JP3071404B2 - 包装箱 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は箱等を積み上げた状
態で蓋紙を開けなくても内部に収容されている商品等を
陳列し、また前記商品等を取り出して販売できるように
した包装箱(Corrugated fiber board box)に関する。

【０００２】

【従来の技術】図12は従来の段ボールを示す斜視図であ
って、従来の段ボールは段ボール105の両側面に平面紙1
07 、108 が接着剤により接着されている。このように
構成された段ボールを用いて従来は図13に示す包装箱を
製造していた。即ち、従来の包装箱は、図13に示す通
り、四面体段ボール113 の一側端部にフリッパー（flip
per) 114を一体に形成し、前記フリッパー114 を四面体
段ボール112 に接着剤で接着した後、上・下部の蓋紙を
折り畳むことにより箱を製造していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように段ボールで
製造された包装箱は、小包装された商品を多数個入れた
後、蓋紙等を覆い運送したり、または保管して来た。従
って、包装箱に入っている商品等を陳列したり販売する
ときには、一々包装箱の蓋紙を開けなければならない不
便があった。

【０００４】それだけでなく、包装箱から商品を取り出
すためには、売場に陳列台を別途に設置すべきスペース
が必要であるため、陳列台を設置するための別途の設置
費が要り、更に商品等が入っている包装箱等を売場に積
み上げて置くことができないため、別途の包装箱保管場
所が必要になって、結局、商品等の陳列と包装箱の保管
に必要な費用が別途に要る問題点があった。

【０００５】そして、従来の包装箱は、内外平面紙間に
段ボールを介在させるもので、特に外側平面紙の外面は
緩衝力が弱かったため、容易に毀損される不具合があっ
た。更に従来の包装箱は、外側平面紙の毀損を防ぐため
にその外面をなめらかに作製していたが、このような箱
は人が持ち上げたり運搬時に、または多数個の箱を積層
したときに滑る不具合があるため、その取扱いが極めて
不便であり、積層された箱が崩れる場合、包装箱の損傷
は勿論、箱に入っている商品や周辺の他の物品を損傷さ
せる問題点があった。

【０００６】更に、従来の包装箱は、これを四面体に折
る場合、フリッパー114 に糊（接着剤）を付けなければ
ならないが、一般的に糊はその粘度が一定でなくまた糊
付量も一定でない。従って、もし、糊の粘度が低いため
多量の糊付けをする場合には、フリッパー114 が連結さ
れた面とその隣り面が接着されて、消費者が使用する場
合、自動機械が箱を開けることができない問題点があ
り、更にフリッパー114 の厚さ程内側または外側に突出
部が形成されて商品を包装箱に自動で入れる場合、包装
箱が横倒れになった状態で商品を押し入れるため、突出
したフリッパーに商品が引っかかる不具合が生じる。こ
のため、商品押し込みを自動化する場合、前の箱に不具
合が生じると、次の箱に商品を連続的に押し入れること
ができなくなって、包装作業が中断される問題点があっ
た。

【０００７】従来の包装箱については、米国特許第４，
２５２，２３６号明細書に開示されている。同明細書に
開示されている包装箱は、箱の上面（蓋紙）から前面壁
部に亘って切欠部を設けたものであって、このような包
装箱は、箱の角部が切欠されているため、多数個の箱を
積層すると、衝撃や圧力により切欠部が容易に破れるの
みならず、箱の移動時に小さい衝撃にも切欠部が破れる
問題点があった。

【０００８】従って、本発明は前述の諸問題点を解決す
るためになされたものであって、本発明の目的は毀損を
防止すると共に滑りを防止することができる包装箱を提
供することにある。本発明の別の目的は、箱四面体を連
結するフリッパーのない包装箱を提供することにある。

【０００９】本発明のまた別の目的は、包装された状態
で商品を陳列することができる包装箱を提供することに
ある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項１記載の包装箱は、箱体の前面の
上下端から一定間隔をなす上下垂直部と、前記前面の左
右端から一定間隔をなす左右柱部とからなり、前記前面
の上下端及び左右端から前記一定間隔の位置には、軽量
の商品ができるだけ多く展示されるとともに容易に出し
入れできるよう切取線が形成された切開部を備え、前記
前面の中央位置には、前記上下垂直部を支持する垂直支
持部を備えていることを特徴とする。

【００１１】また、本発明の請求項２記載の包装箱は、
前記支持部の両側は、折曲溝により折り曲るよう支持片
を付設していることを特徴とする。さらに、本発明の請
求項３記載の包装箱は、前記箱体の四面体端部に延設さ
れるフリッパーを形成しない代りに前記四面体端部等を
接着テープで接着していることを特徴とする。さらにま
た、本発明の請求項４，５記載の包装箱は、前記箱体の
内側平面紙又は第３平面紙上に補強段ボールを付着して
いることを特徴とし、前記補強段ボールの谷の間隔と厚
さは、段ボールの谷の間隔と厚さの１／２以下であるこ
とを特徴とする。

【００１２】また、本発明の請求項６記載の包装箱は、
箱体の前面の上下端から一定間隔をなす上下垂直部と、
前記前面の左右端から一定間隔をなす左右柱部とからな
り、前記前面の上下端及び左右端から前記一定間隔の位
置には、軽量の商品ができるだけ多く展示されるととも
に容易に出し入れできるよう切取線が形成された切開部
を備え、前記前面の中央位置には、前記上下垂直部を支
持する垂直支持部を備え、前記箱体の外表面が補強段ボ
ールからなることを特徴とする。

【００１３】さらに、本発明の請求項７〜１０記載の包
装箱は、前記補強段ボールの谷の間隔と厚さが、内側平
面紙と外側平面紙間に介設された段ボールの間隔と厚さ
の１／２以下であること、前記内側平面紙と前記外側平
面紙間に段ボールが介設されており、前記内側平面紙に
は補強段ボールが付着されていること、前記内側平面紙
と前記外側平面紙間に第３平面紙が介設されており、こ
れら三つの平面紙間には、谷間の間隔と厚さが同等の段
ボールが挿入固定されていること、前記内側平面紙の外
面には補強段ボールが付着されていることを特徴とす
る。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の第１実施形態に係
る包装箱について添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。図１は本発明の一実施形態に係る包装箱の斜視図、
図２及び図３は本発明の使用状態を示す一部斜視図等、
図４は本発明の一実施形態に係る包装箱を積層した状態
を示す正面図である。

【００１５】図１〜図４に示す通り、箱体10の前面11の
両側には、中間の支持部12を境界として円形または四角
形状に配された切取線20により切開部30が形成されてい
る。これら切開部30の上下および外側端は、前面11の上
下および外側端と一定間隔Ｌ、Ｌ′を置いて設けられ、
前記切開部30の各一側角には両端が夫々の切取線20と連
結されるように配された傾斜切取線21により切開片31が
形成されている。

【００１６】図１および図２において、未説明符号14、
14′は、箱体10の上部開口部を覆う蓋紙であり、これら
蓋紙14、14′は、箱体10の内部に商品を入れた後、粘着
テープ15により封合されている。次に、このように構成
された本発明の一実施形態に係る包装箱の作用および効
果を説明する。

【００１７】まず、前記箱体10の前面に形成された傾斜
切取線21を切取って切開片31を箱体10から切取ると、前
記各切開部30の各一側角には開口部32が夫々形成され
る。前記開口部32に指を挿込み切取線20に沿って切開部
30を引っ張りながら切取ると、箱体10の前面11には開放
部40が形成されながら箱体10内部に積層されている商品
Ａを見ることができる。

【００１８】従って、図３（ｂ）及び図４に示す通り、
箱体10を多数積み上げた状態で箱体10内に入っている商
品Ａを陳列することができ、箱体10内の商品Ａを前記開
放部40を通じて取り出すことができるのみならず、前記
開放部40を通じて取り出した商品を再び箱体10内に入れ
ることもできる。そして、前記箱体10の切開部30を切取
って箱体10の前面11に開放部40を形成しても、前記開放
部40の中間には、支持部12が垂直に横切って設けられて
いるため、前記箱体10を多数個積層しても積層された箱
体10の荷重により前記箱体10の開放部40が潰れるおそれ
がない。

【００１９】図５は本発明の第２実施形態を示す包装箱
の一部斜視図、図６（ａ）は図５の一部を切開した斜視
図、図６（ｂ）は図５の要部拡大平断面図である。本発
明の第２実施形態による包装箱の説明において、本発明
の第１実施形態に係る包装箱と同一の部分には同一の符
号を付し、その説明を省略する。図５及び図６に示す通
り、箱体10の前面11両側に切開部30が切取線20により設
けられ、一側角には傾斜切取線21による切開片31が形成
されることは前記第１実施形態と同様である。しかし、
第２実施形態においては中間の支持部12の幅をより広く
して切取線20の上・下内側に一定幅Ｌ″の延長切取線2
2、22′を設け、これら延長切取線22、22′と支持部12
間の内側に折曲溝50を垂直平行に形成している。そし
て、この折曲溝50と切取線20が内側垂直部20′間に支持
片13が延長されるようにする。

【００２０】従って、切取線20を利用して切開部30を切
取ると、支持部12の両側に支持片13が残っているため、
これら支持片13を折曲溝50を中心として箱体10の内側へ
折り曲げると、その上・下端が開放部40の上・下端間に
挟まれて支持するので、前記開放部40は一層堅固に支持
される。図７は本発明の第３実施形態に係る包装箱の正
面図である。

【００２１】図９において、図１〜図６に示した部分と
同一部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図７に示す通り、箱体10の前面11両側に切開部30が設け
られるのは、前記第１および第２実施形態と同様であ
る。しかし、本発明の第３実施形態においては箱体10の
開放部40中間に設けられる支持部12の幅を、上部は狭く
形成し、下部は広く形成したのである。

【００２２】このように支持部12′を形成すると、支持
部12′の上端に加えられる荷重が下部へ行く程分散され
るため、開放部40がより堅固に支持される。前記第１〜
第３実施形態においては、切開部30が前面11に設けられ
たものを例示して説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、前記箱体10の前・後面に共に設けても
良い。更に、前記箱体10に形成される切開部30の形状も
矩形に限るのではなく、必要によって菱形・円形等いろ
いろな形状で形成することもできる。

【００２３】図８は本発明の実施形態に適用される段ボ
ールを示す斜視図、図９は図７の拡大平断面図である。
図８および図９に示す通り、本発明に適用される段ボー
ルは、内側平面紙61と外側平面紙62間に段ボール70が介
設されており、内側平面紙61には補強段ボール80が付設
されている。

【００２４】前記補強段ボール80に夫々形成された谷66
間の間隔ｌと谷66の厚さｔは、前記段ボール70に夫々形
成された谷65の間隔ｌ′と谷65の厚さｔ′の１／２以下
の大きさに形成されている。次に、本発明の実施形態に
適用される別の段ボールについて説明する。図10は本発
明の実施形態に適用されるまた別の段ボールの拡大平面
図である。

【００２５】図10に示す通り、本発明の別の段ボール
は、内側平面紙61と外側平面紙62間に第３平面紙63が介
設されており、これら三つの平面紙61、62、63間には、
等間隔の谷からなる段ボール70、70が夫々に挿入固定さ
れており、前記内側平面紙61の外面には補強段ボール80
が付設されている。前記補強段ボール80の各谷66の間隔
ｌと厚さｔは、前記段ボール70に夫々形成された谷65の
間隔ｌ′と谷65の厚さｔ′の１／２以下の大きさに形成
されている。

【００２６】図８〜図10に示す段ボールを用いてフリッ
パーのない箱用四面体を作製し、前記四面体が当接され
る外側または内側に粘着テープを接着させて図11に示す
本発明の第４実施形態に係る箱体90を製造した。このよ
うに構成される本発明の第４実施形態に係る包装箱は、
補強段ボール80により箱体90の外表面全体が屈曲面から
なるため、前記箱体90の外表面において摩擦係数が増加
して箱体90を持ち上げたり運搬するとき、または多数個
の包装箱を積層しても滑り落ちることが生じなくなっ
て、取扱いが非常に容易であるのは勿論、積層された箱
が不意に崩れるおそれがない。

【００２７】更に、前記箱体90の外表面を構成する補強
段ボール80の触感が柔らかであり、また箱体90の外表面
が補強段ボール80により屈曲面からなるため、印刷内容
も立体的に見えて外部形状が美麗に見える効果がある。
特に、箱体90の外面が屈曲面からなるため、他の物体と
の接触面積が減り、また自体クッション作用により衝撃
を少なく受けると共に緩衝効果も大幅向上される。従っ
て、包装された内容物の破損防止にも大いに寄与でき
る。

【００２８】

【発明の効果】以上説明した通り、本発明の包装箱によ
れば、蓋紙を封合した粘着テープをはぎ取り、前記蓋紙
を開き箱体内に入っている商品を取り出さなくても、前
面の切開部だけを切開すれば、箱体内に収容されている
商品の種類や包装形態等を見ることができるため、箱体
を多数積み上げた状態でそのまま陳列したり、または箱
体内の商品を容易に取り出すことができる。従って、別
途の陳列台を設置しなくても商品が包装箱に包装されて
いる状態で陳列することができるのは勿論、箱体を保管
するための倉庫等のような別途のスペースを最小化でき
るので、保管費を節減できる等の効果もある。この外、
箱体を商品の包装と保管目的以外にも陳列台としても活
用できるので、箱の用途を多様化させることもできる効
果がある。

【００２９】また、本発明の第４実施形態に係る段ボー
ルで包装箱を作ると、補強段ボールにより箱の外表面が
屈曲面からなるため、摩擦係数が増加して持ち上げたり
運搬するとき、または包装箱を多数個積層しても滑り落
ちなくなって、取扱いが非常に容易であるのは勿論、積
層された箱が容易に崩れない効果もある。この外にも包
装箱の外表面が屈曲面からなるため、ハンドリング時に
柔らかな触感を与えるのみならず、外表面の屈曲面上に
文字や絵等を印刷する場合、印刷内容も立体的に見えて
外観が非常に美麗に見える効果もある。特に、外面が屈
曲面からなるため、他の物体との接触面積が減り、また
自体クッション作用により衝撃を少なく受けると共に、
緩衝効果も大幅向上されるので、包装された内容物の破
損防止にも大いに寄与できる等の極めて優れた効果があ
る。

【００３０】更に、本発明の実施形態に係る包装箱の四
面体一側端中央部にフリッパーが形成されていないた
め、箱体を作るとき、糊の代りにテープだけを用いるこ
とができ、また包装箱内に商品を入れるときにフリッパ
ーがないため、商品がフリッパーにより引っかかること
もないので、商品を包装箱に自動で包装することができ
る優れた効果もある。

【００３１】従って、本発明は別途の陳列台と箱を保管
するための倉庫関連費用を節減できるのみならず、箱体
の外表面に補強段ボールを付着して作られた包装箱の場
合は、運搬や積層が容易であり、外観が非常に美麗であ
るのみならず、外表面の補強段ボールに印刷された文字
や絵が立体感を与える非常に有利な発明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態に係る包装箱の斜視図。

【図２】（ａ）は図１の包装箱の使用状態を示す一部斜
視図、（ｂ）は図１の包装箱の使用状態を示す部分断面
斜視図。

【図３】（ａ）は図１の包装箱の展開図、（ｂ）は図１
の包装箱を積層した状態を示す斜視図。

【図４】図３(ｂ)の一部正面図。

【図５】本発明の第２実施形態に係る包装箱の一部斜視
図。

【図６】（ａ）は図５の包装箱の一部を切開した斜視
図、（ｂ）は図５の包装箱の要部拡大断面図。

【図７】本発明の第３実施形態に係る包装箱の正面図。

【図８】本発明の実施形態に適用される段ボールの実施
例を示す斜視図。

【図９】図８の拡大断面図。

【図１０】本発明の実施形態に適用される段ボールの他
の実施例を示す斜視図。

【図１１】本発明の実施形態に適用される段ボールの使
用例を示す斜視図。

【図１２】従来の段ボールの実施例を示す斜視図。

【図１３】従来の段ボールの展開図。

【符号の説明】

10：箱体 11: 前面 12：支持部 13: 支持片 20：切取線 21: 傾斜切取線 30：切開部 31: 切開片 50：折曲片 61,62,63: 平面紙 65,66 ：谷 70,71:段ボール 80：補強段ボール 90: 包装箱 114:フリッパー

Claims (10)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 箱体（１０）の前面（１１）の上下端か
   ら一定間隔（Ｌ）をなす上下垂直部（１６ａ、１６ｂ）
   と、前記前面（１１）の左右端から一定間隔（Ｌ′）を
   なす左右柱部（１６ｃ、１６ｄ）とからなり、前記前面
   （１１）の上下端及び左右端から前記一定間隔（Ｌ、
   Ｌ′）の位置には、軽量の商品（Ａ）ができるだけ多く
   展示されるとともに容易に出し入れできるよう切取線
   （２０）が形成された切開部（３０ａ、３０ｂ）を備
   え、前記前面（１１）の中央位置には、前記上下垂直部
   （１６ａ、１６ｂ）を支持する垂直支持部（１２）を備
   えていることを特徴とする包装箱。
2. 【請求項２】 前記支持部（１２）の両側には折曲溝
   （５０）により折り曲るよう支持片（１３）を付設する
   ことを特徴とする請求項１記載の包装箱。
3. 【請求項３】 前記箱体（１０）の四面体端部に延設さ
   れるフリッパー（１１４）を形成しない代りに前記四面
   体端部等をテープ（１７）で接着することを特徴とする
   請求項１記載の包装箱。
4. 【請求項４】 前記箱体（１０）の内平面紙（６１）又
   は第３平面紙（６３）上に補強段ボール（８０）を付着
   することを特徴とする請求項１記載の包装箱。
5. 【請求項５】 前記補強段ボール（８０）の谷（６６）
   の間隔（ｌ）と厚さ（ｔ）は、段ボール（７０）の谷
   （６５）の間隔（ｌ′）と厚さ（ｔ′）の１／２以下で
   あることを特徴とする請求項４記載の包装箱。
6. 【請求項６】 箱体（１０）の前面（１１）の上下端か
   ら一定間隔（Ｌ）をなす上下垂直部（１６ａ、１６ｂ）
   と、前記前面（１１）の左右端から一定間隔（Ｌ′）を
   なす左右柱部（１６ｃ、１６ｄ）とからなり、前記前面
   （１１）の上下端及び左右端から前記一定間隔（Ｌ、
   Ｌ′）の位置には、軽量の商品（Ａ）ができるだけ多く
   展示されるとともに容易に出し入れできるよう切取線
   （２０）が形成された切開部（３０ａ、３０ｂ）を備
   え、前記前面（１１）の中央位置には、前記上下垂直部
   （１６ａ、１６ｂ）を支持する垂直支持部（１２）を備
   え、前記箱体（１０）の外表面が補強段ボール（８０）
   からなることを特徴とする包装箱。
7. 【請求項７】 前記補強段ボール（８０）は、その谷
   （６６）の間隔（ｌ）と厚さ（ｔ）が内側平面紙（６
   １）と外側平面紙（６２）間に介設された段ボール（７
   ０）の間隔（ｌ′）と厚さ（ｔ′）の１／２以下である
   ことを特徴とする請求項６記載の包装箱。
8. 【請求項８】 前記内側平面紙（６１）と外側平面紙
   （６２）間に段ボール（７０）が介設されており、前記
   内側平面紙（６１）には補強段ボール（８０）が付着さ
   れていることを特徴とする請求項７記載の包装箱。
9. 【請求項９】 前記内側平面紙（６１）と外側平面紙
   （６２）間に第３平面紙（６３）が介設されており、こ
   れら三つの平面紙（６１，６２，６３）間には、谷間の
   間隔と谷が同等の段ボール（７０）が挿入固定されてい
   ることを特徴とする請求項７記載の包装箱。
10. 【請求項１０】 前記内側平面紙（６１）の外面には補
    強段ボール（８０）が付着されていることを特徴とする
    請求項９記載の包装箱。