JP3069867U - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP3069867U
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貴志 平野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッファにデータを転送するための手順を簡単
化する。 【解決手段】データ量が2nバイト(nは自然数)以下
の範囲で変化する転送用データを一時記憶し、データエ
リアが2nバイトに固定されたバッファ11と、転送用
データのバイト数が書き込まれるバイトカウンタ12
と、所定エリアに格納された転送用データをバッファ1
1に転送すると共に、転送時のデータ幅が2の累乗バイ
トである転送手段3とを備えており、転送手段3は、転
送用データをバッファ11に転送するときには、転送用
データのバイト数が2nバイトより少なくなるときに
も、転送用データを含む2nバイトのデータをバッファ
11に転送し、バイトカウンタ12には転送用データの
バイト数を書き込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば16バイト等のように、データエリアのバイト数が固定され たバッファに、バイト数が変化する転送用データを転送する電子装置に係り、よ り詳細には、転送用データのバイト数がバッファのバイト数より少ないときにも 、転送用データを含んで、バッファのバイト数に等しいバイト数のデータを転送 する電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
USB(Universal Serial Bus)を介してホストコンピ ュータに接続されるプリンタでは、16バイト以下のデータをホストコンピュー タに送信する機能が要求される。このため、プリンタ内には、ホストコンピュー タに送信するためのデータを一時的に記憶する16バイトのバッファが設けられ ている。また、バッファに転送されたデータのバイト数を記憶するためのバイト カウンタが設けられている。このため、CPUは、バッファに転送するためのデ ータを、CPU内部のレジスタに格納した後、このレジスタ内のデータをバッフ ァに転送する。そして後、バッファに転送したデータのバイト数を示す数値をバ イトカウンタに書き込んでいる(第1の従来技術とする)。
【0003】 また、USBのデータ転送における従来技術の1つに、特開平11−8838 1号として提案された技術がある。すなわち、この技術では、受信したトークン パケットから、データの受信であるのか、あるいはデータの送信であるのかを検 出している。そして、データの受信であるときには、表示器によって受信である ことを表示し、データの送信であるときには、表示器によって送信であることを 表示している(第2の従来技術とする)。
【0004】 また、特開平10−326251号として提案された従来技術がある。すなわ ち、この技術では、周辺装置の内部に設けられた2つのマスタによってアクセス することが可能なパケットバッファを持ったデータ経路を有する構成としている 。このため、従来に比したときには、メモリを、より効率的に使用することがで きるようになっている(第3の従来技術とする)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の従来技術において、CPUを主要部とする転送手段に、 データ転送時のデータ幅が2バイトまたは4バイトである構成を用いる場合では 、以下に示す問題が生じていた。このことを、図5を参照しつつ説明する。
【0006】 いま、16バイトのエリアを有するバッファに転送するデータが、7バイトで あるとする。まず、CPUは、転送すべきデータのバイト数を調べ(ステップS 11)、4バイト以上であるときには、4バイトのデータ転送を行う(ステップ S12)。次に、ステップS13からステップS11に戻り、残りのデータが4 バイトより少ないことを調べた後、さらに、残りのデータが2バイト以上である かどうかを調べる(ステップS14)。このときには、2バイト以上のデータが 残っているため、2バイトのデータ転送を行う(ステップS15)。そして後に は、動作がステップS13,S11,S14からステップS16に進み、1バイ トのデータ転送を行うことになる。
【0007】 以上のように、データをバッファに転送するときには、転送を行う前に、転送 すべきデータのバイト数を調べる必要がある。また、転送すべきデータのバイト 数に対応して、処理を分岐させる必要がある。このため、データ転送を記述する プログラムの手順の複雑化を招いている。また、ステップS16における1バイ トのデータ転送では、以下に述べる問題も併せて生じる。
【0008】 すなわち、CPUを主要部とする転送手段の構成は、最少となるデータの転送 幅が2バイトの構成となっている。また、CPU内部のレジスタの2バイトのデ ータは、上位側の1バイトのデータが、メモリアドレスAに転送されるとすると 、下位側の1バイトのデータは、メモリアドレス(A+1)に転送される。一方 、1バイトのデータのみを内部レジスタに格納した場合、このデータは、レジス タ内で下位側の1バイトのデータとして記憶される。このため、ステップS16 における1バイトのデータ転送を行うときには、レジスタ内の下位側の1バイト のデータを、レジスタ内の上位側の1バイトのエリアに移動させた後、レジスタ のデータをバッファに転送する必要がある。このため、データ転送の手順が、さ らに複雑化するという問題が生じていた。
【0009】 また、第2の従来技術や第3の従来技術は、上記したデータ転送の手順の複雑 化を回避するという観点から見る場合では、適用することが困難な技術となって いる。
【0010】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、その目的は、2n バイトのデータエリアを有するバッファに、データの転送幅が2の累乗バイトで ある転送手段を用いて転送用データを書き込むときには、転送用データのバイト 数が2nバイトより少なくなるときにも、転送用データを含んだ2nバイトのデ ータをバッファに転送することにより、バッファにデータを転送するためのプロ グラムの手順を簡単化することのできる電子装置を提供することにある。
【0011】 また、上記目的に加え、バッファのデータエリアを4バイトの整数倍とし、転 送手段の構成を、4バイトのデータを一度に書き込む命令の実行機能を備えた構 成とすることにより、バッファへのデータ転送に要する時間を短縮することので きる電子装置を提供することにある。
【0012】 また、上記目的に加え、4バイトのデータをワードとして、複数ワードのデー タ転送を指示するブロック転送命令の実行機能を有する転送手段を用いることに より、アセンブラレベルにおいて、データの転送手順を示す命令の命令数を低減 することのできる電子装置を提供することにある。
【0013】 また、上記目的に加え、USBを介してホストコンピュータに接続された構成 とすることにより、USBを介して接続されたホストコンピュータに送信するデ ータを準備するときの手順を簡単化することのできる電子装置を提供することに ある。
【0014】 また、上記目的に加え、ホストコンピュータにデータを送信するときの手順を 簡単化することのできるプリンタを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案に係る電子装置は、nを自然数とするとき、デ ータ量が2nバイト以下の範囲で変化する転送用データを一時記憶すると共に、 そのデータエリアが2nバイトに固定されたバッファと、転送用データのバイト 数が書き込まれるバイトカウンタと、所定エリアに格納された転送用データを前 記バッファに転送すると共に、前記バッファに転送用データを転送するときのデ ータ幅が2の累乗バイト(例えば、2バイト、あるいは2バイトおよび4バイト 、等)である転送手段とを備えた電子装置に適用し、前記転送手段は、転送用デ ータを前記バッファに転送するときには、転送用データのバイト数が2nバイト より少なくなるときにも、転送用データを含む2nバイトのデータを前記バッフ ァに転送すると共に、バイトカウンタには転送用データのバイト数を書き込む構 成としている。
【0016】 すなわち、転送手段は、転送用データのバイト数に関わりなく、バッファには 、常に2nバイトのデータを転送する。そして、転送手段がバッファに2nバイ トのデータを転送する場合では、1バイトのデータを転送する事態が発生しない 。つまり、転送用データのバイト数がどのような値となるときにも、手順が複雑 となる1バイトのデータの転送が発生しない。また、バッファに書き込まれた2 nバイトのデータのうち、バイトカウンタに書き込まれた値によって示される範 囲のデータが転送用データであるため、転送用データと、転送用データではない データとは、互いに区別されることになる。
【0017】 また、上記構成に加え、前記バッファのデータエリアを4バイトの整数倍とし 、前記転送手段は、4バイトのデータを一度に書き込む書込命令の実行機能を備 えた構成としている。
【0018】 すなわち、バッファのデータエリアのバイト数の1/4の値をYとすると、転 送手段が、バッファにY回の書き込みを行うのみで、バッファへの転送用データ の書き込みが終了する。
【0019】 また、上記構成に加え、4バイトのデータをワードとするとき、前記転送手段 は、複数ワードのデータ転送を1命令で指示するブロック転送命令の実行機能を 備えた構成としている。
【0020】 すなわち、アセンブラレベルの1つの命令によって、バッファに転送用データ を転送する動作を記述することができる。
【0021】 また、上記構成に加え、前記バッファに転送された転送用データを、USBを 介してホストコンピュータに送信する通信制御部を備えた構成としている。
【0022】 すなわち、USBを介して接続されたホストコンピュータに送信するデータを バッファに準備するときの手順が簡単化される。
【0023】 また、上記構成に加え、前記USBを介してホストコンピュータから受信した 印字データを印字するプリンタとしている。
【0024】 すなわち、USBを介して接続されたホストコンピュータからの印字データを 印字するプリンタにおいては、ホストコンピュータに送信するデータをバッファ に準備するときの手順が簡単化される。
【0025】
【考案の実施の形態】 以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係る電子装置の一実施形態の電気的構成を示すブロック線図 であり、詳細には、USBを介した通信機能を有するプリンタを示している。
【0026】 プリンタ1は、USBケーブル17を介して接続されたホストコンピュータ2 から送信される印字データを印字する装置となっている。また、ホストコンピュ ータ2がデータの送信を要求するときには、要求されたデータの送信を行う。ま た、このときに送信するデータは、16バイト以下の範囲で、バイト数が変化す るデータとなっている。このため、プリンタ1は、大別したときには、CPU4 、メモリコントローラ5、主メモリ6、印字部7、および通信部15を備えてい る。
【0027】 通信部15は、ホストコンピュータ2と通信を行うときのイタフェースとなる ブロックとなっている。すなわち、ホストコンピュータ2が要求するデータを、 ホストコンピュータ2が要求するタイミングで送信する。また、ホストコンピュ ータ2が送信する印字データの受信を行う。このため、バッファ11、バイトカ ウンタ12、トリガ13、および、通信制御部14を備えている。
【0028】 バッファ11は、nを自然数とするとき、2nバイトのデータエリアを有する メモリであり、本実施形態では、16バイトのデータエリアを有するメモリとな っている。そして、ホストコンピュータ2に送信すべきデータ(16バイト以下 の範囲でバイト数が変化するデータであり、以下では転送用データと称する)を 記憶する。また、バイトカウンタ12は、バッファ11に記憶された転送用デー タのバイト数を記憶するレジスタとなっている。
【0029】 また、トリガ13は、1ビットのフラグとなっており、セットされたときには 、バッファ11には転送用データが記憶され、バイトカウンタ12には、転送用 データのバイト数が記憶されていることを通信制御部14に知らせる。また、リ セットされたときには、転送用データの準備ができていないことを通信制御部1 4に知らせる。
【0030】 通信制御部14は、トリガ13がセットされているとき、ホストコンピュータ 2から送信要求があると、バッファ11に記憶され、バイトカウンタ12により バイト数が示される転送用データを、USBケーブル17を介して、ホストコン ピュータ2に送信する。一方、トリガ13がリセットされているとき、ホストコ ンピュータ2から送信要求があると、データを送信できないことをホストコンピ ュータ2に知らせる。また、ホストコンピュータ2から送信された印字データを 受信し、所定エリアに記憶する。
【0031】 CPU4は、プリンタ1としての主要動作を制御するためのブロックとなって おり、32ビットのデータバス幅を有する素子となっている。また、内部には、 それぞれが32ビットの5本のレジスタR0〜R4(20〜24)を備えている (その他のレジスタについては、図示を省略)。メモリコントローラ5は、CP U4のバス8の電気的特性およびタイミングと、内部バス9の電気的特性および タイミングとの整合を行うためのブロックとなっている。
【0032】 請求項に記載した転送手段は、CPU4とメモリコントローラ5とからなるブ ロック3により構成されている。そして、このような構成となるときのCPU4 について説明する。
【0033】 CPU4は、転送用データをバッファ11に転送するときには、転送用データ のバイト数が16バイトより少なくなるときにも、転送用データを含む16バイ トのデータをバッファ11に転送する。また、バイトカウンタ12には、転送用 データのバイト数を書き込む。なお、CPU4は、転送用データを含む16バイ トのデータをバッファ11に転送するときには、16バイトのデータを、4バイ トづつ、4回に分けて転送する。
【0034】 上記したCPU4について、アセンブラレベルにおける機能を説明すると、C PU4は、2の累乗バイトのデータを一度に書き込む命令の実行機能を備えてい る。すなわち、CPU4は、2バイトのデータを一度に転送する命令の実行機能 を備えている。また、4バイトのデータを一度に転送する命令の実行機能を備え ている。また、4バイトのデータをワードとするとき、複数ワードのデータ転送 を1命令で指示するブロック転送命令の実行機能を備えている。
【0035】 主メモリ6は、ROMやRAMによって構成されたブロックとなっており、C PU4により実行されるプログラムが格納されている。また、CPU4のための ワークエリアを提供する。印字部7は、印字ヘッド、印字ヘッドの駆動機構、印 字用紙の駆動機構、等を備えたブロックとなっており、ホストコンピュータ2か ら送信された印字データを印字用紙に印字する。
【0036】 図2は、転送用データをホストコンピュータ2に送信するときの主要動作を示 すフローチャート、図3は、転送用データをバッファ11に転送する動作を、ア センブラレベルで示すフローチャート、図4は、レジスタR0〜R3(20〜2 3)の状態を示す説明図である。必要に応じてこれらの図を参照しつつ、実施形 態の動作を説明する。
【0037】 CPU4においては、レジスタR0〜R3(20〜23)が、転送用データを 記憶するために使用される。また、レジスタR4(24)は、転送用データの転 送先アドレス(バッファ11の先頭アドレス)を示すために使用される。
【0038】 いま、転送用データが11バイトであるとする。このときでは、予め、転送用 データがレジスタR0〜R3(20〜23)に準備される。図4を参照しつつ、 詳細に説明すると、転送用データの先頭バイトのデータは、レジスタR0(20 )の上位側の1バイトのエリア201に記憶され、転送用データの次に続くバイ トのデータは、エリア202に記憶される。以下、同様に、次に続くバイトのデ ータは、エリア203、204と記憶される。
【0039】 そして、転送用データのさらに続くバイトのデータは、レジスタR1(21) のエリア211〜214と、レジスタR2(22)のエリア221〜223とに 記憶される。そして、レジスタR2(22)のエリア224と、レジスタR3( 23)のエリア231〜234とからなる5バイトのエリアは無視され、そのデ ータは不定の状態に置かれる。
【0040】 転送用データをバッファ11に転送する直前の状態では、転送用データは、上 記したように記憶される。この状態において、CPU4は、レジスタR0〜R3 (20〜23)内の4ワードのデータ(11バイトの転送用データを含む16バ イトのデータ)を、バッファ11にブロック転送する。従って、レジスタR0( 20)のエリア201から、レジスタR2(22)のエリア223までに記憶さ れた11バイトの転送用データは、バッファ11のアドレスの先頭から11バイ ト目までのエリアに転送される(ステップS1)。
【0041】 転送用データをバッファ11に転送した後には、CPU4は、バイトカウンタ 12に、転送用データのバイト数を示す値11を書き込む(ステップS2)。そ して後、トリガ13をセットする(ステップS3)。トリガ13がセットされた 状態において、ホストコンピュータ2から送信要求があった場合、通信制御部1 4は、バイトカウンタ12により示されるバイト数の転送用データ(11バイト の転送用データ)を、バッファ11の先頭アドレスから、順次、読み出す。そし て、読み出した転送用データをホストコンピュータ2に送信する(ステップS4 ,S5)。その結果、レジスタR0(20)のエリア201から、レジスタR2 (22)のエリア223までに記憶されていた11バイトの転送用データがホス トコンピュータ2に送信されることになる。
【0042】 上記した転送用データをバッファ11に転送するためのプログラム(ステップ S1のブロック転送のためのプログラム)は、アセンブラレベルでは、以下に示 すようになる。まず、レジスタR4(24)に、バッファ11の先頭アドレスを 示す値を記憶させるための命令(ステップS7)を記述する。そして、レジスタ R4(24)を転送先の先頭アドレスを示すポインタとして、レジスタR0(2 0)〜レジスタR3(23)に記憶された4ワードのデータを転送するブロック 転送命令(ステップS8)を記述する。この2命令の記述により、転送用データ をバッファ11に転送するためのプログラムが完成することになる。
【0043】 なお、転送用データのバイト数が、例えば、8バイトである場合には、レジス タR0(20)のエリア201から、レジスタR1(21)のエリア214まで の範囲に、転送用データが準備される。そして、レジスタR2(22)とレジス タR3(23)の内容は無視される。この状態において、レジスタR0(20) のエリア201から、レジスタR3(23)のエリア234までの16バイトの データが、バッファ11に転送される。また、バイトカウンタ12には、値8が 書き込まれる。このため、通信制御部14は、バッファ11の先頭アドレスから 8バイト分のデータを、ホストコンピュータ2に送信する。
【0044】 また、転送用データのバイト数が、例えば、16バイトである場合には、レジ スタR0(20)のエリア201から、レジスタR3(23)のエリア234ま での範囲に、転送用データが準備される。この状態において、レジスタR0(2 0)のエリア201から、レジスタR3(23)のエリア234までの16バイ トのデータが、バッファ11に転送される。また、バイトカウンタ12には、値 16が書き込まれる。このため、通信制御部14は、バッファ11の先頭アドレ スから16バイト分のデータを、ホストコンピュータ2に送信する。
【0045】 以上説明したように、上記した転送動作は、転送用データのバイト数を判別す る手順が不要な動作となっている。また、転送用データのバイト数がどのような 値となるときにも、1バイトのデータの転送が発生しない動作となっている。こ のため、バッファ11に転送用データを転送するプログラムの手順が簡単化され ることになる。
【0046】 また、1ワードつづのデータを4回転送するのみで、転送用データをバッファ 11に転送する動作が終了する。その結果、CPU4のスループットが向上する ので、CPU4を、その他の作業に、より多く振り当てることができる。
【0047】 また、アセンブラレベルにおいて、上記した2つの命令を記述するのみで、転 送用データをバッファ11に転送するためのプログラムが記述される。すなわち 、転送用データをバッファ11に転送するためのプログラムを、アセンブラレベ ルで記述するときには、そのプログラムが短くなる。
【0048】 以上で、転送用データをバッファ11に転送するときの動作説明を終了し、以 下に補足的な動作について説明する。いま、ホストコンピュータ2から印字デー タが送信され、通信制御部14によって受信されたとする。このときでは、CP U4は、印字部7を制御することによって、ホストコンピュータ2から送信され た印字データを、印字用紙に印字する。
【0049】 なお、本考案は上記実施形態に限定されず、バッファ11については、16バ イトとした場合について説明したが、4バイトの整数倍であるならば、任意のバ イト数とすることが可能になっている。
【0050】 また、転送用データを含む16バイトのデータを、バッファ11にブロック転 送するときの命令については、レジスタR4(24)をポインタとして使用する 命令を用いた場合について説明したが、転送先のアドレスをイミーディエット値 として指定することが可能である場合には、この命令を用いることも可能である 。また、その他の任意のアドレッシングモードによるブロック転送の命令を使用 することも可能である。
【0051】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る電子装置は、nを自然数とするとき、デー タ量が2nバイト以下の範囲で変化する転送用データを一時記憶すると共に、そ のデータエリアが2nバイトに固定されたバッファと、転送用データのバイト数 が書き込まれるバイトカウンタと、所定エリアに格納された転送用データを前記 バッファに転送すると共に、前記バッファに転送用データを転送するときのデー タ幅が2の累乗バイトである転送手段とを備えた構成において、前記転送手段は 、転送用データを前記バッファに転送するときには、転送用データのバイト数が 2nバイトより少なくなるときにも、転送用データを含む2nバイトのデータを 前記バッファに転送すると共に、バイトカウンタには転送用データのバイト数を 書き込む構成としている。従って、転送手段は、転送用データのバイト数に関わ りなく、バッファには、常に2nバイトのデータを転送する。このため、転送用 データのバイト数がどのような値となるときにも、手順が複雑となる1バイトの データ転送が発生しないので、バッファにデータを転送するプログラムの手順を 簡単化することが可能になっている。
【0052】 また、さらに、前記バッファのデータエリアを4バイトの整数倍とし、前記転 送手段は、4バイトのデータを一度に書き込む書込命令の実行機能を備えた構成 としている。従って、バッファのデータエリアのバイト数の1/4の値をYとす ると、転送手段が、バッファにY回のデータ転送を行うのみで、転送用データの 転送が終了するため、バッファへのデータ転送に要する時間を短縮することが可 能になっている。
【0053】 また、さらに、4バイトのデータをワードとするとき、前記転送手段は、複数 ワードのデータ転送を1命令で指示するブロック転送命令の実行機能を備えた構 成としている。従って、アセンブラレベルの1つの命令によって、バッファに転 送用データを転送する動作を記述することができるので、データの転送手順を示 すアセンブラレベルの命令の命令数を低減することが可能になっている。
【0054】 また、さらに、前記バッファに転送された転送用データを、USBを介してホ ストコンピュータに送信する通信制御部を備えた構成としている。従って、US Bを介して接続されたホストコンピュータに送信するデータをバッファに準備す るときの手順を簡単化することが可能になっている。
【0055】 また、さらに、前記USBを介してホストコンピュータから受信した印字デー タを印字するプリンタとしている。すなわち、USBを介して接続されたホスト コンピュータからの印字データを印字するプリンタにおいては、ホストコンピュ ータに送信するデータをバッファに準備するときの手順が簡単化されるので、ホ ストコンピュータにデータを送信するときの手順を簡単化することのできるプリ ンタが提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子装置の一実施形態(プリン
タ)の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】転送用データをホストコンピュータに送信する
ときの主要動作を示すフローチャートである。
【図3】転送用データをバッファに転送する動作を、ア
センブラレベルで示すフローチャートである。
【図4】CPU内のレジスタR0〜R3の状態を示す説
明図である。
【図5】従来技術の転送手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 ホストコンピュータ 3 転送手段 4 CPU 11 バッファ 12 バイトカウンタ 14 通信制御部 15 通信部 17 USBケーブル 20〜24 レジスタ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nを自然数とするとき、データ量が2n
    バイト以下の範囲で変化する転送用データを一時記憶す
    ると共に、そのデータエリアが2nバイトに固定された
    バッファと、転送用データのバイト数が書き込まれるバ
    イトカウンタと、所定エリアに格納された転送用データ
    を前記バッファに転送すると共に、前記バッファに転送
    用データを転送するときのデータ幅が2の累乗バイトで
    ある転送手段とを備えた電子装置において、 前記転送手段は、転送用データを前記バッファに転送す
    るときには、転送用データのバイト数が2nバイトより
    少なくなるときにも、転送用データを含む2nバイトの
    データを前記バッファに転送すると共に、バイトカウン
    タには転送用データのバイト数を書き込むことを特徴と
    する電子装置。
  2. 【請求項2】 前記バッファのデータエリアを4バイト
    の整数倍とし、前記転送手段は、4バイトのデータを一
    度に書き込む書込命令の実行機能を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 4バイトのデータをワードとするとき、 前記転送手段は、複数ワードのデータ転送を1命令で指
    示するブロック転送命令の実行機能を備えていることを
    特徴とする請求項2記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファに転送された転送用データ
    を、USBを介してホストコンピュータに送信する通信
    制御部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3
    までのいずれかに記載の電子装置。
  5. 【請求項5】 前記USBを介してホストコンピュータ
    から受信した印字データを印字するプリンタであること
    を特徴とする請求項4記載の電子装置。
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