JP3070040U - 椅子脚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強効果が抜群で、耐用性に優れ、寿命も長
い椅子脚を提供する。 【解決手段】 椅子脚は、差し込み穴１１１を有する固
定体１１の周囲に外側に適量延伸した支脚１２により構
成され、その中空の支脚１２内部には、適量の縦骨１２
１、横骨１２２及び斜め骨１２３を設け、また、支脚１
２両内側面には、適量の補強骨１２４を設け、その縦骨
１２１は、支脚１２内部の縦方向に延伸したものであ
り、また、横骨１２２は、縦骨１２１と支脚１２内側面
間を仕切り、斜め骨１２３は、二つの横骨１２２間の縦
骨１２１と支脚１２内側面間に位置、よって、縦骨１２
１、横骨１２２及び斜め骨１２３を支脚１２内部に連続
配列する。それにより、補強効果が抜群で、耐用性に優
れ、寿命も長く、従来のプラスチック椅子脚の改善に効
果的である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、椅子脚に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現在、工業商業の発達に伴い、オフィスチェアの需給量も非常に拡大しており 、また、市場競争により価格低下し、消費者は、益々安価で耐用性のあるものを 求めている。現在、要望に叶うオフィスチェアは、大量のプラスチック素材を用 いているのが現状で、特に椅子脚部についても同様である。プラスチックの椅子 脚は、材料節減を原則とする制限された材料を用い、一定の重さを支えなければ ならない為、多くは蓋なし形状のものを採用し、中空内部は一体化したプラスチ ック補強骨を設け椅子脚の強度を強め、相当な重量積載にも安定する構造である 。また、従来に見られる椅子脚は、例えば図３に示すとおりであり、それは椅子 脚Ａ中間に固定体Ａ１を設け、並びに固定体Ａ１には外側に放射状に延伸した支 脚Ａ２を成型し、その支脚Ａ２内側底部には、Ｖ型を若干連続配列した補強骨Ａ ３を一体成型する。また、補強骨Ａ３の関連デザインを図４に示すが、これは、 支脚Ａ２内部の補強骨Ａ３を交差配列方式に成型したものであり、支脚Ａ２両側 辺の強度を強化している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記の構造には改善すべき点が残る。特に、上記二つの構造は 、補強骨Ａ３にプラスチック材料を用い支脚Ａ２強度を強化しているが、使用者 の重さで下に押された場合、その重量が固定体Ａ１を下圧し、その連接する各支 脚Ａ２も押し付けられる為、若干前方に伸びて変形し、この重力作用が頻繁であ ると、固定体Ａ１と支脚Ａ２の連結箇所が疲労してひびや切断を引き起こす原因 となる。同時に、プラスチック補強骨Ａ３が受ける重力も非常に大きく、重量超 過の人が座り、椅子脚Ａが加圧された場合、支えきれないという問題も残る。

【０００４】 本考案の目的は、補強効果が抜群で、耐用性に優れ、寿命も長い椅子脚を提供 することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の請求項１記載の椅子脚は、差し込み穴を 有する固定体の周囲に外側に適量延伸した中空の支脚により構成され、また、そ の支脚の両内側面には、補強骨を適当に配することを特徴とする。

【０００６】 本考案の請求項２記載の椅子脚は、請求項１記載の椅子脚であって、前記補強 骨は、連続配列することを特徴とする。

【０００７】 本考案の請求項３記載の椅子脚は、請求項２記載の椅子脚であって、前記補強 骨は、連続した波状に配列することを特徴とする。

【０００８】 本考案の請求項４記載の椅子脚は、前記差し込み穴を有する前記固定体の周囲 に外側に適量延伸した前記支脚により構成され、また、中空の前記支脚の内部に は、縦骨、横骨及び斜め骨を設け、その縦骨は、前記支脚内部の縦方向に延伸し たものであり、また、横骨は、縦骨と前記支脚内側面間を仕切り、斜め骨は、二 つの横骨間の縦骨と前記支脚内側面間に位置、よって、縦骨、横骨及び斜め骨を 前記支脚内部に連続配列することを特徴とする。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

【００１０】 図１及び図２に示すとおり、本考案の一実施例による椅子脚は、プラスチック の外体１を一体成型した構造であり、その外体１は、差し込み穴１１１を有する 固定体１１の周囲に外側に適量延伸した中空の支脚１２により構成され、その特 徴は、以下のとおりである。

【００１１】 外体１の支脚１２内部には、適量の縦骨１２１、横骨１２２及び斜め骨１２３ を設け、また、支脚１２両内側面には、適量の補強骨１２４を設ける。縦骨１２ １は、支脚１２内部の縦方向に延伸したものであり、また、横骨１２２は、縦骨 １２１と支脚１２内側面間を仕切り、斜め骨１２３は、二つの横骨１２２間の縦 骨１２１と支脚１２内側面間に位置する。よって、縦骨１２１、横骨１２２及び 斜め骨１２３を支脚１２内部に連続配列、且つ、補強骨１２４は連続配列して波 状にする。

【００１２】 上記設計は、図２に示すとおりであるが、椅子脚が上部の腰掛け部分の重力を 受けた場合、固定体１１がまずその重力を支え、次に、下に加圧した重力は各支 脚１２に分散されるが、支脚１２内に補強した縦骨１２１、横骨１２２、斜め骨 １２３及び補強骨１２４により、支脚１２が伸びて湾曲や変形を起こすことがな い。元の形状を保ち、素晴らしい抗圧強度を有する為、各椅子脚が変形やひび等 の損傷に至ることがない。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の椅子脚は、補強した縦骨、横骨、斜め骨及び補 強骨等構造の特徴をもつ。それにより、補強効果が抜群で、耐用性に優れ、寿命 も長く、従来のプラスチック椅子脚の改善に効果的である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による椅子脚を示す立体局部
断面図である。

【図２】本考案の一実施例による椅子脚を示す仰視図で
ある。

【図３】従来の椅子脚を示す構造見取り図である。

【図４】従来のもう一つの補強骨を示す見取り図であ
る。

【符号の説明】

１ 外体 １１ 固定体 １１１ 差し込み穴 １２ 支脚 １２１ 縦骨 １２２ 横骨 １２３ 斜め骨 １２４ 補強骨 Ａ 椅子脚 Ａ１ 固定体 Ａ２ 支脚 Ａ３ 補強骨

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 差し込み穴を有する固定体と、 前記固定体の周囲に外側に延伸した中空の支脚と、 前記支脚の両内側面に配設される補強骨と、 を備えることを特徴とする椅子脚。
2. 【請求項２】 前記補強骨は、連続配列することを特徴
   とする請求項１記載の椅子脚。
3. 【請求項３】 前記補強骨は、連続した波状に配列する
   ことを特徴とする請求項２記載の椅子脚。
4. 【請求項４】 差し込み穴を有する固定体と、 前記固定体の周囲に外側に延伸した支脚と、 前記支脚の内部に設けられる縦骨、横骨及び斜め骨とを
   備え、 前記縦骨は前記支脚内部の縦方向に延伸し、前記横骨は
   前記縦骨と前記支脚内側面との間を仕切り、前記斜め骨
   は二つの前記横骨間の前記縦骨と前記支脚内側面との間
   に位置し、前記縦骨、前記横骨及び前記斜め骨を前記支
   脚内部に連続配列することを特徴とする椅子脚。