JP3072645U - 光ファイバー端面クリーニング具 - Google Patents

光ファイバー端面クリーニング具

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JP3072645U JP2000002555U JP2000002555U JP3072645U JP 3072645 U JP3072645 U JP 3072645U JP 2000002555 U JP2000002555 U JP 2000002555U JP 2000002555 U JP2000002555 U JP 2000002555U JP 3072645 U JP3072645 U JP 3072645U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄される部品を極力低減した、容易簡単な構
成の安価な光ファイバー端面クリーニング具を提供す
る。 【解決手段】光ファイバーの端面をクリーニングするク
リーニング面52を配置したクリーニングプレート5
1、及びクリーニングプレートを収容する収容部を有す
るフレーム53、から構成され、フレームには、収容部
に連通する窓部54が設けられ、収容部に収容したクリ
ーニングプレートのクリーニング面が窓部から露出す
る、クリーニング具50。光ファイバーの太さよりも大
きめの幅のスロット58を有するスライダブルプレート
57、及びフレーム窓部に沿ってスライダブルプレート
をスライドさせるスライド手段56、56´、からさら
に構成される。スライド手段は、スライダブルプレート
をフレーム窓部に沿ってスロットの幅の分だけ間欠的に
スライドさせる手段55、59を含む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する分野】
本考案は、光ファイバーの端面をクリーニングするのに適した光ファイバー端 面クリーニング具である。
【0002】
【従来の技術及び考案の解決しようとする課題】
光ファイバーは、ガラスやプラスチック等の光透過性の材料から構成された太 さ数百ミクロン程度の細線であり、光を通過させることにより情報を遠方へ伝送 するための光通信用の伝送路として低損失性、広帯域性等の優れた伝送特性が要 求されている。この伝送特性は、光ファイバーの幾何学的な構造(例えば、クラ ッド径、光ファイバー端面平滑度等)や光学的な構造(例えば、屈折率分布等) 、材質に依存するものであり、これら幾何学的及び光学的な構造について種々の 検査が行われている。
【0003】 例えば、光ファイバー同士を接続させる場合や送受端で光素子と結合させる場 合等は、光ファイバーの端面が十分に平滑である必要があるため、光ファイバー の接続に際し、この端面が光軸に対して直角であり且つ十分に研磨されているか についての検査が行われる(この検査については、例えば、特開昭51−963 40号を参照)。この検査は、1本の光ファイバーごとに行われ、光ファイバー 端面のクリーニングが不充分であったり、端面に異物が付着している、といった 不都合が発見された場合、この光ファイバーの端面にクリーニングが施される。
【0004】 このような光ファイバー端面のクリーニングは、1本の光ファイバーごとに手 作業で行われており、一般に、図4に示すようなカセットテープ型の光ファイバ ー端面クリーニング具70が広く使用されている。図示の光ファイバー端面クリ ーニング具70は、ハウジング71内に繰出ローラ73と巻取ローラ74とを回 転可能に取り付け、補助ローラ76,77を介して、繰出ローラ73に予め巻き 付けられているクリーニングテープ78を巻取ローラ74に巻き付け、ハウジン グ71に設けた窓72からクリーニングテープ78のクリーニング面79を露出 したものであり、窓72から露出するクリーニング面79で光ファイバーの端面 をクリーニングする。クリーニングに使用したクリーニングテープ78のクリー ニング面79を、巻取ローラ74に設けたツマミ75を回してこの巻取ローラ7 4に巻き付け、未使用のクリーニング面79をハウジング71の窓72から露出 させ、このクリーニング面79を次の光ファイバーの端面クリーニングに使用す る。
【0005】 しかし、このような従来の光ファイバー端面クリーニング具では、クリーニン グテープを使い切ってしまった後は、この使用済みのクリーニングテープをハウ ジングに取り付けたままクリーニング具ごと廃棄されており、ハウジングまでも 廃棄することは資源の無駄使いであるばかりか、消費者は、クリーニングテープ だけでなくハウジングの製造にかかるコストまでも、購入の都度に支払わなけれ ばならない。
【0006】 したがって、本考案は、廃棄される部品を極力低減した、容易簡単な構成の安 価な光ファイバー端面クリーニング具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の光ファイバー端面クリーニング具は、光ファイバ ーの端面をクリーニングするためのクリーニング面を有するクリーニングプレー トである。
【0008】 クリーニングプレートは、クリーニング面を外面に設けた袋状のクリーニング バッグと、このクリーニングバッグの内部の大きさに一致する大きさのプレート とから構成され得る。
【0009】 クリーニングバッグは、開口と、この開口をシールするためのシール手段とを 有する。
【0010】 プレートは、クリーニングバッグの開口を通じてその内部に取出可能に収容さ れる。
【0011】 このクリーニングプレートでは、プレートをクリーニングバッグ内に収容する と、クリーニング面が両面に配置される。
【0012】 このクリーニング面の全面を使用した後、クリーニングバッグは廃棄し、新し いクリーニングバッグにプレートを収容し、このクリーニングバッグのクリーニ ング面で光ファイバー端面のクリーニングを行える。
【0013】 変形的に、クリーニングプレートは、プレートと、クリーニング面を有するク リーニングシートとから構成される。
【0014】 クリーニングシートは、プレートの片面又は両面に着脱可能に粘着されてもよ いし、プレートの片面又は両面に固定されてもよい。
【0015】 クリーニング面の全面を使用した後、クリーニングシートをプレートから剥が し、クリーニングシートのみを廃棄し、新しいクリーニングシートをプレートに 粘着し、この新しいクリーニングシートで光ファイバー端面のクリーニングを行 える。クリーニングシートがプレートに固定されている場合、クリーニングシー トをプレートごと廃棄する。
【0016】 本考案の光ファイバー端面クリーニング具は、上記のいずれかのクリーニング プレートを収容する収容部と、この収容部に連通する窓部とを有するフレーム、 からさらに構成される。
【0017】 クリーニングプレートは、フレームの窓部を通じて収容部に挿入され、これに より、クリーニングプレートがフレームの収容部に取出可能に収容される。クリ ーニングプレートがフレームの収容部に収容されると、クリーニングプレートの クリーニング面がフレームの窓部から露出する。
【0018】 また、フレームは、収容部に挿入するための挿入口をさらに有し、クリーニン グプレートはこのフレームの挿入口を通じて収容部に挿入され、これにより、ク リーニングプレートがフレームの収容部に取出可能に収容されてもよい。クリー ニングプレートがフレームの収容部に収容されると、クリーニングプレートのク リーニング面がフレームの窓部から露出する。
【0019】 本考案の光ファイバー端面クリーニング具は、光ファイバーの太さよりも大き い幅のスロットを有するスライダブルプレートと、フレームの窓部に沿ってスラ イダブルプレートをスライドさせるためのスライド手段とからさらに構成され得 る。好適に、スライド手段は、スライダブルプレートをフレームの窓部に沿って スロットの幅の分だけ間欠的にスライドさせる手段である。
【0020】
【考案の実施の形態】
<実施の形態1> 本考案の実施の形態1の光ファイバー端面クリーニング具を 図1に示す。図示のように、実施の形態1の光ファイバー端面クリーニング具1 0は、光ファイバーの端面をクリーニングするためのクリーニング面12を外面 に設けた袋状のクリーニングバッグ11、及びこのクリーニングバッグ11の内 部に取出可能に収容され、クリーニングバッグ11の内部の大きさに一致する大 きさのプレート15、から構成される。クリーニングバッグ11には、内部に連 通する開口13、及びこの開口13を開閉可能にシールするためのシール手段1 4、が設けられ、プレート15は、開口13を通じてクリーニングバッグ11の 内部に挿入され(図示の点線矢印を参照)、シール手段14により開口13を閉 じることによりクリーニングバッグ11の内部に収容される。
【0021】 クリーニングバッグ11の内部に収容されるプレート15には、厚紙やプラス チック等の薄板が使用される。
【0022】 クリーニングバッグ11は、ガラスやプラスチック等の表面をクリーニングす るために一般的に使用される、織布シート、不織布シート、植毛シート、発泡体 シート等、又はこれらシート表面に砥粒を付着させた長方形のシートを、その表 面(この表面がクリーニング面12となる)を外側にして二つ折りにし、開口1 3を残すようにして三辺を袋状に溶融接着させたものでよい。好適に、クリーニ ングバッグ11として、プラスチックシート表面に発泡体層を形成した発泡体シ ートが使用され、クリーニング面(発泡体層)12は、開口13の付近にシール 手段14を設けるため、開口13の付近には設けられない。すなわち、開口13 の付近には、発泡体シートを構成するプラスチックシートの一部が露出する。
【0023】 このシール手段14には、好適に、食品を密封するために一般に使用されるビ ニール製の袋のファスナーが使用される。
【0024】 実施の形態1の光ファイバー端面クリーニング具10は、クリーニング面12 が表裏両面側に設けられている。使用後は、シール手段14を開放し、開口13 を通じてプレート15を取り出し、このプレート15を新しいクリーニングバッ グに収容し、使用済みのクリーニングバッグは廃棄される。
【0025】 <実施の形態2> 本考案の実施の形態2の光ファイバー端面クリーニング具を 図2に示す。図示のように、実施の形態2の光ファイバー端面クリーニング具は 、光ファイバーの端面をクリーニングするためのクリーニング面22を有するク リーニングシート21、及び、このクリーニングシート21を表面に粘着したプ レート23から構成されるクリーニングプレート20である。 クリーニングシート21は、ポリエステル等のプラスチックシートの表面に発 泡ウレタン等の発泡体層を形成した発泡体シート、又はプラスチックシートの表 面にプラスチック繊維を植毛した植毛シートであり得る。
【0026】 図示の例では、このクリーニングシート21は、プレート23の片面に着脱可 能に粘着されているが、両面にそれぞれ粘着させてもよい。また、クリーニング シート21は、プレート23の片面又は両面に固定されてもよい。
【0027】 クリーニング面22の全面を使用した後、クリーニングシート21をプレート 23から剥がし、クリーニングシート21のみを廃棄し、新しいクリーニングシ ートをプレート23に粘着し、この新しいクリーニングシートで光ファイバー端 面のクリーニングを行える。クリーニングシート21がプレート23に固定され ている場合、クリーニングシート21をプレート23ごと廃棄する。
【0028】 <実施の形態3> 本考案の実施の形態3の光ファイバー端面クリーニング具を 図3に示す。図示のように、実施の形態3の光ファイバー端面クリーニング具3 0は、光ファイバーの端面をクリーニングするためのクリーニング面32を有す るクリーニングプレート31、及びこのクリーニングプレート31を取出可能に 収容するための収容部34を有するフレーム33、から構成され、このフレーム 33には、収容部34に連通する窓部35が設けられ、図示のように、フレーム 33の収容部34に収容したクリーニングプレート31のクリーニング面32が フレーム33の窓部35から露出する。
【0029】 クリーニングプレート31として、上記実施の形態1の光ファイバー端面クリ ーニング具10(図1を参照)又は上記実施の形態2のクリーニングプレート2 0(図2を参照)が使用できる。
【0030】 クリーニングプレート31を収容するためのフレーム33には、図示のように 、クリーニングプレート31と同形の凹部(収容部34)が設けられ、この凹部 の開口(窓35)を通じてクリーニングプレート31が凹部内に取出可能に収容 され、クリーニング面32が凹部の開口すなわち窓部35から露出する。そして 、光ファイバー端面のクリーニングは、この窓部35から露出したクリーニング 面32で行われる。
【0031】 クリーニングプレート31のクリーニング面の全面を使用してしまった場合、 クリーニングプレート31をフレーム33から取り出して、クリーニングプレー ト31(又はクリーニングシートのみ)を交換し、使用済みのクリーニングプレ ート(又はクリーニングシートのみ)を廃棄する。
【0032】 <実施の形態4> 本考案の実施の形態4の光ファイバー端面クリーニング具を 図4(a)及び(b)に示す。図示のように、実施の形態4の光ファイバー端面 クリーニング具40は、光ファイバーの端面をクリーニングするためのクリーニ ング面42を有するクリーニングプレート41、及びこのクリーニングプレート 41を取出可能に収容するための収容部44を有するフレーム43、から構成さ れ、このフレーム43には、収容部44に連通する窓部45が設けられ、図示の ように、フレーム43の収容部44に収容したクリーニングプレート41のクリ ーニング面42がフレーム43の窓部44から露出する。
【0033】 クリーニングプレート41として、上記実施の形態1の光ファイバー端面クリ ーニング具10(図1を参照)又は上記実施の形態2のクリーニングプレート2 0(図2を参照)が使用できる。
【0034】 クリーニングプレート41を収容するためのフレーム43の収容部44は、図 3(b)に示すように、フレーム43の内壁面によって形成されるクリーニング プレート41と同形の空間部分であり、この空間部分すなわち収容部44は、フ レーム43の側面の一方に設けた挿入口46に連通しており、クリーニングプレ ート41は、この挿入口46を通じて、フレーム43の収容部44に出し入れさ れる。
【0035】 図3(b)に示す例では、フレーム43には、その上下両側に窓部45、45 ´が設けられ、これら窓部45、45´を通じてクリーニングプレート41の両 面に配置したクリーニング面42、42´が露出されているが、フレーム43の 片側のみに窓部45(又は45´)を設け、片側からクリーニングプレート41 のクリーニング面42(又は42´)を露出させてもよい。
【0036】 図3(a)及び(b)に示す光ファイバー端面クリーニング具40は、両面に クリーニング面42、42´を配置したクリーニングプレート41をフレーム4 3の挿入口46を通じてフレーム43の収容部44に収容し、フレーム43の窓 部45、45´からクリーニングプレート41のクリーニング面42、42´を 露出させ、一方の側のクリーニング面42で光ファイバー端面のクリーニングを 行い、このクリーニング面42の全面を使用してしまった後、光ファイバー端面 クリーニング具40を裏返しにして、他方の側のクリーニング面42´で光ファ イバー端面のクリーニングを行う。
【0037】 両方のクリーニング面42、42´の全面を使用してしまった場合、クリーニ ングプレート41をフレーム43の挿入口46を通じて取り出し、新しいクリー ニングプレートと交換するか、又はクリーニングプレート41に面ファスナー等 で取り付けたクリーニングシートのみを交換し、使用済みのクリーニングプレー ト又はクリーニングシートのみを廃棄する。
【0038】 <実施の形態5> 本考案の実施の形態5の光ファイバー端面クリーニング具を 図5(a)及び(b)に示す。図示のように、光ファイバー端面クリーニング具 50は、光ファイバーの端面をクリーニングするためのクリーニング面52を片 面(又は両面)に配置したクリーニングプレート51、クリーニングプレート5 1を取出可能に収容する収容部を有するフレーム53、光ファイバーの太さより も大きめの幅のスロット58を有するスライダブルプレート57、及びフレーム 53の窓部54に沿ってスライダブルプレート57をスライドさせるためのスラ イド手段56、56´から構成される。
【0039】 クリーニングプレート51を収容するための収容部は、フレーム53に設けた クリーニングプレート51の厚さよりもやや深めの、クリーニングプレート51 と同形の凹所であり、この凹所すなわち収容部の開口が、クリーニングプレート 51のクリーニング面52を露出させるための窓部54となっている。
【0040】 スライダブルプレート57は、長方形の窓部54を横断するようにフレーム5 3に取り付けられており、このスライダブルプレート57には光ファイバーの太 さよりも大きめの幅のスロット58が設けられ、このスロット58を通じて、ク リーニングプレート51のクリーニング面52が露出する。
【0041】 スライダブルプレート57を窓部54に沿ってスライドさせるためのスライド 手段56、56´は、窓部54に沿ってフレーム53に設けられた溝レール56 と、スライダブルプレート57に設けた突起部56´から構成され、図3(b) に示すように、この突起部56´がフレームの溝レール56に係合し、スライダ ブルプレート57がフレーム53の窓部54に沿ってスライドできるようになっ ている。
【0042】 また、フレーム53の窓部54に沿って断面逆三角形状の複数の凹部55が、 それぞれスロット58の幅と同一の距離だけあけて等間隔に形成され、スライダ ブルプレート57の裏側には、この凹部55に嵌り込む半球形の凸部59が設け られており、スライダブルプレート57を窓部54に沿ってスロット58の幅の 分だけ間欠的にスライドさせることができるようになっている。そして、スライ ダブルプレート57のスロット58の両側の部分の幅は、それぞれ、スロット5 8の幅よりもやや狭くなっており、窓部54に沿ってスライダブルプレート57 をスロット58の幅の分だけスライドさせると、スライド前にスロット58から 露出していたクリーニング面52の区域に隣接する区域がスロット58から露出 するので、使用済みのクリーニング面の区域を重複して使用することがなく、ク リーニング面52の全面を有効に使用できる。
【0043】 <実施の形態6> 本考案の実施の形態6の光ファイバー端面クリーニング具を 図6(a)及び(b)に示す。図示のように、光ファイバー端面クリーニング具 60は、光ファイバーの端面をクリーニングするためのクリーニング面62を両 面に配置したクリーニングプレート61、クリーニングプレート61を取出可能 に収容する収容部を有するフレーム63、光ファイバーの太さよりも大きめの幅 のスロット68を有するスライダブルプレート67、及びフレーム63の窓部6 4に沿ってスライダブルプレート67をスライドさせるためのスライド手段66 、66´から構成される。
【0044】 クリーニングプレート61を収容するためのフレーム63の収容部は、図6( b)に示すように、フレーム63の内壁面によって形成されるクリーニングプレ ート61と同形の空間部分であり、この空間部分すなわち収容部は、フレーム6 3の側面の一方に設けた挿入口63´に連通しており、クリーニングプレート6 1は、この挿入口63´を通じて、フレーム63の収容部に出し入れされる。フ レーム63の収容部にクリーニングプレート61を収容すると、クリーニングプ レート61のクリーニング面62がフレーム63の窓部64から露出する。
【0045】 クリーニングプレート61として、上記実施の形態1の光ファイバー端 面クリーニング具10(図1を参照)又は上記実施の形態2のクリーニングプレ ート20(図2を参照)が使用できる。
【0046】 スライダブルプレート67は、長方形の窓部64を横断するようにフレーム6 3に取り付けられており、このスライダブルプレート67には光ファイバーの太 さよりも大きめの幅のスロット68が設けられ、このスロット68を通じて、ク リーニングプレート61のクリーニング面62が露出する。
【0047】 スライダブルプレート67を窓部64に沿ってスライドさせるためのスライド 手段66、66´は、窓部64に沿ってフレーム63に設けられた溝レール66 と、スライダブルプレート67に設けた突起部66´から構成され、図6(b) に示すように、この突起部66´がフレーム63の溝レール66に係合し、スラ イダブルプレート67がフレーム63の窓部64に沿ってスライドできるように なっている。
【0048】 また、フレーム63の窓部64に沿って断面逆三角形状の複数の凹部65が、 それぞれスロット68の幅と同一の距離だけあけて等間隔に形成され、スライダ ブルプレート67の裏側には、この凹部65に嵌り込む半球形の凸部69が設け られており、スライダブルプレート67を窓部64に沿ってスロット68の幅の 分だけ間欠的にスライドさせることができるようになっている。そして、スライ ダブルプレート67のスロット68の両側の部分の幅は、それぞれ、スロット6 8の幅よりもやや狭くなっており、窓部64に沿ってスライダブルプレート67 をスロット68の幅の分だけスライドさせると、スライド前にスロット68から 露出していたクリーニング面62の区域に隣接する区域がスロット68から露出 するので、使用済みのクリーニング面の区域を重複して使用することがなく、ク リーニング面62の全面を有効に使用できる。
【0049】
【考案の効果】
本考案が以上のように構成されるので、以下のような効果を奏する。
【0050】 (1)使用済みのクリーニングプレート又はクリーニングシート(消耗部品)の みを廃棄すればよいので、廃棄される部品を低減することができる。
【0051】 (2)消費者は、クリーニングプレート又はクリーニングシート(交換部品)の みを購入すればよいので、購入費用が低減でき、光ファイバー端面クリー ニング具を安価に提供できる。
【0052】 (3)クリーニング面の全面を有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の実施の形態1の分解斜視図で
ある。
【図2】図2(a)は、本考案の実施の形態2の斜視図
であり、図2(b)は、図2(a)のAA線断面図であ
る。
【図3】図3(a)は、本考案の実施の形態3の斜視図
であり、図3(b)は、図3(a)のBB線断面図であ
る。
【図4】図4(a)は、本考案の実施の形態4の斜視図
であり、図4(b)は、図4(a)のCC線断面図であ
る。
【図5】図5(a)は、本考案の実施の形態5の斜視図
であり、図5(b)は、図5(a)のDD線断面図であ
る。
【図6】図6(a)は、本考案の実施の形態6の斜視図
であり、図6(b)は、図6(a)のEE線断面図であ
る。
【図7】図7は、従来の光ファイバー端面クリーニング
具の斜視図である。
【符号の説明】
10・・・クリーニングプレート 11・・・クリーニングバッグ 12・・・クリーニング面 13・・・開口 14・・・シール手段 15・・・プレート 20・・・クリーニングプレート 21・・・クリーニングシート 22・・・クリーニング面 23・・・プレート 30・・・実施の形態3の光ファイバー端面クリーニン
グ具 31・・・クリーニングプレート 32・・・クリーニング面 33・・・フレーム 34・・・収容部 35・・・窓部 40・・・実施の形態4の光ファイバー端面クリーニン
グ具 41・・・クリーニングプレート 42、42´・・・クリーニング面 43・・・フレーム 44・・・挿入口 45、45´・・・窓部 50・・・実施の形態5の光ファイバー端面クリーニン
グ具 51・・・クリーニングプレート 52・・・クリーニング面 53・・・フレーム 54・・・・・・窓部 55・・・凹部 56・・・溝レール 56´・・・突起部 57・・・スライダブルプレート 58・・・スロット 59・・・凸部 50・・・実施の形態6の光ファイバー端面クリーニン
グ具 61・・・クリーニングプレート 62・・・クリーニング面 63・・・フレーム 63´・・・挿入口 64・・・・・・窓部 65・・・凹部 66・・・溝レール 66´・・・突起部 67・・・スライダブルプレート 68・・・スロット 69・・・凸部 70・・・従来の光ファイバー端面クリーニング具 71・・・ハウジング 72・・・窓 73・・・繰出ローラ 74・・・巻取ローラ 75・・・ツマミ 76、77・・・補助ローラ 78・・・クリーニングテープ 79・・・クリーニング面

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバーの端面をクリーニングするた
    めのクリーニング面を両面に配置したクリーニングプレ
    ートから成る光ファイバー端面クリーニング具であっ
    て、 前記クリーニングプレートが、 前記クリーニング面を外面に設けた袋状のクリーニング
    バッグ、及び 前記クリーニングバッグの内部の大きさに一致する大き
    さのプレート、から成り、 前記クリーニングバッグが、開口、及びこの開口をシー
    ルするためのシール手段を有し、 前記プレートが、前記開口を通じて前記クリーニングバ
    ッグの内部に取出可能に収容される、光ファイバー端面
    クリーニング具。
  2. 【請求項2】光ファイバーの端面をクリーニングするた
    めのクリーニング面を少なくとも片面に配置したクリー
    ニングプレートから成る光ファイバー端面クリーニング
    具であって、 前記クリーニングプレートが、 プレート、及び前記クリーニング面を有するクリーニン
    グシート、 から成り、 前記クリーニングシートが、前記プレートの少なくとも
    片面に着脱可能に粘着される、光ファイバー端面クリー
    ニング具。
  3. 【請求項3】光ファイバーの端面をクリーニングするた
    めのクリーニング面を少なくとも片面に配置したクリー
    ニングプレートから成る光ファイバー端面クリーニング
    具であって、 前記クリーニングプレートが、 プレート、及び前記クリーニング面を有するクリーニン
    グシート、 から成り、 前記クリーニングシートが、前記プレートの少なくとも
    片面に固定される、光ファイバー端面クリーニング具。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1に記載の光ファ
    イバー端面クリーニング具であって、 前記クリーニングプレートを収容する収容部、及び前記
    収容部に連通する窓部、を有するフレーム、からさらに
    成り、 前記クリーニングプレートが前記窓部を通じて前記収容
    部に挿入され、これにより、前記クリーニングプレート
    が前記収容部に取出可能に収容され、 前記クリーニングプレートが前記収容部に収容される
    と、前記クリーニング面が前記窓部から露出する、光フ
    ァイバー端面クリーニング具。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1に記載の光ファ
    イバー端面クリーニング具であって、 前記クリーニングプレートを収容する収容部、前記収容
    部に連通し、前記クリーニングプレートを前記収容部に
    挿入するための挿入口、及び前記収容部に連通する窓
    部、を有するフレーム、からさらに成り、 前記クリーニングプレートが前記挿入口を通じて前記収
    容部に挿入され、これにより、前記クリーニングプレー
    トが前記収容部に取出可能に収容され、 前記クリーニングプレートが前記収容部に収容される
    と、前記クリーニング面が前記窓部から露出する、光フ
    ァイバー端面クリーニング具。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれか1に記載の光ファ
    イバー端面クリーニング具であって、 前記クリーニングプレートを収容する収容部、及び前記
    収容部に連通する窓部、を有し、前記クリーニングプレ
    ートが前記窓部を通じて前記収容部に挿入され、これに
    より、前記クリーニングプレートが前記収容部に取出可
    能に収容され、前記クリーニングプレートが前記収容部
    に収容されると、前記クリーニング面が前記窓部から露
    出する、フレーム、 光ファイバーの太さよりも大きい幅のスロットを有する
    スライダブルプレート、及び前記フレームの窓部に沿っ
    て前記スライダブルプレートをスライドさせるためのス
    ライド手段、からさらに成る、光ファイバー端面クリー
    ニング具。
  7. 【請求項7】請求項6の光ファイバー端面クリーニング
    具であって、 前記スライド手段が、前記スライダブルプレートを前記
    窓部に沿って前記スロットの幅の分だけ間欠的にスライ
    ドさせる手段である、光ファイバー端面クリーニング
    具。
  8. 【請求項8】請求項1〜3のいずれか1に記載の光ファ
    イバー端面クリーニング具であって、 前記クリーニングプレートを収容する収容部、前記収容
    部に連通し、前記クリーニングプレートを前記収容部に
    挿入するための挿入口、及び前記収容部に連通する窓
    部、を有し、前記クリーニングプレートが前記挿入口を
    通じて前記収容部に挿入され、これにより、前記クリー
    ニングプレートが前記収容部に取出可能に収容され、前
    記クリーニングプレートが前記収容部に収容されると、
    前記クリーニング面が前記窓部から露出する、フレー
    ム、 光ファイバーの太さよりも大きい幅のスロットを有する
    スライダブルプレート、及び前記フレームの窓部に沿っ
    て前記スライダブルプレートをスライドさせるためのス
    ライド手段、からさらに成る、光ファイバー端面クリー
    ニング具。
  9. 【請求項9】請求項8の光ファイバー端面クリーニング
    具であって、 前記スライド手段が、前記スライダブルプレートを前記
    窓部に沿って前記スロットの幅の分だけ間欠的にスライ
    ドさせる手段である、光ファイバー端面クリーニング
    具。
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WO2017051759A1 (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 株式会社巴川製紙所 コネクタの清掃用具
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