JP3074594U - 義 歯 - Google Patents

義 歯

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基座の上顎部に凹陥部を設け、上口蓋に張り
付くようにして密着する吸着力を生じさせ、口腔内での
定着力を向上させる。 【解決手段】 基座50に口腔8内の上口蓋6に密着す
る上顎部52及び該上顎部52に連続し歯茎7に密着す
る歯床部53を備え、歯床部53の底面に多数の人工歯
51を植え込んだ義歯5において、上顎部52の上口蓋
6に密着する面に凹陥部520を設けた構成とする。ま
た、歯床部53の歯茎7に密着する面に、凹部530を
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は義歯に関し、特に、基座の上顎部に凹陥部を設け、上口蓋に密着する 吸着力を生じさせ、口腔内での定着力を向上させることができる義歯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、義歯は、年老いることにより或いは口腔疾患により歯の無くなった 者が食物を噛み砕くために用いるものである。図3に示すように、この種の義歯 1は、基座10及び該基座10の底面に設けられる多数の人工歯11を備えてい る。上記基座10は、図示しない上口蓋に密着する上顎部110、及び、図示し ない歯茎に密着する歯床部111を備えている。上記歯床部111の底面には、 上記人工歯11が植え込むようにして設けられている。
【0003】 上記構成の義歯1は、口腔内の上口蓋に装着した際に、上記歯床部111が歯 茎に密着するとともに、上記上顎部110が上口蓋に張り付くように密着する。 このように、義歯1は、歯床部111の歯茎に対する密着による摩擦力を利用し て口腔内に固定させるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記義歯1は、口腔内に固定できる効果を備えてはいるが、実 用上、尚も問題がある。 具体的には、上記義歯1は、歯床部111の密着及び上顎部110の密着によ る摩擦力を利用して基座10を脱落させないように定着させるが、経時的に使用 者の歯茎がだんだんと萎縮すると、歯床部111と歯茎との間に隙間が生じ、歯 床部111がしっかりと歯茎に密着できなくなる。その結果、定着力が失われ、 くしゃみをしたり食事する際に脱落するようになり、体裁が良くないうえ、かな り不便であるという問題がある。
【0005】 この問題を解消するため、専門の業者の間では安定性の優れた義歯が開発され ている。例えば、図4に示す磁気吸着式義歯が提供されている。この義歯2は、 基座20に磁気ブロック21が埋設されるとともに、歯茎3の対向位置に同様の 磁気ブロック22が埋設され、これら磁気ブロック21,22が互いの磁力で吸 着することにより、装着状態での安定度を向上させている。
【0006】 しかしながら、この磁気吸引式義歯2を使用するためには、先ず歯茎3に磁気 ブロック22を埋設しなければならないため、かなり不快な感じを与える。しか も、義歯2を造る際に相当の費用がかかるうえ、磁気ブロック21,22の間で 生ずる磁力線が脳に近いことから好ましくない影響を与える場合がある。
【0007】 また、台湾特許公報第325674号で磁気反発式義歯が提供されている。こ の磁気反発式義歯は、図5に示すように、上側義歯40及び下側義歯41の互い に対向する上義歯400と下義歯410に、磁気ブロック401,411が埋設 されている。そして、これら磁気ブロック401,411には、互いに反発する 磁力(同一の磁極)を備えさせることにより、磁気ブロック401,411の相 互反発作用から上下歯茎42,43への押し付ける作用をなすようにしている。 これにより、上下の歯茎42,43に磁気ブロックを埋設することによって使用 者に不快感を与えることを防止している。
【0008】 しかしながら、この磁気反発式義歯は、歯茎42,43に磁気ブロックを埋設 する必要はないが、義歯を造る費用は依然として高い。しかも磁気ブロック40 1,411による人体の脳に対する影響も解決されていない。
【0009】 本考案は上記従来の義歯における問題点に鑑みてなされたもので、基座の上顎 部に凹陥部を設け、上口蓋に張り付くようにして密着する吸着力を生じさせ、口 腔内での定着力を向上させることができる義歯を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案の義歯は、基座に口腔内の上口蓋に密着する 上顎部及び該上顎部に連続し歯茎に密着する歯床部を備え、上記歯床部の底面に 多数の人工歯を植え込んだ義歯において、上記上顎部の上記上口蓋に密着する面 に凹陥部を設けた構成としている。
【0011】 そして、この義歯では、上記歯床部の上記歯茎に密着する面に、凹部を設ける ことが好ましい。
【0012】 このような義歯によれば、口腔内に取付けると、歯床部が歯茎に嵌合するよう にして密着し、上顎部が凹陥部と一体に上口蓋に密着し、かつ、口腔内の唾液が 上顎部の凹陥部と歯床部の凹部周縁に滲入する。その結果、上口蓋と歯茎が柔軟 性を有することにより、上記凹陥部と凹部がそれぞれ上口蓋と歯茎に張り付いて 、吸盤のような作用をなして吸着力が生じ、基座を強固に口腔内に定着させるこ とができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。 本考案の義歯5は、図1及び図2に示すように、基座50、及び、該基座50 に嵌め込むようにして設けた多数の人工歯51を備えている。
【0014】 上記基座50は、上口蓋6に密着する上顎部52、及び、歯茎7に密着する歯 床部53を備えている。上記上顎部52は、歯床部53の内周縁に連続するよう に一体成形されている。上記歯床部53の底面には、上記人工歯51が1個毎に 植え込むようにして設けられている。そして、本実施形態では、上記上顎部52 における上記上口蓋6に密着する面に凹陥部520が設けられている。また、歯 床部53の上記歯茎7に密着する面には凹部530が設けられている。
【0015】 上記構成の義歯5を口腔8内に取り付けると、図2に示すように、歯床部53 が人体の歯茎7に密着する。また、上顎部52が凹陥部520と一体に上口蓋6 に密着する。そして、人体の口腔8内に生じる唾液により、基座50を嵌設する と、上記唾液が上顎部52の凹陥部520と歯床部53の凹部530の周縁に滲 込みんで付着する。
【0016】 そうすると、人体の上口蓋6と歯茎7は柔軟性を有するため、上記凹陥部52 0と凹部530は、例えば、吸盤の吸着作用のような吸着力が生じてそれぞれ上 口蓋6と歯茎7に張り付き、基座50を強固に口腔8内に定着させることができ る。即ち、確実に定着性を向上させることができる。
【0017】 したがって、例えば、使用者の歯床部53と歯茎7がだんだんと萎縮し、密着 する状態がだんだんと低減しても、凹陥部520及び凹部530の吸着作用によ り、基座50を確実に定着させることができ、従来のように経時的に脱落し易く なるという問題を抑制することができる。
【0018】 なお、本考案は上記実施形態の構成に限定されず、例えば、歯床部53には必 ずしも凹部530を設ける必要はなく、上顎部52にのみ凹陥部520を設けた 構成としてもよく、種々の変更が可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の義歯は、上顎部に、人体の上口蓋に 密着する凹陥部を設け、また、歯床部に、人体の歯茎に密着する凹部を設けてい るため、口腔内に取り付け、唾液が凹陥部及び凹部の周縁に滲み込んで付着する と、上顎部及び歯床部に強い吸着力を生じさせることができる。そのため、基座 を強固に口腔内に定着させることができる。
【0020】 しかも、磁気吸引式義歯や磁気反発式義歯のように、磁気ブロックは不要であ るため、これらと比較するため大幅にコストダウンを図ることができるとともに 、人体の脳への影響も全くない。そのうえ、磁気吸引式義歯のように、人体の歯 茎に磁気ブロックを埋設する必要もないため、使用者に不快な感じを与えること もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態である義歯の斜視図であ
る。
【図2】 図1の義歯の使用状態を示す側方断面図であ
る。
【図3】 従来例の義歯を示す斜視図である。
【図4】 従来例の磁気吸着式義歯の使用状態を示す一
部を破断した正面図である。
【図5】 従来例の磁気反発式義歯の使用状態を示す一
部を破断した正面図である。
【符号の説明】
5:義歯 50:基座 51:人工歯 52:上顎部 520:凹陥部 53:歯床部 530:凹部 6:上口蓋 7:歯茎 8:口腔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基座に口腔内の上口蓋に密着する上顎部
    及び該上顎部に連続し歯茎に密着する歯床部を備え、上
    記歯床部の底面に多数の人工歯を植え込んだ義歯におい
    て、上記上顎部の上記上口蓋に密着する面に凹陥部を設
    けたことを特徴とする義歯。
  2. 【請求項2】 上記歯床部の上記歯茎に密着する面に、
    凹部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の義歯。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101879122B1 (ko) * 2017-03-20 2018-07-16 이승환 기성용 레진틀니 프레임구조

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