JP3066188U - 外部ダイアラ―でダイアル可能な携帯電話用ハンズフリ―受話器機能付クレ―ドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部ダイアラーでダイアル可能な携帯電話用
ハンズフリー受話器機能付クレードルの提供。 【解決手段】 携帯電話４でダイアル時、ハンズフリー
受話器機能付クレードル１に連接する制御ボタン１２４
を押しクレードル内のダイアル制御処理ユニット１２２
を起動し、さらにクレードルの近傍に置いたダイアラー
３に短縮番号を入力するか或いは音声入力する。ダイア
ラー３はその記録する電話番号を検索し、電話番号をＤ
ＴＭＦコードに変換して出力し、ハンズフリー受話器機
能付クレードル１がこのＤＴＭＦコードを受信し、その
ダイアル処理回路１２のＤＴＭＦデコードユニット１２
３がデコードを開始し、ダイアル制御処理ユニット１２
２が携帯電話４を起動し、それをダイアル待機状態とな
し、ＤＴＭＦデコードユニットのデコード完成後に、携
帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路１２１がダイア
ルを開始することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の外部ダイアラーでダイアル可能な携帯電話用ハンズフリー受話 器機能付クレードルに係り、各種携帯電話に使用可能な外部ダイアル装置であっ て、使用者にとって便利で、運転の安全性と携帯電話の利便性を増加する装置に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

電話を使用する時に最も面倒であるのは、電話番号を探すことで、このため巷 には一種のダイアラーが流行している。使用者は電話を掛けたい時に、ダイアラ ーを利用して短縮番号を入力し、あらかじめダイアラー内に記憶させた電話番号 をダイアルできる。使用者はただダイヤラーを受話器の近くに置き、受話器がダ イアラーの発生するＤＴＭＦ音声を受信できるようにして使用する。このような ダイアラーは使用上、ある程度便利であるが、現在、携帯電話が十分に普及した 状況にあって、このダイアラーの便利さは十分に生かされていない。その主要な 原因は以下のとおりである。 １．携帯電話内にＤＴＭＦデコーダユニットが設置されていないため、ダイア ラー内のＤＴＭＦ音声により携帯電話を起動してダイアルさせることができなか った。 ２．ＥＮＤ、０、１、・・・９の文字コードが同じでないため、ダイアラーを 使用できなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、周知のダイアラーが携帯電話に使用不能であったことを鑑み、携帯 電話のハンズフリー受話器機能付クレードル本体内に、ダイアル処理回路を設け て、それをダイアラーの使用と組み合わせることにより、携帯電話でダイアラー を使用できるようにし、ダイアラーを利用して携帯電話よりダイヤルできるよう にすることを課題としている。

【０００４】 具体的には、本考案の主要な目的は、外部ダイアラーでダイアル可能な携帯電 話用ハンズフリー受話器機能付クレードルを提供することを課題とし、即ち、携 帯電話のハンズフリー受話器機能付クレードル内にダイアル処理回路及びその関 連回路を設けて、携帯電話の使用に便利とし、車中より携帯電話でダイアルする 時に、ハンズフリー受話器機能付クレードルに組み合わされたダイアラーを利用 してダイアルできるようにし、使用者が携帯電話を持ち上げてダイアルしなくと もよくし、ダイアル完了後に直接ハンズフリー受話器機能付クレードルを使用し て通話できるようにして、運転の安全性を高めることを課題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ハンズフリー受話器機能付クレードル本体内に、ハンズフ リー受話器回路、ダイアル処理回路が設けられ、それに信号線とダイアラー即ち ＤＴＭＦ音声発生器が組み合わされて組成された携帯電話用ハンズフリー受話器 機能付クレードルにおいて、 上記ダイアル処理回路が、携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路、ダイア ル制御処理ユニット、ＤＴＭＦデコードユニット及び制御ボタンを具え、 該携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路が、ダイアルコードを復号して携 帯電話の受信可能なダイアルコードとなし携帯電話のダイアルに提供し、 該ダイアル制御処理ユニットが、ダイアラーがダイアルする時、携帯電話のダ イアルの制御に供され、 該ＤＴＭＦデコードユニットが、ダイアラーの発生するＤＴＭＦ信号をデコー ドし、それを携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路を透過して携帯電話が受 信可能なダイアルコードに変換せしめ、 以上を特徴とする外部ダイアラーでダイアル可能な携帯電話用ハンズフリー受 話器機能付クレードルとしている。 請求項２の考案は、前記ダイアル処理回路が直接携帯電話の信号線の両端のプ ラグのいずれかに設けられるか或いは該信号線に別に設けられた一つのケースに 収容されうることを特徴とする、請求項１に記載の外部ダイアラーでダイアル可 能な携帯電話用ハンズフリー受話器機能付クレードルとしている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１に示されるのは本考案の実施例のブロック図であり、それは、ハンズフリ ー受話器機能付クレードル本体１内に、ハンズフリー受話器回路１１、ダイアル 処理回路１２が設けられ、それに信号線２とダイアラー３（ＤＴＭＦ音声発生器 ）が組み合わされて組成されている。

【０００７】 上記ハンズフリー受話器回路１１は、電源及び充電回路１１１、増幅器及び音 質処理回路１１２、音声信号制御回路１１３、マイクロホン増幅回路１１４、マ イクロホン１１５、及びスピーカ１１６（或いはイヤホン）を具えている。この ハンズフリー受話器回路１１は一般のハンズフリー受話器の機能を有する回路で あって周知の技術に属するため詳細な説明は省略する。

【０００８】 上記ダイアル処理回路１２は、携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路１２ １、ダイアル制御処理ユニット１２２、ＤＴＭＦデコードユニット及び制御ボタ ン１２４を具え、そのうち該携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路１２１は 、入力されたダイアルコードを復号して携帯電話の受信可能なダイアルコードと なし、携帯電話４によるダイアル動作実行に供する。また上記ダイアル制御処理 ユニット１２２はダイアラー３がダイアルする時に携帯電話部分のダイアル入力 状態の制御を行う。制御ボタン１２４は、携帯電話を起動し並びにハンズフリー 受話器機能付クレードルにＤＴＭＦ信号を受信させる。ＤＴＭＦデコードユニッ ト１２はダイアラー３の発生してＤＴＭＦ信号を復号しそれを携帯電話デコード ＩＣ或いは電話１２１を透過して携帯電話４が受信可能なダイアルコードに変換 させる。

【０００９】 上記信号線２は、フレキシブル線体２１とされその一端に携帯電話４の信号ソ ケットに挿入される電信プラグ２２が設けられ、別端にハンズフリー受話器機能 付クレードルのソケットに挿入されるプラグ２３が設けられて、携帯電話４とハ ンズフリー受話器機能付クレードル１の信号を連接する。信号線の構造は周知で あるので詳細な説明は省略する。

【００１０】 上記ダイアラー３は、内部にＤＴＭＦ音声発生ユニット及び記憶ユニットを具 え、該ＤＴＭＦ音声発生ユニットは該記憶ユニット中の電話番号をＤＴＭＦコー ドに変換する。また上記記憶ユニットは使用者が入力した電話データを記憶でき 、短縮ダイアル及び後日の使用に供する（ダイアラーの構造は周知であるため詳 細な説明は省略する）。

【００１１】 以上の要件により組成され、使用者が携帯電話４でダイアルしたい時、ハンズ フリー受話器機能付クレードル１に連接する制御ボタン１２４を押して、ハンズ フリー受話器機能付クレードル１のダイアル制御処理ユニット１２２を起動し、 さらに直接ダイアラー３を利用し短縮番号を入力するか或いは音声入力し、並び にダイアラー３をハンズフリー受話器機能付クレードル１の入力端の近くに置く 。ダイアラー３がその記録する電話番号（この電話番号は使用者が予め自分で入 力しておく）を検索した後、電話番号をＤＴＭＦコードに変換して出力し、ハン ズフリー受話器機能付クレードル１がこのＤＴＭＦコードを受信し、そのダイア ル処理回路１２のＤＴＭＦデコードユニット１２３がデコードを開始し、ダイア ル制御処理ユニット１２２が携帯電話４を起動し、それをダイアル待機状態とな し、ＤＴＭＦデコードユニットのデコード完成後に、携帯電話ダイアルデコード ＩＣ或いは回路１２１がダイアルを開始し、相手先と電話をつなげる。

【００１２】 このほか、図２、３に示されるように、携帯電話４の様式は日進月歩であり、 各形式の携帯電話４にそれぞれ単一のハンズフリー受話器機能付クレードルが適 用されている。このため我々はダイアル処理回路１２を直接信号線２の両端のプ ラグ２２、２３の任意の一方に設けるか、或いは二つのプラグ２２、２３の間に 一つのケース２４を設けてダイアル処理回路１２を収容し、これが本考案の第２ 実施例とされている。

【００１３】

【考案の効果】

総合すると、本考案の構造は簡単で使用に便利であり、各種の携帯電話、ハン ズフリー受話器機能付クレードル及びダイアラーに適用可能で、新たに携帯電話 、ハンズフリー受話器機能付クレードル及びダイアラーを購入する必要がなく、 また、周知のダイアラーが携帯電話に組み合わせて使用できなかったという欠点 を完全に解決している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のシステムブロック図である。

【図２】本考案の第２実施例の信号線表示図である。

【図３】本考案の第２実施例のもう一つの信号線表示図
である。

【符号の説明】

１１ ハンズフリー受話器回路 １１１ 電
源及び充電回路 １１２ 増幅器及び音質処理回路 １１３ 音
声信号制御回路 １１４ マイクロホン増幅回路 １１５ マ
イクロホン １１６ スピーカ １２ ダイ
アル処理回路 １２１ 携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路 １２２ ダイアル制御処理ユニット １２３ ＤＴＭＦデコードユニット １２４ 制
御ボタン ４ 携帯電話 ２ 信号線 ２１ フレキシブル線体 ２２ 電信
プラグ ２３ プラグ ３ ダイア
ラー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンズフリー受話器機能付クレードル本
   体内に、ハンズフリー受話器回路、ダイアル処理回路が
   設けられ、それに信号線とダイアラー即ちＤＴＭＦ音声
   発生器が組み合わされて組成された携帯電話用ハンズフ
   リー受話器機能付クレードルにおいて、 上記ダイアル処理回路が、携帯電話ダイアルデコードＩ
   Ｃ或いは回路、ダイアル制御処理ユニット、ＤＴＭＦデ
   コードユニット及び制御ボタンを具え、 該携帯電話ダイアルデコードＩＣ或いは回路が、ダイア
   ルコードを復号して携帯電話の受信可能なダイアルコー
   ドとなし携帯電話のダイアルに提供し、 該ダイアル制御処理ユニットが、ダイアラーがダイアル
   する時、携帯電話のダイアルの制御に供され、 該ＤＴＭＦデコードユニットが、ダイアラーの発生する
   ＤＴＭＦ信号をデコードし、それを携帯電話ダイアルデ
   コードＩＣ或いは回路を透過して携帯電話が受信可能な
   ダイアルコードに変換せしめ、 以上を特徴とする外部ダイアラーでダイアル可能な携帯
   電話用ハンズフリー受話器機能付クレードル。
2. 【請求項２】 前記ダイアル処理回路が直接携帯電話の
   信号線の両端のプラグのいずれかに設けられるか或いは
   該信号線に別に設けられた一つのケースに収容されうる
   ことを特徴とする、請求項１に記載の外部ダイアラーで
   ダイアル可能な携帯電話用ハンズフリー受話器機能付ク
   レードル。