JP3069712B2 - 金属製折版屋根用接続具 - Google Patents

金属製折版屋根用接続具

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JP3069712B2
JP3069712B2 JP3217800A JP21780091A JP3069712B2 JP 3069712 B2 JP3069712 B2 JP 3069712B2 JP 3217800 A JP3217800 A JP 3217800A JP 21780091 A JP21780091 A JP 21780091A JP 3069712 B2 JP3069712 B2 JP 3069712B2
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昭男 菊地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折版屋根用接続具の分
野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折版屋根は、タイトフレームを所
定個所に設置し固着しながら、折版屋根を構成する上方
接合部を嵌合させ、はぜ締め工法等によって折版屋根を
接着せしめていた。
【0003】さらに従来の折版屋根の上方接合部を嵌合
させた後、所定間隔おきに弾性を有する資材をもって別
設する接続具をもって固定する工法等があった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】従来の折版屋根は、
その接続手段として、タイトフレームを所定の間隔おき
に取着し、重合する折版屋根の上方接合部を、巻きはぜ
締め工法等によって折版屋根を接着せしめていた。
【0005】このような工法等によって折版屋根を接着
させるがため、施工に多額の工事費と、きわめて危険を
伴う煩雑な作業であった。
【0006】さらに上述のようにはぜ締め工法等によっ
て施工された折版屋根は、強風等に十分耐え得るように
強度を有しているがために、改築等のため折版屋根を除
去するとなると、簡単に接着部分を解除することができ
ないと共に、きわめて煩雑で、莫大な費用を要する欠陥
があった。
【0007】しかるに本発明は、折版屋根の接合手段と
して、接着強度は何ら変ることなく折版屋根を構成する
底部だけを固着せしめて、従来の施工法であったはぜ締
め工法を解消せしめると共に、施工された折版屋根を離
脱せしめるときも、きわめて簡単な操作で、折版屋根が
損傷せしめることなく容易に離脱できるようにすると共
に、取り外した折版屋根が十分リサイクル利用に貢献せ
しめることができるようにしたものである。
【0008】さらに屋根を支持する強度面でも従来のタ
イトフレームと変らないものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長孔を設け
たカバー部の端部に係止部を有するスライド吊子と、底
部に支止部を中央に窓孔を、窓孔の左右両側に前記カバ
ー部の細長孔と合致する細長孔を形成する中空状の吊子
止めカバーとを別設し、
【0010】吊子止めカバーの窓孔より2本のスライド
吊子のカバー部を嵌挿させ、係止部を対向状態に組立て
ると共に、小孔を所定の個所に設けたパイプ杆を吊子止
めカバーの中空部内に貫通せしめて前記吊子止めカバー
とによってスライド吊子を挾着し、駆動ピンをスライド
吊子の細長孔と、吊子止めカバーの細長孔とパイプ杆の
小孔とを貫通せしめると共に、パイプ杆を前後方向の何
れか一方に回動せしめると、スライド吊子を構成する係
止部が、折版屋根を構成している底部に対称的に折曲し
ている引掛け係止部内に嵌脱自在にスライドして、折版
屋根を固着したり、あるいは折版屋根より離脱せしめる
ようにしたことを特徴とする金属製折版屋根用接続具で
ある。
【0011】
【作用】本発明の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
【0012】本発明の折版屋根用接続具を予め施工され
ている梁材等の上方に所定間隔おきに吊子止めカバーの
外側を熔着する。
【0013】しかる後折版屋根を構成している複数の引
掛け係止部内に複数のスライド吊子の係止部を嵌挿させ
てやる。
【0014】上述のように内側折版屋根の引掛け係止部
内に接続具のスライド吊子の係止部が、お互いの間隔が
狭められた状態で嵌挿している。以上の状態になってい
るスライド杆を、スライド杆の右端部に形成されている
小孔に、レバーを挿込み、手前方向に回転すると、吊子
止めカバーは移動せずに、駆動ピンが移動し、この移動
に応じてスライド吊子も移動し、この吊子の移動によっ
て折版屋根の引掛け係止部を構成する内側壁面に密着す
る。
【0015】以上のように内側折版屋根が本発明の接続
具によって固着されたら、外側折版屋根の上方接合部を
既に葺き上げられている内側折版屋根の上方接合部の上
方より重ねながら係止すると共に、前記の接続具と同一
線上に取着されている接続具のスライド吊子の係止部
を、外側折版屋根の引掛け係止部内に嵌挿させ、上述と
同じようにスライド杆を操作して駆動ピンを移動し、こ
の移動によってスライド吊子の係止部を引掛け係止部の
内側壁面に密着させてやる。
【0016】さらに本発明の接続具は、折版屋根の底部
の引掛け係止部を固定する方式であるが、豪雪地対策と
して折版屋根の上方接合部の形状を若干変更して、重合
する上方接合部分に図面図示のようなフレームを嵌挿せ
しめ支持させてもよい。
【0017】また施工された建造物の取りこわし時に
は、折版屋根の一部をめくりあげ、スライド杆を前方向
に回転させてやると、スライド吊子の係止部が引掛け係
止部から離脱し、そのまゝ折版屋根を上方に持ち上げる
と、きわめて簡単に接続具から離脱できる。
【0018】以上のように接続具から離脱させた折版屋
根は、殆んど損傷しない状態なので、リサイクルがきわ
めて容易である。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を説明すると以下のとおりで
ある。
【0020】1は本発明折版屋根用接続具aを構成する
細長孔2を設けたカバー部3の端部に係止部4を有する
スライド吊子である。
【0021】5は中空状の吊子止めカバーであって、以
下の構成からなっている。即ち底部6に支止部7を形成
し、中央には窓孔8を、窓孔8の左右両側に前記細長孔
2と合致する細長孔9を形成する。
【0022】10は吊子止めカバー5内に嵌挿するパイ
プ杆であって、所定個所に小孔11を設ける。
【0023】12は前記細長孔2、9と小孔11とに貫
通させる駆動ピンである。
【0024】13はパイプ杆10の端部に嵌挿した窓孔
14を形成した支持部、15は窓孔14内を移動しパイ
プ杆10を回動させるレバーである。
【0025】以上からなる本発明の接続具aの構成部材
は、以下のようにして組立てる。
【0026】吊子止めカバー5の窓孔8より2本のスラ
イド吊子1のカバー部3を嵌挿させ、吊子1の係止部4
を図面図示のように対向状態にして組立てる。
【0027】そしてパイプ杆10を吊子止めカバー5の
中空部内に貫通させ、スライド吊子1を吊子止めカバー
5とによって挟着する。
【0028】前記細長孔2、9と小孔11とにピン12
を貫通せしめる。
【0029】以上の工程によって本発明の接続具は組立
てられる。
【0030】bは折版屋根であって、本発明の接続具a
と対応させるのに従来の折版屋根の形状とは若干差異が
ある。
【0031】即ち本発明においては、内側折版屋根b
は、上方接合部16が図面図示のように折曲形状の係止
部17が形成されており、つぎの右側方の高い上方部1
8には前記上方接合部16のように係止部17が形成さ
れていない。さらに本発明の折版屋根bにおいては、上
方接合部16と上方部18との間の底部19には、対称
的に折曲する係止可能な引掛け係止部20が形成されて
いる。
【0032】さらに本発明の折版屋根bは、図面図示の
ように内側折版屋根bに重合する内側折版屋根bと対称
的な形状を有する外側折版屋根bを必要とする。従って
内側折版屋根bを構成する上方接合部、折曲係止部、高
い上方部、底部、引掛け係止部と同じ形状のものが形成
されている。
【0033】21は前記外側折版屋根bを重合した際、
上方接合部を下方より支持するための小孔22付きフレ
ームである。上記小孔22には、パイプ杆10が嵌挿さ
れる。23は梁材である。
【0034】
【効果】本発明は以下に示す効果を奏する。
【0035】本発明の接続具は、スライド吊子の係止部
が、折版屋根を構成する底部に複数形成されている引掛
け係止部内に嵌挿し、パイプ杆を手前方向に回動させる
と引掛け係止部の内側面に密着し、折版屋根が固着され
ると共に、パイプ杆を前方向に回動させると係止部の間
隙が狭められて引掛け係止部の内側面との密着状態から
解除されるようにしたので、第1に従来の施工において
最も煩雑で手数がかゝり、しかも危険を伴っていたはぜ
締め作業をなくして施工することができるようにしたこ
と、第2にパイプ杆の回動操作によってきわめて容易に
折版屋根を固着したり、あるいは折版屋根との固着を解
除せしめることができるようにしたので、解体または補
修作業をスムーズに行うことができると共に、解体時に
おいて、折版屋根に損傷を支えずに解体処理ができ、従
って従来の処理よりも、効率のよいリサイクル利用がで
きるすぐれた利点を併有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明金属製折版屋根用接続具の使用状態を示
す一部切欠斜面図である。
【図2】同接続具の一部切欠斜面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同要部の一部切欠拡大縦断面図である。
【図5】同平面図である。
【図6】スライド吊子の正面図である。
【図7】同右側面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】吊子止めカバーの正面図である。
【図10】同右側面図である。
【図11】同平面図である。
【図12】本発明接続具の使用状態を示す第2実施例の
一図切欠斜面図である。
【図13】第2実施例の接続具の一部切欠拡大斜面図で
ある。
【図14】同正面図である。
【図15】同要部の一部切欠拡大縦断面図である。
【図16】同平面図である。
【図17】第2実施例のスライド吊子の正面図である。
【図18】同右側面図である。
【図19】同平面図である。
【図20】第2実施例の吊子止めカバーの正面図であ
る。
【図21】同右側面図である。
【図22】同平面図である。
【符号の説明】
a・・・折版屋根用接続具 1・・・スライド吊子
2、9・・・細長孔 3・・・カバー部 4、17・・・係止部 5・・
・吊子止めカバー 6、19・・・底部 7・・・支止部 8、14・
・・窓孔 10・・・パイプ杆 11、22・・・小孔 12
・・・駆動ピン 13・・・支持部 15・・・レバー b・・・折
版屋根 16・・・接合部 18・・・上方部 20・・・
凹部 21・・・フレーム 23・・・梁材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長孔を設けたカバー部の端部に係止部を
    有するスライド吊子と、底部に支止部を中央に窓孔を、
    窓孔の左右両側に前記カバー部の細長孔と合致する細長
    孔を形成する中空状の吊子止めカバーとを別設し、 吊子止めカバーの窓孔より2本のスライド吊子のカバー
    部を嵌挿させ、係止部を対向状態に組立てると共に、小
    孔を所定の個所に設けたパイプ杆を吊子止めカバーの中
    空部内に貫通せしめて前記吊子止めカバーとによってス
    ライド吊子を挾着し、駆動ピンをスライド吊子の細長孔
    と、吊子止めカバーの細長孔とパイプ杆の小孔とを貫通
    せしめると共に、パイプ杆を前後方向の何れか一方に回
    動せしめると、スライド吊子を構成する係止部が、折版
    屋根を構成している底部に対称的に折曲している引掛け
    係止部内に嵌脱自在にスライドして、折版屋根を固着し
    たり、あるいは折版屋根より離脱せしめるようにしたこ
    とを特徴とする金属製折版屋根用接続具。
JP3217800A 1991-08-03 1991-08-03 金属製折版屋根用接続具 Expired - Fee Related JP3069712B2 (ja)

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EP1059266A3 (en) 1999-06-11 2000-12-20 Iljin Nanotech Co., Ltd. Mass synthesis method of high purity carbon nanotubes vertically aligned over large-size substrate using thermal chemical vapor deposition
EP1061554A1 (en) 1999-06-15 2000-12-20 Iljin Nanotech Co., Ltd. White light source using carbon nanotubes and fabrication method thereof
US6648711B1 (en) 1999-06-16 2003-11-18 Iljin Nanotech Co., Ltd. Field emitter having carbon nanotube film, method of fabricating the same, and field emission display device using the field emitter

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