JP3065666U - 移動式人体吊上げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 病人等をベットから座台に乗せ、乗った位置
を調整し吊上げて座台を９０度回転させ移動中揺れを防
止する。 【解決手段】 支柱６の最下部のある横桁に、揺れを防
止する複数の金具を固定し、金具に鎖錠されるワンタッ
チの吊り鉤で座台を押さえ揺れのを防ぐ。定期的に移動
式人体吊上げ装置の点検を行い、同時に昇降機３のグリ
ースを注入して管理する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、寝たきりになった人、歩けなくなった人，病人（以下、単に「病 人等」という。）の介護に際し、ベットに人体吊上げ装置を横にしていれ、吊上 げ座台を９０度手動回転させて、横にさせている病人等の身体の下に座台を入れ 、横になっている病人等を仰向けに起こすと座台に乗る、先に外していた複数の チェーン、索を座台に取付け終了後、昇降機を手動で操作し、吊上げ後９０度手 動で座台を回転させて元の位置え戻し固定し、吊上げた状態でベットから離れ風 呂場又は移動洋式バスまで家庭内を手押しで自由移動でき病人等の身体を洗う。 入浴させるときでも座台が介護人の便をはかるため必要な角度に回転でき装置で あり、全ての操作は手動である。

【０００２】

【従来の技術】

テレビ、介護の本、老人ホームでみました入浴方法は、人体吊上げ装置と浴槽が 一体式で病人等を人体吊上装置で吊上げて浴槽の上に移動させて、人体を浴槽へ 吊下げて入浴、あるいは天井から人体吊上げ装置で病人等を吊上げて浴槽へと、 老人ホームでは寝たきり老人、歩けなくなった老人の入浴方法は、四人一組でベ ットからタンカに乗せ浴室に運び湯舟に入れて洗ってあげる、歩ける人は車イス のまま大きいスロープ用の湯舟入れて洗って上げる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述した入浴方法は、日本の住宅事情を考慮しても装置が大きく、福祉施設の 浴槽は共同浴槽であり、病人等の在宅介護の問題点は、家族が病人等を抱き抱え て動かすことが大きな問題で、重労働で腰痛の原因にもなり、家族一人でも小さ い力で病人等を吊り上げ、家庭内を手押しで自由に移動可能にする介護補助機を 作り、介護をする人の労働の軽減をすること。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】 ４本の支柱に支えられた門、及びアーチ構造の上部の中心部に一体式となってい る案内装置とパンダグラフ式ジャッキを一枚の鉄板に取付けた手動式昇降機を、 横に渡された２本のパイプに複数のＵボルトで支え、ジャッキの頂点には引上げ げ重量を分散するため複数のアームを取付け、その先端にＬ字型のアームで、昇 降機と連動した円筒の回転装置と繋がり、回転装置は病人等を乗せる座台の全重 量を支え、且つ回転するスラストベァリングを、一定の間隔をおいて横振れ防止 の回転ベァリングを、シャフトの先端に複数のアームを取付け、そのアームの先 端から複数のチェーン、索をおろして病人等吊上げ座台に繋ぎ、病人等がベット から吊上げれば、病人等吊上げ座台が必要に応じて回転させて介護の便を計り、 ４本の支柱の最下部には移動用のキャスターを取付け家庭内を手押しで自由に移 動が可能にした。

【０００５】

【考案の実施の形態】

ベットに向かって移動式人体吊上げ装置を横の状態で病人等の身体の中心まで 押入れ、座台を９０度回転させて、ベットまで下げて病人等の身体側の座台の複 数のチェーン、索を外す、寝ている病人等の身体を足を曲げて横にし、座台を病 人等の身体の奥まで入れ、身体を仰向けにすると座台に乗る、乗ったこと確認、 状態を調整し座台からはずしていた複数のチェーン、索を座台に取付けて昇降機 を手動で操作し適当な高さに吊上げ、手動で９０度回転して固定し、ベットから はなれ、、風呂場又は洋式バスまで手で押して移動させ、必要に応じて座台を回 転させて入浴身体を洗う。

【０００６】

【実施例】

移動式人体吊上げ装置の操作は手動で行うことを基本としたため、昇降機の問 題、病人等座台に乗せて低い位置から高い位置に上げる事と、高い位置から低い 位置にいる病人等が座台に乗せて高い位置に吊上げる、前者は座台の下の上げ機 構は重機構にしても安全であるが、後者は機構が複雑でなく、吊上げ能力は病人 等の体重の数倍以上の吊上げ能力を持つ機器、それ以下では吊上げこと困難であ る。 ウオームギア方式で昇降用鋼索を巻き上げて吊上げ方法は歯車の減速比の問題 と巻き上げの時ウオームギアハンドルに引く力が働き、門及びアーチ構造を更に 強化が必要であり困難なので現在の方式を採用した。病人等を吊上げて移動する だけでは、門、アーチ構造が大きくなり、回転機構を持たなければ能力が半減す るため、外径６０ｃｍ、内径５５ｃｍのＴ型の円盤を作りその上に２本のレール を取付け、２ｃｍの露出して球を小さい球で支え回転するベアリングを吊下げ装 置つけた箱型を複数作り円盤のレール上にベアリングを乗せて回転する装置が完 成したが、実検段階で回転装置を昇降機の上のアーム上に取付けると、座台吊り チェーン、索が長く座台の振れが大きく、昇降機の下に回転装置を置き複数のア ームで繋ぎ昇降を一体化したころ座台の振れが小さくなったが、回転装置が大き く、構造が複雑で、回転装置自体の重量が１３ｋｇになり実検には成功したが実 用化は不可能であつた。この回転装置からヒントを得て移動式人体吊上げ装置の 回転装置が出来た。

【０００７】

【考案の効果】

移動式人体吊上げ装置の操作はすべて手動なので、家庭内を自由に移動する範 囲が広く、ジャッキと案内装置を一体式にしたため組立て作業を簡単にした。 移動範囲が広いので、入浴、シャワー、洋式バス等まで一人で押して行くこと が出来、家庭用の入浴設備で衛生的で、家族が介護人で病人等が感ずる精神的な 安心感、信頼感は計り知れない、病人等が座台に乗っている間に、ベットの清掃 、シィーツの取換え、布団干し、の日光浴等が出来、座台を車椅子に取換えれば 、自力で車椅子に乗れなくなった人にも利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 支柱とキャスターの中間に振動を吸収させる
耐振ゴムを入れ、複数のボルトで支柱に固定した側面図
である。

【図２】 病人等をのせて入浴させる座台の正面図であ
る。

【図３】 移動式人体吊上げ装置の門構造を１、ベット
２と共に示す正面図である。

【図４】 移動式人体吊上げ装置の門構造を１、ベット
２と共に示す側面図である。

【図５】 移動式人体吊上げ装置アーチ式構造を１、
ベット２と共に示す正面図である。

【図６】 移動式人体吊上げ装置アーチ式構造を１、
ベット２と共に示す側面図である。

【符号の説明】

１ 移動式人体吊上げ装置 ２ ベット ３ 昇降機 ４ 回転機 ５ 座台 ６ 支柱 ７ 昇降機アーム ８ 回転機昇降アーム ９ 桁 １０ 昇降機回転軸 １１ 昇降機ハンドル １２ 昇降機回転軸案内箱 １３ 座台昇降アーム １４ 座台吊りチェーン、索 １５ 振動を吸収させる耐振ゴム １６ キャスター １７ シャフト １８ 桁支柱 １９ 横桁 ２０ アーチ ２１ 移動式人体吊上げ装置の支柱 ２２ 支柱とキャスターを固定するボルト ２３ 振動を吸収させる耐震ゴム ２４ キャスターの回転部 ２５ キャスターの車輪 ２６ 病人等を乗せる座台

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年８月４日（１９９９．８．４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ４本の支柱に支えられた門構造、及び
   アーチ式構造の上部に昇降機構を中間に回転機構を持
   ち、下部には人体を乗せる台座を、４本の支柱の下部に
   はキャスターを備えた移動式人体吊上げ装置。
2. 【請求項２】 昇降機構は案内装置とパンダクラフ式
   ジャッキなどで構成され、人体の昇降を手動で操作し、
   回転機構は昇降装置に繋がり、昇降装置で適切な高さに
   調整され、人体を乗せた台座はは必要に応じて向きを変
   えて介護の便を図り、回転装置には複数のアームを備
   え、チェーン、索などで座台を懸架する。
3. 【請求項３】 ４本の支柱に支えられた門及びアーチ
   式構造は、重量を支えるには安全で、移動用のキャスタ
   ーを取付け手押しで室内を広範囲に移動可能、支柱の下
   部をＴ型にし、振動を吸収させる耐震ゴムをキャスター
   との中間に入れ複数のボルトで固定。昇降機を稼働させ
   るとネジの軸が回転、上昇の時は回転軸が内に引かれ、
   下降時には外へ出てくる運動と回転軸が上下に運動す
   る、案内装置を備えパンダグラフ式ジャッキと一体式に
   し、昇降機の操作は手動で操作し、吊上げ加重を分散す
   るため複数のアームの吊り板で、回転機構に接続する。
4. 【請求項４】 回転機構と昇降機一体になって動く複
   数のアームを回転機構の下部に繋ぎ、座台全重量を支
   え、且つ回転するスラストベアリングを、その上に横振
   れ防止の回転ベアリングを備え、座台を吊上げる複数の
   アームを取付けチェーン、索などで座台を懸架する。
5. 【請求項５】 回転機構の下部に、昇降機構と一体と動
   く複数のアームを回転機構の上部に、その下に回転する
   スラストベアリングを備え、その下に横振れ防止の回転
   ベアリングを備え、人体を乗せた座台を吊上げるシャフ
   トに複数のアームを取付けチェーン、索などで座台を懸
   架する。
6. 【請求項６】 複数のチェーン、索で支えられる人体
   吊上げ座台は水切りを良くするために、適当に細くて長
   い丸棒を横に並べて構成し、複数のチェーン、索は人体
   吊上げ座台を吊上げ用に、他の複数のチェーン、索は人
   体吊上げ座台の両端に取付け、人体を座台に乗せた時、
   重心が座台装置の中心を外れた場合でも、座台装置が水
   平に維持する。座台装置は取外しが簡単に出来、座台を
   車椅子に取換え、自力で車椅子に乗れなくなった人、困
   難になった人にも利用できる。