JP3067827B2 - ハイブリッド燃料の製造方法 - Google Patents

ハイブリッド燃料の製造方法

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  • Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、都市ごみ廃棄物によ
る固形物燃料と天然燃料とを混合して得られるハイブリ
ッド燃料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天然燃料としては石油,石炭,木
炭,木くずなどが知られており、この天然燃料のうちの
例えば石炭ではキログラム当り5000〜8000キロ
カロリーの発熱量が得られることが知られている。
【0003】また、最近では都市ごみ廃棄物を解砕機,
破砕機,選別機,混合加熱反応器,圧縮成型機を経て乾
燥固化器で乾燥固化して固形物燃料を製造する際、前記
解砕機,破砕機および混合加熱反応器の各工程あるいは
すべての工程に、例えばCaOなどのアルカリ土類金属
酸化物を適宜な量だけ添加処理することにより廃棄物に
よる固形物燃料を得ることが提案されている。この都市
ごみ廃棄物による固形物燃料からでは、例えばキログラ
ム当り3500〜4500キロカロリー程度の発熱量し
か得られないと見られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の天然燃料のみだけを使用すると、コストが高くつく
という問題があった。また、都市ごみ廃棄物による固形
物燃料のみだけを使用すると、発熱量が天然燃料の発熱
量に比べて約半分程度しか得られないという問題があっ
た。
【0005】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、天然燃料の使用量を減らして燃料費のコストダウ
ンを図ると共に、都市ごみ廃棄物による固形物燃料の有
効利用を図り、さらに資源の保全および環境保全を狙っ
た都市ごみ廃棄物天然燃料およびアルカリ土類金属化合
物からなる高発熱量のハイブリッド燃料の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、都市ごみ廃棄物を廃棄物受入れ槽
(1)に投入した後、解砕機(3)で解砕し、さらに破
砕機(7)で破砕処理した後、混合加熱反応器(11)
で密閉状態下、60℃以上100℃以下の温度で混合加
熱反応処理せしめ、次いで、圧縮成形処理、乾燥固化処
理を行うと共に、前記廃棄物受入れ槽(1)、解砕機
(3)、破砕機(7)、混合加熱反応器(11)の各工
程またはすべての工程にアルカリ土類酸化物を添加せし
めて得られた都市ごみ廃棄物からの固形物燃料と、天然
燃料とを混合した後、圧縮成形加工あるいは造粒加工す
ることを特徴とするハイブリッド燃料の製造方法であ
る。
【0007】
【作用】この発明のハイブリッド燃料の製造方法を採用
することにより、都市ごみ廃棄物から得られた固形物燃
料と天然燃料を混合する。前記固形物燃料の製造工程に
おいては、前記廃棄物受入れ槽(1)、解砕機(3)、
破砕機(7)、混合加熱反応器(11)の各工程または
すべての工程にアルカリ土類酸化物が添加される。この
アルカリ土類酸化物の添加によって、都市ごみ廃棄物か
らの固形燃料の製造工程における衛生が良好に保持され
るのみならず、都市ごみ廃棄物に含まれる窒素分がアン
モニアとして除去され、さらにハイブリッド燃料の燃焼
時に発生する天然燃料に由来する硫黄酸化物などの有害
物がアルカリ土類化合物と反応して無害化されるので、
製品は環境保全のためのクリーンな燃料である。
【0008】固形物燃料と天然燃料の混合されたものを
圧縮成型加工あるいは造粒加工を行うことによって、圧
縮成型されたものや造粒加工されたハイブリッド燃料が
得られる。このハイブリッド燃料は都市ごみ廃棄物から
の固形物燃料が繊維質であるために、ハイブリッド燃料
成形時においては成形されやすくなり、成形強度も大き
くなる。さらに、天然燃料を含むために十分に高い発熱
量を持ちながら低コストで製造できるので多用途に使用
できて資源保全にも有効である。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
【0010】まず、本実施例で使用される都市ごみ廃棄
物による固形物燃料を得る製造方法について説明する。
【0011】図2を参照するに、例えば一般家庭あるい
は事務所から排除される都市ごみ廃棄物Gは、紙,ダン
ボール,繊維類などの可燃物と、鉄,アルミ,ガラス,
土,石などの不燃物と、これらに含まれる水分などで構
成されており、例えばトラック,パッカー車などの運搬
車などで運ばれてきて、一旦、ピットなどからなる廃棄
物受入れ槽1に投入される。この廃棄物受入れ槽1から
必要な量だけ、必要な時期に廃棄物Gが解砕機3に投入
される。
【0012】この解砕機3は、例えば油圧低速駆動型の
引裂き粗破砕機で、具体的な構造は公知であるため、詳
細な説明は省略するが、回転数がそれぞれ異なる2また
は3軸を有し、各軸の外周にはそれぞれ複数の刃が備え
られている。
【0013】而して、投入された廃棄物Gを、回転数が
それぞれ異なる2または3軸の回転引裂刃によりくわえ
込み、引裂き、強固なものまで突き破って、低速,高ト
ルクの油圧駆動によりゆっくり引裂かれ、本体下部の排
出口から排出される。この解砕機3の駆動は油圧駆動方
式となっており、可変吐出アキシャルピストンポンプを
使用することにより、通常負荷時は、高速,低速トルク
にて、負荷増大時に低速,高速トルク運転と負荷の必要
に応じて軸回転数を可変とすることができるため、破砕
負荷については、常時最適状態にて運転制御が可能とな
っている。
【0014】この解砕機3で解砕された第1廃棄物G1
は、例えばベルトコンベアなどからなる第1選別機5に
送られる。この第1選別機5には磁選機が備えられてい
て、この磁選機により鉄,非鉄などの金属が除去される
と共に有害危険物などが除去される。また、この第1選
別機5では、ビン,ブロックなどの中粒形無機物が選別
されて除去される。
【0015】第1選別機5で金属,無機物が除去される
と、第2廃棄物G2は破砕機7に送られる。この破砕機
7は例えばハンマミルなどからなっており、この破砕機
7で第2廃棄物G2はさらに細かく粉砕される。
【0016】この破砕機7で細かく粉砕された第3廃棄
物G3は、例えば磁選機,篩分器,比重差分離機などか
らなる第2選別機9に送られる。この第2選別機9で
は、第1選別機5で除去しきれなかった細かな金属や無
機物が除去されて、第4廃棄物G4が混合加熱反応器1
1に投入される。この混合加熱反応器11またはこれ以
前の工程で、アルカリ土類酸化物例えばCaOなどの反
応剤が廃棄物に対して例えば5〜10%の割合で添加さ
れる。
【0017】前記混合加熱反応器11は例えば回転式6
角ミキサ,リボンミキサ、あるいは移動スクリュ式撹拌
機などからなっていて、貯留されながら一定時間加熱し
て混合される。この混合加熱反応器11における加熱手
段としては、熱風や加熱チューブで行なうことにより、
反応速度を早くさせることができる。密閉状態下、例え
ば60℃以上100℃以下で1時間以上行なうのが好ま
しい。
【0018】次いで、混合加熱反応器11で反応された
第5廃棄物G5を圧縮成型器13に投入して圧縮作用に
よって密度を高めた上で、押出して粒状に成型される。
この圧縮成型器13で粒状に成型された第6廃棄物G6
は乾燥固化器15に投入される。この乾燥固化器15で
は、温度を例えば130〜230℃まで上げ、殺菌を行
ない、熱化学変化を完了させ、水分を除くと同時に含有
しているアルカリCa(OH) などをCO ガスで
中和し固化させることによって都市ごみ廃棄物による固
形物燃料Sが得られる。
【0019】なお、上記乾燥固化器15から混合加熱反
応器11へ必要に応じてフィードバックされることもあ
る。
【0020】こうして得られた都市ごみ廃棄物による固
形物燃料Sは、都市ごみ中の窒素分がアンモニア分とし
て除去され、燃料自体に含まれる窒素分によるNOxの
発生負荷を下げ、クリーンエネルギーとしての品質向上
を図ることができる。
【0021】本実施例では、とくに流動床式ボイラーに
適した燃料として製造することが機械的に負荷が少なく
燃焼特性から見ても効果的であることを確認している。
概ね5mm〜10mmの粒状に製造することが機械的に容易
であり、かつ効果的である。
【0022】上述した都市ごみ廃棄物Gを廃棄物受入れ
槽1へ投入してから乾燥固化器15までの処理工程を経
て都市ごみ廃棄物による固形物燃料Sを製造するに際し
て、廃棄物受れ槽1または解砕機3に、アルカリ土類金
属酸化物としての例えばCaOを、脱臭および腐敗醗酵
の抑制等を目的として都市ごみなどの廃棄物Gに対して
添加して物理化学的反応処理が行われる。この場合、C
aOの添加量は全添加量の0〜30%程度が好ましい。
30%を越えても余り効果を発揮するものではない。
【0023】すなわち、実際に、廃棄物受入れ槽1また
解砕機3にCaOを投入することによって、これまでの
この種の施設が共通して克服しなければならなかった都
市ごみの受入貯留施設からの悪臭の発生等を防ぐことが
できる。そしてCaOの作用によって腐敗・醗酵、昆虫
の発生などを抑制する効果がある。
【0024】また、都市ごみの解砕を行なう解砕機3に
おいても事前にCaOが投入されることによって、悪臭
の防止、更には嫌気性醗酵物の付着によるプラントの腐
食などを防止することができる。廃棄物受れ槽1への投
入量は全投入量の10%〜20%の範囲で行なうことが
望ましい。
【0025】また、前記第1選別機5で選別された第2
廃棄物G2を破砕機7に投入する際に、CaOも一緒に
投入して、混合および第1次のCaOによる化学反応を
行なわしめる。この場合におけるCaOの添加量は、全
添加量の0〜50%を添加して物理化学的反応処理する
のが望ましい。
【0026】破砕機7に投入する目的は、破砕機7内に
おいてCaOとごみが均一に混合すると同時に固体と固
体の接触を機械的に行ない、CaOによる反応を促進す
ることができる。従来のこの種の破砕工程から発生する
都市ごみの粉じんは、生物的に活性なものであり、かつ
病原菌による環境への影響が少なからず認められてい
る。この点で、破砕機7内にCaOを投入することによ
って反応を促すばかりではなく、工場内における労働環
境の改善に著しい効果をあげることができる。
【0027】さらに、前記混合加熱反応器11に第2選
別機9で選別された第4廃棄物G4を投入すると同時に
CaOを投入してもよい。この場合におけるCaOの添
加量は全添加量の20%〜100%が望ましい。この工
程でCaOを投入する目的はCaOによる反応を完結に
するためのものである。
【0028】場合によっては、廃棄物受入れ槽1,解砕
機3,破砕機7および混合加熱反応器11のすべてにC
aOを適宜な添加量でもって添加することも可能であ
る。
【0029】したがって、CaOを添加し、都市ごみと
反応させ、物理化学的に安定な物質に転換し、かつアン
モニアなどのNOx成分をごみの中から除外するための
工程である。圧縮成型された粒状の中間生成物は、加熱
とCaOの発熱反応によって50℃以上の温度を持って
いる。
【0030】これを次の乾燥工程において水分を除き、
かつカルシウムと燃焼ガス中の炭酸ガスとの反応によっ
て固化し、取扱い易い中間生成物としての都市ごみ廃棄
物による固形物燃料Sが得られることになる。取扱い易
い中間生成物が得られる以外に、前記圧縮成型器13で
は、微細粉体の「閉じ込め」、厨芥等や微細破片の「飛
散防止」およびごみ成分混合効果による成形体強度の向
上と飛散防止を図ることができる。また、前記乾燥固化
器15では、成形体の水分除去、水分除去した成形体の
強度向上による処理プラントの環境衛生と安全性の向上
を図ると共に、成形体中のアルカリ土類酸化物の安定化
による成形体の強度向上と化学的安定化を図ることがで
きる。
【0031】次に、前述した製造方法によって得られた
都市ごみ廃棄物による固形物燃料Sと、主として石炭を
使用する天然燃料Nとの混合によってハイブリッド燃料
が得られる製造方法を図1を用いて説明する。図1にお
いて、都市ごみ廃棄物による固形物燃料Sは微粉破砕機
17に投入されて、この微粉砕機17にてさらに細かく
粒状に破砕される。この微粉砕機17で破砕された細か
な粒状の固形物燃料は比重差分離機19に投入され、こ
の比重差分離機19でガラス,鉄くずなどの不純物(不
燃物)がさらに除去される。
【0032】前記比重差分離機19で不純物が除去され
た粒状の固形物燃料は混合器21に投入されると共に、
この混合器21に主として石炭である天然燃料Nが投入
される。したがって、この混合器21においては、粒状
の固形物燃料と天然燃料Nとが一定の割合で一定時間混
合処理される。
【0033】前記混合器21で混合処理された混合物
は、例えば圧縮成形機23に投入されて圧縮成型され、
さらに乾燥器25で一定の条件下で乾燥処理が行われる
ことによって、例えば豆炭や練炭程度の大きさからなる
小固形物のハイブリッド燃料H が得られることにな
る。
【0034】前記混合器21で混合処理された混合物
は、場合によっては造粒機27に投入される。この造粒
機27には水またはCa(OH) が添加されて一定
条件下で造粒される。さらに乾燥器29で一定条件下で
乾燥処理されることによって、都市ごみ廃棄物による固
形物燃料Sを芯にして外周部に天然燃料Nの層が付着し
例えば大豆程度の大きさからなる粒状の造粒物ハイブリ
ッド燃料H が得られることとなる。
【0035】このようにして得られた小固形物ハイブリ
ッド燃料H や造粒物ハイブリッド燃料H は、天然
燃料Nが一定の割合で含有されているから、従来の10
0%の天然燃料Nのコストに比べて安価に製造すること
ができると共に、天然燃料N中に含まれている硫黄や塩
素は都市ごみ廃棄物による固形物燃料Sに含有している
CaOで吸収される。
【0036】また、都市ごみ廃棄物による固形物燃料S
が一定の割合で含有されていると共に、固形物燃料Sに
はCaOが含まれていることにより、排ガスのクリーニ
ングが行われて排ガスのないクリーンな燃料となる。
【0037】このハイブリッド燃料とすることにより、
例えば簡易型ストーブなどの小型ボイラー用の燃料とし
て使用可能であるとともに、品位としては無煙炭とな
り、さらに都市ごみ廃棄物による固形物燃料Sを含有し
ているから繊維質となり、バインダーとしての効果があ
り、造粒しやすくなる。カロリーとしては天然燃料Nと
都市ごみ廃棄物による固形物燃料Sが有する中間の低品
位石炭並のカロリーを有し、燃料として充分使用可能で
あり、種々な燃料の多用途に使用できるものである。
【0038】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜の変更を行うことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0039】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、ハイブリッド燃料には、
都市ごみ廃棄物による固形物燃料中に天然燃料が一定の
割合で含有されているため従来の100%の天然燃料の
コストに比べて安価に製造することができる。
【0040】このハイブリッド燃料とすることにより、
例えば簡易型ストーブなどの小型ボイラー用の燃料とし
て使用可能であると共に、品位としては無煙炭となり、
さらに都市ごみ廃棄物による固形物燃料を含有している
から繊維質となり、バインダーとしての効果があり、造
粒しやすくなる。このために破壊強度の大きい任意の形
状の固形燃料が得られる。発熱量としては天然燃料と都
市ごみ廃棄物による固形物燃料が有する中間の低品位石
炭並のカロリーを有する。すなわち、本発明で得られる
ハイブリッド燃料は、都市ごみ廃棄物からの固形物燃料
と天然燃料のそれぞれの相乗的効果によって、資源の保
全と環境保全の双方を満すものである。そしてまた都市
ごみ固形物燃料の製造工程において加えられたアルカリ
土類酸化物は、製品ハイブリッド燃料の燃焼時に発生す
る硫黄酸化物などの有害物質を固定化して無害化する。
廃棄物固形化燃料に比して発熱量が増大すると共に一定
品質の燃料を得ることができ、種々な燃料の多用途に使
用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明におけるハイブリッド燃料製造方法の
一実施例の工程説明図である。
【図2】この発明に使用される廃棄物による固形物燃料
を製造する工程の一例図である。
【符号の説明】
S 都市ごみ廃棄物による固形物燃料 N 天然燃料 H 小固形物ハイブリッド燃料 H 造粒物ハイブリッド燃料 17 微粉砕機 19 比重差分離機 21 混合器 23 圧縮成形機 25 乾燥器 27 造粒機 29 乾燥器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 都市ごみ廃棄物を廃棄物受入れ槽(1)
    に投入した後、解砕機(3)で解砕し、さらに破砕機
    (7)で破砕処理した後、混合加熱反応器(11)で密
    閉状態下、60℃以上100℃以下の温度で混合加熱反
    応処理せしめ、次いで、圧縮成形処理、乾燥固化処理を
    行うと共に、前記廃棄物受入れ槽(1)、解砕機
    (3)、破砕機(7)、混合加熱反応器(11)の各工
    程またはすべての工程にアルカリ土類酸化物を添加せし
    めて得られた都市ごみ廃棄物からの固形物燃料と、天然
    燃料とを混合した後、圧縮成形加工あるいは造粒加工す
    ることを特徴とするハイブリッド燃料の製造方法。
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