JP3078081U - 竹型空気清浄器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は部屋のインテリアとして竹を用い
た竹型空気清浄器で、竹炭の特性とその本体の構造によ
り、専用の消臭・集塵フィルターの使用を不要とし経済
性を持たせる。又、機能性として風量調節を行い、空調
容積に応じた調整をも可能とする。 【解決手段】 本考案は空気清浄器本体に天然孟宗竹
を使用し、本体内部はチップ状の竹炭を詰める。竹炭は
何度でもリサイクル可能で定期的な天日干しをすること
で消臭効果が半永久的持続する。又、本体上部に軸流フ
ァンを取付け、内部の空気の流動と下部での花粉・埃の
吸引を行う。集塵フィルターは、フィルター収納部の脱
着により市販の花粉マスクを使用可能とし、フィルター
の入手性と経済的な有利性を持たせる。風量調節は電圧
切替え式ＡＣアダプターで４段階の調節を行い、部屋の
大きさに応じて空気清浄器本体を１台から３台の間でス
タンドへ取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、筐体に竹を用いた形状に、フィルター・竹炭・軸流ファンを構造に もつ空気清浄器。

【０００２】

【従来の技術】

本来空気清浄器の主な構造は、集塵・脱臭フィルターにシロッコファンを用い た構造で、形状については幅広い偏平タイプである。これは吸着面積を増やすこ とで花粉・埃・塵等の集塵能力を早めると共に、場所を取らない様に脱臭には薄 いフィルターを使用し、その機能を果たすものである。経済面では、購入後も比 較的高価な専用フィルターの定期的な交換が必要不可欠である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の空気清浄器は、場所をとらない偏平タイプで集塵能力を重視した構造と なり、設置場所においては壁設置型となる。本竹型空気清浄器は縦長である事か らコーナー設置型となり、空気が堆積した活性炭を長く通過することから消臭能 力を重視した構造となっている。経済的には、活性炭である竹炭を繰り返し使用 でき、集塵フィルターには一般的な花粉マスクを使用する事で高価な専用フィル ターの交換は不要となる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、脱臭機能において比較的その能力の優れているとされる竹炭を活性 炭として使用する。空気清浄器の下部より取り込んだ空気は、上部に移動するに したがい脱臭されてゆく。臭いの脱臭度は活性炭を通過する時間に比例するので 、空気のより長い距離の活性炭内の移動が有効である。すなわちここでは、直径 １０ｃｍ程の穴と６０ｃｍ以上の長さを持つ竹筒の内部に竹炭を堆積させ、それ に空気を通すことで脱臭能力を向上している。設置場所としてコーナーを有利と する事は、この形状によるものである。又、脱臭フィルターと集塵フィルターの 交換、すなわちここでは活性炭である竹炭と集塵フィルターの交換については、 まず脱臭能力が哀えた時点で竹炭を本体から取り出す。それを天日干しすること により竹炭の脱臭能力が復活し、再度使用することができるのでこれを繰り返し 行う。しかも竹炭のリサイクルは半永久的であるため、一般的な使い捨ての脱臭 フィルターの交換は不要となる。集塵フィルターについては、本体下部に市販の 花粉マスクの取付けを可能とすることで高価なフィルターの交換は不要となった 。

【０００５】

【考案の実施の形態】

筐体である、節を取り除いた竹筒の上部に軸流ファンを取り付けることで、竹 筒内の空気を上部から外部に出し、結果内部の気圧を下げることで下部より空気 を吸い上げる。これにより部屋と竹筒内との空気の循環が行われる。又、下部よ り吸い上げられた空気は、花粉・埃等を遮断する性能を持つフィルターとそれら 軸流ファンによって外へ放出される。また、空気清浄能力における時間的スピー ド及び空間的容量は、電圧切替えスイッチ付きＡＣアダプターによる風量調節と 、専用スタンド又は設置台に取付ける空気清浄器本体の本数を変えることにより 調整可能となる。

【０００６】

【実施例】

以下、添付図面にしたがって実施例を説明する。１２は本体である天然の竹の 節を貫いたもの、１３はチップ状の竹炭で、臭いを含んだ空気はここを通り抜け ることにより浄化される。１１は浄化された空気を外へ吸い出す為の軸流ファン で、１１は１２内の気圧を低下させることで下部より汚れた空気を吸い込む働き をする。又２０、２１は１３を押える竹炭用フィルターと金網、２２、２３は集 塵フィルターと集塵パットで吸い込まれた空気の中から花粉・埃・塵等をキャッ チする為のものである。

【０００８】 風量調節は８の電圧切替え式アダプターにて行われ、スライドスイッチにて４ 段階の切替えを可能とする。

【０００９】 １は本体の５、６を設置するための吊り下げタイプのスタンドで、３のチェー ンを使用して１台から３台の取付けを可能とする。

【００１０】 ９は本体の５、６を設置するための移動タイプのスタンドで、１と同様に１台 から３台の取付けを可能とする。

【考案の効果】

本考案の竹型空気清浄器は、脱臭フィルターの変わりに、消臭効果がありリサ イクル可能な竹炭を使用をしている。さらに、集塵フィルターには市販の花粉マ スクを取付け可能とすることで、入手性と経済性を持たせている。又、部屋の広 さに応じて本体の使用する本数を選択できるので、経済的な無駄が発生しないも のとしている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の竹型空気清浄器の吊り下げタイプの実
施例を示す正面図である。

【図２】本考案の竹型空気清浄器の移動タイプの実施例
を示す正面図である。

【図３】竹型空気清浄器の吊り下げタイプ本体の断面図
である。

【図４】竹型空気清浄器の移動タイプ本体の断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 吊り下げ式スタンド ２１ 金
網 ２ チェーン ２２ 集
塵パット ３ チェーン押え ２３ 集
塵フィルター ４ ジョイント ２４ 取
付け金具 ５ 空気清浄器本体 １ ６ 空気清浄器本体 ２ ７ フィルター収納部 ８ 電圧切替え式ＡＣアダプター ９ 移動用キャスター付きスタンド １０ ファン固定板 １１ 軸流ファン １２ 竹筒 １３ 竹炭 １４ フィルター固定枠 １５ ピン １６ タッカー針 １７ 本体設置板 １８ フィルター固定板 １９ ジョイントダボ ２０ 竹炭フィルター

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筐体である外観形状は、節をくり貫い
   た竹を用い、その吹き出し部を斜めに切断した形状にな
   っていることを特徴とする竹型空気清浄器。
2. 【請求項２】 空気を浄化する装置において、吸い込
   み口は集塵パット、集塵・竹炭フィルター・押え金網を
   有し、装置内部はチップ状の竹炭を詰め、吐き出し口に
   軸流ファンを有する構造とする、請求項１記載の竹型空
   気清浄器。
3. 【請求項３】 電圧切り替えスイッチ付きＡＣアダプ
   ターをさらに有し、風量切替えを自在としたところを特
   徴とする、請求項２記載の竹型空気清浄器。
4. 【請求項４】 専用スタンドとして、吊り下げ式の鉄
   筋製スタンドを用いるとともに、取付け金具のチェーン
   を用い、１台から３台の取付けを自在としたところを特
   徴とする、請求項３記載の竹型空気清浄器。
5. 【請求項５】 設置台としてキャスター付き木製板を
   用い、１台から３台の取付けを自在としたところを特徴
   とする、請求項３記載の竹型空気清浄器。