JP3075716U - 見本に装着する販売促進補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見本缶のような各種見本が示している販売商
品と、その宣伝広告などの販売促進情報との結びつきを
強化し、充分な販売促進効果及び宣伝広告効果を挙げる
ことができる販売促進補助具を提供する。 【解決手段】 見本缶１２に装着する販売促進補助具１
１は、自動販売機などの販売商品を示す見本缶１２に、
見本缶１２の枠体１３を利用して取り付ける透視可能な
取り付け部１４と、この取り付け部１４に折り部１５を
介して連接した販売促進情報１７を表示する販売促進情
報表示部１６とからなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、商品購入者が視認可能な位置に設ける、自動販売機などの見本缶を はじめとする各種見本に装着する販売促進補助具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来における自動販売機などに設置する見本缶などの各種見本は、販売商品と 同様な図柄や文字を表示して、自動販売機に収容した購入可能な商品を示してい る。そして、当該商品の販売促進用宣伝広告は、自動販売機の本体の正面所定部 に、粘着テープで固定したり、糊付けしたり、あるいは単に載置する等により、 設置した、宣伝広告用プレートで行っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、従来においては、見本と宣伝広告用プレートとが離れた位置にあ るので、見本が示している販売商品と、宣伝広告用プレートに表示された販売促 進用の宣伝広告情報との結びつきが弱く、充分な販売促進効果及び宣伝広告効果 を挙げていないという不都合があった。本考案は、このような不都合を解消した 自動販売機などの見本に装着する販売促進補助具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために、本考案の請求項１に記載した見本に装着する販売 促進補助具は、自動販売機などの販売商品を示す見本に、見本の枠体を利用して 取り付ける透視可能な取り付け部と、この取り付け部に連接した販売促進情報を 表示する販売促進情報表示部とからなるものである。

【０００５】 また、上述の目的を達成するために、本考案の請求項２に記載した見本に装着 する販売促進補助具は、請求項１における販売促進情報表示部を、取り付け部に 折り部を介して連接したものである。

【０００６】 さらに、上述の目的を達成するために、本考案の請求項３に記載した見本に装 着する販売促進補助具は、自動販売機などの販売商品を示す見本の適所に貼着す るための貼着部を備えたものである。

【０００７】 さらにまた、上述の目的を達成するために、本考案の請求項４に記載した見本 缶に装着する販売促進補助具は、自動販売機などの販売商品を示す見本の適所に 貼着すると、見本に表示された図柄と一体になって該図柄に関連した形態を表現 しうるように形成したもので、例えば、見本の図柄が顔の場合には、販売促進補 助具は、帽子や、腕を示すものとして形成する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の好適な実施形態を添付図面の図１〜図９に基いて説明する。こ こにおいて、図１〜図６は見本缶に適用した第１の実施形態を示し、図１は販売 促進補助具の正面図、図２は販売促進補助具を見本缶に取り付けた状態の正面図 、図３は販売促進補助具を取り付けた見本缶の側面図、図４は見本缶の枠体の正 面図、図５は同じく背面図、図６は自動販売機の設置棚の正面図である。また、 図７及び図８は見本缶に適用した第２の実施形態を示し、図７は販売促進補助具 の正面図、図８は販売促進補助具を見本缶に取り付けた状態の正面図である。さ らに、図９は自動販売機の一般的な構成を示す正面図である。

【０００９】 はじめに、図９に基づいて、自動販売機の一般的な構成を説明する。自動販売 機本体１正面には、販売している商品名などを表示した表示部２と、設置棚に設 置した販売商品を示す複数の見本、例えば見本缶３と、各見本缶３に対応して設 けた商品選択ボタン４と、コイン投入口５と、宣伝広告用プレート６を取り付け 具７で設置する窪み状の設置部８と、開閉可能なカバー（図示せず）を備えた商 品取り出し口９を設けている。そして、前記表示部２、前記各見本缶３の設置棚 及び宣伝広告用プレート６を取り付け具７で設置する設置部８は、透明な合成樹 脂製のカバー１０で保護している。一方、商品選択ボタン４は、前記カバー１０ 表面から突出し、また、コイン投入口５は、前記カバー１０には対応せず露出状 態にある。

【００１０】 続いて、図１〜図６に基づいて第１の実施形態を説明する。図１及び図２に示 すように、販売促進補助具１１は軟質樹脂製シートからなり、見本缶１２の枠体 １３を利用して取り付ける透明な取り付け部１４と、この取り付け部１４に折り 部たるを肉薄部１５を介して連接した販売促進情報表示部１６とからなる。この 販売促進情報表示部１６には、「新登場」という販売促進情報１７を印刷などの 手段で表示している。

【００１１】 販売促進補助具１１を取り付ける見本缶１２は、図２及び図３に示すように、 硬質樹脂製の枠体１３と、枠体１３の正面開口部１８にはめ込む軟質樹脂製シー トからなる、販売商品とほぼ同一デザインを施したラベルシート１９とからなる 。前記枠体１３は、図４及び図５に示すように、前面及び側面が大きく開口され て前記正面開口部１８を形成し、両側面の内面には、前記ラベルシート１９の両 側端を係止する一対の係止突起２０，２０を設けている。また、前記枠体１３の 前記正面開口部１８に対応する上縁２１と下縁２２で、前記ラベルシート１９の 上下端を係止するものである。

【００１２】 同じく図４及び図５に示すように、枠体１３の背面側は上部を除いて傾斜平面 ２３となり、この傾斜平面２３には、自動販売機の見本缶設置棚２４（図３及び 図６参照）の固定孔２５に嵌合固定するよう形成した嵌合突縁２６を、開口部分 の周囲に沿って設けている。

【００１３】 上述した販売促進補助具１１を見本缶１２に取り付けるには、枠体１３に所定 状態でラベルシート１９を係止してなる見本缶１２の下縁２２に沿って、前記ラ ベルシート１９との間に挟むようにして取り付け部１４の下端を挿入し、取り付 け部１４の両端は枠体１３の正面開口部１８に近接した両側部で係止する。そし て、販売促進情報表示部１６を肉薄部１５で折り曲げて、正面を向くようにする 。ここで、前記取り付け部１４の下端縁に両面接着テープなどで、前記下縁２２ あるいは前記ラベルシート１９に対する接着手段を設けておくと、係止状態を確 実に維持することができ、好適である。

【００１４】 この販売促進補助具１１を取り付けた見本缶１２は、その嵌合突縁２６を自動 販売機の見本缶設置棚２４（図３及び図６参照）の傾斜面２７に設けた固定孔２ ５に嵌合固定して、自動販売機に設置するものである。前記傾斜面２７と枠体１ ３の傾斜平面２３は、互いの傾斜角度が対応一致するよう形成されている。

【００１５】 次に、図７及び図８に基づいて第２の実施形態を説明する。本実施形態におけ る販売促進補助具３１，３２，３３は軟質樹脂製シートを腕の形状に型抜きして なり、販売促進補助具３１は右腕の形状、販売促進補助具３２は右腕と左腕をつ ないだ形状、販売促進補助具３３は左腕の形状を、それぞれかたどっており、３ 個で１組となっている。そして、前記各販売促進補助具３１，３２，３３の腕の 付け根にあたる基端部が、貼着部３４，３５，３６，３７となり、これら貼着部 ３４，３５，３６，３７の裏面には、図示していないが、両面接着テープが設け られている。

【００１６】 これら販売促進補助具３１，３２，３３の使用対象となる見本缶は、ラベルシ ートに図柄が表示されたもので、例えば、図８に示すように、デフォルメした顔 がラベルシート３８，３９に表示された見本缶４０，４１であり、特に販売促進 補助具３２にあっては、隣接する二つの見本缶４０，４１に使用するものである 。

【００１７】 上述した販売促進補助具３１，３２，３３を貼着部３４，３５，３６，３７の 裏面に設けた両面接着テープによって、図８に示すように、隣接する二つの見本 缶４０，４１のラベルシート３８，３９の適所に貼着すると、見本缶４０，４１ に表示された図柄である顔と一体になって、顔に関連した形態である手をつない だ二人の人間を表現できるものである。また、一つの見本缶、例えば見本缶４０ にのみ使用する場合は、右腕をかたどった販売促進補助具３１と左腕をかたどっ た販売促進補助具３３とを１組として用いればよい。

【００１８】 なお、本考案は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、販売 促進補助具１１の折り部は肉薄部１５に限らず、ミシン目でもよい。また、販売 促進情報表示部１６に表示する販売促進情報１７は、「新登場」などの文字に限 らず、図柄あるいは図柄と文字の組み合わせであってもよい。さらに、販売促進 補助具３１，３２，３３は、腕をかたどるほか、取り付ける見本缶４０，４１の ラベルシート３８，３９に表示した図柄に応じて、形状を決定するものであり、 また、複数個で１組に限らず、１個で独立して使用することもできる。またさら に、販売促進補助具３１，３２，３３の貼着部３４，３５，３６，３７の裏面に 設ける接着手段も両面接着テープに限らない。さらにまた、取り付け対象となる 見本缶１２，４０，４１の構成も、種々変更可能であるほか、見本缶１２，４０ ，４１や販売促進補助具１１，３１，３２，３３の材質も種々変更可能である。 加えて、販売促進補助具１１，３１，３２，３３は、見本缶１２，４０，４１以 外の各種見本にも適用可能である。

【００１９】

【考案の効果】

以上説明したように、本願考案の請求項１〜請求項４に記載した自動販売機に 設置した見本に装着する販売促進補助具によれば、見本に直接、販売促進補助具 を装着するので、見本が示している販売商品と、その宣伝広告などの販売促進情 報との結びつきを強化し、充分な販売促進効果及び宣伝広告効果を挙げることが できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施形態を示す販売促進補助具の正面
図。

【図２】同じく販売促進補助具を見本缶に取り付けた状
態の正面図。

【図３】同じく販売促進補助具を取り付けた見本缶の側
面図。

【図４】同じく見本缶の枠体の正面図。

【図５】同じく枠体の背面図。

【図６】同じく自動販売機の設置棚の正面図。

【図７】第２の実施形態を示す販売促進補助具の正面
図。

【図８】同じく販売促進補助具を見本缶に取り付けた状
態の正面図。

【図９】自動販売機の一般的な構成を示す正面図。

【符号の説明】

１ 自動販売機本体 １１ 販売促進補助具 １２ 見本缶 １３ 枠体 １４ 取り付け部 １５ 肉薄部 １６ 販売促進情報表示部 １７ 販売促進情報 １９ ラベルシート ３１，３２，３３ 販売促進補助具 ３４，３５，３６，３７ 貼着部 ３８，３９ ラベルシート ４０，４１ 見本缶

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 星 英典 東京都荒川区西日暮里１丁目59番３号 株 式会社協同制作内 (72)考案者 小肥 久祥 東京都荒川区西日暮里１丁目59番３号 株 式会社協同制作内 (72)考案者 飯田 幾久馬 東京都荒川区西日暮里１丁目59番３号 株 式会社協同制作内 (72)考案者 花田 典子 東京都荒川区西日暮里１丁目59番３号 株 式会社協同制作内

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動販売機などの販売商品を示す見本
   に、見本の枠体を利用して取り付ける透視可能な取り付
   け部と、この取り付け部に連接した販売促進情報を表示
   する販売促進情報表示部とからなることを特徴とする見
   本に装着する販売促進補助具。
2. 【請求項２】 販売促進情報表示部を、取り付け部に折
   り部を介して連接したことを特徴とする請求項１記載の
   見本に装着する販売促進補助具。
3. 【請求項３】 自動販売機などの販売商品を示す見本の
   適所に貼着するための貼着部を備えた見本に装着する販
   売促進補助具。
4. 【請求項４】 自動販売機などの販売商品を示す見本の
   適所に貼着すると、見本に表示された図柄と一体になっ
   て該図柄に関連した形態を表現しうるように形成したこ
   とを特徴とする請求項３記載の見本に装着する販売促進
   補助具。