JP3070989U - バケツ - Google Patents

バケツ

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JP3070989U
JP3070989U JP2000000681U JP2000000681U JP3070989U JP 3070989 U JP3070989 U JP 3070989U JP 2000000681 U JP2000000681 U JP 2000000681U JP 2000000681 U JP2000000681 U JP 2000000681U JP 3070989 U JP3070989 U JP 3070989U
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JP2000000681U
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義雄 落合
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義雄 落合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブリキ製のバケツにおいて、製造を容易にする
とともにコストを抑え、さらには使用に際して種々の便
益を得られるようにすること。 【解決手段】筒状の周壁部材4の一端を底面部材5で閉
塞して桶状に形成した金属製のバケツ1であって、上記
周壁部材4と底面部材5との接合部分に、該部分の外周
面6に対応する形状の接触面7を内側に有するとともに
下端には接地部8を有した合成樹脂またはゴム製の底部
材3を取付けたバケツ1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、清掃や消化用等その他様々な目的のために水や砂等を入れて使用 するようなバケツに関し、より詳しくはブリキ製のバケツに関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な目的で使用できる便利なブリキ製のバケツ101は、図3に示すように 形成されている。
【0003】 すなわち、ブリキ板を下方ほど小径となる筒状に形成して周壁部材102を設 け、該周壁部材102の下端に、ブリキ板からなる円板状の底面部材103を接 合し、その接合部分の外周に、帯状のバンド部材104を巻き付けて形成してい る。上記周壁部材102と底面部材103の接合は、周壁部材102の下端を、 底面部材103の外周縁に形成した挟持縁103aで内外に挟むようにして行う 。また上記バンド部材104は、帯状に形成したブリキ板の両端部を相互に重合 してカシメ、環状に形成するとともに、その下端縁を、内側にカーリングして強 度の高い接地部104aを形成したものである。そしてその取付けは、上記周壁 部材102と底面部材103の接合部に対して下から嵌めてから、バンド部材1 04の上側を、接合部の外周面の凹凸形状に沿うようにプレスして行っている。
【0004】 しかし、このようにして構成したバケツ101では次のような難点がある。 バンド部材104を取付けるのに上述のように手間がかかる上、そのための機 械も不可欠であってコストもかかる。
【0005】 接地するバンド部材104がブリキであるので、置くたびに音がして、喧しく 感じることがあり、また置く場所によっては錆びやすくなってしまう。
【0006】 上述のようにバンド部材は、帯状のもの両端部を相互に重ね合わせて環状にし てから下端縁をカーリングしているので、図示したようにブリキの板厚分の段差 104bができて、接地時の安定性がよくない。
【0007】 また、全部がブリキであるので、外観はみな同じであって、文字等を書いたり 塗装をしたりしない限り、他との区別をつけにくい。
【0008】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、上述ようなバンド部材に代わる部材を取付けるようにして 、製造を簡単にするとともに、数々の利点を享受することができるようなバケツ の提供を課題とする。
【0009】 そのための手段は、筒状の周壁部材の一端を底面部材で閉塞して桶状に形成し た金属製のバケツであって、上記周壁部材と底面部材との接合部分に、該部分の 外周面に対応する形状の接触面を内側に有するとともに下端には接地部を有した 合成樹脂またはゴム製の底部材を取付けたバケツであることを特徴とする。
【0010】 すなわち、バケツの製造に当っては、周壁部材に底面部材を接合してバケツの 形状にした後、別に金型成形した底部材を嵌着したり接着したりして適宜取付け ればよい。
【0011】 前記底部材の接触面には、前記周壁部材と底部材との接合時に形成された外側 に張り出す突部と嵌合する嵌合凹溝を形成するとよい。単に嵌着するだけで取り 付けることができるので、製造がより簡単になるからである。
【0012】 また、前記底部材の接地部は、前記底面部材の高さを高くすべく前記接触面の 下端位置よりも下方へ延設して形成するとよい。底部材の接地部のみが接地する ようにできるからである。
【0013】 さらに、前記底部材は、環状に形成するとよい。合成樹脂やゴムの材料の使用 量を抑えることができるからである。
【0014】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の形態を以下図面を用いて説明する。 図1は、バケツ1の一部断面正面図であり、この丸い桶状のブリキ製のバケツ 1は、バケツ本体2の下端に対して合成樹脂製の底部材3を嵌着して構成してい る。
【0015】 すなわち、上記バケツ本体2は、下方ほど小径となる筒状に形成した周壁部材 4と、この周壁部材4の下端に接合する底面部材5とで形成しており、上記底部 材3は、上記接合部分の外周面6を覆うように下から嵌着して取付ける。
【0016】 上記周壁部材4と底面部材5との接合は、底面部材5の外周縁に形成した挟持 縁5aで周壁部材4の下端縁を内外に挟んで行うので、接合部分の外周面6は、 周壁部材4の下端側のテーパ面6aと、上記挟持縁5a部分の外側に張り出す突 部6bとを有する形状である。このため、上記底部材3は、図2に示したように 、バケツ本体2の下端に対応する大きさの環状に形成し、内周面には上から、上 記テーパ面6aに対応する角度の傾斜面7aと、上記突部6bに嵌合対応する凹 溝7bとを有する接触面7を形成している。上記凹溝7bは、突部6bにしっか りと嵌まるように、下側の面の幅を底面部材5の挟持縁5aの幅に対応する程に 広くとるとよい。
【0017】 また、上記接触面7より下側は、上記底面部材5の高さを高くしてバケツ本体 2の接地を回避すべく適宜下方に延設して平らな接地部8を形成している。
【0018】 このような構成のバケツ1によれば、周壁部材4と底面部材5を接合してバケ ツ本体2を形成した後に、底部材3を単に嵌着するだけで製造できる。このため 、従来に比べて工数の大幅な削減が可能で、作業の簡素化やコストの低減等を図 ることができる。
【0019】 また、底部材3の接地部8を、接触面7の下端位置よりも下方へ延設して形成 したので、ブリキ製のバケツ本体2が接地することを避けることができるので、 接地させるたびに音が鳴ったり錆びやすくなったりするような不都合がない上に 、ブリキ製バケツ1の特徴を失わせない。
【0020】 さらに、接地部8が平らであって、従来のような段差がないので、接地時の安 定性を得られる。
【0021】 また、底部材3の材料に摩擦抵抗の大きいものを使用すれば、空の状態で置い ておいても、風で滑ったり飛んだりすることを抑制して安定感を向上することが できる。
【0022】 さらにまた、底部材3には底をつけるもよいが、上述のように環状に形成して いるので、材料の使用量を少なくできてコストを抑えることができる上に、例え ば平面視楕円形等のバケツを形成する場合でも、柔軟に対応して良好な取付け状 態が得られる。
【0023】 なお、底部材3の形成に際して例えば様々な色や柄の物を作るとよい。特に何 もせずとも他との区別をつけられるようにすることができるからである。しかも 識別力を有する底部材3は底に位置するので、目立つ上にブリキ製バケツの質的 価値を低めたりすることがない。
【0024】
【考案の効果】
すなわち、上述の構成によれば、製造に当っては周壁部材と底面部材を接合し た後に、合成樹脂やゴムからなる底部材を取付けれるだけでよい。従来は、バン ド部材を製造するにも、このバンド部材を取付けるにも、機械が必要で、複数の 工程が必要であったが、この考案によれば、別途金型形成した底部材を単に取付 けるだけでよく、工数の大幅な削減によって作業の簡素化やコストの低減等を図 ることができる。
【0025】 また、底部材の成形に際して例えば様々な色の物を作ることで、他との区別を つけられるようにすることができる。従来のブリキ製のバケツではすべて外観が 同じであって、購入者が特別に文字を記入するなど何か工夫を凝らさなければ、 識別できなかったが、色や柄等、外観の異なる底部材の違いにより区別をつける ことができるようになる。しかも底部材は底に位置するので、目立つとともに、 金属製バケツの質的価値を低めたりすることがない。
【0026】 さらに、従来のようなバンド部材を使用しないので、下端面の段差をなくすこ とができ、接地時の安定性を向上できる。
【0027】 請求項2のように、底部材の接触面に嵌合凹溝を形成した場合には、底部材の 取付けが嵌めるだけで行え、極簡単である。
【0028】 請求項3のように、底部材の接地部を、接触面の下端位置よりも下方へ延設し て形成した場合には、使用時に接地するのは上記接地部だけとなる。すなわち金 属製の底面部材が接地することを避けることができるので、接地させるたびに音 が鳴ったり錆びやすくなったりする等の不都合を解消できる。しかも、金属製バ ケツの特徴を失わせない。また、底部材の材料に摩擦抵抗の大きいものを使用す れば、空の状態で置いておいても、風で滑ったり飛んだりすることを抑制して安 定感を向上することができる。
【0029】 請求項4のように底部材を環状に形成した場合には、材料の使用量を少なくで きてコストを抑えることができる上に、取付けるときにバケツの形状に対応させ やすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バケツの一部断面正面図。
【図2】 バケツの底部材を分離した状態の斜視図。
【図3】 従来のバケツの一部断面正面図。
【符号の説明】
1…バケツ 3…底部材 4…周壁部材 5…底面部材 6…外周面 6a…テーパ面 6b…突部 7…接触面 7a…傾斜面 7b…凹溝 8…接地部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の周壁部材の一端を底面部材で閉塞し
    て桶状に形成した金属製のバケツであって、上記周壁部
    材と底面部材との接合部分に、該部分の外周面に対応す
    る形状の接触面を内側に有するとともに下端には接地部
    を有した合成樹脂またはゴム製の底部材を取付けたバケ
    ツ。
  2. 【請求項2】前記底部材の接触面に、前記周壁部材と底
    部材との接合時に形成された外側に張り出す突部と嵌合
    する嵌合凹溝を形成した請求項1に記載のバケツ。
  3. 【請求項3】前記底部材の接地部は、前記底面部材の高
    さを高くすべく前記接触面の下端位置よりも下方へ延設
    して形成した請求項1または請求項2に記載のバケツ。
  4. 【請求項4】前記底部材を、環状に形成した請求項1か
    ら請求項3のうちのいずれか一項に記載のバケツ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0624195A (ja) * 1992-02-17 1994-02-01 Jiro Hori 筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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