JP3077799U - ボール・ソケット形クロージャ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 体液収集、運搬又は貯蔵容器又は管の開口端
を密封する片手操作式のクロージャを提供する。 【解決手段】 クロージャ（100 ）は、ボール・ソケッ
ト形構成のものであり、ボール（70）は、ソケット（5
0）内で回転してボールを貫通して設けられた通路（7
3）が管の開口と整列するようになる。クロージャを閉
じるためには、ボールから延びるタブ又は突起（71）を
押してボールを回転させて通路（73）を管の開口に対し
て垂直に向ける。クロージャが閉じ位置にあるとき、ボ
ールとソケットは、管内のクロージャが管から漏れ出た
り、蒸発したり、汚染されることのないようにする液密
シールを形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、体液収集、運搬又は貯蔵容器のクロージャに関し、特に、検査室又 は他の臨床環境施設で使用されている容器を開放自在に密閉するのに用いられる ボール・ソケット形クロージャに関する。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

医師、瀉血者又は看護婦は、病院又は医院で患者から体液の一次試料を抜き取 った後、一次試料は通常、二次管内へ「注入」し、或いはピペットを使って移し 、試料を臨床化学検査室の２又は３以上の異なる領域で同時に検査できるように する。たとえば、試料は、所定業務としての化学検査、ホルモン検査、免疫学的 検査、又は特殊化学検査を受ける場合がある。そのほか、試料は、一検査室から 別の検査室への試料の運搬のため、或いは一次管内で用いられたセパレータゲル 又は赤血球から血漿又は血清試料を取り除くために夜通し貯蔵用の二次管内へ注 入され、又はピペット移しされる場合がある。二次管が使用されていないとき又 は運搬中のとき、二次管の開口端をクロージャで密封して試料の汚染、蒸発又は 減少を防止することは非常に重要である。

【０００３】 現在用いられている二次管用クロージャは、二次管にスナップ動作で装着され 、或いは嵌め込まれるプラスチック製キャップ、コルク又はゴムの栓を含み、か かる栓は、中実であり、管の開口端に嵌入するプラグ部分及び両手を使う方法に より管からクロージャを取り外すのに用いられる拡大ヘッド部分を含む。かかる クロージャは、管の開口端を密封する手段を有しているが、両手で取り外すのが 難しく、片手だけでは取外しが不可能である。これでは問題が生じる。というの は、大抵の試料プローブは中実クロージャ材料を突き通すことができないので、 管を化学分析器内に配置する前に、クロージャを取り外して捨てなければならな いからである。上記のことに鑑みて、管から容易に取り外すことができるクロー ジャ、又は、管に取り付けたままにしておくことができ、しかも手動による試料 への接近のため及び／又は化学分析器による直接的な試料の採取中、何回も容易 に開閉できるクロージャを提供することが望ましい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、多数回にわたって容易に開閉できる、一次又は二次体液収集、運搬 又は貯蔵容器又は体液の取扱いに用いられる管のためのクロージャを提供するこ とによって上述の従来技術の課題を解決する。 本考案の好ましい実施形態は、検査室又は他の臨床環境施設で用いられる試料 容器又は管を開放自在に密閉するのに用いられるボール・ソケット形クロージャ に関する。一実施形態では、ボール・ソケット形クロージャは、管にスナップ嵌 めされる。タブがボールから延びており、このタブを使用者が約９０°押すと、 ボールが、ボールを貫通した通路が管の開口と整列してクロージャを通って管の 内部への接近が可能になる位置まで、ソケット内で回転する。タブを９０°反対 方向に押すと、ボールは回転して通路を閉じ、管の開口端を密封し、それにより 蒸発を防ぐ貯蔵を行ったり、場合によっては後日接近でき又は再検査できるよう にする。

【０００５】 本考案のボール・ソケット形クロージャの目的は、管に直に接近して移しピペ ット又は分析器の試料プローブが、管の内面又はクロージャそれ自体に接触しな いで、管の流体内容物に接近できるようにすることにある。本考案の構成により 、片手によるクロージャの操作が可能な状態でプローブの接触又は汚染が防止さ れる。ボールに設けられたタブを用いると、使用中、片手で容易に開閉操作を行 うことができ、これは又、人間工学的及び作業の流れの観点から見て、既存のク ロージャ及び管と比較して大きな改良点である。 本考案のもう一つの目的は、現在用いられているクロージャ付き一次試料収集 容器（即ち、ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニイが販売しているＶＡ ＣＵＴＡＩＮＥＲ（登録商標）ＳＳＴ（登録商標））の外径以下の外径を有する クロージャを提供して、クロージャを管から取り外さないでクロージャと管から 成る組立体全体を、従来型分析器のラック、円形コンベヤ又はホルダ内に装入で きるようにすることにある。クロージャを管から取り外す必要がないので、減少 又は偶発的な汚染の恐れが最小限に抑えられる。

【０００６】 さらに、栓を交換するのではなく、多数回の試料採取にクロージャを一つだけ 使用すれば良いので、利用者側のコスト減少度は何倍にもなる。 そのほか、本考案のクロージャは、本考案のボール・ソケット形クロージャは 、閉じ位置にあるとき、液体がボール・ソケット形クロージャを通過して管から 漏れ出るのを阻止する液体シールを形成するよう寸法決めされている。 本考案の上記目的、構成上の特徴及び利点並びに他の目的、構成上の特徴及び 利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むと明らかになろう。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は、管２０に取り付けられたクロージャ１００を閉じ位置で示す斜視図で ある。管２０は、開口頂端２１及び開口底端２２を有し、頂端２１と底端２２と の間には円錐形の上げ底部２３が設けられている。なお、この上げ底部を設ける かどうかは任意である。円錐形の上げ底部２３が設けられているので、管２０は 、少量の液体を収容する上部室２６を備える。この種の構造により、手動の移し ピペット又は臨床分析器からの自動化試料プローブを利用する際、室２６内の液 体への接近が容易になる。円錐形の上げ底部２３を用いることにより、ピペット 又はプローブは、管２０内の液体に接近するために管２０の全長にわたって進む 必要はない。

【０００８】 クロージャ１００は、管２０の開口頂端２１内へ差し込まれてスナップ嵌めさ れており、このクロージャは、２つの部分、即ちボール７０とソケット５０で構 成されている。ボール７０を貫通して通路７３が延びており、この通路７３を開 口頂端２１と整列させると管２０への接近が可能になり、或いは、通路７３を非 整列状態に、即ち９０°動かすと開口頂端２１には接近できず、開口頂端は密封 されるようになる。タブ７１がボール７０から延びており、このタブは、ボール ７０をソケット５０内で第１の閉じ位置と第２の開き位置との間で回転させるの に用いられる。タブ７１が図１に示す位置にあるとき、ボール７０は、通路７３ が開口頂端２１と整列しておらず、それによりクロージャ１００を閉じる第１の 閉じ位置にある。しかしながら、タブ７１が図２に示す位置にあるとき、通路７ ３は開口頂端２１と整列し、クロージャ１００は開いている。当然のことながら 、本実施形態において、タブ７１を用いることは例示に過ぎない。というのは、 ボール７０からの突起又は他形式の延長部を使用してもボール７０を回すことが できるからである。

【０００９】 ボール７０のタブ７１を利用することにより、使用の際、クロージャ１００を 片手でたやすく開閉でき、これは、既存のクロージャ及び管と比べた場合、技術 的改良点である。既存の装置では、オペレータはクロージャを取り外してこれを 作業台の上に置き、一次容器から二次容器内への注入を行い、次にもう一方の手 でクロージャを元に戻さなければならない。本考案は、片手で持ったままその手 の親指でクロージャを開閉できるクロージャと管の組立体を提供する。その際、 もう一方の片手で一次容器からの注入を自由に行うことができ、これにより、作 業が明らかに単純化され、生体液を失ったり、これが漏れたりする恐れが最小限 に抑えられる。以下の一層詳細な説明により理解されるように、クロージャ１０ ０の開き位置も又、ユニークである。というのは、これにより、キャップ又は密 栓を取り外したり、隔壁、ゴム栓又は膜を突き通す必要なく、管内の液体又は試 料に接近できるからであり、このようなことは現在入手できる他のクロージャで はできない。実際には、本考案は、「突通し力ゼロ（zero penetration force） 」のクロージャを提供する。このような全体的な安全性及び使いやすさの向上は 重要であるが、その理由は、検査室及び臨床環境施設で日常的に取り扱われる生 物試料が性質上、伝染性の場合があるためである。

【００１０】 図３は、図１に示すクロージャ１００及び管２０を３−３線に沿って見たとき の断面図であり、図４は、図２に示すクロージャ１００及び管２０を４−４線に 沿って見たときの断面図である。図３及び図４に示すように、ボール７０は一対 の環状平坦面７２を有し、これら平坦面７２は、これらと対応関係にあるソケッ ト５０内の一対の環状平坦面と協働して、ソケット７０内におけるボール７０の 回転軸線を定めている。ソケット５０は又、管２０の開口頂端２１に嵌まるソケ ット下端部から延びている環状のプラグ部分５１を有する。プラグ部分５１は又 、その外面に環状の溝５２を有し、この環状溝は、開口頂端２１のすぐ内側の管 ２０の内壁２４に設けられた環状の突起２５とスナップ嵌め関係をなす。ボール ・ソケット形クロージャ１００は、環状プラグ部分５１を管２０の開口頂端２１ に差し込んで環状突起２５が環状溝５２内に受け入れられると、開口頂端２１に スナップ嵌めされる。環状プラグ部分５１は、場合によっては図７に示すように 小径の管２０の開口頂端を受け入れることができる肩５６を備えた開口部又は通 路５３を有している。

【００１１】 図５及び図６は、図３に示すクロージャ１００及び管２０を５−５線に沿って 見たときの断面図であり、管２０の環状突起２５と環状プラグ部分５１の環状溝 ５２との間のスナップ嵌め構成の細部を一層明確に示している。加うるに、図６ は、位置７５のところに液密シールを形成するために、ソケット５０の内面５４ 内に嵌合してこれと相互に作用するよう寸法決めされている。それにより、クロ ージャ１００が図１、図３、図５及び図６に示す閉じ位置にあるとき、位置７５ のところの液密シールは、管２０内の液体がボール７０及びソケット５０を通過 して管２０から漏れ出るのを阻止する。さらに、クロージャ１００が閉じ位置に あるとき、通路７３は、通路５３及び開口頂端２１と垂直関係にあり、これによ り管２０の内部への接近が阻止される。

【００１２】 変形例として、クロージャ１００が図２及び図４に示す開き位置にあるとき、 通路７３は通路５３及び開口頂端２１と整列し、それにより管２０の内部への接 近が可能となり、位置７５のところの液密シールが解除される。クロージャ１０ ０が１６mm径の一次又は二次管に用いられている場合、通路７３及び通路５３の 内径は好ましくは、１０．５mmである。当然のことながら、例えばこれよりも小 さな外径の管に対しては、上記よりも小径の通路５３，７３を用いるのが良い。 しかしながら、通路５３の内径は、クロージャを小径の管又は容器と組み合わせ て用いる場合、或いは針に設けられた非常に小径のボア付きプローブと併用する 場合、通路７３，５３を通る流体に接近できるよう少なくとも約１．０mmにすべ きである。したがって、１６mm径の管について好ましい上記内径は、市販の試料 プローブがボール７０、ソケット５０又は管２０の内面と接触することなく、か かるプローブを受け入れるのに十分なほど大きく選択されている。したがって、 上記の寸法より、「突通し力ゼロ」のクロージャが得られる。

【００１３】 また、クロージャ１００又はソケット５０の外径は大きすぎてはいけないので 、通路７３，５３の内径を大きすぎないようにすることが重要である。もしクロ ージャ１００又はソケット５０の外径が標準型の一次血液収集管・クロージャ装 置の外径よりも大きいと、管２０及びクロージャ１００が従来の化学分析装置の 試料キャリヤ内に正しく嵌まらず、或いはこの中で適正に機能しないという恐れ が増す。したがって、ソケット５０の外径を約１９．０５mmよりも小さくするこ とが好ましい。 タブ７１を押してボール７０を９０°回し、それにより通路７３を通路５３及 び開口頂端２１に整列させることにより、クロージャ１００を図１に閉じ位置か ら図２に示す開き位置に容易に移動させることができる。同様に、タブ７１を９ ０°反対方向に押してボール７０を回転させると、通路７３が通路５３に対して 垂直になり、クロージャ１００が閉じる。製造の際のクロージャ１００の取付け 及び配向状態を首尾一貫させることにより、ロボットアーム又はロボット装置を 例えば自動化検査室環境中で用いてタブ７１を試料管ホルダ内に配置し、自動的 に開閉できる。

【００１４】 図７は、小径の管３０に取り付けられたボール・ソケット形クロージャの断面 図である。管３０は、管２０よりも小径であるが、これも開口頂端３１、開口底 端３２を有し、頂端３１と底端３２との間には円錐形の上げ底部２３が設けられ ている。なお、この上げ底部を設けるかどうかは任意である。開口頂端３１は、 ソケット５０の環状プラグ部分５１の開口部又は通路５３内に圧入状態で嵌め込 まれ、開口部５３に形成された肩５６に当接しており、それにより管３０とクロ ージャ１００との間に液密シールが形成されている。したがって、クロージャ１ ００の構造は、２つの互いに異なる径の管に用いられるのに十分な融通性がある 非常に機能的な「突通し力ゼロ」のクロージャを提供する。 図８は、本考案の変形例としてのボール・ソケット形クロージャ２００の拡大 断面図である。この実施形態では、クロージャ２００は、上述のようにスナップ 嵌め構造をクロージャ１００に採用するのではなく、ソケット２５０の下端部に 設けられていて、管２０の開口頂端２１を受け入れる環状受入れ溝２５９を有す る。ソケット２５０の下端部に設けられた環状受入れ溝２５９は、外側スカート ２５８と内側スカート２５１によって形成されている。開口頂端２１を環状受入 れ溝２５９に差し込むと、外側スカート２５８は、管２０の外面又は外壁に沿っ て下方へ延び、内側スカート２５１は、管２０の内面又は内壁に沿って下方へ延 びる。

【００１５】 それ以外の点においては、クロージャ２００は、クロージャ１００と類似して おり、ソケット２５０に設けられた通路２５３と整列できる貫通した通路２７３ を有するボール２７０を含む。ボール２７０から延びるタブ２７１を押し、それ によりボール２７０を９０°回すことにより、ボール２７０を図７に示す閉じ位 置から開き位置に運動させることができる。 ボール２７０は、位置２７５のところに液密シールを形成して容器２０内の液 体が蒸発したり、汚染されたり、或いはソケット２５０とボール２７０の間を通 って管２０から流出したりすることのないようソケット２６０の内面２５４と相 互作用する外面２７４を有している。ボール２７０は又、一対の平坦面（図示せ ず）を有し、これら平坦面は、ソケット２５０の内面２５４に設けられた一対の 平坦面２７２と相互作用してソケット２５０内におけるボール２７０の回転軸線 を定めている。

【００１６】 上述のクロージャを多くの方法を用いて製造できるが、最善の方法は、ボール とソケットを別々に成形し、次にボールをソケットに組み込むことである。ソケ ットは、大径のボールをソケットの開口に押し込むことができるようエラストマ ーのような材料から作られる。ソケットの構成材料は、ポリエチレン又はＴＰＥ であるのが良く、ボールは、それよりも硬質のスチレン又はポリプロピレンのよ うな材料で作るのが良い。また、ボールを先ず最初に成形し、次に自動的に別の 材料をボール上に成形してソケットを形成できる「二個取成形」法を利用するこ とができる。また、クロージャを３つの部分品の状態で製造し、ボールを受け入 れるよう半割り状態の２個構成ソケットをボールの周りに組み付けて単一のユニ ットの状態にすることが可能である。しかしながら、これらの製造法及び構成材 料は、単なる例示に過ぎず、他の種々の製造法及び構成材料も使用できることは 当然である。

【００１７】 上述の説明では、本考案の上記実施形態は体液の収集、運搬又は貯蔵容器のた めのクロージャの種々の構成的特徴の単なる例示にすぎないことは言うまでもな い。別の適当な変形、設計変更、及びこれらの組合せを想到でき、或いは上記実 施形態に使用できるが、これら変形例等は依然として本考案の範囲に属するもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】管に組み付けられた本考案のボール・ソケット
形クロージャの斜視図であり、クロー０ジャを閉じ位置
で示す図である。

【図２】図１に示すボール・ソケット形クロージャと管
から成る組立体の斜視図である。

【図３】図１に示すボール・ソケット形クロージャと管
から成る組立体の３−３線矢視断面図である。

【図４】図２に示すボール・ソケット形クロージャと管
から成る組立体の４−４線矢視断面図である。

【図５】図３に示すボール・ソケット形クロージャと管
から成る組立体の５−５線矢視断面図である。

【図６】図５に示すボール・ソケット形クロージャの拡
大断面図である。

【図７】小径の管に取り付けられた図３に示すボール・
ソケット形クロージャの断面図である。

【図８】本考案によるもう一つの実施形態としてのボー
ル・ソケット形クロージャの拡大断面図である。

【符号の説明】

２０，３０ 管 ５０，２５０ ソケット ７０，２７０ ボール ７１ タブ １００，２００ クロージャ

フロントページの続き (73)実用新案権者 595117091 １ ＢＥＣＴＯＮ ＤＲＩＶＥ， ＦＲＡ ＮＫＬＩＮ ＬＡＫＥＳ， ＮＥＷ ＪＥ ＲＳＥＹ 07417−1880， ＵＮＩＴＥＤ ＳＴＡＴＥＳ ＯＦ ＡＭＥＲＩＣＡ (72)考案者 ゲアリー エス グラント アメリカ合衆国 イリノイ州 イースト レイク ヴィラ ノース テリー ドライ ヴ 36911

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 試料収集管の開口端を密封するクロージ
   ャであって、 ソケットと、 開き位置と閉じ位置との間で運動自在に前記ソケット内
   に回転自在に設けられたボールとを有し、該ボールが該
   ボールを貫通する通路を有し、該通路は、前記ボールが
   開き位置にあるときには容器の開口端と整列され、前記
   ボールが閉じ位置にあるときには容器の開口端と非整列
   され、 クロージャを試料収集管の開口端に取り付ける手段とを
   有し、該取付け手段が、ソケットの下端から延び、試料
   収集管の開口端を受け入れる環状受入れ溝を有し、該環
   状受入れ溝が外側スカート及び内側スカートを備え、前
   記外側スカートが試料収集管の開口端の外面に沿って延
   び、内側スカートが試料収集管の内面に沿って延びる、 クロージャ。
2. 【請求項２】 試料収集管の開口端を密封するクロージ
   ャであって、 ソケットと、 開き位置と閉じ位置との間で運動自在にソケット内に回
   転自在に設けられたボールと、 クロージャを試料収集管の開口端内にスナップ嵌めする
   手段とを有し、該スナップ嵌め手段が、試料収集管の内
   面と係合可能に、試料収集管の開口端内に受け取られる
   ように前記ソケットの下端から延びる環状プラグ部分を
   有する、 クロージャ。
3. 【請求項３】 環状プラグ部分の外面には環状溝が設け
   られ、該環状溝は、前記開口端の直ぐ内側に位置した試
   料収集管の内壁に設けられた環状突起とスナップ嵌め関
   係をなすことを特徴とする請求項２記載のクロージャ。