JP3078721U

JP3078721U - ガラス・瓶・（再生）ブロック

Info

Publication number: JP3078721U
Application number: JP2000008402U
Authority: JP
Inventors: 山下　　明
Original assignee: 山下明
Priority date: 2000-10-19
Filing date: 2000-10-19
Publication date: 2001-07-19
Anticipated expiration: 2006-10-19

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】ガラス・瓶等の廃棄物を再生（リサイクル）
し、ブロックとして利用する事でゴミゼロ社会へ近づけ
る様、環境保全上に役立つ製品である。【解決手段】廃棄物リサイクルブロックであって、ガラ
ス・瓶等の廃棄物を粉砕する。そのまゝでは危険のた
め、回転ミキサにて角を落とし、安全な大小の粒とし、
必要に応じて粒子２の大きを選別する。これに、セメン
ト・水を加え固めて洗い出し、研ぎ出したブロック１と
して、施工できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ガラス・瓶などの廃棄物を再生（リサイクル）し、ブロックとして再利用する事で、環境保全上に役立つ製品に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ブロックの施工場所は、玄関・トイレ・ロビー・歩道・通路・ポーチ等である。従来使用されているブロックは、大理石を粉砕しセメント・水を加え固めた製品や、ガラス等を粉砕し土と混合し焼成して作るインターロッキングブロック等があるが、大理石製品は石灰質であるために水に弱く磨り減り、水周りなどの場所には不向きである事から、使用が減ってきている。また、ガラス・土混合製品は高温で焼くという製法のため、焼成時にＣＯ２が多く排出されるという問題がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、ガラス・瓶等を使用することで、廃棄物を再利用するとともにごみを削減し、製造方法においても無焼成のためＣＯ２等有害物質の発生が無く、ガラス、瓶等の特性である水への強さを生かした製品の提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ガラス・瓶等の廃棄物を再利用したブロックであって、上記問題を解決するために、ガラス・瓶等の廃棄物をクラッシャーにて粉砕し、大小の粒とする。その粒は角が鋭く粉砕されるため、そのままでは危険である。そこで粉砕後回転ミキサーへ水と共に入れ、回転させることで角を落とし、安全な大小の粒とする。次に必要に応じた大きさにそろえるために、ふるいにて選別を行う。そして、選別された粒にポルトランドセメント（灰色・白色）と水を加えて混練りし、用途サイズに応じた型の中に入れ乾燥させる。固まり次第、洗い出し、研ぎ出す、手段を講じたものである。

【０００５】

【作用】

本考案は、前途の手段を講じたので、使用に際しては、外部では玄関・ポーチ・テラス・ベランダ・歩道・通路等で、内部ではロビー・ホール・廊下・浴室・台所・階段等広範囲に渡り使用が可能となる。また、廃棄物であるガラス・瓶を使用する事で大理石には出せない、多くの色彩を出す事が出来、各要所に合わせた色で施工が可能となる。

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。

【０００６】図１及び図２に示す物は、本考案における製品例であって、ガラス・瓶等の廃棄物を粉砕し、セメントと混練りした物を型にはめ固めた物である。

【０００７】符号２の表すものは、ガラス・瓶等の廃棄物をクラッシャーにて粉砕し大小の粒とする。粉砕しただけでは粒の角が鋭くて危険な為、そのままでは無く、水を加えて回転ミキサーに入れて回転させると、角の無い安全な粒になる。その粒を用途に合わせて使用する為、予めフルイにかけて選別しておく事が望ましい。

【０００８】符号３のセメントは、ポルトランドセメント（灰色・又は白）に水を加えた物である事が望ましい。

【０００９】符号４は施工のし易さを考えて、角を無くしてある。製造過程の型に入れ、固める状態で角の無い様に作りたく、予め角部分が凹んでいる型枠を用意する事が望ましい。

【００１０】この実施例の物は、以上の様に構成したのでガラス・瓶等の廃棄物を再利用し製造過程においても有害物質を出す事の無い、水に強い製品である為、どのような場所にもブロックとして施工出来る。

【００１１】更に、ガラス・瓶等の廃棄物をリサイクルする事で、ゴミゼロ社会へ近づく、環境保全に役立つ考案である。

【考案の効果】

以上に述べたように、本考案はガラス・瓶等の廃棄物をリサイクルした符号２の粒と、ポルトランドセメント水を加え混練りし、固める事によって、ブロックとして多様に使用する事が出来、従来品のような問題も無く廃棄物が再利用出来る効果を奏する物である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の傾斜図である。

【図２】本考案の断面図である。

【符号の説明】

１・・体部２・・ガラス・瓶等粉砕品（カレット）３・・セメント（ポルトランドセメント）４・・角面

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【手続補正書】

【提出日】平成１３年１月１３日（２００１．１．１
３）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ガラス・瓶などの廃棄物を粉砕しそれ
に、セメント・水を加え、固め洗出し、研ぎ出したブロ
ック製品である。