JP3074120U - パイプ材 - Google Patents

パイプ材

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JP3074120U
JP3074120U JP2000004190U JP2000004190U JP3074120U JP 3074120 U JP3074120 U JP 3074120U JP 2000004190 U JP2000004190 U JP 2000004190U JP 2000004190 U JP2000004190 U JP 2000004190U JP 3074120 U JP3074120 U JP 3074120U
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fiber
pipe
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flake
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正達 許
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金頌企業股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性が均一で可撓折曲強度が高いパイプを提
供する。 【解決手段】 繊維複合材料からなる織維束が糸状巻き
方法により巻回されて成型される細長いパイプ状のイン
ナー層20と、インナー層20の外側を被覆するアウタ
ー層30とを備えている。アウター層30は少なくとも
1枚の繊維複合材料の繊維薄片層32が薄片層ローリン
グ方法により巻回されて成型されている。繊維薄片層3
2とインナー層20とは所定の角度をなすように配置さ
れている。繊維がアウター層30の軸方向と平行に成型
されているため可撓折曲強度が高く、糸状巻き方法で成
型された管状体に薄片層ローリング方法で繊維薄片層3
2が被覆されているため可撓折曲強度が高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、繊維複合材料からなるパイプ材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ゴルフバット、つりざお、およびスキー用ロッドなどの可撓性の細 長いロッドはカーボン繊維に類似した繊維複合材料で形成されている。繊維複合 材料よりパイプ材を成型する方法は、薄片層ローリング方法(sheet-rolling me thod)と糸状巻き方法(filament winding method)がある。薄片層ローリング 方法では、樹脂に浸された数枚の繊維薄片層が芯軸に巻回される。薄片層と芯軸 とは所定の角度で設置される。そして、加熱および硬化された後、芯軸が引き出 され、パイプ材が形成される。このため、ニーズに応じて繊維を自由に配置でき る。また、長手軸方向に沿って平行な繊維が配置されているため、パイプ材は優 れた可撓折曲強度を有している。
【0003】 糸状巻き方法では、繊維束が所定の角度で螺旋状に芯軸に巻回され、芯軸の末 端まで反対方向に沿って巻回され繊維層が形成される。そして加熱および硬化さ れた後、芯軸が引き出され、パイプ材が形成される。コンピュータで繊維の巻回 は正確に制御されるため、パイプ材は対称で均一である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、薄片層ローリング方法では、繊維薄片層がパイプ状に巻回され るとき頭尾交錯部および重畳部に高い硬度の脊椎柱(spine)が形成され、薄片 層間に不規則な重畳部が生じるため、パイプ材の剛性が不均一である。また、糸 状巻き方法では、繊維方向と長手軸方向は平行して設置されておらず、パイプ材 の可撓折曲性が乏しく、折れ易いという問題があった。
【0005】 そこで、本考案は、パイプ材の剛性が均一で可撓折曲強度が高いパイプ材を提 供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項記載のパイプ材によると、繊維複合材料からなる織維束が糸状 巻き方法により巻回され成型されている細長いパイプ状のインナー層と、インナ ー層の外側を被覆するように成型されているアウター層とを備えている。アウタ ー層は少なくとも1枚の繊維複合材料の繊維薄片層が薄片層ローリング方法(sh eet-rolling method)により巻回されて成型されている。繊維薄片層とインナー 層は所定の角度をなすように配置されている。
【0007】 パイプ材は、繊維がアウター層の長手軸方向に平行に成型されているため可撓 折曲強度が高く、糸状巻き方法で成型された管状体に薄片層ローリング方法で所 定の方向で繊維薄片層が被覆されているため可撓折曲強度を高めることができる 。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を示す一実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、本考案の一実施例によるパイプ材10は、円錐状に形成さ れ、一端は把つ手6に接続され、他端はヘッド8に接続されている。
【0009】 図2に示すように、パイプ材10には核心部にインナー層20が設置されてい る。インナー層20は長さがパイプ材10と等しい管状であり、カーボン繊維ま たはガラス繊維およびホウ素繊維などの強化繊維から糸状巻き方法で成型されて いる。
【0010】 管状のインナー層20の外側部にはパイプ材全体を被覆している管状のアウタ ー層30が設置されている。アウター層30は所定の量の繊維薄片層32から薄 片層ローリング方法により成型され、単一の繊維薄片層32で巻回されている。 繊維薄片層32の繊維方向とパイプ材10の長手軸方向とは平行になるように設 置されている。アウター層30にはカーボン繊維が使用される。しかし、インナ ー層20と異なる材料も使用可能である。
【0011】 アウター層30は、硬化するよう予めエポキシ樹脂に浸された繊維薄片層32 が管状インナー層20に巻回されている。そして、加熱および硬化され、インナ ー層20に結合して成型される。アウター層30が成型された後、パイプ材の表 面は研磨および塗装される。
【0012】 核心部の管状インナー層20は糸状巻き方法により成型されるため、硬度が均 一である。さらに、繊維はアウター層30の長手軸方向に平行に形成されている ため、パイプ材10は優れた可撓折曲強度を有している。また、繊維薄片層が少 ないため薄片層の交錯および重畳による剛性の不均一さが軽減される。
【0013】 アウター層30は二枚または三枚以上の複数繊維薄片層に被覆されてもよい。 繊維薄片層は繊維方向が長手軸方向に平行して設置されている。また、必要によ り、+45°または−45°などの角度に設置され、インナー層20が補強され る。繊維薄片層の最外層が長手軸方向に平行に被覆されると高性能である。
【0014】 糸状巻き方法で成型された管状体に薄片層ローリング方法で所定の方向で繊維 薄片層が被覆されることにより、管状体の可撓折曲強度が増加する。アウター層 30はインナー層20の全部管状体を覆う必要なく、ゴルフバットのシャフトロ ッドとヘツドとの接続部などのパイプ材の破損しやすい箇所のみを覆うだけでも よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるパイプ材を示す模式図
である。
【図2】図1の2−2線で切断した断面図である。
【符号の説明】
10 パイプ材 30 アウター層 20 インナー層 32 繊維薄片層 34 繊維

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維複合材料からなるパイプ材であっ
    て、 繊維複合材料からなる繊維束が糸状に巻回されて成型さ
    れている細長いパイプ状のインナー層と、 前記インナー層の外側を、少なくとも一枚の繊維複合材
    料からなる繊維薄片層で被覆しているアウター層とを備
    え、 前記繊維薄片層は、前記インナー層の軸と所定の角度を
    なすように配置されていることを特徴とするパイプ材。
  2. 【請求項2】 前記アウター層は、前記インナー層の全
    体を被覆していることを特徴とする請求項1記載のパイ
    プ材。
  3. 【請求項3】 前記繊維薄片層の少なくとも一枚は、前
    記インナー層の軸方向と平行に配置されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のパイプ材。
  4. 【請求項4】 前記繊維薄片層の最外層は、前記インナ
    ー層の軸方向と平行に配置されていることを特徴とする
    請求項3記載のパイプ材。
  5. 【請求項5】 ゴルフクラブのシャフトに適用可能とな
    るようにテーバ管状に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のパイプ材。
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