JP3078125U - 色彩変化する織ネーム等の織物 - Google Patents

色彩変化する織ネーム等の織物

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JP3078125U JP2000008605U JP2000008605U JP3078125U JP 3078125 U JP3078125 U JP 3078125U JP 2000008605 U JP2000008605 U JP 2000008605U JP 2000008605 U JP2000008605 U JP 2000008605U JP 3078125 U JP3078125 U JP 3078125U
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良太郎 尾崎
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尾崎織マーク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示領域を有する織ネーム等にあって、該表示
領域の部分を部分的に見る方向によって異なる色に強調
的に見えるように組織してなる色彩変化する織ネーム、
ワッペン等の織物を提供すること。 【解決手段】多数本の緯糸を束ねて形成される緯糸束5
と、前記緯糸束を該緯糸束毎にその長さ方向に適宜間隔
をおいて止め合わせるための経糸6とにより組織される
織組織領域を有し、前記織組織領域における緯糸束が、
該緯糸束毎に、その長さ方向に沿った一方の半部側OH
を第1の色による複数本の緯糸5aの集合により組織し
てなり、長さ方向に沿った他方の半部側AHを第2の色
による複数本の緯糸5bの集合により組織してなること
を特徴とする色彩変化する織ネーム等の織物。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、織ネーム、ワッペンあるいはテープ等の織物に係るものであり、特 に、商標等の文字、記号、紋様或いはその他の模様等の表示領域を有する構成の ものにおいて、該表示領域の部分を部分的に見る方向によって異なる色に見える ように組織した色彩変化する織ネーム等の織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、市販の衣服その他の繊維製品に対し、商標や製造者名あるいは製 品の等級等を表示した織ネーム等を縫着により取り付けることは極めて一般的な ものであって、その需要は極めて多く、多目的に利用されてきている。この種の 織ネームあるいはワッペン等は、広幅の生地織物を織成する際に、商標等の文字 、記号、紋様或いはその他の模様の表示部分を織物中に同時に織り込むことによ って構成されるものである。従来、織り上げられた完成品である織ネームは、一 枚の扁平な布帛として構成されており、織られた絵糸の色によって色彩表現がな されるものにすぎず、一枚に仕上げられた織ネームあるいはワッペン等にあって は、織り上げられた糸の色でしか鑑賞することができず、デザイン性、色彩の変 化性並びに興趣性に乏しいものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、商標等の文字、記号、紋様或いはその他の模様等の表示領 域を有する織ネームあるいはワッペン等の構成において、該表示領域の部分を部 分的に見る方向によって異なる色に見えるように組織した色彩変化する織ネーム 、ワッペン等の織物を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記する目的を達成するにあたって、具体的には、多数本の緯糸を 束ねて形成される緯糸束と、前記緯糸束を該緯糸束毎にその長さ方向に適宜間隔 をおいて止め合わせるための経糸とにより組織される織組織領域を有し、前記織 組織領域における緯糸束が、該緯糸束毎に、その長さ方向に沿った一方の半部側 を第1の色による複数本の緯糸の集合により組織してなり、長さ方向に沿った他 方の半部側を第2の色による複数本の緯糸の集合により組織してなる色彩変化す る織ネーム等の織物を構成する。
【0005】 さらにまた、この考案は、前記織組織領域が、該緯糸束の長さ方向に交差する一 方の方向から見た場合、第1の色が強調的に視認され、他方の方向から見た場合 、第2の色強調的に視認されるものからなる色彩変化する織ネーム等の織物を構 成するものでもある。
【0006】
【考案の実施の態様】
以下、この考案になる色彩変化する織ネーム等の織物について図面に示す具体的 な実施例にもとづいて詳細に説明する。 図1は、この考案にかかる色彩変化する織ネーム等の織物についての具体的な実 施例を示すのもであって、織ネームの形態に仕上げた一実施例を示す概略的な平 面図であり、図2は、この考案にかかる色彩変化する織ネーム等の織物について の具体的な実施例にあって、色彩変化する織組織領域の織組織を拡大して示す概 略的な平面図であり、図3は、この考案にかかる色彩変化する織ネーム等の織物 に適合するように織成された広幅織物の一例を示すものであって、広幅織物を織 成方向WDに対し、経糸方向および緯糸方向に沿ってのびる第1および第2のヒ ートカットライン上でヒートカットする態様を示す概略的な平面図である。
【0007】 まず、この考案になる色彩変化する織ネーム等の織物について、図面に示す具体 的な実施例にもとづいて詳細に説明する。この考案の基本構成によれば、前記色 彩変化する織ネーム1は、その一例において、広幅織物2から得られるものであ り、前記広幅織物2を、その織成方向WDに対して、経糸方向に沿ってのびる第 1のヒートカットラインCL1および緯糸方向に沿ってのびる第2のヒートカッ トラインCL2上でヒートカットして製造される。
【0008】 前記広幅織物2の具体的な構成例について図3にもとづいて詳細に説明する。こ の考案の適用になる広幅織物2は、前記第1および第2のヒートカットラインに よって織ネーム1のための領域3を区画する。前記織ネーム1のための領域3に は、商標等の文字、記号、紋様或いはその他の模様等の表示領域4が設けられて いる。
【0009】 この考案なる色彩変化する織ネーム等の織物は、例えば、前記表示領域4に関連 して、多数本の緯糸を束ねて形成される緯糸束5と、前記緯糸束5を該緯糸束5 毎にその長さ方向に適宜間隔をおいて止め合わせるための経糸6とにより組織さ れる織組織領域7を有するものからなっている。図2において、ハッチングによ り表示した部分は、経糸6が上面側に露出するように織り込まれているものであ り、ハッチングを施していない部分は、緯糸が上面側に露出するように織り込ま れているものである。
【0010】 この考案になる色彩変化する織ネーム等の織物にあって、前記織組織領域7にお ける緯糸束5は、該緯糸束5毎に、その長さ方向に沿った一方の半部側OHを第 1の色による複数本の緯糸5aの集合により組織してなり、長さ方向に沿った他 方の半部側AHを第2の色による複数本の緯糸5bの集合により組織したものか らなっている。
【0011】 一例において、図2に示す実施例において、前記織組織領域7における緯糸束5 は、該緯糸束5毎に、その長さ方向に沿った一方の半部側OHが2本のイエロー 色の緯糸5aによって構成されており、その長さ方向に沿った他方の半部側AH が2本のピンク色の緯糸5bによって構成されている。
【0012】 上記するように構成することにより、仕上げられた織ネーム1は、その表示領域 4としての織組織領域7の部分において、該緯糸束5の長さ方向に交差する一方 の方向から見た場合、第1の色として、例えば、イエロー色が強調的に視認され るものであり、他方の方向から見た場合、第2の色として、例えば、ピンク色が 強調的に視認されるように組織されている。
【0013】
【考案の効果】
以上の構成になるこの考案の色彩変化する織ネーム等の織物は、構造が簡単であ り、製造が容易であって、多量生産に適合し得る点において、経済的にも極めて 有利に作用するものであり、さらに、構成部材が少ないものであるという点にお いても極めて実効性の高いものであるといえる。
【0014】 以上の構成になるこの考案の色彩変化する織ネーム等の織物によれば、従来、一 枚の織ネームとして、織り込まれた糸の色による色彩効果に頼っていた製品に対 し、商標等の文字、記号、紋様或いはその他の模様等の表示領域を有する織ネー ムあるいはワッペン等の構成において、該表示領域の部分を部分的に見る方向に よって異なる色がそれぞれ強調的に見えるように組織したので、デザインの変化 性並びに興趣性に富んだ織ネームあるいはワッペン等を提供し得る点において、 極めて有効に作用するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この考案にかかる色彩変化する織ネー
ム等の織物についての具体的な実施例を示すのもであっ
て、織ネームの形態に仕上げた一実施例を示す概略的な
平面図である。
【図2】図2は、この考案にかかる色彩変化する織ネー
ム等の織物についての具体的な実施例にあって、色彩変
化する織組織領域の織組織を拡大して示す概略的な平面
図である。
【図3】図3は、この考案にかかる色彩変化する織ネー
ム等の織物に適合するように織成された広幅織物の一例
を示すものであって、広幅織物を織成方向WDに対し、
経糸方向および緯糸方向に沿ってのびる第1および第2
のヒートカットライン上でヒートカットする態様を示す
概略的な平面図である。
【符号の説明】
1 色彩変化する織ネーム等 2 広幅織物 CL1 第1のヒートカットライン CL2 第2のヒートカットライン 3 織ネームのための区画領域 4 表示領域 5 畝状の緯糸束 5A 第1の色による緯糸 5B 第2の色による緯糸 6 経糸 7 織組織領域 OH 一方の側 AH 他方の側

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数本の緯糸を束ねて形成される緯糸束
    と、前記緯糸束を該緯糸束毎にその長さ方向に適宜間隔
    をおいて止め合わせるための経糸とにより組織される織
    組織領域を有し、前記織組織領域における緯糸束が、該
    緯糸束毎に、その長さ方向に沿った一方の半部側を第1
    の色による複数本の緯糸の集合により組織してなり、長
    さ方向に沿った他方の半部側を第2の色による複数本の
    緯糸の集合により組織してなることを特徴とする色彩変
    化する織ネーム等の織物。
  2. 【請求項2】 前記織組織領域が、該緯糸束の長さ方向
    に交差する一方の方向から見た場合、第1の色が強調的
    に視認され、他方の方向から見た場合、第2の色強調的
    に視認されるものからなることを特徴とする請求項1に
    記載の色彩変化する織ネーム等の織物。
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