JP3071272B2 - 食品類の連続式真空冷却装置 - Google Patents
食品類の連続式真空冷却装置Info
- Publication number
- JP3071272B2 JP3071272B2 JP3296117A JP29611791A JP3071272B2 JP 3071272 B2 JP3071272 B2 JP 3071272B2 JP 3296117 A JP3296117 A JP 3296117A JP 29611791 A JP29611791 A JP 29611791A JP 3071272 B2 JP3071272 B2 JP 3071272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foods
- vacuum
- casing
- cylindrical hole
- bread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パンなどの食品類を大
量生産する工場で加熱調理された食品類を冷却するのに
利用される食品類の連続式真空冷却装置に関するもので
ある。
量生産する工場で加熱調理された食品類を冷却するのに
利用される食品類の連続式真空冷却装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】一般に、加熱調理されたパンを袋詰めし
て発送する場合、高温のままでは、袋内面などに水分が
付着し、見栄えが悪くなるのみならず、付着水分がパン
上に滴下して風味を損なうため、冷却後に袋詰めするこ
とが行なわれている。
て発送する場合、高温のままでは、袋内面などに水分が
付着し、見栄えが悪くなるのみならず、付着水分がパン
上に滴下して風味を損なうため、冷却後に袋詰めするこ
とが行なわれている。
【０００３】ところで、パンを大量生産するパン工場で
は、上記冷却を短時間で終了させることが要望され、そ
こで、加熱調理されたパンを冷却槽内に収容し、該冷却
槽内を真空排気することによってパン中の水分を活発に
蒸発させ、その蒸発の際の気化潜熱をパンから奪うこと
により冷却する真空冷却が行なわれている。この場合、
冷却槽内が常圧状態であれば、冷却槽内にパンを連続的
に供給・排出して冷却することができるが、冷却槽内が
真空状態であるため、冷却槽内にパンを連続的に供給・
排出して冷却することができず、冷却槽内にパンをバッ
チ式で供給・排出して冷却しているのが現状である。
は、上記冷却を短時間で終了させることが要望され、そ
こで、加熱調理されたパンを冷却槽内に収容し、該冷却
槽内を真空排気することによってパン中の水分を活発に
蒸発させ、その蒸発の際の気化潜熱をパンから奪うこと
により冷却する真空冷却が行なわれている。この場合、
冷却槽内が常圧状態であれば、冷却槽内にパンを連続的
に供給・排出して冷却することができるが、冷却槽内が
真空状態であるため、冷却槽内にパンを連続的に供給・
排出して冷却することができず、冷却槽内にパンをバッ
チ式で供給・排出して冷却しているのが現状である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来は冷却槽内にパン
をバッチ式で供給・排出して冷却しているため、処理能
力が悪く、しかも、大量処理が困難になるなどの制約に
加えて、冷却槽内へのパンの供給・排出に人手を要する
ため、人件費の高騰という問題も発生する。手作業によ
る人件費の高騰を避けるためにはマテリアル・ハンドの
設置が有効であるが、このような自動供給・排出装置を
設置すると、構造の複雑化による設備費の増大や保守管
理作業の実行という問題が派生してくる。結果的にパン
製造のイニシャルコストが増大してしまう。
をバッチ式で供給・排出して冷却しているため、処理能
力が悪く、しかも、大量処理が困難になるなどの制約に
加えて、冷却槽内へのパンの供給・排出に人手を要する
ため、人件費の高騰という問題も発生する。手作業によ
る人件費の高騰を避けるためにはマテリアル・ハンドの
設置が有効であるが、このような自動供給・排出装置を
設置すると、構造の複雑化による設備費の増大や保守管
理作業の実行という問題が派生してくる。結果的にパン
製造のイニシャルコストが増大してしまう。
【０００５】本発明は上記問題点に鑑みて提案されたも
のであって、その目的とするところは、パンなどの食品
類を連続的に真空冷却し得る食品類の連続式真空冷却装
置を提供することにある。
のであって、その目的とするところは、パンなどの食品
類を連続的に真空冷却し得る食品類の連続式真空冷却装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、一部分を開口する円筒穴を形成し、この円筒
穴の円周等配位置に複数個の真空室を形成させたケーシ
ングと、外周面の円周等配位置に食品類を収容し得る複
数個のポケットを上記ケーシングの真空室と対応するよ
うに形成させた回転ローターとを具備し、上記ケーシン
グの円筒穴内に上記回転ローターを間欠的に回転駆動す
るように架設するとともに、上記ケーシングの各真空室
を真空制御手段に夫々接続させて当該各真空室を真空排
気させるようにしたことを特徴とする食品類の連続式真
空冷却装置を提供する。
するため、一部分を開口する円筒穴を形成し、この円筒
穴の円周等配位置に複数個の真空室を形成させたケーシ
ングと、外周面の円周等配位置に食品類を収容し得る複
数個のポケットを上記ケーシングの真空室と対応するよ
うに形成させた回転ローターとを具備し、上記ケーシン
グの円筒穴内に上記回転ローターを間欠的に回転駆動す
るように架設するとともに、上記ケーシングの各真空室
を真空制御手段に夫々接続させて当該各真空室を真空排
気させるようにしたことを特徴とする食品類の連続式真
空冷却装置を提供する。
【０００７】
【作用】本発明によれば、回転ローターのポケット内に
食品類を順次供給して当該回転ローターの間欠回転によ
り食品類をケーシングの円筒穴内に導入させて各真空室
を順次移行し、その間に食品類を真空冷却させる。
食品類を順次供給して当該回転ローターの間欠回転によ
り食品類をケーシングの円筒穴内に導入させて各真空室
を順次移行し、その間に食品類を真空冷却させる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明に係る食品類の連続式真空冷却
装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。
装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【０００９】図１は本発明装置の概略構成図であり、図
２は図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
２は図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【００１０】図１および図２において、（１）はケーシ
ングで、一端面側からその一部分に約90°程度切り欠い
た開口（２ａ）を有する円筒穴（２）を形成し、この円
筒穴（２）の円周等配位置に複数個、例えば６個の真空
室（３ａ）〜（３ｆ）を設けるとともに、各真空室（３
ａ）〜（３ｆ）を夫々の配管（４ａ）〜（４ｆ）および
バルブ（５ａ）〜（５ｆ）を介して真空ポンプ（６）に
夫々接続させて当該各真空室（３ａ）〜（３ｆ）内を真
空排気させている。
ングで、一端面側からその一部分に約90°程度切り欠い
た開口（２ａ）を有する円筒穴（２）を形成し、この円
筒穴（２）の円周等配位置に複数個、例えば６個の真空
室（３ａ）〜（３ｆ）を設けるとともに、各真空室（３
ａ）〜（３ｆ）を夫々の配管（４ａ）〜（４ｆ）および
バルブ（５ａ）〜（５ｆ）を介して真空ポンプ（６）に
夫々接続させて当該各真空室（３ａ）〜（３ｆ）内を真
空排気させている。
【００１１】（７）はケーシング（１）の円筒穴（２）
内に架設された回転ローターで、外周面の円周等配位置
に１個乃至数個のパンなどの食品類を収容し得る複数
個、例えば８個のポケット（８）（８）…を設けてあ
り、ケーシング（１）の一端面に取付けられた蓋体
（９）に軸受（10）を介して回転自在に支持させて外部
モーター（図示せず）にて間欠的に回転駆動される。
内に架設された回転ローターで、外周面の円周等配位置
に１個乃至数個のパンなどの食品類を収容し得る複数
個、例えば８個のポケット（８）（８）…を設けてあ
り、ケーシング（１）の一端面に取付けられた蓋体
（９）に軸受（10）を介して回転自在に支持させて外部
モーター（図示せず）にて間欠的に回転駆動される。
【００１２】（11）はケーシング（１）の円筒穴（２）
の開口（２ａ）の上部に配設された投入コンベアで、回
転ローター（７）のポケット（８）（８）…が食品類投
入位置（ａ）に達したときに当該ポケット（８）（８）
…内に食品類を１個乃至数個ずつ投入して供給させる。
の開口（２ａ）の上部に配設された投入コンベアで、回
転ローター（７）のポケット（８）（８）…が食品類投
入位置（ａ）に達したときに当該ポケット（８）（８）
…内に食品類を１個乃至数個ずつ投入して供給させる。
【００１３】（12）はケーシング（１）の円筒穴（２）
の開口（２ａ）の下方に配設された取出コンベアで、回
転ローター（２）のポケット（８）（８）…が食品類取
出位置（ｂ）に達したときに当該ポケット（８）（８）
から取出された食品類を機外に排出させる。
の開口（２ａ）の下方に配設された取出コンベアで、回
転ローター（２）のポケット（８）（８）…が食品類取
出位置（ｂ）に達したときに当該ポケット（８）（８）
から取出された食品類を機外に排出させる。
【００１４】尚、図中（13）（14）および（15）はシー
ル部材を示す。
ル部材を示す。
【００１５】本発明装置は以上の如く構成されており、
次に上記構成における本発明装置の作用を説明する。
次に上記構成における本発明装置の作用を説明する。
【００１６】先ず、真空ポンプ（６）により配管（４
ａ）〜（４ｆ）およびバルブ（５ａ）〜（５ｆ）を介し
てケーシング（１）の各真空室（３ａ）〜（３ｆ）内を
真空排気させるとともに、図示されていない外部モータ
ーにより回転ローター（７）を間欠的に回転駆動させ
る。
ａ）〜（４ｆ）およびバルブ（５ａ）〜（５ｆ）を介し
てケーシング（１）の各真空室（３ａ）〜（３ｆ）内を
真空排気させるとともに、図示されていない外部モータ
ーにより回転ローター（７）を間欠的に回転駆動させ
る。
【００１７】次に、上記状態で、投入コンベア（11）に
より食品類供給位置（ａ）に達した回転ローター（７）
のポケット（８）（８）…内に１個乃至数個の食品類を
順次投入して供給する。すると、回転ローター（７）の
ポケット（８）（８）…内に供給された食品類は、回転
ローター（７）の間欠回転によりケーシング（１）の円
筒穴（２）内に導入されて真空室（３ａ）〜（３ｆ）を
順次移行し、その間に真空冷却される。
より食品類供給位置（ａ）に達した回転ローター（７）
のポケット（８）（８）…内に１個乃至数個の食品類を
順次投入して供給する。すると、回転ローター（７）の
ポケット（８）（８）…内に供給された食品類は、回転
ローター（７）の間欠回転によりケーシング（１）の円
筒穴（２）内に導入されて真空室（３ａ）〜（３ｆ）を
順次移行し、その間に真空冷却される。
【００１８】そして、真空冷却された食品類は、食品類
取出位置（ｂ）に達すると、回転ローター（７）のポケ
ット（８）（８）…から順次排出されて取出コンベア
（12）により機外に取出される。
取出位置（ｂ）に達すると、回転ローター（７）のポケ
ット（８）（８）…から順次排出されて取出コンベア
（12）により機外に取出される。
【００１９】図３は上述した真空冷却工程におけるケー
シング（１）の各真空室（３ａ）〜（３ｆ）内の圧力の
関係を示したもので、縦軸に圧力をとり、横軸に投入か
ら取出の１サイクルをとっており、各真空室（３ａ）〜
（３ｆ）内の圧力を夫々のバルブ（５ａ）〜（５ｆ）に
よって夫々所定の圧力に調整させている。
シング（１）の各真空室（３ａ）〜（３ｆ）内の圧力の
関係を示したもので、縦軸に圧力をとり、横軸に投入か
ら取出の１サイクルをとっており、各真空室（３ａ）〜
（３ｆ）内の圧力を夫々のバルブ（５ａ）〜（５ｆ）に
よって夫々所定の圧力に調整させている。
【００２０】尚、上記実施例では回転ローター（７）の
回転軸線を横方向に配置したヨコ型について述べている
が、本発明装置は回転ローター（７）の回転軸線を縦方
向に配置したタテ型にも変更し得ることは云うまでもな
い。
回転軸線を横方向に配置したヨコ型について述べている
が、本発明装置は回転ローター（７）の回転軸線を縦方
向に配置したタテ型にも変更し得ることは云うまでもな
い。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本考案装置によれ
ば、パンなどの食品類を連続的に真空冷却することが可
能となり、食品類の冷却処理能力の向上と真空冷却工程
の省力化に対して顕著な効果が発揮される。
ば、パンなどの食品類を連続的に真空冷却することが可
能となり、食品類の冷却処理能力の向上と真空冷却工程
の省力化に対して顕著な効果が発揮される。
【図１】本発明に係る食品の連続式真空冷却装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】真空冷却工程におけるケーシングの各真空室内
の圧力の関係を示した線図である。
の圧力の関係を示した線図である。
１ ケーシング ２ 円筒穴 ３ａ〜３ｆ 真空室 ６ 真空ポンプ ７ 回転ローター ８ ポケット 11 投入コンベア 12 取出コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F25D 7/00 A21D 15/02 A23L 3/36
Claims (1)
- 【請求項１】 一部分を開口する円筒穴を形成し、この
円筒穴の円周等配位置に複数個の真空室を形成させたケ
ーシングと、 外周面の円周等配位置に食品類を収容し得る複数個のポ
ケットを上記ケーシングの真空室と対応するように形成
させた回転ローターとを具備し、 上記ケーシングの円筒穴内に上記回転ローターを間欠的
に回転駆動するように架設するとともに、 上記ケーシングの各真空室を真空制御手段に夫々接続さ
せて当該各真空室を真空排気させるようにしたことを特
徴とする食品類の連続式真空冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3296117A JP3071272B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 食品類の連続式真空冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3296117A JP3071272B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 食品類の連続式真空冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05133658A JPH05133658A (ja) | 1993-05-28 |
| JP3071272B2 true JP3071272B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=17829360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3296117A Expired - Fee Related JP3071272B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 食品類の連続式真空冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3071272B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006129822A (ja) * | 2004-11-09 | 2006-05-25 | Miura Co Ltd | 真空冷却機 |
| JP6362467B2 (ja) * | 2014-07-29 | 2018-07-25 | 株式会社サムソン | 真空冷却装置 |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP3296117A patent/JP3071272B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05133658A (ja) | 1993-05-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4292015A (en) | Apparatus for rotational molding | |
| US5988047A (en) | Baking device for production of endless strips | |
| EP0587546A1 (en) | Refrigerator or freezer | |
| JP3071272B2 (ja) | 食品類の連続式真空冷却装置 | |
| JPH02306875A (ja) | ステアリングホイールの加工装置 | |
| US3730731A (en) | Roasting method for particulate solids | |
| US4301718A (en) | Rotary retort | |
| US2588563A (en) | Rotary shelf refrigerator | |
| CN112293769A (zh) | 一种咖啡豆烘焙机 | |
| US4955289A (en) | Tea leaves firing equipment | |
| US3952541A (en) | Apparatus for quick freezing of aqueous solutions or suspensions to be submitted to lyophilization | |
| US4760712A (en) | Freezing apparatus | |
| JPH0642867A (ja) | タンブラー型回転乾燥機 | |
| US3415075A (en) | Immersion freezing | |
| CN211120281U (zh) | 一种用于中药材加工的真空干燥机 | |
| CN212619547U (zh) | 一种食品加工用密封冷藏装置 | |
| US3115915A (en) | Fruit and vegetable peeler | |
| US3823662A (en) | Roasting apparatus | |
| JPS5928390B2 (ja) | 連続式真空冷却装置 | |
| CN215972290U (zh) | 一种速冻肉制品的包装设备 | |
| RU2150058C1 (ru) | Устройство для низкотемпературного обезвоживания органических веществ в вакууме | |
| CN221306994U (zh) | 一种均匀分油的油炸锅 | |
| CN215346794U (zh) | 一种有利于鲜玉米保鲜的装置 | |
| CN216745284U (zh) | 一种自动化真空干燥箱 | |
| CN217754394U (zh) | 一种耐高温耐冻型预制菜包装袋封膜装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |