JP3066658U - 日付ラベル付き診療記録シ―トを使用した電子カルテシステム - Google Patents

日付ラベル付き診療記録シ―トを使用した電子カルテシステム

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JP3066658U
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迪夫 是永
圭一 吉本
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迪夫 是永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医師が、ある一人の患者の過去及び現在の状
態を、一つの画面で全体像を一覧したり、一つの画面を
起点として全体の詳細を見ることを可能にする電子カル
テシステムを提供する。 【構成】 多数の診療記録を電子的に作成及び保存する
ための電子カルテシステムにおいて、画面の診療記録シ
ートの少なくとも左右いずれか一方の側縁部に、ユーザ
ーが指定する日付に作成した診療記録シートを呼び出し
て表示させるための日付ラベルであって、診療記録シー
トと関連付けられた日付ラベルを、日付順に表示する日
付ラベル表示手段、を備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、医療機関における診療記録の作成及び保存をコンピュータを使用し て電子的に行うようにした電子カルテシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、診療記録の作成及び保存を電子的に行うための電子カルテシステム が提案されている。しかし、これらのシステムは、例えば住民台帳の如き、台帳 形式のものが多く、患者の一部の側面のみが記録されるだけであり、その上、正 確な事柄の発生時間の記録も難しく、患者の全病態を適正に記録することはとて もできない。これは、既存のデータベース的入力の慣例を抜け出ていないためで あり、また、今までは統計・集計用にコンピュータソフトが開発されてきたため である。しかし現在は、個人の一生の全体を記録するコンピュータシステムを開 発することが強く要請されている。ワープロの如く自由に書けばよいとの発想か らの電子カルテシステムの提案もあるが、これは時間的概念もなくデータ関連も ないため、コンピュータ処理による個人の病態の全容把握はできない。また、カ ルテは、入院か外来かの別、科別、病院別にそれぞれに存在するのが現実である が、これでは個人の病態の全的把握は不完全となる。入院か外来かの別、科別、 病院別などに拘わらず個人の病態を一つのシステムの上にまとめて一覧できるよ うなシステムの提案は従来は全く為されてない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来から提案されている諸々の電子カルテシステムは、一人の患者の今までの 病歴や診療録の全てを時系列に一覧したいという医師の要求に十分に応えていな い。すなわち、従来の電子カルテシステムでは、医師が、ある一人の患者の過去 の時間的変遷の状態の全体像を一画面上で一覧したり、診療単位である診療日毎 に記録したままの状態で詳細を見ることはできない。このことは、従来の電子カ ルテシステムは、従来の紙媒体によるカルテのように、医師が自由に図形や写真 などを貼り付けることができない点に起因する。自由な記載が不可であるために 各種診療科はそれぞれにカルテを作るのであり、これを克服すれば各科のカルテ を統一することも可能になる。
【0004】 本考案はこのような従来技術の課題に着目してなされたものであり、医師が、 ある一人の患者の過去から現在に至る全ての発生した事柄を漏れなく迅速に把握 したり、他方で、ある診療日の記事の詳細を見たりすることを可能にする電子カ ルテシステムを提供することを目的とする。また、本考案は、従来の紙媒体によ るカルテと同様な操作性を持って、日付を持つシートの上に医師が自由に図形や 写真などを貼り付けることができる電子カルテシステムを提供することを目的と する。また、本考案は、現状では入院・外来の別、科別、病院別にバラバラに散 在しているカルテを一つにまとめることを可能にする電子カルテシステムを提供 することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本考案による電子カルテシステムは、記載事 項が多種多様であり多数にのぼる診療記録を電子的に作成し一括して保存するた めの電子カルテシステムにおいて、画面の診療記録シートの少なくとも左右いず れか一方の側縁部に、ユーザーが指定する日付に作成した診療記録シートを呼び 出して表示させるための日付ラベルであって、診療記録シートと関連付けられた 日付ラベルを、日付順に表示する日付ラベル表示手段、を備えたものである。
【0006】 また、本考案による電子カルテシステムにおいては、前記日付ラベル表示手段 は、表示画面の右端と左端の両方に日付ラベルを日付順に表示するものであり、 現在表示している診療記録シートの日付よりも前の日付の日付ラベルは診療記録 シートの一方の側縁部に表示し、現在開いている診療記録シートの日付よりも後 の日付の日付ラベルは診療記録シートの他方の側縁部に表示するものであるのが よい。
【0007】 また、本考案による電子カルテシステムは、前記日付ラベル表示手段により表 示される日付ラベルに、入院患者用の診療記録シートか外来患者用の診療記録シ ートかにより異なる色、形状、又は印(マーク)を付加することにより、前記日 付ラベルの表示から、これに関連付けられた診療記録シートが入院患者用のもの か外来患者用のものかを識別できるようにした入院外来識別手段、を備えるのが よい。
【0008】 さらに、本考案による電子カルテシステムは、前記日付ラベル表示手段により 表示される日付ラベルに、外科、内科、産婦人科等の診療科毎に異なる色、形状 、又は印(マーク)を付加することにより、前記日付ラベルの表示から、これに 関連付けられた診療記録シートがどの診療科に係るものかを識別できるようにし た診療科識別手段、を備えるのがよい。
【0009】 また、本考案による電子カルテシステムは、前記日付ラベル表示手段により表 示される日付ラベルに、自院の患者(自己の医療機関にかかっている患者)か他 院の患者(他の医療機関で措置を受けその内容を転送してもらっている患者)か により異なる色、形状、又は印(マーク)を付加することにより、前記日付ラベ ルの表示から、これに関連付けられた診療記録シートが自院の患者に係るものか 他院の患者に係るものかを識別できるようにした自院他院識別手段、を備えるの がよい。
【0010】 また、本考案による電子カルテシステムは、前記日付ラベル表示手段は、前記 日付ラベルが多数に及ぶため画面の前記側面にそれらの全てを表示できないとき は、日付ラベルの中の日付が古いものを、日付の新しいものの後ろに重ねて表示 するようにするものであるのがよい。
【0011】 さらに、本考案による電子カルテシステムは、画面の診療記録シートの上方に 、各月の区別が時系列的に認識できるようにした帯状の時系列表示部を表示し、 この時系列表示部の中に、今までの外来診察日、入院診察日、検査・検診日、投 薬や注射をした日などを、各月の該当する位置に、所定のマークで示すようにし た時系列表示手段、を備えるのがよい。
【0012】 さらに、本考案による電子カルテシステムは、前記診療記録シート上に、ユー ザーが任意に指定した位置データと関連付けられた文字データ部、図形データ部 、及び画像データ部を、前記診療記録シートに貼り付けることにより、従来の紙 カルテと同様に、全ての種類のデータを入力できるようにし、発生データ、その 記録位置、発生した日時(日付ラベルの日付と同じ)が一括して格納され簡単に 抽出もできるようにした手段、を備えるのがよい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施形態による電子カルテシステムを説明する。本実施形態に よる電子カルテは、個々の患者を診療する毎に作成する個々の「日付ラベルを持 つ診療記録シート」と、これらの診療記録シートを患者毎にまとめたものの「表 紙」の部分とから構成される。
【0014】 図1は本考案の実施形態における電子カルテの「表紙」の部分を表示する画面 の一例を示すものである。図1において、1は、患者の顔写真、ID、氏名、住 所などを表示するためのID表示部である。また、2は、患者の今までの経歴、 分娩回数、最新検査による血液型、血圧、梅毒反応、最終内診、最終NSTなど の最新情報を入力・表示するための最終情報表示部である。これらはユーザーの 要求通りに設定できる。また、3は、患者の次回来院予定日とそのときの検査予 約内容及び看護婦への指示内容などを入力・表示するための予約・指示部である 。また、4は、患者の今までの診断の主要な経過の概略を入力・表示するための 診断表示部である。また、5は、患者の今までの既往暦及び重要事項を入力・表 示するための既往暦及び重要事項表示部である。これにより患者の概略を知るこ とができるようになる。
【0015】 また、図2は本実施形態の電子カルテにおける、ある患者のある日時の「日付 ラベル付き診療記録シート」を表示する画面の一例を示すものである。図2にお いて、6はその日の妊婦検診の結果を入力・表示するための妊婦検診表示部であ る。また、7は患者からの訴えの聞き取り内容(主訴や現症)を入力・表示する ための聞き取り表示部である。また、8は医師の処方箋を文字で入力・表示する 処方箋表示部、9は妊婦のお腹を超音波撮影した撮影データを入力・表示する超 音波撮影部、10は医師の診察結果を図形で入力・表示するための図形表示部で ある。これらのデータの種類、数、表示位置、表示の大きさは自由であり、ユー ザーが画面上で任意にレイアウトできる。
【0016】 このように、本実施形態では、ユーザーである医師は、画面表示された診療記 録シートの中の任意の位置を示す位置データを、自己が作成した文字データ、画 像データ、及び図形データに関連付けることができる。つまり、ユーザーは、新 規作成用の診療記録シートの上で、処方箋などの文字データを作成するとき、そ の文字データに前記位置データを関連付けることができる。また、同様に、ユー ザーは、新規作成用の診療記録シートの上で、超音波写真やレントゲン写真を貼 り付けるとき、その写真などの画像データに前記位置データを関連付けることが できる。また、ユーザーは、新規作成用の診療記録シートの上で、患者の患部を 図示するための図形を貼り付けるとき、その図形データに前記位置データを関連 付けることができる。よって、ユーザーは、従来の紙媒体のカルテと同様の感覚 (操作性)で、診療記録シートの中の好きな位置に、文字・画像・図形などのデ ータを自由に書き込む(貼り付ける)ことが可能になる。
【0017】 また、本実施形態では、電子カルテを構成する個々の診療記録シートは、画面 の左右側縁部の縦方向に表示される日付ラベル(図1及び図2の11参照)と関 連付けられて記録されている。この日付ラベル11は、診療記録シート又は表紙 を表示する画面の左右の両側端に、日付順に表示される。ユーザーである医師は 、これらの日付ラベルのいずれかを任意に選択・指定する(選択してクリックす る)ことにより、その日付ラベルに対応する日付の診療記録シートを直ちに画面 に呼び出すことができる。ある日付の診療記録シートが画面に呼び出されたとき は、それに対応する日付ラベルの色が反転するので、ユーザーは、今の画面の診 療記録シートの日付を容易に知ることができる。なお、図1の画面の例では、日 付ラベルは、図の右側端に日付順に表示されている。また、ユーザーは、図1の 左上端の「本日」というラベルを選択してクリックすることにより、白紙の新規 作成用シートを表示させて、これに診察日当日の診療記録シートを新規に作成す ることができる。また、ユーザーは、図1の左上端の「診断」というラベルをク リックすることにより、その患者の電子カルテの「表紙」の画面に戻ることがで きる。
【0018】 また図2の例では、画面の右端と左端の両方に、日付ラベルが日付順に表示さ れている。この図2の例では、現在開いている(画面表示している)診療記録シ トーの日付よりも前の日付(より古い日付)の日付ラベルは、画面の図示左端に 表示し、現在開いている診療記録シートの日付よりも後の日付(より新しい日付 )の日付ラベルは画面の図示右端に表示するようにしている。
【0019】 また、図3は本実施形態の日付ラベルを拡大して示す図である。本実施形態で は、前記日付ラベルは、各診療記録シートに関する情報をも付加的に表示できる ようになっている。まず、本実施形態では、日付ラベルの図示右端に、所定の印 (マーク)を付加することにより、その診療記録シートがどの診療科に係るもの かを識別できるようになっている。すなわち、図3において、日付ラベル11の 右端に四角のマーク12があるものは外科、日付ラベル11の右端に丸のマーク 13があるものは内科を示している。よって、ユーザーは、この日付ラベル11 の右端のマーク12,13を見るだけで、その日付の診療科が分かるようになる 。
【0020】 また、本実施形態では、外来患者の診療記録シートの日付ラベル11と入院患 者の診療記録シートの日付ラベル11とでは、異なった色で表示するようにして いる。図3の例では、”01/15”,”01/16”,”10/17”の3個 の日付ラベル11(図3の符号14を参照)が、例えば黄色に着色されている。 これにより、本実施形態では、日付ラベルの色を見るだけで、それが外来患者の ものか入院患者のものかを判別できるようになっている。
【0021】 また、本実施形態では、自院の患者(自己の医療機関にかかっている患者)か 他院の患者(他の医療機関で措置を受けその内容を転送してもらっている患者) かにより、診療記録シートの形状を変えるようにしている。自院の患者の場合は 、図3に示すような通常の長方形状のラベルとなっているが、他院の患者の場合 は、図4に示すような右端に2つの切り欠き15が形成された形状の日付ラベル となっている。これにより、ユーザーは、日付ラベルの右端の形状を見るだけで 、自院の患者か他院の患者かを判別できるようになっている。
【0022】 さらに、本実施形態では、日付ラベル11が多数に上るために画面の左右側縁 部にその全てを表示できないときは、日付の比較的新しいものだけを前面に表示 して、日付の比較的古いものはその後ろに重ねて表示するようにしている。すな わち、図3に示すように、”08/15”,”08/16”,”09/26”な どの系列の比較新しい日付の日付ラベル11は前面に表示する(前列に表示する )が、一番上の日付列(画面の前面の日付列=前列)では表すことができない古 い日付のものは、図2の符号11aで示すように、日付ラベル11の後ろに重ね て表示する(後列に表示する)ようにしている。新しいシートが作られるたびに 表示された日付列(前列)の中の一番古いものが後列にまわる。ユーザーは、こ の重ねて表示されているのを見て、前面に表示されたものよりも古い日付のもの が存在していると判断できるので、その重ねられたラベル11aを選択してクリ ックすれば、その古い日付ラベル11aに対応する診療記録シートを呼び出して 画面表示することができる。
【0023】 次に、本実施形態では、図1及び図2に示すように、電子カルテを構成する表 紙や個々の診療記録シートの上方に、横方向に延びる時系列スライドバー21を 表示するようにしている。図5はこの時系列スライドバー21を拡大して示す図 である。図5に示すように、この時系列スライドバー21は、上方の年月を表示 する年月表示部22と、下方のマーク表示部23とから構成される。マーク表示 部23は、図の上下方向に、例えば23a,23b,23c,23d,23eの 計5層から構成されている。そして各層は、それぞれ、来院日、検査日、注射の 日などを所定のマークで入力できるようになっている。図5の例では、層23a では、尿検査をした日を示す四角のマーク24が、年月表示部22の対応する位 置に表示されている。また、層23bでは、レントゲン撮影をした日を示す丸の マーク25が年月表示部22の対応する位置に表示されている。また、層23c では、心電図をとった日を示す三角のマーク26が年月表示部22の対応する位 置に表示されている。なお、層23d,23eは、この例では、当面使用されて いない。本実施形態では、前記各層23a〜23eを、何を示すために使用する かは、ユーザーが自由に決めることができる。
【0024】 また、本実施形態では、前記時系列スライドバー21は、マウスでクリックし たままドラッグすることにより、横方向に任意にスライドできる(この場合、年 月表示部22とマーク表示部23は一体にスライドする)。したがって、ユーザ ーは、この時系列スライドバー21をスライドさせながら参照することにより、 その患者の初診から最近までの長期間の主な診療状況(来院の頻度、検査の流れ など)を、何年にも渡って、簡単に一覧で知ることができる。
【0025】 以上に述べたように、本実施形態によれば、時系列スライドバー21により今 までの何年間かの長期の診療の流れが容易に把握できると共に、日付ラベルによ り任意の日付の診療記録シートを素早く取り出して表示させることができるので 、従来の紙媒体によるカルテの操作性を保ちながら、過去の診療記録の日付など による検索を容易性や保存性を向上させた電子カルテシステムを実現することが できる。
【0026】 なお、本実施形態では、診療記録シートが入院患者のものか外来患者のものか を日付ラベル11で識別するために日付ラベル11を色分けするようにしている が、本考案はこれに限られるものではなく、日付ラベルに所定の印(マーク)を 表示させたり、日付ラベルの形状を変えることなどによっても、同様の識別を行 うことができる。また、本実施形態では、診療記録シートの診療科を判別するた めに日付ラベル11に所定の印(マーク)を表示するようにしているが、本考案 はこれに限られるものではなく、例えば、日付ラベルの形状を診療科毎に変えた り、日付ラベルの色を診療科毎に変えることによっても、同様の判別を行うこと ができる。さらに、本実施形態では、診療記録シートが自院の患者のものか他院 の患者のものかを判別するために、日付ラベルの形状を変えるようにしているが 、本考案はこれに限られることなく、例えば、自院の患者か他院の患者かにより 日付ラベルの色を変えたり日付ラベルに所定の印(マーク)を付加することによ っても、同様の判別を行うことができる。
【0027】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、個々の診療記録シートを日付ラベルと関連付 けて保存するようにしているので、ユーザーである医師は、日付ラベルを選択す るだけで、多数の診療記録シートの中から、見たい診察日の診療記録シートを容 易に素早く呼び出して表示させることができる。
【0028】 また、本考案では、前記日付ラベルの表示に当たって、現在表示している診療 記録シートの日付よりも前の日付(古い日付)の日付ラベルは画面の一方の側縁 部(例えば左端)に表示し、現在開いている診療記録シートの日付よりも後の日 付(新しい日付)の日付ラベルは画面の他方の側縁部(例えば右端)に表示する ことにより、ユーザーは、現在表示している診療記録シートの前の診療記録シー トと後の診療記録シートの選択・指定がより容易に行えるようになる。
【0029】 また、本考案では、前記日付ラベルに、診療記録シートが入院患者用のものか 外来患者用のものかにより異なる色、形状、又は印を付加するようにしているの で、ユーザーは、前記日付ラベルの表示から、これに関連付けられた診療記録シ ートが入院患者用のものか外来患者用のものかを容易に判別できるようになる。
【0030】 また、本考案では、前記日付ラベルに、外科、内科、産婦人科等の診療科毎に 異なる色、形状、又は印を付加するようにしているので、ユーザーは、前記日付 ラベルの表示から、これに関連付けられた診療記録シートがどの診療科に係るも のかを容易に判別できるようになる。
【0031】 また、本考案では、前記日付ラベルに、診療記録シートが自院の患者のものか 他院の患者のものかにより異なる色、形状、又は印を付加するようにしたので、 ユーザーは、前記日付ラベルの表示から、これに関連付けられた診療記録シート が自院の患者に係るものか他院の患者に係るものかを容易に判別できるようにな る。
【0032】 また、本考案では、前記日付ラベルが多数に及ぶため画面の前記側面にそれら の全てを表示できないときは、日付ラベルの中の日付が古いものを、日付の新し いものの後ろに重ねて表示するようにしたので、診療記録シートが極めて多数に 上る場合でも、ユーザーが希望する日付の診療記録シートを取り出す操作性を確 保することができる。
【0033】 また、本考案では、表示画面の上方の帯状の時系列スライドバーに、今までの 外来診察日、検査・検診日、薬液注入日などを、各月の対応する位置に、所定の マークで示すようにしたので、ユーザーは、この時系列スライドバーをスライド させるだけで、今までの何年間かの長期間の診療の過程を一覧して容易に把握す ることができる。
【0034】 さらに、本考案では、前記診療記録シート上に、処方箋などの文字データ部、 患部などを示す図形データ部、及び超音波写真などの画像データ部を、ユーザー が診療記録シート上で任意に指定した位置を示す位置データと関連付けて、前記 診療記録シートに貼り付けることを可能にしたので、ユーザーである医師は、従 来の紙媒体によるカルテと同様の操作性をもって、前記診療記録シートの好きな 場所に自由に、様々なデータを書き込むことが可能になる。
【0035】 以上のように、本考案によれば、ユーザーが自由に記録できる診療シートを使 用して、従来は書式が違うことでやむなく散在していた外来・入院別、各科別、 各病院別のカルテを一つのシステムに統一することが可能になる。よって、個人 情報の一元化が可能になるため、診療上のメリットは計り知れない。また、ユー ザーは、診察日時や診察場所の違いを、ラベルにより迅速に把握できるようにな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態による電子カルテの表紙
を表示した画面の一例を示す図である。
【図2】 本実施形態による電子カルテの個々の診療記
録シートを表示した画面の一例を示す図である。
【図3】 本実施形態における日付ラベルを示す図であ
る。
【図4】 本実施形態における日付ラベルの他の例を示
す図である。
【図5】 本実施形態における時系列スライドバーを示
す図である。
【符号の説明】
11,11a 日付ラベル 12,13 印(マーク) 15 切り欠き 21 時系列スライドバー 22 年月表示部 23 マーク表示部 23a〜23e 層 24,25,26 印(マーク)

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記載事項が多種多様で多数にのぼる診療
    記録を電子的に作成して一括して保存するための電子カ
    ルテシステムにおいて、 画面の診療記録シートの少なくとも左右いずれか一方の
    側縁部に、ユーザーが指定する日付に作成した診療記録
    シートを呼び出して表示させるための日付ラベルであっ
    て、各診療記録シートと関連付けられた日付ラベルを、
    日付順に表示する日付ラベル表示手段、を備えたことを
    特徴とする電子カルテシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記日付ラベル表示手段は、表示画面の右端と左端の両
    方に日付ラベルを日付順に表示するものであり、現在表
    示している診療記録シートの日付よりも前の日付の日付
    ラベルは診療記録シートの一方の側縁部に表示し、現在
    開いている診療記録シートの日付よりも後の日付の日付
    ラベルは診療記録シートの他方の側縁部に表示するもの
    であり、ユーザーが診療記録を一目で知ることができる
    ようにしたことを特徴とする電子カルテシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、さらに、 前記日付ラベル表示手段により表示される日付ラベル
    に、入院患者用の診療記録シートか外来患者用の診療記
    録シートかにより異なる色、形状、又は印を付加するこ
    とにより、前記日付ラベルの表示から、これに関連付け
    られた診療記録シートが入院患者用のものか外来患者用
    のものかを識別できるようにした入院外来識別手段、を
    備えたことを特徴とする電子カルテシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、さらに、 前記日付ラベル表示手段により表示される日付ラベル
    に、外科、内科、産婦人科等の診療科毎に異なる色、形
    状、又は印を付加することにより、前記日付ラベルの表
    示から、これに関連付けられた診療記録シートがどの診
    療科に係るものかを識別できるようにした診療科識別手
    段、を備えたことを特徴とする電子カルテシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、さら
    に、 前記日付ラベル表示手段により表示される日付ラベル
    に、自院の患者か他院の患者かにより異なる色、形状、
    又は印を付加することにより、前記日付ラベルの表示か
    ら、これに関連付けられた診療記録シートが自院の患者
    に係るものか他院の患者に係るものかを識別できるよう
    にした自院他院識別手段、を備えたことを特徴とする電
    子カルテシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、 前記日付ラベル表示手段は、診療日数が増えた結果、日
    付ラベルが増え、日付ラベルの全てを画面の前記側面に
    表示できないとき、日付ラベルの中の日付が古いもの
    を、日付の新しいものの後ろに重ねて表示するようにす
    ることにより、ユーザーが全診療日を認知できるように
    したものであることを特徴とする電子カルテシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、さらに、 画面の診療記録シートの上方に、各月の区別が時系列的
    に認識できるようにし画面上で左右にスライドできるよ
    うにした帯状の時系列スライドバーを表示し、この時系
    列スライドバーの中に、今までの外来又は入院診察日、
    検査又は検診日、投薬又は注射日などを、各月の該当す
    る位置に、所定のマークで示すようにした時系列表示手
    段、を備えたことを特徴とする電子カルテシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記診療記録シート上に、ユーザーが任意に各種の文字
    データ部、図形データ部、及び画像データ部を、前記診
    療記録シートに貼り付けるための貼りつけ手段と、 前記各種の文字データ部、図形データ部、及び画像デー
    タ部の位置データを保存する保存手段と、を備えたこと
    を特徴とする電子カルテシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002163356A (ja) * 2000-11-22 2002-06-07 Nec Corp 診療支援システム、その表示方法及びそのプログラムを記録した記録媒体
JPWO2011122401A1 (ja) * 2010-03-31 2013-07-08 株式会社日立メディコ 検査情報表示装置及び方法

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