JP3070397U - 清掃用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業中容易に洗浄剤を補充することができ、
垂直なガラス面での作業性を損なうことのない清掃用具
を提供する。 【解決手段】 エアゾール容器収納部を洗浄部に対し
て、斜めまたは垂直に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、ガラス表面を洗浄するための清掃用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来ガラス表面を洗浄する方法としては、界面活性剤や研磨剤を含有する洗浄 剤をスポンジや布等を用いて洗浄する方法が知られている。しかしながら洗浄す る面積が大きい場合には、作業中に何度も洗浄剤をスポンジ等に対して補充する 必要があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記の問題を解決する方法として、本考案者らは洗浄剤を充填したエアゾール 容器の噴射部にスポンジを配置し、作業中にエアゾール容器に充填された洗浄剤 をスポンジに対して補充する清掃具を考案した（実用新案第１７７９６２５号） 。しかしながらこの考案では、エアゾール容器側面と平行にスポンジを配してい ため、垂直なガラス面、たとえば自動車の側面窓ガラスなどを洗浄する場合には 、作業性が悪いという問題点があった。

【０００４】 この考案は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたもの である。その目的とするところは、作業中容易に洗浄剤を補充することができ、 垂直なガラス面での作業性を損なうことのないエアゾール容器収納部を有する清 掃用具を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、請求項１に記載の清掃用具は、エアゾール容器 収納部を洗浄部に対して、斜めまたは垂直に設けることによって、作業性を損な うことなく洗浄することができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案においてエアゾール容器収納部は、作業時にスポンジ等からなる洗浄部 を保持する機能と、エアゾールに充填された洗浄剤を洗浄部へ導入する機能を併 せ持つ。洗浄剤は、噴射バルブの操作により洗浄部へと導入される。洗浄部には 、洗浄剤導入部と接する個所に切れ込みが設けられており、この間隙から洗浄部 およびガラス面へ洗浄剤が吐出される。作業中に洗浄剤が少なくなった場合には 、再度噴射バルブを操作することにより、必要なだけの洗浄剤を容易に補充する ことができる。

【０００７】 以下にこの考案を具体化した一実施形態に基づいて詳細に説明する。 図１に示される清掃用具は、エアゾール容器収納部が洗浄部であるスポンジ表 面に対して、斜めに設けられている。挿入されたエアゾール容器をさらに押し込 むことによって、エアゾール容器の噴射バルブが開き、洗浄液が洗浄部に設けら れた切れ込みから吐出される。スポンジの形状は長方形以外に円形、もしくは図 ２に示すように楕円形にすることができる。

【０００８】 図３に示される清掃用スポンジは、エアゾール容器が洗浄部であるスポンジ表 面に対して、垂直に挿入されている。この例では、噴射操作時に手を持ち換える ことなく作業するできる。

【０００９】 さらに本考案は、以下のように変更して実施することもできる。 ・噴射用ボタンを噴射バルブ近傍に配置し、保持したまま噴射できる構造に変更 すること。 ・スポンジをフェルト等に変更すること。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の清掃用具は、エアゾール容器収納部を洗浄部に対して、斜めまたは垂 直に設けることによって、垂直なガラス面での作業性を損なうことなく洗浄する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】エアゾール容器収納部をスポンジ表面に対して
斜めに設けた例

【図２】スポンジの形状を楕円形にした例

【図３】エアゾール容器収納部をスポンジ表面に対して
垂直に設けた例

【符号の説明】

１ エアゾール容器 ２ 噴射バルブ ３ 洗浄剤導入部 ４ エアゾール容器収納部 ５ スポンジ ６ 切れ込み

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 エアゾール容器収納部を洗浄部に対し
   て、斜めまたは垂直に設けたことを特徴とするエアゾー
   ル容器収納部を有する清掃用具。