JP3068747U - 陶器製コップ - Google Patents

陶器製コップ

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JP3068747U
JP3068747U JP1999008410U JP841099U JP3068747U JP 3068747 U JP3068747 U JP 3068747U JP 1999008410 U JP1999008410 U JP 1999008410U JP 841099 U JP841099 U JP 841099U JP 3068747 U JP3068747 U JP 3068747U
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JP
Japan
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peripheral surface
cup
ring packing
circular bottom
outer peripheral
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Application number
JP1999008410U
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English (en)
Inventor
宣廉 塚本
Original Assignee
山津製陶株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構成及び工程で、緩衝性ならび
に安定性及び意匠性に優れた新規な陶器製コップの構造
を提供する。 【解決手段】 陶器製コップ本体11の底部12近傍の
外周部に前記コップ本体の外周面より低い段部16を介
して円形底周面部15を形成し、前記円形底周面部に該
円形底周面部の直径より小さい直径の内周面と前記コッ
プ本体の底部より突出する厚みを有する弾性体よりなる
リングパッキン20を圧嵌した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、緩衝性ならびに安定性及び意匠性に優れた陶器製コップの構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、陶器製のコップは、例えばガラス製やプラスチック製のコップと比 して、重量感があり、また質感や触感にも優れ、その風合いや装飾性が高いこと から好まれて使用されている。
【0003】 しかるに、この種陶器製コップは、土を焼成してなるものであるため、底面部 に凹凸感やざらつき感が残る。このような陶器製コップにあっては、底面部が滑 りやすく、また載置した際の安定感が悪いといった問題があり、さらには該陶器 製コップを載置するテーブルやお盆などを傷つけてしまう恐れがある。
【0004】 この問題に対して、最近では該陶器製コップの底面に滑り止め効果のある緩衝 材を貼着することなどが提案されているが、これは製作工程が煩雑になるコスト 高になるなどの不利があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上の状況にあって提案されたもので、極めて簡単な構成及び工程 で、緩衝性ならびに安定性及び意匠性に優れた新規な陶器製コップの構造を提供 しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、陶器製コップ本体の底部近傍の外周部に前記コップ本 体の外周面より低い段部を介して円形底周面部を形成し、前記円形底周面部に該 円形底周面部の直径より小さい直径の内周面と前記コップ本体の底部より突出す る厚みを有する弾性体よりなるリングパッキンを圧嵌したことを特徴とする陶器 製コップに係る。
【0007】 また、請求項2の考案は、請求項1において、前記リングパッキンがその外周 面とコップ本体の外周面とほぼ面一に嵌着されている陶器製コップに係る。
【0008】 請求項3の考案は、請求項1又は2において、前記リングパッキンが色彩を有 している陶器製コップに係る。
【0009】 請求項4の考案は、請求項3において、前記コップがリングパッキンの色彩が 異なる複数種のコップグループを構成する陶器製コップに係る。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例を示す陶器製コップ本体とリングパッキンの分解斜 視図、図2は同じく組付け状態の全体斜視図、図3は図2の中央縦断面図、図4 は陶器製コップのコップグループを表す斜視図である。
【0011】 この考案の陶器製コップは10、いわゆるマグカップやコーヒーカップ、又は フリーカップや湯飲みとして用いられるもので、特に実施例のような形状や、取 っ手部18を有するものに限るものではない。
【0012】 この考案の陶器製コップ10は、図1及び図2ならびに図3に示したように、 コップ本体11とその底部12近傍に圧嵌されたリングパッキン20よりなる。 コップ本体11の円形底周面部15は、コップ本体11の底部12近傍の外周 部に、該コップ本体11の外周面よりも低い段部16を介して形成されたもので ある。従って、円形底周面部15は、図3に示すように、下側が開放断面された 断面逆L字形状の円形溝となる。
【0013】 リングパッキン20は、前記円形底周面部15の直径aよりも小さい直径xの 内周面21と、前記コップ本体11の底部12よりも突出する厚みyを有する断 面矩形の弾性体よりなる。実施例においては、円形底周面部15の直径a72m mに対し、リングパッキン20の内周面21の直径x70mmで、また、該円形 底周面部15の床面12から段部16の高さbが7mmであるのに対し、リング パッキンの厚みyを7.5〜8mmとしている。
【0014】 該リングパッキン20は、前記のように円形底周面部15の直径よりも小さい 直径の内周面21を有するものであるため、円形底周面部15の段部16に取り 付ける際には、リングパッキン20を伸ばして嵌め込むと、該リングパッキン2 0の拡径方向に生ずる弾性により、その内周面部21が該円形底周面部15に押 圧され密着する。しかも、前記円形底周面部15に多少の成形誤差があっても、 容易に取り付けることができる。ちなみに、リングパッキン20の内周と円形底 周面部15の外周との差は直径で5mm程度まで問題なく取り付けられることが 可能である。すなわち、コップ本体11とリングパッキン20とはなんら接着剤 等を用いることなく、リングパッキン20の弾性力のみで合着する。
【0015】 また、リングパッキン20は前記のようにコップ本体11の底部12よりも突 出する厚みyを有するものであるため、該コップ本体11にリングパッキン20 を圧嵌した状態においてテーブル等に載置した場合には、リングパッキン20の 底面部23がテーブル上との接触を緩和することになる。
【0016】 前記リングパッキン20は、シリコンゴムによって構成するのが好ましい。こ のシリコンゴムは、適度な弾性や柔軟性を有し、200〜250℃の耐熱性並び に−50〜−70℃の耐寒性を備え、耐食性に優れ長期の使用にも劣化が少ない など多くの利点を有する。
【0017】 また、リングパッキン20は、請求項2にも規定したように、その外周面22 とコップ本体11の外周面とがほぼ面一に装着されているのが好ましい。このよ うに装着することによって、コップ本体11外周にリングパッキン20を装着し たことによる違和感がなくなり、一体感を有するものとなる。
【0018】 また、請求項3に規定したように、リングパッキン20に色彩を持たせること によって、装着したリングパッキン20が該コップ10の装飾効果を持ち外観性 を向上させる。
【0019】 さらに、前記のようにリングパッキン20に色彩を持たせる場合においては、 図4に示すように、リングパッキン20の色彩が異なる複数種のコップグループ 10A,10B,10C,10D,,として、陶器製コップ10にバリエーショ ンを持たせることができる。しかも、前記コップグループ10A,10B,10 C,10D,,は、同一種の陶器製コップ本体11に対して、色彩が異なるリン グパッキン20A,20B,20C,20D,,を装着することによって多種類 のシリーズ製品を簡単容易に構成することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案によれば、極めて簡単な構成及び工程で 、緩衝性ならびに安定性及び意匠性に優れた新規な陶器製コップを得ることがで きる。
【0021】 また、請求項2の考案によれば、リングパッキンがコップ本体の外周面に面一 に嵌着されているものであるため、外観に違和感がなく、陶器製コップとしての 一体感がある。
【0022】 請求項3の考案によれば、リングパッキンが色彩を有するものであるため、陶 器製コップに装飾効果を与え、意匠性をより良好にする。
【0023】 さらに、請求項4の考案によれば、前記コップがリングパッキンの色彩が異な る複数種のコップグループを構成するものであるため、同一種のコップ本体に異 種のリングパッキンを嵌着するのみで、容易にカラーバリエーションの豊富なコ ップグループを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す陶器製コップ本体と
リングパッキンの分解斜視図である。
【図2】同じく組付け状態の全体斜視図である。
【図3】図2の中央縦断面である。
【図4】陶器製コップのコップグループを表す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 陶器製コップ 11 コップ本体 12 底面 15 円形底周面部 20 リングパッキン 21 内周面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶器製コップ本体の底部近傍の外周部に
    前記コップ本体の外周面より低い段部を介して円形底周
    面部を形成し、前記円形底周面部に該円形底周面部の直
    径より小さい直径の内周面と前記コップ本体の底部より
    突出する厚みを有する弾性体よりなるリングパッキンを
    圧嵌したことを特徴とする陶器製コップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記リングパッキン
    がその外周面とコップ本体の外周面とほぼ面一に嵌着さ
    れている陶器製コップ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記リングパ
    ッキンが色彩を有している陶器製コップ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記コップがリング
    パッキンの色彩が異なる複数種のコップグループを構成
    する陶器製コップ。
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