JP3076542B2 - 球状体の識別装置 - Google Patents
球状体の識別装置Info
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Description
の球状体の表面に付されたバーコ−ド等による識別コー
ド又は文字や図形等による識別マーク(以下これらを総
称して「識別情報」という)を読み取って、その球状体
を識別する球状体の識別装置に関する。
技術の向上を図るだけでなく、興味をもって練習できる
ようにゲーム性や適度の射幸性を持たせるようにしたシ
ステムの導入が期待されている。
公報に見られるように、複数の各打席毎に異なる識別情
報(バーコード,マーク,色彩等による)を付したゴル
フボールを使用し、各打席から打たれたゴルフボールが
ヤード内に設けたホールに入った時、そのゴルフボール
の識別マークを検出し、そのゴルフボールが打たれた打
席を判別して表示するようにしたゴルフゲーム装置が提
案されている。
られるように、複数の各打席から打ち放たれるゴルフボ
ールの標的として、近距離打球練習用の人工グリーン
と、遠距離打球練習用の立設標的スタンドとをヤード内
に設置し、それぞれの等級に応じた入賞孔又は入賞溝に
入るかあるいは標的に的中した入賞ボールに賦与されて
いる打席別特性を示す識別情報を識別して、その入賞ボ
ールを打った打席に設けた端末装置に得点を表示し、そ
の得点に応じた報奨球の還付が受けられるようにしたゴ
ルフ練習場システムも提案されている。
ぞれのゴルフボールに付された識別情報を短時間で正確
に読み取る必要がある。そのため、ボール識別部へ導か
れた所要のゴルフボールに回転を与えることによって読
み取りの信頼性を向上させるようにしたものが知られて
いる。
置の一例を示すものである。この例に示すゴルフボール
1は、その表面に識別情報として赤道上に第1のバーコ
ード1aが、それに直交する経線上に第1のバーコード
1aと同じコードパターンを有する第2のバーコード1
bがそれぞれ印刷されている。この第1,第2のバーコ
ード1a,1bのコードパターンは各打席毎に異ならせ
ているので、そのいずれかのバーコードを読み取ること
によって、ゴルフボール1がどの打席から打たれたもの
であるかを識別することができる。
線状のコードパターンからなる2条の同一のバーコード
を互いに直交する方向に形成したゴルフボールは、本発
明者等が先に開発したものであり、ゴルフボールの表面
の複数箇所に通常のバーコードを印刷したものに比べ
て、バーコードの読取精度を格段に向上させ且つ読取速
度を大幅に速めることができる。
する一対のモータ2,3の各駆動軸2a,3aに固着さ
れたローラ4とローラ5によって転動自在に支持され
る。また、図示しないガイド部材とゲート部材とによっ
て、上方に設けたバーコードリーダ22と対向する所定
の読取位置に係止される。
ラ4,5がそれぞれ一方向へ回転することにより、ゴル
フボール1は二方向の回転力が与えられて方向を変えな
がら回転し、その間にバーコードリーダ22によって第
1,第2のバーコード1a,1bの少なくとも一方がス
キャンされて読み取られる。それによって、このゴルフ
ボール1がどの打席から打たれたものであるかが識別さ
れる。この識別装置は、ゴルフボールに限らず、バーコ
ード等の識別情報が付された各種球状体の識別装置とし
ても使用できる。
うな従来の球状体の識別装置にあっては、ゴルフボール
等の球状体を1個ずつ所定の読取位置に係止して、軸線
が直交する2個のモータによってそれぞれ回転駆動され
る2個のローラ上でその球状体を支持しながら回転さ
せ、その表面に印刷されたバコードをバーコードリーダ
で読み取るようになっているため、球状体を所定位置で
係止および支持するための構造が複雑であるとともに、
球状体の支持が不安定になり、ローラとの接触が損なわ
れる恐れもあった。
力を与える一対のローラに接触させて回転させるだけな
ので、球状体の回転方向の変化が少なく、バーコードが
印刷された部分がバーコードリーダ22による読み取り
可能な位置に向くまでに時間がかかる場合もあり、バー
コードの読み取りおよびその結果による球状体の識別に
要する時間にむらがあるという問題もあった。
であり、ゴルフボール等の各種球状体の表面に付された
バーコード等の識別情報を迅速且つ高精度で読み取っ
て、その球状体を効率よく識別できるようにすること、
そして、その識別装置を安価に提供できるようにするこ
とを目的とする。
達成するため、表面に識別情報を付した球状体を回転さ
せながら移送し、識別情報読取手段によってその球状体
の表面の識別情報を読み取って該球状体を識別する球状
体の識別装置を、次のように構成したものである。
置は、上記球状体の進行方向に沿って、該球状体と接触
可能に間隔をあけて平行に配置されて同一方向に回転す
る一対のローラと、外周部に上記球状体を回転自在に捕
捉する切欠部を有し、その切欠部を有する外周部を上記
一対のローラの間に嵌入させて、該一対のローラの軸と
直交する軸を中心に回転する円板状のロータと、上記ロ
ータの切欠部に捕捉されて移送される球状体と対向する
位置に配設され、該球状体の表面の識別情報を読み取る
識別情報読取手段とを備えている。
り、その切欠部に上記球状体を捕捉して進行方向へ回転
させながら移送すると共に、その移送中該球状体を上記
一対のローラに接触させて該球状体に進行方向と直交す
る方向への回転力を与える。このようにすることによ
り、球状体が複雑に方向を変えながら回転(歳差回転と
称される)し、ロータによる移送中にその表面の識別情
報を識別情報読取装置による読取可能位置に向ける確率
が極めて高くなるので、短時間で精度よくその識別情報
を読み取って、球状体を識別することができる。
度回転させる間に、識別情報読取手段によって上記球状
体の表面の識別情報を読み取れたときには、該ロータを
引き続き同方向へ回転させて切欠部に捕捉した球状体を
排出させ、識別情報読取手段によって該球状体の表面の
識別情報を読み取れなかったときには、該球状体を前記
一対のローラに接触させてその進行方向と直交する方向
への回転力を与えながら、ロータを一旦逆転させた後所
定の角度範囲で往復回転を繰り返し、識別情報読取手段
によって識別情報を読み取れたときあるいは読み取れず
に予め設定された時間が経過したときに、該ロータを上
記一方向へ回転させて切欠部に捕捉した球状体を排出さ
せるように、ロータの回転を制御する手段を設けるとよ
い。
置に一対の切欠部を設けるとよい。また、上記一対のロ
ーラ及びロータを、上記球状体をその自重によって回転
させながら誘導する進行方向に下降勾配を有する誘導路
内に設けるとよい。さらにまた、その誘導路に上記一対
のローラ及びロータが配設されていない強制排出路と、
電源遮断時には球状体を該強制排出路へ誘導する可動ゲ
ートとを設けるのが望ましい。
情報が付与されたゴルフボールが好適である。そして、
上記識別情報としてはバーコードが最適であり、その場
合には上記識別情報読取手段としてバーコードリーダを
配設すればよい。
別装置に実施した実施形態を図面に基づいて具体的に説
明する。なお、識別するゴルフボールは図9に示したも
のと同様なものを使用するものとする。図1はこの発明
の一実施形態を模式的に示す平面図、図2はその要部の
構成を示す斜視図、図3はゴルフボール回転機構を示す
要部斜視図、図4はゴルフボール印刷されたバーコード
の一例を明示する図である。
フボール識別装置の概略構成を説明する。ベースフレー
ム30上に、ゴルフボール1を導入する導入口11から
下降勾配を有する誘導路12が、強制排出路12aと識
別排出路12bとに分岐して設けられており、これらは
ガイド板やガイドレール等によって形成されるが、図1
においてはそれらの図示は省略して、2点鎖線でその平
面的な位置及び幅のみを示している。
の投入を検知するために反射型フォトセンサからなる第
1のセンサ15が設けられ、強制排出路12aと識別排
出路12bとの分岐部には、ラッチ型ソレノイド13に
より通路を切り換える可動ゲート14が、実線で図示す
る位置と仮想線で図示する位置に回動可能に設けられて
いる。
0が設けられており、その上方に識別情報読取手段とし
て仮想線で示すバーコードリーダ22が配置されてい
る。識別搬送路12bのボール回転機構部10の入口付
近には、識別搬送路12bへのゴルフボール1の導入を
検知するために反射型フォトセンサからなる第2のセン
サ21が設けられ、識別搬送路12bの出口付近にはゴ
ルフボール1の排出を検知するために反射型フォトセン
サからなる排出センサ23が設けられている。
斜視図で示すように構成されており、図2に示すよう
に、ボール進行方向に向かって水平面に対してほぼ15
°の下降勾配をなすベースフレーム30上に固定した基
板31に組み付けてられている。その上方には、バーコ
ードリーダ22が一対の脚部32に支持持されて配設さ
れている。
ーダ22との間に、図1に示した識別排出路12bを形
成するガイド板が複数の支持板33(図2ではその1つ
だけを示す)に支持されているが、図示を省略してい
る。その支持板33と基板31の折曲部31aとの間
に、識別排出路12bの両側部に沿って同一径の一対の
ローラ18a,18bが間隔をあけて平行に軸支されて
いる。そして、このローラ18a,18bは、支持板3
3に取り付けられたローラモータ16によって、歯車1
7aと歯車17b又は17cを介して互いに同一方向
(矢印A,Bで示す)に同一速度で回転される。
は、円板状のロータ20の上半部が挿入されている。こ
のロータ20は、中心に関して対称の位置に図3に示す
ようにゴルフボール1を捕捉可能な2個の切欠部20
a,20aを形成しており、ローラ18a,18bの軸
と直交する駆動軸19aを有するロータモータ(ステッ
ピングモータ)19によって正逆両方向に回転駆動され
る。そのロータモータ19は、基板31の側縁の折曲部
31bに取り付けられている。
は、図2に示すように原点設定用の円板25を一体に固
設しており、その円板25にはロータ20の切欠部20
a,20aに対して所定角度(例えば50°)位置をず
らして円周部に一対の切欠溝25a,25aを形成して
いる。そして、ロータ20が図1及び図5に示す位置
(原点位置)にくると、その切欠溝25a,25aのいず
れか一方が固定位置に配設されたロータ原点センサ24
によって検知され、それによってロータ20の回転を一
時停止させて待機状態にする。
は、図4に示すように、それぞれゴルフボール1の略全
周に亘る線状のコードパターンからなる第1のバーコー
ド1aと、第2のバーコード1bとを互いに直交する方
向に印刷してある。その第1のバーコード1aと第2の
バーコード1bは同じコードパターンであり、そのゴル
フボール1を使用する打席を示す固有の識別情報を表わ
している。
識別装置の動作を、上述の説明に用いた図1乃至図3に
加えて図5乃至図7も参照して説明する。識別情報とし
てバーコードが印刷されたゴルフボール(以下単に「ボ
ール」という)1は、図1に示す導入口11から下降勾
配を有する誘導路12へ投入される。このとき、ラッチ
型ソレノイド13により通路を切り換える可動ゲート1
4が、強制排出路12aを閉塞して識別排出路12bを
開放する図に実線で示す状態にあると、誘導路12に投
入されたボール1が第1のセンサ15によって検知され
た時点でローラモータ16が回転を開始する。
対のローラ18a,18bが図2及び図3に矢印A,B
で示す同一方向に同一速度でそれぞれ回転される。誘導
路12に投入されたボール1は可動ゲート14によって
識別排出路12bに誘導され、自己の重力により進行方
向に回転しながら移動してボール回転機構部10に到達
し、図1及び図5に示す原点位置で待機しているロータ
20の一方の切欠き部20a内に入り込み、そこに捕捉
されて移動が止められる。この時、そのボール1を第2
のセンサ21が検知し、その信号によってロータモータ
19が回転を開始する。
向(図5の矢印C方向)に正回転して、切欠き部20a
に回転自在に捕捉したボール1を、ローラ18a,18
b上に移載してそれに接触させながら進行方向(図5の
矢印E方向)へ強制的に移動させる。このとき、ボール
1はその強制移動によるローラ18a,18b上での転
動力と、ローラ18a,18bの回転による上記進行方
向と直行する方向の回転力とを受けるため、複雑に方向
を変えながら歳差回転する。
20aから離脱しない範囲で図5の矢印C方向へ所定角
度(例えば原点位置から80°)回転し、その間にバー
コードリーダ22が、そのボール1の表面のバーコード
1a又は1bを読み取る。その際にボール1は図3に示
すようになり、ローラ18a,18bによる回転力とロ
ータ20によって移動されることによるローラ18a,
18b上での転動力とを受けて、複雑に角度を変えなが
ら歳差回転するので、短時間でその表面のバーコード1
a又は1bがバーコードリーダ22で読み取り可能な位
置になる確率が極めて高い。
のバーコードを読み取れたときには、ロータ20がその
まま矢印C方向にさらに回転する。そして、図6に示す
状態になると、ボール1がロータ20の切欠部20aか
ら離脱して識別排出路12bを自重によって転動して矢
印E方向に進行して、図1に示した排出センサ23によ
って検知された後、排出口12cから排出される。
因により、ロータ20の所定角度回転中に、バーコード
リーダ22がボール1のバーコード1a,1bのいずれ
も読み取れなかったときには、ロータモータ19によっ
てロータ20を一旦図3に矢印Dで示す方向に逆転さ
せ、その後上記所定角度より小さい角度範囲内で所定時
間(0.3〜3.0秒)往復回転運動を繰り返す。
えながら歳差回転するので、バーコードリーダ22はそ
のボール1のバーコード1a,1bを略100%読み取
ることができる。読み取れた場合はすぐに、ロータ20
を矢印C方向に大きく回転させて、図6に示したように
ボール1を排出させ、所定時間往復運動を繰り返しても
読み取れなかった場合にも、ロータ20を矢印C方向に
大きく回転させて、そのボール1を排出させる。
分け装置を設けた場合には、例えばバーコードが読み取
れて打席が識別されたボールは、その打席別に仕分けさ
れ、バーコードが読み取れなかったボールはNGボール
として仕分けされる。
はさらに矢印Cの方向に回転し、ロータ原点センサ24
が原点を検知した位置で一時停止する。そして、第1,
第2のセンサ15,21がボールを検知しないときに
は、ボールが排出センサ23を通過してから僅かの時間
後にローラモータ16によるローラ18a,18bの回
転も停止する。
が連続して識別排出路12bに導入される場合には、ロ
ータ20が1個のボール1を捕捉して矢印C方向に所定
角度回転し、あるいはさらに前述の往復回転運動をし
て、バーコードリーダ22がそのボール1のバーコード
1a,1bを読み取り、その後さらに矢印C方向に回転
してそのゴルフボール1を排出させる間、次のボール1
はロータ20の側面に当接して係止されている。
して図5に示す原点位置になると、それまでボール1を
捕捉していた切欠部20aと反対側の切欠部20aが次
のボールを補足して、上述の動作を繰り返す。したがっ
て、このゴルフボール識別装置では、1個のボールのバ
ーコード読み取り中に、次のボールを読み取り部の直前
で係止するためのゲート機構と、バーコード読み取り中
のボールを読み取り部に捕捉しておくためのゲート機構
の機能をロータ20が兼ねており、それらのゲート機構
を別に設ける必要がない。
第2のセンサ21が次位のボールを検知した場合には、
ロータ20の一時停止をやめて連続回転させることによ
り、識別作業の迅速化を図ることができる。この実施形
態では、ロータ20の切欠部20aを円周部の対称な位
置に一対設けたが、ロータ20の径が小さい場合は切欠
部20aを一個だけにしてもよいし、径が大きい場合に
は3個以上設けることも可能である。
13の電磁力が消滅し、可動ゲート14は、自己の付勢
力により図1に仮想線で示すように強制排出通路12a
を開放するように切り換えられ、導入口11から投入さ
れたボールを強制排出口12dから強制的に排出するよ
うにし、装置不使用時にボールが誘導路12に数珠つな
ぎになるのを防止している。この状態から電源投入後
は、可動ゲート14が識別排出通路12bを開放する図
1に実線で示す状態に切り換えられて待機状態になる。
なお、この電源投入時、万一識別排出路12b内にボー
ルが残存した場合には、ロータ20を回転させて識別排
出口12cから排出する。
く、図1に実線で示す位置で上下動する上下動式のもの
にしてもよい。その場合は、電源遮断時にはスプリング
等の付勢力によって可動ゲート14が上昇して強制排出
路12aを開放し、電源投入後はソレノイド13の駆動
力によって可動ゲート14が下降され、強制排出路12
aを閉鎖して投入されたボール1を識別排出通路12b
へ誘導する。
た各作動部や各種センサ等の動作を制御する制御手段の
構成を図8に示す。上述した各部の動作は、CPU及び
ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータ(以下
「CPU」と略称する)40によって制御される。図1
に示した可動ゲート14は、電源41の投入時にラッチ
型ソレノイド13が作動されて強制排出路12a側を閉
鎖し、識別排出路12b側を開放するように切り換えら
れる。
通過を第1のセンサ15が検知してその信号をCPU4
0に入力すると、ローラモータ16を始動させてローラ
18a,18bを同一方向へ回転させ、ボール1を第2
のセンサ21が検知してその信号をCPU40に入力さ
せると、ロータモータ19を始動させてロータ20をボ
ール進行方向に回転させる。
のバーコード1a,1bが読み取れなかった場合は、C
PU40からの指令によりボール1を捕捉したままロー
タ20を一旦逆回転させ、所定角度範囲で所定時間(例
えば3秒以内)だけ往復回転を繰り返した後、ロータ2
0をボール進行方向へ回転させてボール1を釈放する。
なお、上記の往復回転時間はタイマ設定部42により任
意に設定することができる。
すると、ロータ原点センサ24がそれを検知し、その信
号をCPU40に入力すると、ロータモータ19を一時
停止させる。ボール1が排出センサ23を通過した後、
例えば1秒間次位のボールが第1,第2のセンサ16,
21によって検知されない場合には、CPU40はロー
ラモータ16を停止させる。
22が読み取ったバーコードからCPU40が識別した
打席番号や、各種のデータ及びエラー等を表示する表示
部43と、その識別した打席情報や異常が発生した場合
の異常内容等を離れた場所に設置されているコンピュー
タへ送信するための外部シリアル通信部44とを設けて
いる。
フボールである場合について説明したが、この発明はそ
れに限るものではなく、すべての球状体の識別装置に適
用することができる。また、球状体に付したバーコード
は、図4に示したものに限らず、通常使用されている線
長が短いパターンのバーコードを球状体の表面の複数箇
所に印刷あるいは貼付したものでも識別可能である。
ドに限るものではなく、各種の識別コード、あるいは文
字,記号,図形等による識別マークなどでもよい。それ
らの識別情報の種類に対応して識別情報読取手段も変更
すればよい。
体の識別装置は、下降勾配の誘導路を進行方向に回転し
ながら移行する球状体に、一対のローラと1個のロータ
により進行方向とそれに直交する方向の回転力を与える
ことにより、球状体に複雑に方向が変化する回転を与え
て、その表面に付された識別情報を読み取るようにした
ので、きわめて簡単な構成で球状体の識別情報を短時間
で正確に読み取ることができる。また、球状体の移送を
切欠部を有する円板状のロータで行なうようにしたの
で、識別情報読み取り時の球状体の移送速度を読取り条
件に合わせて最適に定めることが可能になる。
報を読み取れなかったときには、ロータを所定時間だけ
所定の角度範囲で往復回転を繰り返すように制御するこ
とにより、確実な球状体の識別が可能になる。
実施形態を模式的に示す平面図である。
図である。
転動作中の要部を示す斜視図である。
ドの一例を示す図である。
するためのボール捕捉位置の説明図である。
中の説明図である。
おける制御手段の一例を示すブロック図である。
ールの打席識別装置の例を示すを示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 表面に識別情報を付した球状体を回転さ
せながら移送し、識別情報読取手段によってその球状体
の表面の前記識別情報を読み取って該球状体を識別する
球状体の識別装置であって、 前記球状体の進行方向に沿って、該球状体と接触可能に
間隔をあけて平行に配置されて同一方向に回転する一対
のローラと、 外周部に前記球状体を回転自在に捕捉する切欠部を有
し、その切欠部を有する外周部を前記一対のローラの間
に嵌入させて、該一対のローラの軸と直交する軸を中心
に回転する円板状のロータと、 前記ロータの切欠部に捕捉されて移送される球状体と対
向する位置に配設され、該球状体の表面の識別情報を読
み取る識別情報読取手段とを備え、 前記ロータの一方向の回転により、前記切欠部に前記球
状体を捕捉して前記進行方向へ回転させながら移送する
と共に、その移送中該球状体を前記一対のローラに接触
させて該球状体に前記進行方向と直交する方向への回転
力を与えるようにしたことを特徴とする球状体の識別装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載の球状体の識別装置におい
て、前記ロータを前記一方向に所定角度回転させる間
に、前記識別情報読取手段によって前記球状体の表面の
識別情報を読み取れたときには、該ロータを引き続き同
方向へ回転させて前記切欠部に捕捉した球状体を排出さ
せ、前記識別情報読取手段によって該球状体の表面の識
別情報を読み取れなかったときには、該球状体を前記一
対のローラに接触させてその進行方向と直交する方向へ
の回転力を与えながら、前記ロータを一旦逆転させた後
所定の角度範囲で往復回転を繰り返し、前記識別情報読
取手段によって前記識別情報を読み取れたときあるいは
読み取れずに予め設定された時間が経過したときに、該
ロータを前記一方向へ回転させて前記切欠部に捕捉した
球状体を排出させるように、前記ロータの回転を制御す
る手段を設けたことを特徴とする球状体の識別装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の球状体の識別装置
において、前記ロータには、その外周部の対向する位置
に一対の前記切欠部を設けていることを特徴とする球状
体の識別装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
球状体の識別装置において、前記一対のローラ及び前記
ロータが、前記球状体をその自重によって回転させなが
ら誘導する進行方向に下降勾配を有する誘導路内に設け
られていることを特徴とする球状体の識別装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の球状体の識別装置におい
て、前記誘導路に前記一対のローラ及びロータが配設さ
れていない強制排出路と、電源遮断時には前記球状体を
該強制排出路へ誘導する可動ゲートとを設けたことを特
徴とする球状体の識別装置。 - 【請求項6】 前記識別する球状体がゴルフボールであ
る請求項1乃至5のいずれか一項に記載の球状体の識別
装置。 - 【請求項7】 前記識別情報がバーコードであり、前記
識別情報読取手段がバーコードリーダである請求項1乃
至6のいずれか一項に記載の球状体の識別装置。
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JPH11137758A JPH11137758A (ja) | 1999-05-25 |
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JP09310397A Expired - Lifetime JP3076542B2 (ja) | 1997-11-12 | 1997-11-12 | 球状体の識別装置 |
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JP (1) | JP3076542B2 (ja) |
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