JP3065255B2 - 接着剤組成物及びそれを用いた紙管 - Google Patents
接着剤組成物及びそれを用いた紙管Info
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Description
巻き付けて紙管を製造する際に、金属心棒に巻回された
厚紙の側縁部同士を接着するために好適に使用される接
着剤組成物、及び、その接着剤組成物を使用して製造さ
れる紙管に関する。
ための心棒として使用される紙管は、通常、厚紙を金属
心棒に螺旋状に巻回して、その厚紙の隣接する側縁部同
士を接着剤組成物によって接着することによって製造さ
れている。このような紙管の製造に使用される接着剤組
成物は、通常、澱粉、ポリビニルアルコール(PV
A)、ポリ酢酸ビニル樹脂等をベースとして製造されて
いる。
ば、特開平5−125341号公報に開示されている。
この接着剤組成物は、酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの
固形分に対して、無機充填剤と、PVAと、硼酸とが、
それぞれ特定の割合で添加されて構成されている。
る接着剤組成物は、紙管に巻回されるシート状物品等に
よる圧力によって紙管が破損しないような耐圧強度を有
するように、乾燥して形成される皮膜が高弾性率で固く
なっていることが要求される。又、紙管を製造する際に
は、製造される各紙管の口径が一定になるように、金属
心棒に巻回された厚紙が広がらないように保持できるよ
うに、初期接着性に優れていることも必要になる。
は、乾燥皮膜は高い弾性率を有しており、製造される紙
管は耐圧強度に優れたものになる。しかも、初期接着強
度も優れたものになっている。しかしながら、紙管は、
巻回されるシート状物品によっては、さらなる耐圧強度
が要求され、そのために、紙管の製造に使用される接着
剤組成物としても、乾燥皮膜の弾性率及び初期接着強度
のいずれもが、一層向上したものが要求されている。
であり、その目的は、乾燥皮膜の弾性率が高く、初期接
着力や耐水性等に優れており、従って、紙管を製造する
際に好適に用いられる接着剤組成物を提供することにあ
る。又、本発明の他の目的は、所定の均一な口径を有
し、優れた耐圧強度や耐水性等を発揮する紙管を提供す
ることにある。
の固形分に対して、無機充填剤と、カルボキシル基変性
ポリビニルアルコール、澱粉、デキストリンからなる群
より選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子と、硼酸と
を、特定の割合で添加して、乾燥皮膜におけるテトラヒ
ドロフラン(THF)の未溶解物を90重量%以上とす
ることにより、得られる接着剤組成物の乾燥皮膜が高弾
性率になり、しかも、初期接着力も著しく向上するとい
う知見に基づくものである。
下、「第1発明」と記す)による接着剤組成物は、酢酸
ビニル樹脂系エマルジョンの固形分100重量部に対し
て、80〜170重量部の無機充填剤と、35〜70重
量部のカルボキシル基変性ポリビニルアルコール、澱
粉、デキストリンからなる群より選ばれる少なくとも1
種の水溶性高分子と、1〜5重量部の硼酸とが添加され
てなる接着剤組成物であって、その乾燥皮膜は、テトラ
ヒドロフランによる未溶解物が90重量%以上とされて
いることを特徴とする。
明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1発明によ
る接着剤組成物において、酢酸ビニル樹脂系エマルジョ
ンは、その乾燥皮膜のアセトンによる抽出率が45重量
%以上とされていることを特徴とする。
3発明」と記す)による接着剤組成物は、上記第1発明
又は第2発明による接着剤組成物において、酢酸ビニル
樹脂系エマルジョンは、酢酸ビニルモノマー100重量
部に対して、エチレン性不飽和モノマー0.1〜5重量
部を乳化共重合して得られるものであることを特徴とす
る。
「第4発明」と記す)は、上記第1発明〜第3発明のい
ずれかによる接着剤組成物が、厚紙を心棒に巻き付けて
紙管を製造する際に、厚紙の隣接する側縁部同士を接着
するために使用されることを特徴とする。
と記す)による紙管は、上記第1発明〜第3発明のいず
れかによる接着剤組成物によって、心棒に巻き付けられ
た厚紙の隣接する側縁部同士が接着されて製造されてい
ることを特徴とする。
て用いられる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、酢酸ビ
ニルモノマー単独、もしくは、酢酸ビニルモノマーと該
酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとを、ポリ
ビニルアルコール(以下「PVA」と記す)等を保護コ
ロイドとして、重合開始剤の存在下に水中で乳化(共)
重合させることによって得ることが出来る。尚、ここで
「(共)重合」とは、「重合」もしくは「共重合」を意
味する。
ノマーとしては、特に限定されるものではないが、(メ
タ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等
のエチレン性不飽和モノマー;2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート等の水酸基含有モノマー等が挙げられ、これら
の1種もしくは2種以上が好適に用いられる。尚、ここ
で「(メタ)アクリル」とは、「アクリル」もしくは
「メタクリル」を意味する。
されるものではないが、PVA、カルボキシル基変性P
VA等の変性PVA、イソブチレンと無水マレイン酸の
共重合体等のα−オレフィンと不飽和カルボン酸の共重
合体もしくはその誘導体の塩基性物質による水溶化物、
カルボキシメチルセルロース等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なかでも得
られる接着剤組成物の初期接着力が向上するという点
で、PVAがより好適に用いられる。
定されるものではないが、過酸化水素水;過硫酸アンモ
ニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸
塩;酒石酸、蟻酸、蓚酸等の還元剤等が挙げられ、これ
らの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
前記酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの固形分100重量
部に対して、80〜170重量部、好ましくは115〜
140重量部、の無機充填剤が添加されていることが必
要である。
ものではないが、クレー、水酸化アルミニウム、炭酸カ
ルシウム、カオリン、タルク等が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なかでも無
機充填剤の分散性及び得られる接着剤組成物の皮膜強度
が向上するという点でクレーがより好適に用いられる。
00重量部に対する上記無機充填剤の添加量が80重量
部未満であると、得られる接着剤組成物の乾燥皮膜の弾
性率が十分向上せず、逆に170重量部を超えると、得
られる接着剤組成物の初期接着力が低下する。
は、前記酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの固形分100
重量部に対して、35〜70重量部、好ましくは45〜
60重量部、より好ましくは50〜55重量部のカルボ
キシル基変性PVA、澱粉、デキストリンからなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子(以下、単に
「水溶性高分子」と記す)が添加されていることが必要
である。
例えば、PVAにカルボン酸を反応させてPVAの末端
にカルボキシル基を導入したもの等が挙げられ、好適に
用いられる。上記反応に用いられるカルボン酸として
は、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(無水)マレイ
ン酸等が挙げられるが、特にこれらに限定されるもので
はない。
は、特に限定されるものではないが、88モル%以上で
あることが好ましく、なかでも96モル%以上であるこ
とがより好ましい。又、上記カルボキシル基変性PVA
の平均重合度は、特に限定されるものではないが、10
00〜2500であることが好ましく、なかでも150
0〜2000であることがより好ましい。
はないが、とうもろこし、小麦、馬鈴薯、米、タピオ
カ、甘薯等から得られる生澱粉、α澱粉等の物理的に変
性された澱粉、酸化澱粉、エステル化澱粉、エーテル化
澱粉等の化学的に変性された澱粉等が挙げられ、これら
の1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
るものではないが、澱粉に熱、熱と酸もしくはアルカ
リ、酵素等を作用させて得られる白色デキストリン、黄
色デキストリン、ブリティッシュガム等が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
00重量部に対する上記水溶性高分子の添加量が35重
量部未満であると、得られる接着剤組成物の乾燥皮膜の
弾性率が不十分となり、逆に70重量部を超えると、得
られる接着剤組成物の接着力が低下する。
いては、前記酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの固形分1
00重量部に対して、1〜5重量部、好ましくは2〜
3.5重量部、の硼酸が添加されていることが必要であ
る。
00重量部に対する上記硼酸の添加量が1重量部未満で
あると、得られる接着剤組成物の耐水性や初期接着力が
十分向上せず、逆に5重量部を超えると、得られる接着
剤組成物の粘度の経時的安定性が低下する。
おいては、その乾燥皮膜は、テトラヒドロフラン(以
下、「THF」と記す)による未溶解物が90重量%以
上とされていることが必要である。
0重量%未満であると、乾燥皮膜の弾性率が低下する。
0重量%以上とするためには、特に限定されるものでは
ないが、酢酸ビニルモノマーを単独で乳化重合して得ら
れる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを用いるより、酢酸
ビニルモノマーと前述したエチレン性不飽和モノマーや
水酸基含有モノマー等とを乳化共重合して得られる酢酸
ビニル樹脂系エマルジョンを用いる方が好ましい。
(重量%)は、重量で乾燥皮膜の20倍量のTHF中に
接着剤組成物の乾燥皮膜を室温で48時間浸漬して溶解
物を抽出した後、次式によって算出される。{(乾燥皮
膜の重量−THF抽出物の乾燥重量)/乾燥皮膜の重
量}×100
酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに添加される無機充填剤
と、カルボキシル基変性PVA、澱粉、デキストリンか
らなる群より選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子と
の作用によって、高い弾性率を有する乾燥皮膜と優れた
初期接着力が得られる。又、酢酸ビニル樹脂系エマルジ
ョンに添加される硼酸の作用によって、優れた初期接着
力と耐水性が得られる。さらに、接着剤組成物の乾燥皮
膜のTHFによる未溶解物が90重量%以上とされてい
るので、乾燥皮膜の弾性率と初期接着力がより向上す
る。
述した第1発明による接着剤組成物において、主成分で
ある酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの乾燥皮膜のアセト
ンによる抽出率が45重量%以上とされていることが必
要である。
皮膜のアセトンによる抽出率を45重量%以上とするこ
とにより、最終的に得られる接着剤組成物の乾燥皮膜の
弾性率や初期接着力が著しく向上する。換言すれば、上
記乾燥皮膜のアセトンによる抽出率が45重量%未満で
あると、最終的に得られる接着剤組成物の乾燥皮膜の弾
性率や初期接着力が十分に向上しない。
皮膜のアセトンによる抽出率を45重量%以上とするた
めには、酢酸ビニルモノマーを単独で乳化重合して得ら
れる酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを用いるより、酢酸
ビニルモノマーと前述したエチレン性不飽和モノマーや
水酸基含有モノマー等とを乳化共重合して得られる酢酸
ビニル樹脂系エマルジョンを用いる方が好ましい。
(共)重合における初期重合時のモノマーの量を全モノ
マー量の10〜20重量%とし、重合開始剤の量を全重
合開始剤量の20重量%とすることが好ましい。
(重量%)は、重量で乾燥皮膜の20倍量のアセトン中
に酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの乾燥皮膜を室温で4
8時間浸漬して溶解物を抽出した後、次式によって算出
される。 (アセトン抽出物の乾燥重量/乾燥皮膜の重量)×10
0
述した第1発明又は第2発明による接着剤組成物におい
て、主成分である酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、酢
酸ビニルモノマー100重量部に対して、エチレン性不
飽和モノマー0.1〜5重量部を乳化共重合して得られ
るものであることが必要である。
特に限定されるものではないが、前記第1発明による接
着剤組成物の説明のなかで例示した酢酸ビニルモノマー
と共重合可能な各種モノマーが挙げられ、それらの1種
もしくは2種以上が好適に用いられる。
不飽和モノマーを乳化共重合することにより、得られる
酢酸ビニル樹脂系エマルジョンはグラフト化率の高いも
のとなり、その乾燥皮膜のアセトンによる抽出率は45
重量%以上となると共に、最終的に得られる接着剤組成
物の乾燥皮膜の弾性率や初期接着力等が著しく向上す
る。
上記エチレン性不飽和モノマーの共重合量が0.1重量
部未満であると、最終的に得られる接着剤組成物の乾燥
皮膜の弾性率や初期接着力等が十分向上せず、逆に上記
エチレン性不飽和モノマーの共重合量が5重量部を超え
ると、重合の安定性が悪くなり粗粒子が多くなる。
粘度は、特に限定されるものではないが、使用時の塗工
作業性等を考慮すると、30℃において1000センチ
ポイズ(cps)以下程度であることが好ましい。
物には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応
じて、粘着付与樹脂、界面活性剤、可塑剤、軟化剤、顔
料、染料、消泡剤、防腐剤、防黴剤、有機溶剤等の各種
添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていても良
い。
巻き付けて紙管を製造する際に、上述した第1発明〜第
3発明のいずれかによる接着剤組成物が、厚紙の隣接す
る側縁部同士を接着するために使用されることが必要で
ある。
発明〜第3発明のいずれかによる接着剤組成物によっ
て、心棒に巻き付けられた厚紙の隣接する側縁部同士が
接着されて製造されていることが必要である。
着剤組成物は、上記紙管用に限らず、紙包装用、木工
用、一般用等としても好適に用いられる。
脂系エマルジョンに対して、特定量の無機充填剤と、特
定量のカルボキシル基変性PVA、澱粉、デキストリン
からなる群より選ばれる少なくとも1種の水溶性高分子
が添加されているので、乾燥皮膜は高い弾性率を有する
と共に、優れた初期接着力を発揮する。又、酢酸ビニル
樹脂系エマルジョンに対し、特定量の硼酸が添加されて
いるので、優れた初期接着力と耐水性を発揮する。さら
に、上記接着剤組成物は、乾燥皮膜のTHFによる未溶
解物が90重量%以上とされているので、乾燥皮膜の弾
性率と初期接着力がより向上している。
第1発明による接着剤組成物において、主成分である酢
酸ビニル樹脂系エマルジョンの乾燥皮膜のアセトンによ
る抽出率が45重量%以上とされているので、乾燥皮膜
の弾性率と初期接着力が一段と向上している。
上記第1発明又は第2発明による接着剤組成物におい
て、主成分である酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、酢
酸ビニルモノマーに対して、特定量のエチレン性不飽和
モノマーが乳化共重合されてグラフト化率の高いものと
なっているので、乾燥皮膜の弾性率及び初期接着力や耐
水性等が著しく向上している。
巻き付けて紙管を製造する際に、上記第1発明〜第3発
明のいずれかによる接着剤組成物が、厚紙の隣接する側
縁部同士を接着するために使用されるので、所定の均一
な口径であって、優れた耐圧強度や耐水性等を有する紙
管を作業性良く容易に得ることが出来る。
〜第3発明のいずれかによる接着剤組成物によって、心
棒に巻き付けられた厚紙の隣接する側縁部同士が接着さ
れて製造されているので、所定の均一な口径を有すると
共に、優れた耐圧強度や耐水性等を発揮する。
め以下に実施例とともに比較例及び参考例を挙げるが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、
実施例において番号1〜3及び番号13〜15は欠番と
する。実施例、比較例及び参考例中の「部」は「重量
部」を意味し、「%」は特に記載の無いかぎり「重量
%」を意味する。又、「粘度」は「30℃における粘
度」であり、無機充填剤、水溶性高分子及び硼酸の「添
加量」は、「固形分の添加量」である。
合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
器に、水120部とポリビニルアルコール(商品名「ク
ラレPVA−CST」、鹸化度96モル%、平均重合度
1700、クラレ社製)11部を仕込み、90℃で1時
間攪拌してポリビニルアルコール(以下、「PVA」と
記す)の水溶液を得た。次に、このPVA水溶液を75
℃に冷却し、これに酢酸ビニルモノマー10部と重合開
始剤0.1部(過酸化水素水0.06部及び酒石酸0.
04部)を添加して初期重合を行わせた。次いで、酢酸
ビニルモノマー90部を3時間かけて滴下すると共に、
重合開始剤0.4部(過酸化水素水0.24部及び酒石
酸0.16部)を3.5時間かけて滴下し乳化重合を完
了させた。さらに、酢酸ビニルモノマーの滴下終了後、
85℃で1時間熟成して、固形分48%、粘度8000
cpsの酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを得た。次い
で、得られた酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに対し、可
塑剤、消泡剤、防腐剤及び水を添加して、固形分45
%、粘度4000cpsの酢酸ビニル樹脂系エマルジョ
ン(A)を得た。得られた酢酸ビニル樹脂系エマルジョ
ン(A)の乾燥皮膜のアセトン抽出率は53%であっ
た。
固形分100重量部に対して、無機充填剤としてクレー
(30%水スラリー)125部、水溶性高分子としてP
VA(商品名「117」、クラレ社製、15%水溶液)
50部、硼酸(3%水溶液)2.5部及び水を添加し、
均一に攪拌混合して、固形分26%、粘度500cps
の接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮
膜のテトラヒドロフラン(THF)未溶解物は95%で
あった。
り強度、皮膜の弾性率、初期接着力、耐水性、
経時粘度安定性)を以下の方法で評価した。その結果は
表1に示すとおりであった。尚、評価は、特に記載の無
いかぎり、20℃−65%RHの雰囲気下で行った。
率 ポリエチレン板上に接着剤組成物を塗布し、その接着剤
組成物の塗布層を、20℃−65%RHの雰囲気下で3
日間養生して、厚み300〜500μmの乾燥皮膜を形
成した後、形成された乾燥皮膜を1号ダンベルで打ち抜
いて試験片を作成した。次いで、作成した試験片を引張
り試験器にセットして、引張り速度10mm/分で引張
り、引張り強度(kg/cm2 )を測定した。又、伸び
率10%時点での引張り強度と伸び率から弾性率(kg
/cm2 )を求めた。
た2枚のB級紙管原紙(福山製紙社製)を試験片とし、
接着剤組成物によって接着して、接着試験片を作成し
た。次いで、この接着試験片を用いて初期接着力{剪断
接着力(kg/cm2 )}を測定した。この時の接着条
件及び測定条件は以下のとおりであった。 〔接着条件〕塗布量(wet):30g/m2 、塗布ス
ピード:0.6m/秒、オープンタイム:0.5秒、圧
締圧:3kg/cm2 、圧締時間:6秒,8秒,10秒
の3種類 〔測定条件〕解圧後放置時間:0.5秒、引張り速度:
100mm/分
紙2枚を試験片とし、一方の試験片の片面の半分に接着
剤組成物を、塗布面積25mm×25mm、塗布量(w
et)0.05g/(25mm)2 となるように塗布
し、この塗布面に他方の試験片の片面の半分を互い違い
に貼り合わせ、この貼り合わせ部分を1kg/(25m
m)2 の圧力で60秒間圧締した後、20℃−65%R
Hの雰囲気下で24時間養生して接着試験片を作成し
た。次いで、この接着試験片の一方の試験片の下端に1
00gの分銅を吊り下げた状態で40℃の温水中に垂直
に浸漬し、試験片が接着面で剥離して落下する迄の時間
(分)を測定した。
粘度を測定し、初期粘度(放置前粘度)と比較して、粘
度上昇度(倍)を求めた。
部、PVA「117」の添加量を40部及び硼酸の添加
量を1.2部としたこと以外は参考例1と同様にして、
固形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組成物を
得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解
物は92%であった。
部、PVA「117」の添加量を65部及び硼酸の添加
量を4.7部としたこと以外は参考例1と同様にして、
固形分27%、粘度600cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物
は96%であった。
VA「117」50部の代わりに、カルボキシル基変性
PVA(商品名「KL−117」、クラレ社製)50部
を添加したこと以外は参考例1と同様にして、固形分2
6%、粘度550cpsの接着剤組成物を得た。得られ
た接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は96%で
あった。
VA「117」40部の代わりに、カルボキシル基変性
PVA「KL−117」40部を添加したこと以外は参
考例2と同様にして、固形分25.5%、粘度480c
psの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾
燥皮膜のTHF未溶解物は91%であった。
VA「117」65部の代わりに、カルボキシル基変性
PVA「KL−117」65部を添加したこと以外は参
考例3と同様にして、固形分27%、粘度660cps
の接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮
膜のTHF未溶解物は95%であった。
VA「117」50部の代わりに、澱粉(商品名「ペト
ロコートC−8」、日澱化学社製)50部を添加したこ
と以外は参考例1と同様にして、固形分26%、粘度5
00cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成
物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は95%であった。
VA「117」40部の代わりに、澱粉「ペトロコート
C−8」40部を添加したこと以外は参考例2と同様に
して、固形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組
成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF
未溶解物は90%であった。
VA「117」65部の代わりに、澱粉「ペトロコート
C−8」65部を添加したこと以外は参考例3と同様に
して、固形分27%、粘度600cpsの接着剤組成物
を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶
解物は96%であった。
VA「117」50部の代わりに、デキストリン(商品
名「赤玉デキストリン(黄)」、日澱化学社製)50部
を添加したこと以外は参考例1と同様にして、固形分2
6%、粘度400cpsの接着剤組成物を得た。得られ
た接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は92%で
あった。
VA「117」40部の代わりに、デキストリン「赤玉
デキストリン(黄)」40部を添加したこと以外は参考
例2と同様にして、固形分25.5%、粘度400cp
sの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥
皮膜のTHF未溶解物は90%であった。
VA「117」65部の代わりに、デキストリン「赤玉
デキストリン(黄)」65部を添加したこと以外は参考
例3と同様にして、固形分27%、粘度500cpsの
接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜
のTHF未溶解物は96%であった。
添加しなかったこと以外は参考例1と同様にして、固形
分25%、粘度450cpsの接着剤組成物を得た。得
られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は80
%であった。
部としたこと以外は参考例1と同様にして、固形分27
%、粘度600cpsの接着剤組成物を得た。得られた
接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は92%であ
った。
としたこと以外は参考例1と同様にして、固形分24
%、粘度550cpsの接着剤組成物を得た。得られた
接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は83%であ
った。
量を30部としたこと以外は参考例1と同様にして、固
形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物
は84%であった。
量を90部としたこと以外は参考例1と同様にして、固
形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物
は94%であった。
としたこと以外は参考例1と同様にして、固形分25.
5%、粘度450cpsの接着剤組成物を得た。得られ
た接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は86%で
あった。
たこと以外は参考例1と同様にして、固形分25.5
%、粘度450cpsの接着剤組成物を得た。得られた
接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は92%であ
った。
7」及び硼酸のいずれも添加しなかったこと以外は参考
例1と同様にして、固形分25%、粘度350cpsの
接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜
のTHF未溶解物は53%であった。
ニルモノマー3部と重合開始剤0.025部(過酸化水
素水0.015部及び酒石酸0.01部)を添加して初
期重合を行い、次いで、酢酸ビニルモノマー97部及び
重合開始剤0.475部(過酸化水素水0.285部及
び酒石酸0.19部)を滴下して乳化重合を行ったこと
以外は参考例1と同様にして、固形分45%、粘度90
00cpsの酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(B)を得
た。得られた酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(B)の乾
燥皮膜のアセトン抽出率は38%であった。
れた酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(B)を用いたこと
以外は参考例1と同様にして、固形分26%、粘度50
0cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物
の乾燥皮膜のTHF未溶解物は85%であった。
こと以外は実施例4と同様にして、固形分25%、粘度
500cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組
成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は73%であった。
こと以外は実施例7と同様にして、固形分25%、粘度
450cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組
成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は71%であった。
こと以外は実施例10と同様にして、固形分25%、粘
度400cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤
組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は73%であった。
較例1〜12で得られた23種類の接着剤組成物の各種
性能を参考例1と同様にして評価した。その結果は、表
1(実施例4〜12及び参考例1〜3)、及び、表2
(比較例1〜12)に示すとおりであった。
合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
器に、水120部とPVA「クラレPVA−CST」1
1部を仕込み、90℃で1時間攪拌してPVAの水溶液
を得た。次に、このPVA水溶液を75℃に冷却し、こ
れに酢酸ビニルモノマー100部とエチレングリコール
ジメタクリレート2部からなる混合モノマー8.16部
と重合開始剤0.1部(過酸化水素水0.06部及び酒
石酸0.04部)を添加して初期共重合を行わせた。次
いで、上記混合モノマー93.84部を3時間かけて滴
下すると共に、重合開始剤0.4部(過酸化水素水0.
24部及び酒石酸0.16部)を3.5時間かけて滴下
し乳化共重合を完了させた。さらに、混合モノマーの滴
下終了後、85℃で1時間熟成して、固形分48%、粘
度8000cpsの酢酸ビニル樹脂系エマルジョンを得
た。次いで、得られた酢酸ビニル樹脂系エマルジョンに
対し、可塑剤、消泡剤、防腐剤及び水を添加して、固形
分45%、粘度4000cpsの酢酸ビニル樹脂系エマ
ルジョン(C)を得た。得られた酢酸ビニル樹脂系エマ
ルジョン(C)の乾燥皮膜のアセトン抽出率は53%で
あった。
固形分100重量部に対して、無機充填剤としてクレー
(30%水スラリー)125部、水溶性高分子としてP
VA「117」(15%水溶液)50部、硼酸(3%水
溶液)2.5部及び水を添加し、均一に攪拌混合して、
固形分26%、粘度500cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のテトラヒドロフ
ラン(THF)未溶解物は95%であった。
部、PVA「117」の添加量を40部及び硼酸の添加
量を1.2部としたこと以外は参考例4と同様にして、
固形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組成物を
得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解
物は92%であった。
部、PVA「117」の添加量を65部及び硼酸の添加
量を4.7部としたこと以外は参考例4と同様にして、
固形分27%、粘度600cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物
は96%であった。
VA「117」50部の代わりに、カルボキシル基変性
PVA「KL−117」50部を添加したこと以外は参
考例4と同様にして、固形分26%、粘度550cps
の接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮
膜のTHF未溶解物は96%であった。
VA「117」40部の代わりに、カルボキシル基変性
PVA「KL−117」40部を添加したこと以外は参
考例5と同様にして、固形分25.5%、粘度480c
psの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾
燥皮膜のTHF未溶解物は93%であった。
VA「117」65部の代わりに、カルボキシル基変性
PVA「KL−117」65部を添加したこと以外は参
考例6と同様にして、固形分27%、粘度660cps
の接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮
膜のTHF未溶解物は97%であった。
VA「117」50部の代わりに、澱粉「ペトロコート
C−8」50部を添加したこと以外は参考例4と同様に
して、固形分26%、粘度500cpsの接着剤組成物
を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶
解物は95%であった。
VA「117」40部の代わりに、澱粉「ペトロコート
C−8」40部を添加したこと以外は参考例5と同様に
して、固形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組
成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF
未溶解物は91%であった。
VA「117」65部の代わりに、澱粉「ペトロコート
C−8」65部を添加したこと以外は参考例6と同様に
して、固形分27%、粘度600cpsの接着剤組成物
を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶
解物は96%であった。
VA「117」50部の代わりに、デキストリン「赤玉
デキストリン(黄)」50部を添加したこと以外は参考
例4と同様にして、固形分26%、粘度400cpsの
接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜
のTHF未溶解物は96%であった。
VA「117」40部の代わりに、デキストリン「赤玉
デキストリン(黄)」40部を添加したこと以外は参考
例5と同様にして、固形分25.5%、粘度400cp
sの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥
皮膜のTHF未溶解物は93%であった。
VA「117」65部の代わりに、デキストリン「赤玉
デキストリン(黄)」65部を添加したこと以外は参考
例6と同様にして、固形分27%、粘度500cpsの
接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜
のTHF未溶解物は97%であった。
こと以外は参考例4と同様にして、固形分25%、粘度
450cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組
成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は80%であった。
部としたこと以外は参考例4と同様にして、固形分27
%、粘度600cpsの接着剤組成物を得た。得られた
接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は92%であ
った。
としたこと以外は参考例4と同様にして、固形分24
%、粘度550cpsの接着剤組成物を得た。得られた
接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は83%であ
った。
量を30部としたこと以外は参考例4と同様にして、固
形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物
は84%であった。
量を90部としたこと以外は参考例4と同様にして、固
形分25.5%、粘度450cpsの接着剤組成物を得
た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物
は94%であった。
としたこと以外は参考例4と同様にして、固形分25.
5%、粘度450cpsの接着剤組成物を得た。得られ
た接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は86%で
あった。
たこと以外は参考例4と同様にして、固形分25.5
%、粘度450cpsの接着剤組成物を得た。得られた
接着剤組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は92%であ
った。
7」及び硼酸のいずれも添加しなかったこと以外は参考
例4と同様にして、固形分25%、粘度350cpsの
接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物の乾燥皮膜
のTHF未溶解物は53%であった。
ニルモノマー100部とエチレングリコールジメタクリ
レート2部からなる混合モノマー3.06部と重合開始
剤0.025部(過酸化水素水0.015部及び酒石酸
0.01部)を添加して初期共重合を行い、次いで、混
合モノマー98.94部と重合開始剤0.475部(過
酸化水素水0.285部及び酒石酸0.19部)を滴下
して乳化共重合を行ったこと以外は参考例4と同様にし
て、固形分45%、粘度9000cpsの酢酸ビニル樹
脂系エマルジョン(D)を得た。得られた酢酸ビニル樹
脂系エマルジョン(D)の乾燥皮膜のアセトン抽出率は
38%であった。
れた酢酸ビニル樹脂系エマルジョン(D)を用いたこと
以外は参考例4と同様にして、固形分26%、粘度50
0cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤組成物
の乾燥皮膜のTHF未溶解物は85%であった。
こと以外は実施例16と同様にして、固形分25%、粘
度450cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤
組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は78%であった。
こと以外は実施例19と同様にして、固形分25%、粘
度450cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤
組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は72%であった。
こと以外は実施例22と同様にして、固形分25%、粘
度450cpsの接着剤組成物を得た。得られた接着剤
組成物の乾燥皮膜のTHF未溶解物は74%であった。
比較例13〜24で得られた24種類の接着剤組成物の
各種性能を参考例1と同様にして評価した。その結果
は、表3(実施例16〜24及び参考例4〜6)、及
び、表4(比較例13〜24)に示すとおりであった。
組成物は、乾燥皮膜の弾性率が高いと共に、優れた初期
接着力と耐水性及び貯蔵安定性等を有するので、紙管用
等として好適に用いられる。
とにより、所定の均一な口径を有し、耐圧強度や耐水性
等に優れる紙管を容易に得ることが出来る。
て製造された紙管は、所定の均一な口径を有すると共
に、優れた耐圧強度や耐水性等を発揮するので、各種用
途に好適に用いられる。
Claims (5)
- 【請求項1】 酢酸ビニル樹脂系エマルジョンの固形分
100重量部に対して、80〜170重量部の無機充填
剤と、35〜70重量部のカルボキシル基変性ポリビニ
ルアルコール、澱粉、デキストリンからなる群より選ば
れる少なくとも1種の水溶性高分子と、1〜5重量部の
硼酸とが添加されてなる接着剤組成物であって、その乾
燥皮膜は、テトラヒドロフランによる未溶解物が90重
量%以上とされていることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項2】 前記酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、
その乾燥皮膜のアセトンによる抽出率が45重量%以上
とされていることを特徴とする請求項1記載の接着剤組
成物。 - 【請求項3】 前記酢酸ビニル樹脂系エマルジョンは、
酢酸ビニルモノマー100重量部に対して、エチレン性
不飽和モノマー0.1〜5重量部を乳化共重合して得ら
れるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2
記載の接着剤組成物。 - 【請求項4】 厚紙を心棒に巻き付けて紙管を製造する
際に、厚紙の隣接する側縁部同士を接着するために使用
されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の接着剤組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の接着剤
組成物によって、心棒に巻き付けられた厚紙の隣接する
側縁部同士が接着されて製造されていることを特徴とす
る紙管。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-120266 | 1996-05-15 | ||
JP12026696 | 1996-05-15 | ||
JP8244986A JP3065255B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-09-17 | 接着剤組成物及びそれを用いた紙管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030077A JPH1030077A (ja) | 1998-02-03 |
JP3065255B2 true JP3065255B2 (ja) | 2000-07-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8244986A Expired - Fee Related JP3065255B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-09-17 | 接着剤組成物及びそれを用いた紙管 |
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---|---|
JP (1) | JP3065255B2 (ja) |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8244986A patent/JP3065255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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