JP3076813U - イヤー・モニターシステム - Google Patents

イヤー・モニターシステム

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JP3076813U
JP3076813U JP2000007135U JP2000007135U JP3076813U JP 3076813 U JP3076813 U JP 3076813U JP 2000007135 U JP2000007135 U JP 2000007135U JP 2000007135 U JP2000007135 U JP 2000007135U JP 3076813 U JP3076813 U JP 3076813U
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sound
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monitor system
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Inventor
近藤  誠
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有限会社イーエクス・プロ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モニター音を確認しながら舞台上を自由に移
動でき、しかもモニター音の音像の頭内中央一点定位を
防止すること。 【解決手段】 イヤー・モニターシステム1を送信器2
と、受信器3と、分配付加器4と、左右のイヤフォン5
とで構成する。分配付加器4は受信器3に内蔵し、収音
したモノラルの音響信号を左右のイヤフォン5に対応す
る二系統の信号に分け、一方を他方と異なる信号に生成
する。例えば遅延回路を採用して時間的に遅延させるこ
とにより差違を設ける。送,受信器2,3は、音響信号
を無線で伝送する。コンサート会場の演奏者Pの音声
は、マイク6及びミキシング器7で収音され、モノラル
の音響信号で送,受信器2,3を通じて伝送され、分配
付加器4で互いに異なる信号として左右のイヤホン5で
別に出力される。演奏者Pは自由に移動でき、聴衆への
演奏音に影響を与えることもなく、頭内中央一点定位も
回避される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、舞台上の歌手や楽器演奏者自身がモニター音を聞くためのイヤー・ モニターシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、演奏者Pが自身の楽音を確認するためのモニタース ピーカMが演奏者Pに向けて舞台S上に設置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のモニタースピーカにおいては、設置位置が固定されているので、図 5の破線に示すように演奏者Pが舞台S上を移動して、モニタースピーカMから 離れてしまうと、モニター音が聞き取りにくくなる。これに対して、離れた位置 でモニター音を聞くために、モニタースピーカMの数を増やしたり、音量を大き くすれば、モニター音が本来聴取されるべき聴衆への楽音を阻害する。一方、モ ニター音をスピーカから出力するのでなく、ステレオ伝送に依らない簡易なモノ ラル方式のイヤフォンから出力することにより、モニター音を聞くことも考えら れるが、同じモニター音が同時に左右の耳に入り、音像が頭の中に固定される感 じになる、いわゆる頭内中央一点定位の問題があり、特にこの状態が長く続くと 顕著な不快感を催すことになる。 そこで、本考案は、舞台上を自由に移動することができ、聴衆への楽音を阻害 することがなく、しかも演奏者のモニター音の頭内定位を防止し、不快感なくモ ニター音を確認することができる比較的簡易なイヤー・モニターシステムを提供 することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の考案においては、演奏者Pの楽音がモノラル 収音された音響信号を送信器2が無線電波として送り、演奏者Pに装着された受 信器3がこの音響信号を受け、受信器3に接続された分配付加器4が異なる二種 の音響信号に生成し、演奏者Pがイヤフォン5で二種の音響信号を左右別に聞く ことにより、音像の頭内定位による不快感を防止するようにイヤー・モニターシ ステム1を構成した。 第2の考案においては、左右の音響信号の一方を他方より時間的に遅延させる ように分配付加器4を構成した。 第3の考案においては、左右の音響信号の一方に他方に対する位相差を設ける ように分配付加器4を構成した。 第4の考案においては、左右の音響信号の一方に他方に対する周波数特性差を 設けるように分配付加器4を構成した。 第5の考案においては、左右の音響信号の一方に他方に対する出力音量差を設 けるように分配付加器4を構成した。 第6の考案においては、上記手段の何れか二以上を組み合わせて左右の音響信 号に差違を設けるように分配付加器4を構成した。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の一形態を図面を参照して説明する。 図1において、イヤー・モニターシステム1は送信器2と、受信器3と、分配 付加器4と、左右のイヤフォン5とから構成されている。例えばコンサート会場 の舞台上の演奏者Pが発する音声は、マイク6を通じて収音され、音響信号とし てミキシング器7で調整され、スピーカ出力されて聴衆に聞き取られると共に、 送,受信器2,3を通じて無線で伝送され、左右のイヤホン5に出力されて演奏 者にモニター音として聞かれる。
【0006】 分配付加器4は受信器3に内蔵されており、図2に示すように、モノラル収音 した音響信号を左右のイヤフォン5に対応する二系統の信号に分け、内蔵の付加 回路8によりその一方を他方と異なる信号に生成するものである。付加回路8に よる音響信号の加工は、例えば遅延回路を採用して僅かに時間的な遅れを設ける ことにより差違を設ける。
【0007】 送信器2はミキシング器7に接続されており、ミキシング器7の出力信号を無 線で受信器3に送る。受信器3は予め演奏者Pに装着されており、音響信号を無 線電波で受ける。この音響信号は、分配付加器4を通じてイヤフォン5から左右 異なる音として出力される。従って、演奏者Pはその電波の届く範囲で自由に移 動することができる。モニター音はイヤフォン5から出力されるので、スピーカ から発せられる演奏音に影響を与えることもないし、左右異なるものと聴覚でき 、音像の頭内中央一点定位が回避される。
【0008】 第2の実施形態を図3に示す。このイヤー・モニターシステム1の分配付加器 4においては、左右のイヤフォン5に対応する二系統に二種の付加回路9a,9 bを設けている。この場合にも、信号間に時間的な遅れを設けることができる。
【0009】 第3の実施形態では、図4に示す。イヤー・モニターシステム1の分配付加器 4においては、左右のイヤフォン5に対応する二系統に付加回路10a,10b を夫々設けると共に両者間に付加回路10cを設けている。付加回路10cは付 加回路10a,10bにより加工した二系統の異なる信号をリンク動作させるも のである。
【0010】 なお、左右のイヤフォン5に対応する信号は、上記のように信号間の時間的な 遅延の他、信号間の位相差、音量差、周波数特性の差などを設け、あるいはこれ らを組み合わせることにより互いに異なるものとすることができる。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、舞台上を自由に移動してもモニター音を認識できる し、聴衆への楽音を阻害することもなく、しかも簡易なモノラル方式のモニター 音を左右異なるものとして聞くことができるので、モノラル音特有の音像の頭内 中央一点定位による不快感を防止することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るイヤー・モニターシステムの概略
的説明図である。
【図2】分配付加器の回路図である。
【図3】他の分配付加器の回路図である。
【図4】さらに他の分配付加器の回路図である。
【図5】従来のモニタースピーカによるシステムの概略
的説明図である。
【符号の説明】
1 イヤー・モニターシステム 2 送信器 3 受信器 4 分配付加器 5 イヤフォン 6 マイク 7 ミキシング器 8 付加回路 9a,9b 付加回路 10a,10b,10c 付加回路 P 演奏者
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月14日(2000.11.
14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏者が発する楽音を収音したモノラル
    の音響信号を、無線電波として伝送する送、受信器と、 この受信器と共に演奏者に装着され、モニター音を両耳
    に出力するイヤフォンと、 前記受信器に内蔵され、モノラルの音響信号を異なる二
    種の音響信号に生成する分配付加器とを具備し、 演奏者に左右の音響信号の相違によってモニター音の音
    像の頭内中央定位を防止することを特徴とするイヤー・
    モニターシステム。
  2. 【請求項2】 前記分配付加器が、左右の音響信号の一
    方を他方より遅延させることを特徴とする請求項1に記
    載のイヤー・モニターシステム。
  3. 【請求項3】 前記分配付加器が、左右の音響信号の一
    方に他方に対する位相差を設けることを特徴とする請求
    項1に記載のイヤー・モニターシステム。
  4. 【請求項4】 前記分配付加器が、左右の音響信号の一
    方に他方に対する周波数特性差を設けることを特徴とす
    る請求項1に記載のイヤー・モニターシステム。
  5. 【請求項5】 前記分配付加器が、左右の音響信号の一
    方に他方に対する出力音量差を設けることを特徴とする
    請求項1に記載のイヤー・モニターシステム。
  6. 【請求項6】 前記分配付加器が、請求項2から5まで
    の何れか二以上を組み合わせて左右の音響信号に差違を
    設けることを特徴とする請求項1に記載のイヤー・モニ
    ターシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013509095A (ja) * 2009-10-22 2013-03-07 シュアー アクイジッション ホールディングス インコーポレイテッド オーディオ監視システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013509095A (ja) * 2009-10-22 2013-03-07 シュアー アクイジッション ホールディングス インコーポレイテッド オーディオ監視システム
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