隠蔽葉書を振込み用紙などとして直接ＯＣＲなどの読取機にかける際に紙送りが困難になるという問題点が生じる。また、右側紙面13の貼り合わせ面13Ａの全面に接着剤16を塗布し、さらに左側紙面12の貼り合わせ面12Ａの全面に必要に応じて剥離層を形成しているので、貼り合わせ面12Ａ、13Ａはインクのなじみ性が悪く送付を受けた人がペンなどで記入する欄を設けるには必ずしも適しないという問題点があった。

【０００５】そこで、葉書用紙等の２枚分を横方向に連続させた紙面を２つ折りに折り畳んで周縁部のみに接着剤層を形成して袋綴じ状に貼り合わせるとともにこの周縁部を切り取ることができるようにミシン目を入れ封筒用紙自身の内面側に情報を印刷した簡易隠蔽封筒も用いられているが、このような簡易隠蔽封筒は製造工程が多くなりすぎて手間がかかるばかりか、ミシン目で接着部を切り取る際にきれいに取り外さないとＯＣＲなどの読取機にかけにくくなるという問題点があった。

【０００６】本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、接着剤を塗布する側の紙面のカールを防止した、ミシン加工を必要としない簡易隠蔽封筒などの隠蔽情報所持体を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の請求項１記載の隠蔽情報所持体は、連続した紙面に少なくとも一対の剥離可能な貼り合わせ面を設け、この貼り合わせ面の少なくとも一方に接着剤層を形成して、前記貼り合わせ面に情報等を所持させて貼り合わせることにより常時には情報等を隠蔽し貼り合わせ面を剥離すると情報が視認可能となるものであって、前記接着剤層を前記貼り合わせ面の周縁部に断続的に設けたものである。このため、接着剤層が貼り合わせ面の周縁部に部分的に形成されているので、接着剤層に起因して紙面にカールを生じることがなく、さらに、容易に接着剤層を引き剥がすことができるので貼り合わせ面で剥離する際に紙面を損傷することもない。その上、貼り合わせ面の中央部には接着剤が塗布されないので、インクのなじみ性を損なうことがなくペンなどで記載しやすく、記載欄を設けやすくなっている。

【０００８】また、請求項２記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項１において、前記接着剤として仮接着特性を所持した天然又は合成ゴム系の糊を用いたものである。このため、貼り合わせ面を適度な接着強度で接着することが可能となっている。

【０００９】請求項３記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項１又は２において、前記接着剤層が２．５〜３．５ｍｍの幅で４０〜８０ｍｍの長さに設けられているものである。このため、しっかりと貼り合わせ面を接着させても紙面が損傷することがなく、かつ剥離しやすく、しかも紙面にカールを生じることがない。

【００１０】請求項４記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項３において、前記貼り合わせ面の両面に接着剤層が形成されていて、これら両張り合わせ面の接着剤層が互いに重なることがないように左右方向及び上下方向に非対称に周縁部に形成されており、かつ空気が逃げやすいように千鳥状となっているものである。このため、接着剤層が重なってブロッキングを起こすことがなく、しかも接着剤層が千鳥状であるので貼り合わせ時に内側部分からの空気の逃げ道が確保されるので、空気流により張り合わせた接着剤層が剥離したりすることがないようになっている。

【００１１】さらに、請求項５記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項３又は４において、前記接着剤層のそれぞれの接着強度が１８０°ピール力にて８〜２２Ｎ／ｍであるものである。このため、特に貼り合わせ紙面が損傷することがなく、かつ剥離しやすく、しかも紙面にカールを生じることがないようになっている。

【００１２】

【考案の実施形態】

以下、本考案を添付図面に基づき詳細に説明する。図１乃至図３は、本考案の一実施例による隠蔽情報所持体である簡易隠蔽封筒を示しており、同図において１は封筒の横方向の２枚分の幅を有する連続した紙面であり、この紙面１は表側となる左側紙面２と裏側となる右側紙面３とに左右に分かれていて、両紙面２、３の一側面がそれぞれ貼り合わせ面２Ａ，３Ａとなっていて、この両貼り合わせ面２Ａ，３Ａ、すなわち封筒の内面側が直接それぞれ隠蔽情報４の印字面となっている。そして、左側紙面２及び右側紙面３の周縁部には、断続的に感熱あるいは感圧接着剤による接着剤層５，５Ａが形成されている。この接着剤層５，５Ａは、互いに重なることがないように左右方向及び上下方向にわずかに、具体的には接着剤層５，５Ａのほぼ幅の分だけずれるように非対称に周縁部に形成されており、かつ空気が逃げやすいように千鳥状となっている。なお、接着剤層５，５Ａは説明の便宜上、図１及び図２の平面図においてもハッチングを施してあるが実際は透明もしくは単色である。接着剤層５，５Ａを連続的すなわち実線状に周縁部に形成すると、右側紙面３の剥離時に紙面１が破損しやすく、また接着剤層５，５Ａの大きさ（幅）によってはカールも生じやすくなる。また、左側紙面２の外側面２Ｂは送信先の住所６などの印字面となっていて、さらに、左側紙面２及び右側紙面３の外側面（表面）には撥水性に富む透明性のインキ８が塗布されている。そして、紙面１を貼り合わせ面２Ａ，３Ａが内側となるように折り曲げ中心線Ｍから折り畳んで両貼り合わせ面２Ａ，３Ａを当接させて接着剤層５，５Ａにより周縁部を断続的に接着することにより図２に示すような簡易隠蔽封筒となる。この際、本実施例においては、貼り合わせ面２Ａ、３Ａの両面に接着剤層５，５Ａが形成されていて、これら両張り合わせ面の接着剤層５，５Ａが互いに重なることがないように形成されており、かつ空気が逃げやすいように千鳥状となっているので、接着剤層５，５Ａが重なってブロッキングを起こすことがなく、しかも接着剤層５，５Ａが千鳥状であるので貼り合わせ時に紙面１に圧を掛けても内側部分からの空気の逃げ道が確保され素早く逃がしてやることができるので空気流の圧力により一旦張り合わせた接着剤層５，５Ａが剥離したりすることがないようになっている。なお、７は、紙面１の角隅部に形成された左側紙面２と右側紙面３とを剥離する際のつまみ代である。

【００１３】上述したような本実施例の簡易隠蔽封筒において、接着剤層５，５Ａを形成する感熱あるいは感圧接着剤としては、接着力及び剥離特性の点で仮接着特性を所持した天然又は合成ゴム系の糊を用いるのが好ましい。ここで仮接着特性とは、ある程度の接着力を発揮するものの剥離力が加わると容易に剥離できる特性であり、具体的には、後述するような幅及び長さにおいて所定の剥離力を発揮するものである。また、前記接着剤層５，５Ａは２．５〜３．５ｍｍの幅（Ｗ）及び４０〜８０ｍｍの長さ（Ｌ）に形成するのが好ましい。接着剤層５，５Ａの幅（Ｗ）が２．５ｍｍ未満では左側紙面２と右側紙面３との接合が十分でなく剥離しやすくなる一方、３．５ｍｍを越えると左側紙面２と右側紙面３との接合が強くなりすぎて、剥離した際に紙面１、特に右側紙面３が損傷したり、撓んだりしやすくなるばかりか、軽快な剥離感が得られない。また、接着剤層５，５Ａの長さ（Ｌ）が４０ｍｍ未満では左側紙面２と右側紙面３との接合が十分でなく剥離しやすくなる一方、８０ｍｍを越えると左側紙面２と右側紙面３との接合が強くなりすぎて、剥離した際に紙面１、特に右側紙面３が損傷したり撓んだりしやすくなるばかりか、軽快な剥離感が得られない。なお、接着剤層５，５Ａの間隔（Ｄ）は８〜１２ｍｍ程度確保すればよい。

【００１４】そして、上述したような接着層５により左側紙面２と右側紙面３とを接着することにより、接着強度（剥離強度）が１８０°ピール力にて８〜２２Ｎ／ｍとなり、左側紙面２と右側紙面３との接合性を損なうことなく、易剥離性を発揮することができる。ここで、１８０°ピール力とは、剥離速度０．３ｍ／分で横方向に剥離した際の図１に示す各接着剤層５，５Ａの〜の６箇所の１８０°ピール力のことであり、それぞれ１０個以上の測定結果による平均値で判断すればよい。この１８０°ピール力は接着箇所、長さ及び幅等によって若干の差異が生じるが８〜２２Ｎ／ｍの範囲内であれば良好な接着特性を発揮することができる。なお、上述した接着強度は接着剤層５，５Ａの幅（Ｗ）、長さ（Ｌ）及び接着剤の濃度及び塗布量を変更することにより所望のものに調整することができる。

【００１５】前記構成につきその作用について説明する。本実施例の簡易隠蔽封筒を開封する際には、まず、図３に示すように右側紙面３のつまみ代７をつまんで引っ張る。そうすると図１における外側の接着剤層から、、、及びと順次剥離することになる。このとき接着剤層５，５Ａが断続的に設けられているとともに接着剤層〜による各接着強度を１８０°ピール力にて８〜２２Ｎ／ｍに設定しているので、左側紙面２と右側紙面３とを容易に剥離することができ、しかも左側紙面２と右側紙面３とが確実に貼り合わされているにもかかわらず紙面１を損傷したりしないようになっている。続いて、右側紙面３を左側紙面２から完全に剥離すると、左側紙面２と右側紙面３に印字した隠蔽情報６を視認することができる。そして、右側紙面３の周縁部にのみ断続的に接着剤層５，５Ａが形成されているので左側紙面２および右側紙面３がカールすることがないため、この紙面１は、銀行などへの振込用紙などとして直接機械で処理するのに好適なものとなっている。

【００１６】以上詳述したとおり本実施例の隠蔽情報所持体である簡易隠蔽封筒は、請求項１に対応して、左側紙面２及び右側紙面３が連続した紙面１に一対の剥離可能な貼り合わせ面２Ａ、３Ａを設け、少なくとも一方の貼り合わせ面３Ａに接着剤層５を形成して、貼り合わせ面２Ａ、３Ａに隠蔽情報４を所持させて貼り合わせることにより常時には隠蔽情報４を隠蔽し、貼り合わせ面２Ａ、３Ａを剥離すると情報が視認可能となるものであり、この接着剤層５を貼り合わせ面３Ａの周縁部に断続的に設けたものであるので、接着剤層５が貼り合わせ面３Ａの全面に形成されていないため接着剤層５により紙面１にカールを生じることがなく、さらに、貼り合わせ面３Ａで右側紙面３を剥離する際に強固に貼り付いて紙面１を損傷することがないようになっている。その上、貼り合わせ面３Ａの中央部には接着剤が塗布されないので、ペンなどによる記載欄とすることも可能となるという効果を奏する。

【００１７】また、請求項２に対応して接着剤として仮接着特性を所持した天然又は合成ゴムを用いたものであるので、貼り合わせ面２Ａ、３Ａを適度な接着強度で接着することが可能となっている。

【００１８】請求項３記載に対応して前記接着剤層が２．５〜３．５ｍｍの幅で４０〜８０ｍｍの長さで断続的に設けられているものであるので、貼り合わせ面２Ａ、３Ａをしっかりと接着させても紙面１が損傷することがなく、かつ剥離しやすく、しかも紙面１にカールを生じることがないようになっている。

【００１９】請求項４に貼り合わせ面２Ａ、３Ａの両面に接着剤層５，５Ａが形成されていて、これら両張り合わせ面の接着剤層５，５Ａが互いに重なることがないように左右方向及び上下方向に非対称に周縁部に形成されており、かつ空気が逃げやすいように千鳥状となっているので、接着剤層５，５Ａが重なってブロッキングを起こすことがなく、しかも接着剤層５，５Ａが千鳥状であるので貼り合わせ時に内側部分からの空気の逃げ道が確保されるので、空気流の圧力により張り合わせた接着剤層５，５Ａが剥離したりすることがないようになっている。

【００２０】さらに、請求項５に対応して、前記接着剤層５，５Ａによるそれぞれの接着強度が１８０°ピール力にて８〜２２Ｎ／ｍであるものであるので、紙面１、特に右側紙面３が損傷することがなく、かつ剥離しやすく、しかも紙面１にカールを生じることがないようになっている。

【００２１】以上、本発考案の隠蔽情報所持体について添付図面を参照して説明してきたが、本考案は前記実施例に限られるものではなく、本考案の思想の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、紙面１として封筒を横向きに横方向に並べて連続する左側紙面２及び右側紙面３とした場合について説明してきたが、葉書サイズの紙面１を縦向きとして横方向に並べて連続する左側紙面２及び右側紙面３としてもよく、紙面１の連続方向は特に制限されない。また、紙面１のサイズは、官製の葉書サイズなど種々のサイズとしてもよく、さらに隠蔽情報所持体としても封筒に限らず他の情報伝達体に広く適用可能であることはいうまでもない。また、前記実施例においては２つ折りに畳んで貼り合わせる構成としたが、三つ折としてもよい。さらにまた左側紙面２の貼り合わせ面２Ａには、必要に応じて剥離性向上のための樹脂コーティング層などを接着剤層５，５Ａに対応して形成するなど、隠蔽情報所持体としての機能の向上を目的として他のコーティング層などを適宜形成してもよい。

【００２２】

【考案の効果】

本考案の請求項１記載の隠蔽情報所持体は、連続した紙面に少なくとも一対の剥離可能な貼り合わせ面を設け、この貼り合わせ面の少なくとも一方に接着剤層を形成して、前記貼り合わせ面に情報等を所持させて貼り合わせることにより常時には情報等を隠蔽し貼り合わせ面を剥離すると情報が視認可能となるものであって、前記接着剤層を前記貼り合わせ面の周縁部に断続的に設けたものであるので、接着剤層が貼り合わせ面の周縁部に部分的に形成されているので、接着剤層に起因して紙面にカールを生じることがなく、さらに、容易に接着剤層を引き剥がすことができるので貼り合わせ面で剥離する際に紙面を損傷することもない。その上、貼り合わせ面の中央部には接着剤が塗布されないので、インクのなじみ性を損なうことがなくペンなどで記載しやすくなっている。

【００２３】また、請求項２記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項１において、前記接着剤として仮接着特性を所持した天然又は合成ゴム系の糊を用いたものであるので、貼り合わせ面を適度な接着強度で接着することが可能となっている。

【００２４】請求項３記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項１又は２において、前記接着剤層が２．５〜３．５ｍｍの幅で４０〜８０ｍｍの長さに設けられているものであるので、しっかりと貼り合わせ面を接着させても紙面が損傷することがなく、かつ剥離しやすく、しかも紙面にカールを生じることがない。

【００２５】請求項４記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項３において、前記貼り合わせ面の両面に接着剤層が形成されていて、これら両張り合わせ面の接着剤層が互いに重なることがないように左右方向及び上下方向に非対称に周縁部に形成されており、かつ空気が逃げやすいように千鳥状となっているものであるので、接着剤層が重なってブロッキングを起こすことがなく、しかも接着剤層が千鳥状であるので貼り合わせ時に内側部分からの空気の逃げ道が確保されるので、空気流の圧力により張り合わせた接着剤層が剥離したりすることがないようになっている。

【００２６】さらに、請求項５記載の隠蔽情報所持体は、前記請求項３又は４において、前記接着剤層のそれぞれの接着強度が１８０°ピール力にて８〜２２Ｎ／ｍであるものであるので、特に貼り合わせ紙面が損傷することがなく、かつ剥離しやすく、しかも紙面にカールを生じることがないようになっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による隠蔽情報所持体である
簡易隠蔽封筒の開成状態を示す平面図である。

【図２】前記実施例の簡易隠蔽封筒の貼り合わせ状態を
示す平面図である。

【図３】前記実施例の簡易隠蔽封筒を示す図２における
Ａ-Ａ線縦断面図である。

【図４】従来の隠蔽情報所持体である隠蔽葉書を示す平
面図である。

【符号の説明】

１紙面２左側紙面（紙面）２Ａ貼り合わせ面３右側紙面（紙面）３Ａ貼り合わせ面４隠蔽情報５，５Ａ接着剤層

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】連続した紙面に少なくとも一対の剥離可
能な貼り合わせ面を設け、この貼り合わせ面の少なくと
も一方に接着剤層を形成して、前記貼り合わせ面に情報
等を所持させて貼り合わせることにより常時には情報等
を隠蔽し貼り合わせ面を剥離すると情報が視認可能とな
る隠蔽情報所持体であって、前記接着剤層を前記貼り合
わせ面の周縁部に断続的に設けたことを特徴とする隠蔽
情報所持体。
【請求項２】前記接着剤として仮接着特性を所持した
天然又は合成ゴム系の糊を用いたことを特徴とする請求
項１記載の隠蔽情報所持体。
【請求項３】前記接着剤層が２．５〜３．５ｍｍの幅
で４０〜８０ｍｍの長さに設けられていることを特徴と
する請求項１又は２記載の隠蔽情報所持体。
【請求項４】前記貼り合わせ面の両面に接着剤層が形
成されていて、これら両張り合わせ面の接着剤層が互い
に重なることがないように左右方向及び上下方向に非対
称に周縁部に形成されており、かつ空気が逃げやすいよ
うに千鳥状となっていることを特徴とする請求項３記載
の隠蔽情報所持体。
【請求項５】前記接着剤層のそれぞれの接着強度が１
８０°ピール力にて８〜２２Ｎ／ｍであることを特徴と
する請求項３又は４記載の隠蔽情報所持体。