JP3075991U - ディスプレイ材 - Google Patents

ディスプレイ材

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JP3075991U JP2000006258U JP2000006258U JP3075991U JP 3075991 U JP3075991 U JP 3075991U JP 2000006258 U JP2000006258 U JP 2000006258U JP 2000006258 U JP2000006258 U JP 2000006258U JP 3075991 U JP3075991 U JP 3075991U
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紀夫 野澤
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エヌカント株式会社
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(57)【要約】 【課題】 フックが良好な強度を有し、かつフックとデ
ィスプレイ板とを可燃物として焼却処分することができ
るディスプレイ材を提供する。 【解決手段】 商品11が掛止されるフック12の素材
を、熱可塑性合成樹脂100重量部に対して、10〜2
00重量部の低発熱性可燃性材料を添加したものとした
ので、フック12に良好な強度を与えられる。しかも、
フック12および台紙13をいずれも可燃性素材から作
製したので、ディスプレイ材10を廃棄するときには、
両部材12,13を可燃物として焼却処分することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ディスプレイ材、さらに詳細には、廃棄時にフックとディスプレイ 板とを同時に焼却処分することができるディスプレイ材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、スーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンストアな どでは、袋詰めされた雑貨品などを陳列する際に、金属製あるいは樹脂製のディ スプレイ板の孔に掛止された金属製または樹脂製のフックを利用する場合がある 。
【0003】 しかしながら、この従来技術にあっては、陳列用のディスプレイ板およびフッ クがいずれも金属製あるいは燃焼時の燃焼カロリーが高い樹脂製であったので、 廃棄する際には燃えないゴミとして廃棄処分場に廃棄されている。このような不 燃物のゴミが増加することは、地球環境にとって好ましくはないことは言うまで もない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来技術を背景になされたもので、フックが良好な強度 を有し、かつフックとディスプレイ板とを可燃物として焼却処分することができ るディスプレイ材を提供することを、その目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、商品が掛止されるフックと、該フックの掛止穴が穿 設されたディスプレイ板とを備えたディスプレイ材であって、前記フックの素材 が、熱可塑性合成樹脂100重量部に対して10〜200重量部の低発熱性可燃 性材料を添加したものであり、前記ディスプレイ板の素材がフックの素材に用い られると同一または異なる可燃性材料であることを特徴とするディスプレイ材で ある。
【0006】 また、請求項2に記載の考案は、前記フックの可燃性材料が、紙、木粉、およ びバルカナイズファイバの中から選ばれる少なくとも1種からなる請求項1に記 載のディスプレイ材である。
【0007】 さらに、請求項3に記載の考案は、前記ディスプレイ板の可燃性材料が、厚紙 、木材、および前記フック用の素材の中から選ばれる少なくとも1種からなる請 求項1または請求項2に記載のディスプレイ材である。
【0008】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の一実施例に係 るディスプレイ材の使用状態の斜視図である。図2は、フックを台紙の掛止穴に 掛止している状態を示す斜視図である。なお、ここでは、靴下用のディスプレイ 材を例に説明する。
【0009】 図1および図2において、符号10はディスプレイ材であり、このディスプレ イ材10は、商品11が掛止される上下3本ずつ、合計6本のフック12と、各 フック12の掛止穴13aが上下3個ずつ穿設された台紙(ディスプレイ板)1 3とを備えている。
【0010】 以下、各構成部品を詳細に説明する。 商品11は、ポリプロピレンフィルムの袋に詰められた色とりどりの靴下であ り、各袋の上部にはフック13に対して掛脱自在な掛止部11aが取り付けられ ている。 この実施例では、1本のフック12に1個の商品11を吊っているが、2個以 上の商品11を吊り下げてもよい。
【0011】 フック12は、正方形のベース板12aの表面に、先端が若干上に曲がった掛 止棒12bが一体成形されている。また、ベース板12aの裏面には、上方へ屈 曲した厚肉な台紙掛止部12cが一体成形されている。台紙掛止部12cを台紙 13の掛止穴13aの上部形成部に掛止することで、フック12が台紙13に掛 脱自在に掛止される。
【0012】 フック12は、可燃性のペレットを原料にして射出成形される。次に、このフ ック12の原料を詳細に説明する。 フック12は、熱可塑性合成樹脂を主原料とし、これに各種の低発熱性可燃性 材料が所定量添加されている。 熱可塑性合成樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン 系共重合体、プロピレン系共重合体などのポリオレフィン系樹脂のほか、ポリス チレン、ABS樹脂などのスチレン系樹脂、ナイロン6、ナイロン6,6などの ポリアミド、ポリエチレンテレテフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど のポリエステル、ポリメチル(メタ)アクリレートなどのアクリル系樹脂などが 挙げられる。 また、熱可塑性合成樹脂としては、酢酸セルロース;ポリ(α−ヒドロキシ酸 )、ポリ(β−ヒドロキシアルカノエート)、ポリ(ω−ヒドロキシアルカノエ ート)、ポリアルキレンアルカノエートなどの脂肪族ポリエステル;そのほか、 ポリグリコール酸、ポリ−L−乳酸、グリコリド/ラクチド共重合体、ポリジオ キサン、グリコリド/トリメチレンカーボネート共重合体、ポリカプロラクトン などの生分解性プラスチック類が挙げられるが、これらの生分解性プラスチック に限定されるものではない。 以上の熱可塑性合成樹脂のうちでも、強度面や経済面から、ポリプロピレンが 好ましい。 以上の熱可塑性合成樹脂は、1種単独であるいは2種以上を併用することがで きる。
【0013】 フック12用の低発熱性可燃性材料としては、例えば古紙、紙製品、木粉、麻 、コットンパルプ、木材パルプ、マーセル化パルプ、溶媒再生セルロース、ビス コース、酢酸セルロース、セルロースフィラーなどの植物繊維が挙げられる。そ のほか、バルカナイズファイバなども利用できる。 バルカナイズファイバとは、木材繊維または綿でつくられた原紙を塩化亜鉛溶 液に浸漬し、その後、水洗いにより塩化亜鉛溶液などを抜きとり、乾燥、プレス 加工を経て成形仕上げされた積層品である。バルカナイズファイバは、化学的に 中性で、緻密かつ強靱な工業材料であるから、それ自体、機械的強度を有し、弾 力性を備え、ねじりに対する復元性も備えている。また、バルカナイズファイバ は静電気を帯びないか、または静電気の発生が極めて少ない。このため、商品に 埃などが付着しにくい。これは、木材繊維などの天然繊維で作られており、その 表面は樹脂のようにつるつるしておらず、粗面化していて摩擦に対する接触面積 が小さいためであると考えられる。 このうち、古紙や紙製品などは、あらかじめ粉砕機により数mm角に粉砕され て使用される。 なお、低発熱性可燃性材料の代わりに、炭酸カルシウムなどの、熱可塑性合成 樹脂の燃焼カロリーを抑えることのできる無機系の材料を用いることも可能であ る。
【0014】 熱可塑性合成樹脂に対する低発熱性可燃性材料の添加割合は、熱可塑性合成樹 脂100重量部に対して10〜200重量部、好ましくは20〜100重量部で ある。10重量部未満では、低発熱性可燃性材料の割合が少なすぎて、焼却処分 に適さず、一方、200重量部を超えると、成形加工が難しくなり、また、フッ クの強度がでない。 得られる成形材料(熱可塑性合成樹脂+低発熱性可燃性材料)は、例えば一軸 押出機に投入されて、180℃くらいの温度でいったんペレット化される。その 後、このペレットを射出成形機で射出成形することで、フック12が射出成形さ れる。なお、射出成形でなくても、例えば型押し成形などでもよい。
【0015】 次に、前記台紙13について詳細に説明する。 台紙13は、フックに用いられると同一または異なる可燃性素材からなる厚紙 である。その厚さは2〜7mm、好ましくは2〜3mmである。2mm未満では 、薄すぎて強度がでず、一方、7mmを超えると、厚すぎて取り扱い性が悪く、 また経済的でない。ただし、この一実施例では、厚さ3mmの台紙13が採用さ れている。
【0016】 台紙13用の可燃性素材としては、例えば厚紙、木材またはフック12用の素 材などが挙げられる。木材としては、例えばラワン材、杉、檜、松、各種の合板 などが挙げられる。 台紙13に穿設された各掛止穴13aは、フック12の台紙掛止部12bが、 比較的容易に掛脱できるサイズの矩形状を有している。 台紙13の上部には、紐が通されている。この紐によって、沢山の商品11が 各フック12に掛止されたディスプレイ材10を、コンビニエンスストアなどの 陳列棚の所定箇所に吊り下げることができる。
【0017】 このディスプレイ材10を使用する際には、6本ないし特定陳列商品数に合わ せた本数のフック12のそれぞれを、各台紙掛止部12bと各掛止穴13aを介 して、台紙13にそれぞれ掛止する。その後、各フック12に商品11を吊り下 げて店頭に陳列する。 したがって、客は、フック12から商品11を外し、レジに持っていって購入 する。 例えば、ディスプレイ材10が長期間の使用で傷んだり、陳列棚の商品を入れ 替える際などには、各フック12が台紙13に掛止されたまま、ディスプレイ材 10を可燃物として廃棄処分することができる。これは、フック12および台紙 13がいずれも可燃性の原料から作製されているためである。
【0018】 このように商品11が掛止されるフック12の素材を、熱可塑性合成樹脂10 0重量部に対して、10〜200重量部の低発熱性可燃性材料を添加したものと したので、フック12に多数の商品11を吊り下げるのに十分に耐えられる強度 を与えることができる。 しかも、このようにフック12と台紙13とがいずれも可燃性素材からなるの で、ディスプレイ材10を廃棄する際には、両部材12,13を可燃物として焼 却処分することができる。
【0019】 なお、ディスプレイ材用のフックとしては、図1および図2に示すもの以外に 、例えば図3に示す、前記フック12と同じ素材の価格表示体15に組み付け自 在なフック16を採用してもよい。図3は、本考案の他の実施例に係るディスプ レイ材の一部を構成するフックが組み付けられた価格表示体の斜視図である。図 4は、価格表示体の斜視図である。図5は、価格表示体に組み付けられるフック の斜視図である。
【0020】 図4に示すように、価格表示体15は、縦長な矩形状のフック掛止板15aの 裏面に、台紙13の掛止穴13aの下部形成部に掛脱される台紙掛止部15bが 一体成形されている。また、フック掛止板15aの上部の両端部には、一対の縦 長な長孔15cが穿設されている。さらに、フック掛止板15aの裏面の上部に は、フック掛止板15aの表面側へ90度屈曲したL字アーム15dが一体成形 されている。L字アーム15dの先端には、商品11の価格表示プレート15e が一体成形されている。 図5に示すように、フック16は、横幅のある長尺な掛止舌片16aが一体成 形されている。また、ベース板16bの裏面の上部両端部には、上方へ屈曲した 2本の掛止ピン16cが平行に突設されている。フック16は、両掛止ピン16 cを両長孔15cに掛止することで、価格表示体15に掛脱自在に組み付けられ る。
【0021】 そして、このフック16に代えて、図6に示す短尺な掛止舌片17aと短尺な ベース板17bとを有するフック17を採用してもよい。そのほか、図7に示す 短尺な掛止棒18aと短尺なベース板18bとを有するフック18を採用しても よい。 なお、図6は、価格表示体に組み付けられる他のフックの斜視図である。図7 は、価格表示体に組み付けられる別のフックの斜視図である。 また、以上の他の態様のフックのうち、図5〜7に記載したフックは、図1と 全く同様に、台紙13に係合して使用することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案にあっては、このように商品が掛止されるフックの素材を、熱可塑性合 成樹脂100重量部に対して、10〜200重量部の可燃性材料を添加したもの としてので、フックに良好な強度を与えることができる。 しかも、このようにフックおよびディスプレイ板がいずれも可燃性素材から作 製されているので、ディスプレイ材を廃棄する際には、両部材を可燃物として焼 却処分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るディスプレイ材の使用
状態の斜視図である。
【図2】フックを台紙の掛止穴に掛止している状態を示
す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例に係るディスプレイ材の一
部を構成するフックが組み付けられた価格表示体の斜視
図である。
【図4】価格表示体の斜視図である。
【図5】価格表示体に組み付けられるフックの斜視図で
ある。
【図6】価格表示体に組み付けられる他のフックの斜視
図である。
【図7】価格表示体に組み付けられる別のフックの斜視
図である。
【符号の説明】
10 ディスプレイ材 11 商品 12,16,17,18 フック 13a 掛止穴 13 台紙(ディスプレイ板)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品が掛止されるフックと、該フックの
    掛止穴が穿設されたディスプレイ板とを備えたディスプ
    レイ材であって、 前記フックの素材が、熱可塑性合成樹脂100重量部に
    対して10〜200重量部の低発熱性可燃性材料を添加
    したものであり、 前記ディスプレイ板の素材がフックの素材に用いられる
    と同一または異なる可燃性材料であることを特徴とする
    ディスプレイ材。
  2. 【請求項2】 前記フックに用いられる低発熱性可燃性
    材料が、紙、木粉およびバルカナイズファイバの中から
    選ばれる少なくとも1種からなる請求項1に記載のディ
    スプレイ材。
  3. 【請求項3】 前記ディスプレイ板の可燃性材料が、厚
    紙、木材、前記フック用の素材の中から選ばれる少なく
    とも1種からなる請求項1または請求項2に記載のディ
    スプレイ材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135951A (ja) * 2009-12-26 2011-07-14 System Comunications:Kk 商品陳列ハンガー
JP2011255083A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Toppan Printing Co Ltd 商品陳列用ハンガー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135951A (ja) * 2009-12-26 2011-07-14 System Comunications:Kk 商品陳列ハンガー
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