JP3064844B2 - 貼込み印刷物を有するシート状物及び貼込み印刷物を有するシート状物の製造方法 - Google Patents

貼込み印刷物を有するシート状物及び貼込み印刷物を有するシート状物の製造方法

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JP3064844B2
JP3064844B2 JP7002804A JP280495A JP3064844B2 JP 3064844 B2 JP3064844 B2 JP 3064844B2 JP 7002804 A JP7002804 A JP 7002804A JP 280495 A JP280495 A JP 280495A JP 3064844 B2 JP3064844 B2 JP 3064844B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙等で作成された貼込
み印刷物を、印刷物等のシート状物に貼着してなる貼込
み印刷物を有するシート状物に関し、更に詳しくは、輪
転印刷機等により高速で生産される印刷物等のシート状
物に貼込み印刷物を貼着した貼込み印刷物を有するシー
ト状物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シート状物である印刷物に、
一枚の紙葉により構成された貼込み印刷物あるハガキ、
カード等を貼着したものは、公知である。これらの貼込
み印刷物を有するシート状物の製造方法は、まず、貼込
み印刷物は予めハガキ、カード等の絵柄を印刷し、これ
を所定の大きさに断裁する。次に印刷を施したシート状
物に対し、一枚づつ貼込み印刷物を供給、貼着し、その
後必要に応じてシート状物に折り、丁合、背綴じ等の加
工を施していた。しかしながら、それらには以下の欠点
があった。
【0003】印刷物等のシート状物にハガキ、カード等
の貼り込み印刷物を貼着したものは、ハガキ、カードが
一枚の紙葉により構成されているため、実用的価値や面
白さ等を付加しようとしても限界があった。例えば、実
用的価値として芳香を付加しようとする場合にも、香料
を直接吹きつける、香料インキで印刷をする程度の選択
しかできず、長時間芳香を維持する等は困難であった。
また、一枚の紙葉により構成されていると面白さ等が無
いため、回りの印刷物等のシート状物と差を儲けて顧客
の注目度を集めるために、カード等の貼り込み印刷物と
して貼着したにも係わらず、単なる申込、応募ハガキと
混同されて顧客の興味を引かず見落とされ、広告効果が
低下するという問題点があった。
【0004】また、貼り込み印刷物が一枚の紙葉により
構成されていると、記載できる情報量が少ないという問
題点があった。特にハガキ、カード等貼り込み印刷物を
貼着する場合は、単に印刷物を印刷する場合に比較して
貼着の工程が必要となり、このため、印刷物を一時保管
する物流費用、貼着工程費用等多大の費用を必要として
いる。従って、一定の費用の範囲で、できる限り多くの
情報を盛り込みたいという要望が強いにも係わらず、貼
り込み印刷物を不用意に大きくすると貼着される印刷物
等のシート状物を隠してしまうため大きくすることもで
きず、一枚の紙葉では、記載できる情報量を多くするこ
とは困難であった。
【0005】更に、貼り込み印刷物は一枚づつ分離して
供給されるが、その供給を安定させるため、一枚の紙葉
により構成されている必要があった。すなわち、被貼着
物であるシート状物には一定の絵柄が印刷されているた
め、貼り込み印刷物は所定の位置に正確に貼着する必要
がある。そして、貼り込み印刷物を貼着位置に供給する
手段は複数のベルト等よりなる押圧搬送手段であり、こ
れらベルトで押圧挟持する貼り込み印刷物の厚さが各挟
持部分で同一でないと、搬送中に貼り込み印刷物の位置
が歪んでしまい、シート状物の所定位置に正確に貼着出
来ないという問題点が発生する。特に、貼り込み印刷物
の供給が高速になると、搬送中の貼り込み印刷物の位置
の歪みは更に大きくなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、実用的
価値や面白さ等が付加され、記載情報量が多い貼り込み
印刷物を有するシート状物を提供すると同時に、その貼
り込み印刷物を正確に貼着したシート状物の製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、貼込み印刷物
を有するシート状物において、シート状物と、該シート
状物に少なくともその一部が貼着される基片紙葉と、該
基片紙葉に連接または貼着された一枚以上の副片紙葉よ
りなる貼込み印刷物と、前記基片紙葉と副片紙葉の間
に、香料等を封入したマイクロカプセルを混入した接着
剤等による機能付加部分を設けたことより構成されたこ
とを特徴とする貼込み印刷物を有するシート状物であ
る。
【0008】また本発明は、貼込み印刷物を有するシー
ト状物において、シート状物と、該シート状物に少なく
ともその一部が貼着される基片紙葉と、該基片紙葉と重
ね合わせた際に、その左右の厚みが略同等となる部分を
有する様に、連接または貼着された一枚以上の副片紙葉
よりなる貼込み印刷物と、前記基片紙葉と副片紙葉の間
に、香料等を封入したマイクロカプセルを混入した接着
剤等による機能付加部分を設けたことより構成されたこ
とを特徴とする貼込み印刷物を有するシート状物であ
る。
【0009】更にまた本発明は、貼込み印刷物を有する
シート状物において、シート状物と、該シート状物に少
なくともその一部が貼着される基片紙葉と、該基片紙葉
と重ね合わせた際に、基片紙葉中央線に対し左右対称の
位置に、厚みが略同等となる部分を有する様に、連接ま
たは貼着された一枚以上の副片紙葉よりなる貼込み印刷
物と、前記基片紙葉と副片紙葉の間に、香料等を封入し
たマイクロカプセルを混入した接着剤等による機能付加
部分を設けたことより構成されたことを特徴とする貼込
み印刷物を有するシート状物である。
【0010】更にまた本発明は、前記左右の厚みが略同
等となる部分は、少なくとも略帯状であることを特徴と
する貼込み印刷物を有するシート状物である。
【0011】更にまた本発明は、前記基片紙葉及びまた
は副片紙葉に、ミシン目等切り取り線を施したことを特
徴とする貼込み印刷物を有するシート状物である。
【0012】更にまた本発明は、前記基片紙葉及びまた
は副片紙葉に、位置合わせ用のパンチ孔等を施したこと
を特徴とする貼込み印刷物を有するシート状物である。
【0013】
【0014】更にまた本発明は、前記シート状物は新
聞、または、新聞折り込みちらしであることを特徴とす
る貼込み印刷物を有するシート状物である。
【0015】更にまた本発明は、ロールよりウエブ状で
巻き出された被貼着体に、印刷を施したのち一定間隔で
裁断して製造されるシート状物に、その過程で貼込み印
刷物を貼着してなされる、貼込み印刷物を有するシート
状物の製造方法において、貼込み印刷物をウエブ状で製
造したのち巻取り、ロール状とし、該ロール状の貼込み
印刷物を巻き出して一定間隔で裁断し、該裁断を施した
貼込み印刷物の、左右の厚みが略同等となる部分を押さ
え、前記ウエブ状の被貼着体と同等の速度で、被貼着体
近傍に供給し、該供給された貼込み印刷物をウエブ状の
被貼着体に貼着し、該貼込み印刷物を貼着したウエブ状
の被貼着体を裁断することを特徴とする、貼込み印刷物
を有するシート状物の製造方法である。
【0016】
【0017】
【作用】請求項1に係わる発明は、シート状物と、シー
ト状物に少なくともその一部が貼着される基片紙葉と、
該基片紙葉に連接または貼着された一枚以上の副片紙葉
よりなる貼込み印刷物より構成された貼込み印刷物を有
するシート状物であり、副片紙葉を連接または貼着させ
ることで、従来の一枚の紙葉により構成されている貼込
み印刷物に比較して、実用的価値や面白さ等が付加さ
れ、記載情報量が多い貼り込み印刷物を提供することが
可能である。特に、副片紙葉により隠蔽された部分があ
るため、この隠蔽部分に例えば芳香を有する印刷を施し
実用的価値を高めることが可能である。更に、顧客が直
接手で開閉しない限り隠蔽部分の印刷を見ることができ
ず、より面白さ等が付加され、顧客の興味を引くことが
可能である。また、基片紙葉と副片紙葉の間に、香料等
を封入したマイクロカプセルを混入した接着剤等による
機能付加部分を設けた形状であり、実用的価値として芳
香を付加することが可能である。特に、基片紙葉と副片
紙葉の間に設けてあるため、貼着、折り等の製造工程、
流通工程でマイクロカプセルが破損することが無く、貼
込み印刷物が化粧品等の広告である場合に、香水の芳香
等をマイクロカプセルに封入することが可能である。そ
の場合、香料等を封入したマイクロカプセルを混入した
接着剤は基片紙葉と副片紙葉の何れか一方に接着しても
良く、その両方に接着しても良い。何れか一方に接着し
た場合は、開封後に指等で接着剤を押圧してマイクロカ
プセルを破壊し芳香を発散させ、両方に接着した場合に
は、開封と同時に接着剤のマイクロカプセルが破壊され
芳香が発散する。
【0018】請求項2に係わる発明は、シート状物と、
該シート状物に少なくともその一部が貼着される基片紙
葉と、該基片紙葉と重ね合わせた際に、その左右の厚み
が略同等となる部分を有する様に、連接または貼着され
た一枚以上の副片紙葉よりなる貼込み印刷物より構成さ
れた貼込み印刷物を有するシート状物であり、この形状
により、左右の厚みが略同等となる部分をベルト等で押
圧挟持して搬送することで、搬送中の貼込み印刷物の位
置歪みを防止することができ、印刷物等のシート状物の
所定位置に正確に貼着することが可能となる。また、基
片紙葉と副片紙葉の間に、香料等を封入したマイクロカ
プセルを混入した接着剤等による機能付加部分を設けた
形状であり、実用的価値として芳香を付加することが可
能である。特に、基片紙葉と副片紙葉の間に設けてある
ため、貼着、折り等の製造工程、流通工程でマイクロカ
プセルが破損することが無く、貼込み印刷物が化粧品等
の広告である場合に、香水の芳香等をマイクロカプセル
に封入することが可能である。その場合、香料等を封入
したマイクロカプセルを混入した接着剤は基片紙葉と副
片紙葉の何れか一方に接着しても良く、その両方に接着
しても良い。何れか一方に接着した場合は、開封後に指
等で接着剤を押圧してマイクロカプセルを破壊し芳香を
発散させ、両方に接着した場合には、開封と同時に接着
剤のマイクロカプセルが破壊され芳香が発散する。
【0019】請求項3に係わる発明は、シート状物と、
該シート状物に少なくともその一部が貼着される基片紙
葉と、該基片紙葉と重ね合わせた際に、基片紙葉中央線
に対し左右対称の位置に、厚みが略同等となる部分を有
する様に、連接または貼着された一枚以上の副片紙葉よ
りなる貼込み印刷物より構成された貼込み印刷物を有す
るシート状物であり、この形状により、基片紙葉中央線
に対し左右対称の位置にある厚みが略同等となる部分を
ベルト等で押圧挟持して搬送することで、搬送中の貼込
み印刷物の位置歪みを防止することが可能である。更
に、左右対称の位置を押圧挟持して搬送することで、特
に高速で搬送する際にも安定して搬送することができ、
搬送中の貼込み印刷物の位置歪みをより強固に防止し、
極めて高速で搬送する際も、印刷物等のシート状物の所
定位置に正確に貼着することが可能となる。また、基片
紙葉と副片紙葉の間に、香料等を封入したマイクロカプ
セルを混入した接着剤等による機能付加部分を設けた形
状であり、実用的価値として芳香を付加することが可能
である。特に、基片紙葉と副片紙葉の間に設けてあるた
め、貼着、折り等の製造工程、流通工程でマイクロカプ
セルが破損することが無く、貼込み印刷物が化粧品等の
広告である場合に、香水の芳香等をマイクロカプセルに
封入することが可能である。その場合、香料等を封入し
たマイクロカプセルを混入した接着剤は基片紙葉と副片
紙葉の何れか一方に接着しても良く、その両方に接着し
ても良い。何れか一方に接着した場合は、開封後に指等
で接着剤を押圧してマイクロカプセルを破壊し芳香を発
散させ、両方に接着した場合には、開封と同時に接着剤
のマイクロカプセルが破壊され芳香が発散する。
【0020】請求項4に係わる発明は、左右の厚みが略
同等となる部分が少なくとも略帯状を有する形状のた
め、帯状部分全体を押圧挟持し挟持面積が広がり、しか
も貼込み印刷物を搬送方向全体に渡って挟持可能とな
り、より強固に固定できるため、特に高速で搬送する際
にも安定して搬送することができ、搬送中の貼込み印刷
物の位置歪みをより強固に防止し、印刷物等のシート状
物の所定位置に正確に貼着することが可能となる。
【0021】請求項5に係わる発明は、基片紙葉及びま
たは副片紙葉にミシン目等切り取り線を施した形状であ
り、この切り取り線より容易に貼込み印刷物を開封する
ことが可能である。特に被貼着体であるシート状物が本
として製本されず、新聞や折り込みちらし等の一枚シー
トである場合、一枚シート場合には剛性がどうしても不
足するためミシン目等切り取り線が無いと開封の際に一
枚シートが破損するおそれが大きいが、ミシン目等切り
取り線を施すことにより破損を防止することが可能とな
る。尚、ミシン目等切り取り線に換えて、基片紙葉に一
枚以上の副片紙葉を貼着する際に疑似接着剤を使用して
も良い。
【0022】請求項6に係わる発明は、基片紙葉及びま
たは副片紙葉に位置合わせ用のパンチ孔等を施した形状
であり、このパンチ孔を基準として被貼着体であるシー
ト状物の絵柄とタイミングをより正確に合わせて供給す
ることが可能となる。パンチ孔で位置合わせする場合、
どうしても供給速度が低下するが、被貼着体であるシー
ト状物の供給方向寸法に比較して貼込み印刷物の寸法が
1/2以下、好ましくは1/4以下であれば、貼込み印
刷物の供給速度も1/2以下〜1/4以下で良く、パン
チ孔で位置合わせすることで、充分な供給速度を持って
シート状物の絵柄とタイミングを合わせて供給すること
が可能となる。
【0023】
【0024】請求項7に係わる発明は、シート状物は、
新聞または新聞折り込みちらしであり、この用途の場合
の印刷速度は500〜1000枚/分、特に最新新聞輪
転印刷機では1000枚/分以上の物が有り、貼込み印
刷物の供給速度と貼込み位置精度が極めて重要になる
が、その場合においても、請求項1〜6記載の形状を有
する貼込み印刷物であれば、シート状物に正確に貼着す
ることが可能である。特に新聞または新聞折り込みちら
しの場合、印刷開始から終了までの時間が極めて限定さ
れており、新聞は当然のことながら、新聞の広告版を含
む新聞折り込みちらしであっても値段等は他社の動向を
確認しつつ期限直前で決定して印刷するため、時間が限
定されている。その場合においても、請求項1〜6記載
の形状を有する貼込み印刷物であれば、シート状物に正
確に貼着することが可能である。
【0025】請求項8に係わる発明は、貼込み印刷物を
ウエブ状で製造したのち巻取り、ロール状とし、該ロー
ル状の貼込み印刷物を巻き出して一定間隔で裁断し、該
裁断を施した貼込み印刷物の、左右の厚みが略同等とな
る部分を押さえ、前記ウエブ状の被貼着体と同等の速度
で、被貼着体近傍に供給し、該供給された貼込み印刷物
をウエブ状の被貼着体に貼着し、該貼込み印刷物を貼着
したウエブ状の被貼着体を裁断することを特徴とする、
貼込み印刷物を有するシート状物の製造方法であり、請
求項1〜7記載の形状を有する貼込み印刷物の左右の厚
みが略同等となる部分を押さえ、ウエブ状の被貼着体と
同等の速度で被貼着体近傍に供給することで貼込み印刷
物が歪んで供給されることを防止し、ウエブ状の被貼着
体の印刷速度に対応して貼込み印刷物を供給すると同時
に、ウエブ状の被貼着体の印刷絵柄に対応した所定位置
に正確に貼込み印刷物を貼着することが可能となる。
【0026】
【0027】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は本発明に係わる貼込み印刷物を貼着したシート状物
の実施例1の概略図である。
【0028】図1において、1は貼込み印刷物を有する
シート状物、2はシート状物、3は貼込み印刷物、4の
斜線部は貼込み印刷物3がシート状物2に貼着されてい
る貼着部分、5は貼込み印刷物3に設けられたミシン目
等切り込み線、6は貼込み印刷物3に設けられた位置合
わせ用のパンチ孔である。シート状物2は、貼込み印刷
物3が貼着されたのち四つ折りに折加工が施されてお
り、シート状物2の幅寸法(供給方向寸法)は2aでそ
の中央で折加工が施され、bは貼込み印刷物3の幅寸法
(供給方向寸法)、矢印Aは後述する製造方法におい
て、貼込み印刷物3を貼着する際におけるシート状物2
の供給方向である。
【0029】図1において、貼込み印刷物を有するシー
ト状物1は、シート状物2の略左隅に、貼込み印刷物3
を貼着部分4で貼着して構成されており、貼着部分4は
貼込み印刷物3の左側部に矢印A方向に帯状に設けられ
ている。図1において図示してはないが、シート状物
2、貼込み印刷物3ともに適宣の印刷が施されている。
【0030】図2は貼込み印刷物3の拡大図である。図
1と同一の番号を付した部分は同一であり、説明を省略
する。
【0031】図2において、7はその一部がシート状物
2に貼着される基片紙葉、8は基片紙葉7に貼着された
副片紙葉、9の斜線部は基片紙葉7と副片紙葉8の左貼
着部分、10の斜線部は基片紙葉7と副片紙葉8の右貼
着部分、矢印Aは図1と同様に貼込み印刷物3の供給方
向、BとB´の線の線分で挟まれる部分は貼込み印刷物
3の搬送供給時にベルト等で押圧挟持する左押圧挟持部
分、CとC´の線の線分で挟まれる部分は貼込み印刷物
3の搬送供給時にベルト等で押圧挟持する右押圧挟持部
分、Dは貼込み印刷物3の中央線である。
【0032】図2において、基片紙葉7と副片紙葉8
は、左貼着部分9と右貼着部分10の左右両側端で貼着
してあり、上下端は開放されている。上下端が開放され
ているのは、後述する貼込み印刷物3の供給時のロール
状態で貼込み印刷物3にしわ等が発生することを防止す
ることが目的であるが、これに限定する必要は無く、上
下端も貼着してもロールの巻き量を増減することで、し
わ等の発生を防止することが可能である。
【0033】図2の場合、基片紙葉7に一枚の副片紙葉
8を左右全域に渡って貼着してあり、中央線Dの左右両
側全域でその厚みは均一となっている。従って供給搬送
時にベルト等で押圧挟持する帯状部分は左右両側の何れ
の部分でも良いが、BとB´の線の線分で挟まれる左押
圧挟持部分と、CとC´の線の線分で挟まれる右押圧挟
持部分のように、左右の各々両端に近い左右対称の帯状
部分で押圧挟持して、その間隔を広くとることで、高速
搬送供給時の安定性をより向上することが可能となる。
【0034】図3は図2の貼込み印刷物3をミシン目等
切り取り線5で切り開き右片を展開した概略図である。
図1、図2と同一の番号を付した部分は同一であり、説
明を省略する。
【0035】図3において、8aは副片紙葉8の左側、
8bは副片紙葉8の右側、11は基片紙葉7と副片紙葉
8に挟持された部分に施された実用的価値を付加する部
分であり、本実施例の場合は香料印刷部分、12は副片
紙葉8で隠蔽された基片紙葉7の隠蔽面であり、13は
副片紙葉8の隠蔽面である。
【0036】香料印刷部分11は公知の香料印刷方法で
印刷されており、香料を封入したマイクロカプセルが分
散されたインキで印刷され、そのインキが乾燥する前に
基片紙葉7と副片紙葉8が重ねられる。すると、香料印
刷部分11は基片紙葉7と副片紙葉8の両方に接着し、
図3のように右側副片紙葉8bを展開すると、香料印刷
部分11のインキ層内で破断し、その結果、インキ内の
マイクロカプセルも同時に破断されるので内部の香料が
発散し、芳香を嗅ぐことが可能となる。
【0037】香料印刷部分11により実用的価値を付加
する場合は、図示はしてないが、それに対応する印刷が
基片紙葉7と副片紙葉8に印刷されており、図示はして
ないが、隠蔽面12、13も対応する印刷が施されてい
る。その図柄は、例えば香水、化粧品、芳香剤等の香り
を売り物にする物が好ましい。
【0038】図4は図2の貼込み印刷物3をミシン目等
切り取り線5で切り開き左右両片を展開した概略図であ
る。図1、図2、図3と同一の番号を付した部分は同一
であり、説明を省略する。
【0039】図4の如く本実施例では、左貼着部分9に
位置合わせ用パンチ孔6が穿孔されており、左側副片紙
葉8aを展開しても左貼着部分9は展開しない。そのた
め、位置合わせ用パンチ孔6が基片紙葉7と副片紙葉8
でずれることは無く、位置を合わせて供給する際の安定
性を向上することが可能である。更に、本実施例におい
ては、シート状物2に貼着する部分が左貼着部分9と重
なっており、貼込み印刷物3の全重量を支える部分が、
シート状物2、基片紙葉7と副片紙葉8の3枚を重ねて
接着した部分となる。そのため耐荷重が向上し、貼込み
印刷物3の重量を重くすることが可能となり、貼込み印
刷物3の紙質、紙厚の選択の幅が広がるという効果を奏
する。従って、例えばシート状物2が薄い紙で構成され
ていたとしても、貼込み印刷物3をハガキ等として使用
可能な強度を有する紙とすることも可能となる。
【0040】本願発明において、シート状物2、基片紙
葉7と副片紙葉8はシート状のものであれば、特に材質
は限定されず、紙、プラスティックフィルム、合成紙、
金属箔、蒸着紙等より適宣に選択される。また、シート
状物2、基片紙葉7と副片紙葉8は同一の材質である必
要は無く、その材質を各々別途のものとして良く、更に
材質を同一にしても、その性質、厚さ等を各々別途のも
のとして良い。例えば、シート状物2を新聞等で使用さ
れる薄い再生上質紙、基片紙葉7を剛性のある多少厚手
のコート紙やアート紙、副片紙葉8を薄手のコート紙や
アート紙を採用すれば、貼込み印刷物というだけで顧客
を引きつけるだけでなく、再生上質紙とコート紙、アー
ト紙の持つ白色度の相違や印刷の美しさでもまた顧客を
引きつけることが可能であり、材質の組み合わせにより
コントラスト効果を高め、顧客を引きつける効果を奏す
ることが可能である。更には、基片紙葉7や副片紙葉8
にプラスティックフィルム、合成紙、金属箔、蒸着紙等
を使用すれば、その材質による特性を生かして面白さ等
を付加し、顧客を引きつける効果を向上させることも可
能であり、例えば金属箔の持つ反射性能を利用して疑似
鏡の様に用いる等の実用的価値を付加することも可能で
ある。
【0041】図5は本願発明の実施例2の概略図であ
り、前記実施例1の図4と同様に貼込み印刷物3をミシ
ン目等切り取り線5で切り開き左右両片を展開してい
る。実施例1の図1、図2、図3、図4と同一の番号を
付した部分は同一であり、説明を省略する。
【0042】図5において、14は左貼着部分であり、
前記実施例1とは、その位置が相違している。実施例2
の場合、位置合わせ用パンチ孔6が基片紙葉7にのみ穿
孔されており、基片紙葉7と副片紙葉8におけるパンチ
孔の位置ずれが発生せず、またパンチ孔6にピンを差し
込む際にも基片紙葉7にだけ差し込めば良く、パンチ孔
による位置合わせ工程での高速運転時のトラブル発生率
を低下させる効果がある。
【0043】実施例2の場合、貼込み印刷物3の左右両
端の厚みが相違するため、実施例1と同様の位置を押圧
挟持ことはできず、その位置は内側に移動している。図
5の場合、基片紙葉7に一枚の副片紙葉8を左側面を除
いて全域に渡って貼着してあり、その厚みは均一となっ
ている。従って供給搬送時にベルト等で押圧挟持する帯
状部分は左右両側の基片紙葉7と副片紙葉8が重なって
いる何れの部分でも良いが、BとB´の線の線分で挟ま
れる左押圧挟持部分と、CとC´の線の線分で挟まれる
右押圧挟持部分のように、左右の各々両端にできる限り
近い左右対称の帯状部分で押圧挟持して、その間隔を広
くとることで、高速搬送供給時の安定性をより向上する
ことが可能となる。
【0044】図6は本願発明の実施例3の概略図であ
り、前記実施例1の図4と同様に貼込み印刷物3をミシ
ン目等切り取り線5で切り開き左右両片を展開してい
る。実施例1の図1、図2、図3、図4と同一の番号を
付した部分は同一であり、説明を省略する。
【0045】図6においては、前記実施例1、実施例2
と相違し、基片紙葉7と右副片紙葉8bは連接してお
り、基片紙葉7と副片紙葉8は一枚の紙等を、その中央
で折り曲げて左貼着部分9で貼着されて作られている。
この場合、実施例1、実施例2と比較して隠蔽面12、
13の面積が大きくなり、同一大きさの貼着印刷物であ
っても、その情報量をより多く盛り込むことが可能とな
る。
【0046】図7は本願発明の実施例4の概略図であ
り、前記実施例1のミシン目等切り取り線を狭幅で2本
設けてある。実施例1の図1、図2、図3、図4と同一
の番号を付した部分は同一であり、説明を省略する。図
7において、15、16はミシン目等切り取り線であ
る。
【0047】図7においてミシン目等切り取り線15、
16は狭幅で設けられており、その間を帯状に切り離す
ことが可能となり、更にシート状物2と貼込み印刷物3
の貼着部分近傍に、その接着部分と平行に設けられてい
る。この場合、実施例1、2、3のミシン目等切り取り
線と違い、図示しない基片紙葉7と副片紙葉8に挟持さ
れた実用的価値を付加する部分(香料印刷部分)を破損
することなく容易に切りとれると同時に、切り取る際に
シート状物2に無理な負荷が加わらず、シート状物2の
破損を防止することが可能となる。
【0048】すなわち、実施例1、2、3のミシン目等
切り取り線の場合どうしても、左副片紙葉8aと右副片
紙葉8bの少なくとも何れか一方を持ち上げてミシン目
5を切り離す必要があり、その際に右副片紙葉8bが持
ち上がると香料印刷部分11のマイクロカプセルが破損
してしまい、また容易にミシン目5を切り離せ無い。そ
れに対し、実施例4ではミシン目等切り取り線15、1
6の間を帯状に切り離すことが可能となり、香料印刷部
分11のマイクロカプセルが破損することなく、しかも
容易に切り離すことが可能となる。
【0049】更に、ミシン目等切り取り線15、16を
シート状物2と貼込み印刷物3の図示しない貼着部分
(左貼着部分9の裏側となる、図1参照)の近傍に、そ
の貼着部分と平行に設けられており、シート状物2、基
片紙葉7と副片紙葉8が3枚重ねで貼着された部分の近
傍に平行に設けられることとなる。そのため、帯状に切
り取る際に、最も剪断応力に強い部分が剪断応力方向に
配置されることになり、シート状物2が破損することを
防止する。無論、ミシン目等切り取り線15、16を実
施例2、3に施しても同様の効果を有する。
【0050】図8は本願発明の基片紙葉と副片紙葉が各
1枚の組み合わせの概略図であり、前記実施例1、実施
例2、実施例3、実施例4と基本構成は同一のため詳細
な説明を省略する。図中、基片紙葉と副片紙葉は矢印A
方向にずらして記載してあるが、これは構成を判別しや
すくする為であり、実際には基片紙葉と副片紙葉は一致
している。矢印Aは供給方向であり、ミシン目等切り取
り線、位置合わせ用パンチ孔、基片紙葉と副片紙葉に挟
持された実用的価値を付加する部分は図示してないが、
前記実施例と同様に適宣の位置に必要に応じて設けて良
く、また、不要な場合は特に設けなくとも良い。更に、
一点鎖線は中央線であり、斜線部分は基片紙葉と副片紙
葉の貼着部分であるが、貼着部分の面積は適宣に定める
ことが可能であり、また上下にも設けても良い。尚、図
8において基片紙葉は下の紙葉であり、副片紙葉はその
上に重なる紙葉である。更にまた、基片紙葉と図示しな
いシート状物の貼着部分は各基片紙葉の左側であるが、
これに限定する必要は無く、シート状物との貼着部分は
左右中央何れの位置でも良い。更にまた、各パターンの
左右を反対にしても良い。
【0051】図8において、8−1、8−2、8−3、
8−4は1枚の紙葉より構成されており、基片紙葉と副
片紙葉は右側で連接されている。8−1は実施例3と略
同一構成であり、中央線の左右の何れの位置でも、搬送
挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取
ることが可能である。8−2は実施例2と略同一構成で
あり、左端の基片紙葉のみの部分を除いて中央線の左右
の何れの位置でも、搬送挟持する際の厚みが同等となる
帯状部分を左右対称に取ることが可能である。8−3は
中央線の左側全体が基片紙葉のみのため、中央線の左右
で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を取るこ
とが出来ない。従って左側または右側の何れか一方を挟
持して搬送するが、その場合中央線を挟んで左右対称で
は無いため、供給時の安定性が低下し、供給スピードを
低下させる必要が生じる。尚、その際は基片紙葉と副片
紙葉が重なる右側が厚み、重量ともに大きいので、右側
を挟持搬送したほうが安定性が向上する。8−4は基片
紙葉のみの部分で、中央線を挟んで厚みが同等となる帯
状部分を左右対称に取ることが可能である。
【0052】図8において、8−5、8−6、8−7、
8−8は2枚の紙葉を貼着して構成されており、基片紙
葉と副片紙葉は左右両側で貼着されている。8−5は実
施例1と略同一構成であり、中央線の左右の何れの位置
でも、搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左
右対称に取ることが可能である。8−6は実施例2と略
同一構成であり、左端の基片紙葉のみの部分を除いて中
央線の左右の何れの位置でも、搬送挟持する際の厚みが
同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能であ
る。8−7は中央線の左側全体が基片紙葉のみのため、
中央線の左右で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状
部分を取ることが出来ない。従って左側または右側の何
れか一方を挟持して搬送するが、その場合中央線を挟ん
で左右対称では無いため、供給時の安定性が低下し、供
給スピードを低下させる必要が生じる。尚、その際は基
片紙葉と副片紙葉が重なる右側が厚み、重量ともに大き
いので、右側を挟持搬送したほうが安定性が向上する。
8−4は基片紙葉のみの部分で、中央線を挟んで左右対
称に厚みが同等となる帯状部分を取ることが可能であ
る。
【0053】図8において、8−9、8−10、8−1
1は2枚の紙葉を貼着して構成されており、基片紙葉と
副片紙葉は左右両側の適宣の位置で貼着されている。8
−9は左右両端の基片紙葉のみの部分は挟持するのに十
分な幅が無く、中央線両側の基片紙葉と副片紙葉が重な
る部分で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を
左右対称に取ることが可能である。8−10は左右両端
の基片紙葉のみの部分同士、または中央線両側の基片紙
葉と副片紙葉が重なる部分同士、その何れでも中央線の
左右で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左
右対称に取ることが可能である。8−11は左右両端ま
たは中央線近傍の基片紙葉のみの部分で、搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが
可能であるが、右端または中央線近傍の基片紙葉のみの
部分が、十分な幅を有しない場合には、右片の基片紙葉
と副片紙葉が重なる部分で挟持して搬送することとな
る。その場合中央線を挟んで左右対称では無いため、供
給時の安定性が低下し、供給スピードを低下させる必要
が生じる。尚、その際は基片紙葉と副片紙葉が重なる右
側が厚み、重量ともに大きいので、右側を挟持搬送した
ほうが安定性が向上する。
【0054】図8において、8−12、8−13は2枚
の紙葉を貼着して構成されており、基片紙葉と副片紙葉
は中央線を挟んで左右対称に貼着されている。8−12
は基本構成としては8−9と同じであるが、左右両端の
基片紙葉のみの部分が挟持するのに十分な幅を有してい
る点で相違し、この左右両端で搬送挟持する際の厚みが
同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能であ
る。また、中央線両側の基片紙葉と副片紙葉が重なる部
分で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右
対称に取ることが可能である。8−13は基本構成とし
ては8−9、8−12と同じであるが、中央線両側の基
片紙葉と副片紙葉が重なる部分で搬送挟持する十分な幅
がなく、左右両端の基片紙葉のみの部分で搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが
可能である。
【0055】図9は本願発明の基片紙葉1枚と副片紙葉
が2枚の組み合わせの概略図である。図中、基片紙葉と
副片紙葉は矢印A方向にずらして記載してあるが、これ
は構成を判別しやすくする為であり、実際には基片紙葉
と副片紙葉は一致している。図9において矢印Aは供給
方向であり、ミシン目等切り取り線、位置合わせ用パン
チ孔、基片紙葉と副片紙葉に挟持された実用的価値を付
加する部分は図示してないが、前記実施例と同様に適宣
の位置に必要に応じて設けて良く、また、不要な場合は
特に設けなくとも良い。また、実用的価値を付加する部
分は副片紙葉と副片紙葉の間に設けても良い。更に、一
点鎖線は中央線であり、斜線部分は基片紙葉と副片紙
葉、または、副片紙葉と副片紙葉の貼着部分であるが、
貼着部分の面積は適宣に定めることが可能であり、また
上下にも設けても良い。尚、図9において基片紙葉は下
の紙葉であり、副片紙葉はその上に重なる紙葉である。
更にまた、基片紙葉と図示しないシート状物の貼着部分
は各基片紙葉の左側であるが、これに限定する必要は無
く、シート状物との貼着部分は左右中央何れの位置でも
良い。更にまた、各パターンの左右を反対にしても良
い。更にまた、図9は基片紙葉と副片紙葉が連接してい
るが、この連接部分を貼着に変更しても良く、左側副片
紙葉と右側副片紙葉の重なりを逆転しても良い。図9の
各パターンの場合、図8と比較して副片紙葉が2枚で構
成されているため情報量を増大することが可能である。
【0056】図9において、9−1、9−2、9−3、
9−4は1枚の紙葉より構成されており、基片紙葉と副
片紙葉は左側、右側の両方で連接されている。例示とし
て9−4を示すと、9−4においては7は基片紙葉、8
1は左側副片紙葉、82は右側副片紙葉であり、他のパ
ターンも同様である。9−1は基片紙葉、左側副片紙
葉、右側副片紙葉が略同一の大きさで基片紙葉と左側副
片紙葉が重なり、左側副片紙葉上に右側副片紙葉が重な
っている。9−1は中央線の左右の何れの位置でも、搬
送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に
取ることが可能である。9−2は基片紙葉と左側副片紙
葉が略同一であり、右側副片紙葉が若干小さく構成され
ている。9−2は左側の右側副片紙葉が無い部分を除い
て、中央線の左右の何れの位置でも、搬送挟持する際の
厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能
である。9−3は基片紙葉と左側副片紙葉が略同一であ
り、右側副片紙葉が約半分に構成されている。9−3は
中央線の左側全体に右側副片紙葉がないため、中央線の
左右で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を取
ることが出来ない。従って左側または右側の何れか一方
を挟持して搬送するが、その場合中央線を挟んで左右対
称では無いため、供給時の安定性が低下し、供給スピー
ドを低下させる必要が生じる。尚、その際は基片紙葉、
左側副片紙葉と右側副片紙葉が重なる右側が厚み、重量
ともに大きいので、右側を挟持搬送したほうが安定性が
向上する。9−4は基片紙葉と左側副片紙葉が略同一で
あり、右側副片紙葉が半分より小さく構成されている。
9−4は基片紙葉と左側副片紙葉が重なった部分で搬送
挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取
ることが可能である。
【0057】図9において、9−5、9−6、9−7、
9−8は1枚の紙葉より構成されており、基片紙葉と副
片紙葉は左側、右側の両方で連接されている。9−5は
基片紙葉、右側副片紙葉が略同一の大きさで左側副片紙
葉がその半分より小さく構成され、基片紙葉と左側副片
紙葉が重なり、左側副片紙葉上に右側副片紙葉が重なっ
ている。9−5は左側の右側副片紙葉が有る部分を除い
て、搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右
対称に取ることが可能である。9−6は左側副片紙葉が
半分より小さく、逆に右側副片紙葉が半分より大きく、
左側副片紙葉と右側副片紙葉が共に基片紙葉に貼着され
ている。9−6は中央線の左右の何れの位置でも、搬送
挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取
ることが可能である。9−7は左側副片紙葉が半分より
小さく、右側副片紙葉が半分であり、左側副片紙葉と右
側副片紙葉が共に基片紙葉に貼着されている。9−7は
左右両端で、搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部
分を左右対称に取ることが可能である。9−8は左側副
片紙葉、右側副片紙葉が共に半分より小さく、左側副片
紙葉と右側副片紙葉が共に基片紙葉に貼着されている。
9−8は左右両端で、搬送挟持する際の厚みが同等とな
る帯状部分を左右対称に取ることが可能である。
【0058】図9において、9−9、9−10、9−1
1、9−12は1枚の紙葉より構成されており、基片紙
葉と副片紙葉は左側、右側の両方で連接されている。9
−9は基片紙葉、右側副片紙葉が略同一の大きさで左側
副片紙葉がその半分で構成され、基片紙葉と左側副片紙
葉が重なり、左側副片紙葉上に右側副片紙葉が重なって
いる。9−9は中央線の右側全体に左側副片紙葉がない
ため、中央線の左右で搬送挟持する際の厚みが同等とな
る帯状部分を取ることが出来ない。従って左側または右
側の何れか一方を挟持して搬送するが、その場合中央線
を挟んで左右対称では無いため、供給時の安定性が低下
し、供給スピードを低下させる必要が生じる。尚、その
際は基片紙葉、左側副片紙葉と右側副片紙葉が重なる左
側が厚み、重量ともに大きいので、左側を挟持搬送した
ほうが安定性が向上する。9−10は左側副片紙葉が半
分で、右側副片紙葉が半分より大きく基片紙葉と左側副
片紙葉が重なり、左側副片紙葉上に右側副片紙葉が重な
っている。9−10は左右両端で搬送挟持する際の厚み
が同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能であ
る。9−11は左側副片紙葉、右側副片紙葉が半分で、
左側副片紙葉、右側副片紙葉が共に基片紙葉に貼着され
ている。9−11は中央線の左右の何れの位置でも、搬
送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に
取ることが可能である。9−12は9−7と左右対称
で、左側副片紙葉が半分で、右側副片紙葉が半分より小
さく、左側副片紙葉と右側副片紙葉が共に基片紙葉に貼
着されている。9−12は左右両端で、搬送挟持する際
の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可
能である。
【0059】図9において、9−13、9−14、9−
15、9−16は1枚の紙葉より構成されており、基片
紙葉と副片紙葉は左側、右側の両方で連接されている。
9−13は9−5と左右対称で、基片紙葉、右側副片紙
葉が略同一の大きさで左側副片紙葉がその半分より大き
く構成され、基片紙葉と左側副片紙葉が重なり、左側副
片紙葉上に右側副片紙葉が重なっている。9−13は右
側の左側副片紙葉が無い部分を除いて、搬送挟持する際
の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可
能である。9−14は左側副片紙葉、右側副片紙葉共に
半分より大きく構成され、基片紙葉と左側副片紙葉が重
なり、左側副片紙葉上に右側副片紙葉が重なっている。
9−14は左右両端または、中央線の両側で搬送挟持す
る際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ること
が可能であり、そのどちらを選択するかは、挟持可能な
帯幅がどちらで確保できるかで決定して良い。9−15
は左側副片紙葉が半分より大きく、右側副片紙葉が半分
で構成されており、左側副片紙葉上に右側副片紙葉が重
なっている。9−15は左右両端で搬送挟持する際の厚
みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能で
ある。9−16は9−6と左右対称であり、左側副片紙
葉は半分より大きく、右側副片紙葉は半分より小さく、
左側副片紙葉上、右側副片紙葉共に基片紙葉に貼着され
ている。9−16はは中央線の左右の何れの位置でも、
搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称
に取ることが可能である。
【0060】図10は本願発明の基片紙葉1枚と副片紙
葉が2枚の組み合わせの概略図である。図中、基片紙葉
と副片紙葉は矢印A方向にずらして記載してあるが、こ
れは構成を判別しやすくする為であり、実際には基片紙
葉と副片紙葉は一致している。図10において矢印Aは
供給方向であり、ミシン目等切り取り線、位置合わせ用
パンチ孔、基片紙葉と副片紙葉に挟持された実用的価値
を付加する部分は図示してないが、前記実施例と同様に
適宣の位置に必要に応じて設けて良く、また、不要な場
合は特に設けなくとも良い。更に、一点鎖線は中央線で
あり、斜線部分は基片紙葉と副片紙葉の貼着部分である
が、貼着部分の面積は適宣に定めることが可能であり、
また上下にも設けても良い。更にまた、基片紙葉と図示
しないシート状物の貼着部分は各基片紙葉の左側である
が、これに限定する必要は無く、シート状物との貼着部
分は左右中央何れの位置でも良い。更にまた、各パター
ンの左右を反対にしても良い。更にまた、図10は基片
紙葉と副片紙葉が連接しているが、この連接部分を貼着
に変更しても良く、左側副片紙葉と右側副片紙葉の重な
りを逆転しても良い。図10の各パターンの場合、図8
と比較して副片紙葉が2枚で構成されているため情報量
を増大することが可能である。
【0061】図10において、10−1、10−2、1
0−3、10−4は1枚の紙葉より構成されており、基
片紙葉と副片紙葉は原則として左側、右側の両方で連接
されているが、シート状物との貼着位置との関係で基片
紙葉と副片紙葉が入れ代わる場合がある。例示として1
0−1を示すと、10−1においては、83は基片紙
葉、84、85は副片紙葉であり、図9の各パターンと
比較して基片紙葉と副片紙葉が入れ代わるため、基片紙
葉83と副片紙葉84は右側で連接し、副片紙葉84と
副片紙葉85が左側で連接している。また、10−2に
おいてはシート状物との貼着位置の関係で基片紙葉が変
更となる。10−2において、左端をシート状物との貼
着部分とすると86が基片紙葉、87、88は副片紙葉
となり、右端をシート状物との貼着部分とすると88が
基片紙葉、86、87は副片紙葉となる。図10におい
て、10−1、10−5、10−9、10−13は10
−1と同様のパターンであり、他のパターンは10−2
と同様のパターンとなる。尚、以下の説明においては、
シート状物との貼着部分が左端であるとして基片紙葉、
各副片紙葉について説明する。
【0062】10−1は、基片紙葉と連接する副片紙葉
が略同一であり、その副片紙葉に更に連接する副片紙葉
が半分より小さく構成されている。10−1は基片紙葉
と連接する副片紙葉が重なった部分で搬送挟持する際の
厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能
である。この場合左右両端で押圧挟持する部分をとるこ
とが可能であり、高速搬送時の安定性を向上させること
が可能である。10−2は基片紙葉の左右に副片紙葉が
連接されており、左側副片紙葉は半分より小さく、右側
副片紙葉は半分より大きく構成されている。10−2は
左側副片紙葉と右側副片紙葉が重ならない部分で搬送挟
持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取る
ことが可能である。この場合左右両端で押圧挟持する部
分をとることが可能であり、高速搬送時の安定性を向上
させることが可能である。10−3は基片紙葉の左右に
副片紙葉が連接されており、左側副片紙葉は半分より小
さく、右側副片紙葉は約半分で構成されている。10−
3は左側副片紙葉と右側副片紙葉の部分で搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが
可能である。この場合左右両端で押圧挟持する部分をと
ることが可能であり、高速搬送時の安定性を向上させる
ことが可能である。10−4は基片紙葉の左右に副片紙
葉が連接されており、左側副片紙葉は半分より小さく、
右側副片紙葉も半分より小さく構成されている。10−
4は左側副片紙葉と右側副片紙葉の部分で搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが
可能である。この場合左右両端で押圧挟持する部分をと
ることが可能であり、高速搬送時の安定性を向上させる
ことが可能である。
【0063】10−5は、基片紙葉と連接する副片紙葉
が略同一であり、その副片紙葉に更に連接する副片紙葉
が約半分に構成されている。10−5は中央線の右側全
体に副片紙葉がないため、中央線の左右で搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を取ることが出来ない。
従って左側または右側の何れか一方を挟持して搬送する
が、その場合中央線を挟んで左右対称では無いため、供
給時の安定性が低下し、供給スピードを低下させる必要
が生じる。尚、その際は基片紙葉と2枚の副片紙葉が重
なる左側が厚み、重量ともに大きいので、左側を挟持搬
送したほうが安定性が向上する。10−6は基片紙葉の
左右に副片紙葉が連接されており、左側副片紙葉は約半
分、右側副片紙葉は半分より大きく構成されている。1
0−6は左側副片紙葉と右側副片紙葉が重ならない部分
で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対
称に取ることが可能である。この場合左右両端で押圧挟
持する部分をとることが可能であり、高速搬送時の安定
性を向上させることが可能である。10−7は基片紙葉
の左右に副片紙葉が連接されており、左側副片紙葉は約
半分、右側副片紙葉も約半分で構成されている。10−
7は左側副片紙葉と右側副片紙葉の部分で搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが
可能である。この場合左右両端で押圧挟持する部分をと
ることが可能であり、高速搬送時の安定性を向上させる
ことが可能である。10−8は基片紙葉の左右に副片紙
葉が連接されており、左側副片紙葉は約半分、右側副片
紙葉は半分より大きく構成されている。10−8は左側
副片紙葉と右側副片紙葉の部分で搬送挟持する際の厚み
が同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能であ
る。この場合左右両端で押圧挟持する部分をとることが
可能であり、高速搬送時の安定性を向上させることが可
能である。
【0064】10−9は、基片紙葉と連接する副片紙葉
が略同一であり、その副片紙葉に更に連接する副片紙葉
が半分より大きく構成されている。10−9は基片紙葉
と2枚の副片紙葉が重なった部分で搬送挟持する際の厚
みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能で
ある。10−10は基片紙葉の左右に副片紙葉が連接さ
れており、左側副片紙葉は半分より大きく、右側副片紙
葉も半分より大きく構成されている。10−10は左側
副片紙葉と右側副片紙葉が重ならない部分で搬送挟持す
る際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ること
が可能であり、また、左側副片紙葉と右側副片紙葉が重
なる部分でも搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部
分を左右対称に取ることが可能である。この場合左側副
片紙葉と右側副片紙葉が重ならない部分で搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取る方が、
左右両端で押圧挟持する部分をとることが可能であり、
高速搬送時の安定性を向上させることが可能である。1
0−11は基片紙葉の左右に副片紙葉が連接されてお
り、左側副片紙葉は半分より大きく、右側副片紙葉は約
半分で構成されている。10−11は左側副片紙葉と右
側副片紙葉の重ならない部分で搬送挟持する際の厚みが
同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能であ
る。この場合左右両端で押圧挟持する部分をとることが
可能であり、高速搬送時の安定性を向上させることが可
能である。10−12は基片紙葉の左右に副片紙葉が連
接されており、左側副片紙葉は半分より大きく、右側副
片紙葉は半分より小さく構成されている。10−12は
左側副片紙葉と右側副片紙葉の部分で搬送挟持する際の
厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能
である。この場合左右両端で押圧挟持する部分をとるこ
とが可能であり、高速搬送時の安定性を向上させること
が可能である。
【0065】10−13は、基片紙葉と連接する2枚の
副片紙葉が略同一である。10−13は基片紙葉と2枚
の副片紙葉が重なった部分で搬送挟持する際の厚みが同
等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能である。
10−14は基片紙葉の左右に副片紙葉が連接されてお
り、左側副片紙葉は基片紙葉と略同一、右側副片紙葉も
半分より大きく構成されている。10−14は左側副片
紙葉と右側副片紙葉が重なる部分で搬送挟持する際の厚
みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能で
ある。10−15は基片紙葉の左右に副片紙葉が連接さ
れており、左側副片紙葉は基片紙葉と略同一、右側副片
紙葉は約半分で構成されている。10−15は中央線の
左側全体に副片紙葉がないため、中央線の左右で搬送挟
持する際の厚みが同等となる帯状部分を取ることが出来
ない。従って左側または右側の何れか一方を挟持して搬
送するが、その場合中央線を挟んで左右対称では無いた
め、供給時の安定性が低下し、供給スピードを低下させ
る必要が生じる。尚、その際は基片紙葉と2枚の副片紙
葉が重なる左側が厚み、重量ともに大きいので、右側を
挟持搬送したほうが安定性が向上する。10−16は基
片紙葉の左右に副片紙葉が連接されており、左側副片紙
葉は基片紙葉と略同一、右側副片紙葉は半分より小さく
構成されている。10−16は左側副片紙葉と右側副片
紙葉の重ならない部分で搬送挟持する際の厚みが同等と
なる帯状部分を左右対称に取ることが可能である。
【0066】図11は本願発明の基片紙葉1枚と副片紙
葉が2枚の組み合わせの内、副片紙葉の1枚を基片紙葉
の端より離して貼着したものの概略図である。図中、基
片紙葉と副片紙葉は矢印A方向にずらして記載してある
が、これは構成を判別しやすくする為であり、実際には
基片紙葉と副片紙葉は一致している。図11において矢
印Aは供給方向であり、ミシン目等切り取り線、位置合
わせ用パンチ孔、基片紙葉と副片紙葉に挟持された実用
的価値を付加する部分は図示してないが、前記実施例と
同様に適宣の位置に必要に応じて設けて良く、また、不
要な場合は特に設けなくとも良い。更に、一点鎖線は中
央線であり、斜線部分は基片紙葉と副片紙葉の貼着部分
であるが、貼着部分の面積は適宣に定めることが可能で
あり、また上下にも設けても良い。更にまた、基片紙葉
と図示しないシート状物の貼着部分は各基片紙葉の左側
であるが、これに限定する必要は無く、シート状物との
貼着部分は左右中央何れの位置でも良い。更にまた、各
パターンの左右を反対にしても良い。更にまた、図11
は基片紙葉と副片紙葉が連接している部分が有るが、こ
の連接部分を貼着に変更しても良く、左側副片紙葉と右
側副片紙葉の重なりを逆転しても良い。図11の各パタ
ーンの場合、図8と比較して副片紙葉が2枚で構成され
ているため情報量を増大することが可能である。図11
において、11−1、11−2、11−3、11−4、
11−5、11−6、11−7、11−8は2枚の紙葉
を貼着して構成されており、基片紙葉と左側副片紙葉は
連接されている。例示として11−1を示すと、89は
基片紙葉、90、91は副片紙葉であり、基片紙葉89
と左側副片紙葉90が連接され、右側副片紙葉91が基
片紙葉89と貼着されており、他のパターンも同様であ
る。
【0067】11−1は、基片紙葉と連接する左側副片
紙葉が半分より小さく、貼着される右側副片紙葉が約半
分の大きさであり、図9の9−7とほぼ同様の構成を有
している。11−1は左右両端で、搬送挟持する際の厚
みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能で
ある。11−2は、基片紙葉と連接する左側副片紙葉が
半分より小さく、貼着される右側副片紙葉が約半分の大
きさであり、右側副片紙葉の位置が若干左へ移動してい
る。11−2は右側副片紙葉の右端の位置で搬送挟持す
る際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ること
が可能である。11−3は、基片紙葉と連接する左側副
片紙葉が半分より小さく、貼着される右側副片紙葉が約
半分の大きさであり、右側副片紙葉が中央線の左右対称
の位置へ移動している。11−3は右側副片紙葉の右端
の位置で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を
左右対称に取ることが可能である。11−4は、基片紙
葉と連接する左側副片紙葉が半分より小さく、貼着され
る右側副片紙葉が約半分の大きさであり、右側副片紙葉
が中央線の左右対称の位置より左へ移動している。11
−3は右側副片紙葉の右端の位置で搬送挟持する際の厚
みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能で
ある。
【0068】11−5は、基片紙葉と連接する左側副片
紙葉が半分より小さく、貼着される右側副片紙葉も半分
より小さい大きさであり、図9の9−8とほぼ同様の構
成を有している。11−5は左右両端で、搬送挟持する
際の厚みが同等となる帯状部分を左右対称に取ることが
可能である。11−6は、基片紙葉と連接する左側副片
紙葉が半分より小さく、貼着される右側副片紙葉が半分
より小さい大きさであり、右側副片紙葉の位置が若干左
へ移動している。11−6は右側副片紙葉の右端の位置
で搬送挟持する際の厚みが同等となる帯状部分を左右対
称に取ることが可能である。11−7は、基片紙葉と連
接する左側副片紙葉が半分より小さく、貼着される右側
副片紙葉も半分より小さい大きさであり、右側副片紙葉
が中央線の左右対称の位置へ移動している。11−7は
右側副片紙葉の右端の位置で搬送挟持する際の厚みが同
等となる帯状部分を左右対称に取ることが可能である。
11−8は、基片紙葉と連接する左側副片紙葉が半分よ
り小さく、貼着される右側副片紙葉も半分より小さい大
きさであり、右側副片紙葉が中央線の左側に移動してい
る。11−8は中央線の右側全体に副片紙葉がないた
め、中央線の左右で搬送挟持する際の厚みが同等となる
帯状部分を取ることが出来ない。従って左側または右側
の何れか一方を挟持して搬送するが、その場合中央線を
挟んで左右対称では無いため、供給時の安定性が低下
し、供給スピードを低下させる必要が生じる。尚、その
際は基片紙葉と2枚の副片紙葉がある左側が厚み、重量
ともに大きいので、左側を挟持搬送したほうが安定性が
向上する。
【0069】次に図12を用いて貼込み印刷物を有する
シート状物の製造方法について説明する。ここで貼込み
印刷物は図2の形態と同様である。その概略を図2を用
いて説明すると、まず基片紙葉7となるウエブに香料印
刷部分11に香料印刷を施し、その後左貼着部分9、右
貼着部分10に接着材を塗布する。その後、ミシン目等
切り取り線5を加工した副片紙葉8となるウエブと重ね
て貼着し、パンチング加工で位置合わせ用パンチ孔6を
施すと同時に、切り離し用ミシン目を矢印Aと直交する
上辺と下辺の位置にミシン加工を施し、これを巻き取っ
てロール状とする。
【0070】図12は本願発明の製造工程の概略を示す
図であり、101はロール状の貼込み印刷物、102は
ロールよりウエブ状で巻き出された被貼着体である印刷
用紙、103はローラ、104は接着材塗布部であるノ
ズル、105は位置合わせ部であるピンホイル、106
は切り離し部の一部である切断用爪、107は切り離し
部の一部であり切断用爪106と対応している当て板、
108、109は搬送ベルト用ホイル、110は搬送ベ
ルト、111は印刷用紙用ローラ、112は押さえロー
ラ、113はロールよりウエブ状で巻き出された貼込み
印刷物、114は搬送ベルト110と対応するガイド、
矢印Aは貼込み印刷物の供給方向である。
【0071】図12において、ロール状の貼込み印刷物
101からウエブ状で巻き出された貼込み印刷物113
はローラ103で方向を調整したのちノズル104にお
いて接着材が塗布される。ノズル104には図示しない
接着剤供給装置が接続されており、温度調整機構により
一定粘度で接着剤がノズル104に供給されている。無
論、接着材塗布部はノズル以外に塗布ローラ等に置き換
えても良い。ノズル104は複数設置しても良いが、本
実施例においては図2の貼込み印刷物の左端に供給して
いるため、1本で対応している。
【0072】ノズル104において接着材を塗布された
貼込み印刷物113は、ピンホイル105のピンに位置
合わせ用パンチ孔6を嵌合させることで位置合わせが施
されたのち、切断用爪106と当て板107を有する切
り離し部へ送られる。切断用爪106と当て板107は
各々複数個設けられ、切断用爪106はピンホイル10
5よりその先端が高速でタイミングを合わせながら回転
する。そのため、貼込み印刷物113は切断用爪106
とピンホイル105の速度により、前記切り離し用ミシ
ン目より切り離される。切断用爪106は略楕円状の一
端を切り落とした形状をしており、切断用爪106の回
転速度がピンホイル105と同じであっても、その先端
の角速度はピンホイル105より高速となる。
【0073】切り離された貼込み印刷物113は、搬送
ベルト110とガイド114に挟持された状態で、被貼
着体である印刷用紙102近傍へ搬送される。搬送ベル
ト用ホイル108、109には図示しない駆動機構が接
続されており、搬送ベルト110はその間に掛け渡され
て、搬送ベルト用ホイル108、109の回転により切
り離された貼込み印刷物113を搬送する。この際搬送
ベルト用ホイル108、109の回転は、搬送ベルト1
10の速度と被貼着体である印刷用紙102の速度が同
等となる様に制御されている。
【0074】搬送ベルト110とガイド114は複数セ
ット設けられ、その間に前述の切り離された貼込み印刷
物113の左右の厚みが同等となる部分を挟持しつつ搬
送する。この搬送ベルト110とガイド114の位置
は、貼込み印刷物113の左右の厚みが同等となる部分
に応じて変更可能であり、本実施例では搬送ベルト11
0に幅広の物を採用して略固定化し、ガイド114の位
置を変更することで対応しており、位置の変更を容易と
している。無論、本願発明はこれに限定するものでは無
く、搬送ベルト110とガイド114の両方を移動可能
にしても良く、また、ガイド114に変えて、搬送ベル
ト110と同様の無端ベルトを採用しても良い。
【0075】印刷用紙102近傍に供給された切り離さ
れた貼込み印刷物113は、印刷用紙102と同時に、
印刷用紙ローラ111と押さえローラ112の間に進入
し、印刷用紙ローラ111と押さえローラ112に押圧
挟持されることで印刷用紙102に貼着される。その
際、貼込み印刷物113は印刷用紙102と同等の速度
で供給されているので、その上の印刷絵柄と位相が一致
する。尚、本実施例では印刷用紙102は折加工が施さ
れない状態で貼込み印刷物113を貼着しているが、本
願発明はこれに限定するものでは無く、印刷用紙102
にフォーマー折り等の折加工を加えた後に貼込み印刷物
113を貼着しても良く、更に印刷後にスリットして複
数リボンに分けて、それを重ねて折り加工を加えたもの
に貼込み印刷物113を貼着しても良い。
【0076】切り離された貼込み印刷物113が貼着さ
れた印刷用紙102は、その後、フォーマーにおいてフ
ォーマー折り、断裁胴において横裁断、そして横折りが
施されてシート状物となる。この工程は公知であるが、
その概略を説明すると、フォーマーは三角板とその先端
に配置された一組のローラよりなり、フォーマー折り
は、ウエブ状の印刷用紙は三角板に沿って左右が折り曲
げられながらローラの間を通過することで縦に折られる
ことである。次に断裁胴は一組の胴の一方に断裁刃、も
う一方に刃受を設置して回転させ、その間にウエブ状の
印刷用紙を通過させることで一定間隔で裁断を行う。次
に横折りは一組の胴の一方に折りブレード、もう一方に
くわえ板を配置して回転させ、横断裁した印刷用紙の中
央部を折りブレードでくわえ板側に押し込むことで横折
りする。通常は、断裁胴の一方と折りブレードを同一胴
に配置し、3つの胴の組み合わせで横裁断と横折りを施
す三倍胴方式が一般的である。無論、本願発明は本実施
例に限定するものでは無く、その折加工は適宣に選択し
て良く、例えば横折りの後に更にチョッパー折りを施し
ても良い。
【0077】本実施例によれば、貼込み印刷物113の
左右の厚みが略同等となる部分を搬送ベルト110とガ
イド114で押さえ、ウエブ状の被貼着体である印刷用
紙102と同等の速度で印刷用紙102近傍に供給する
ことで貼込み印刷物113が歪んで供給されることを防
止し、ウエブ状の被貼着体である印刷用紙102の印刷
速度に対応して貼込み印刷物113を供給すると同時
に、印刷用紙102の印刷絵柄に対応した所定位置に正
確に貼込み印刷物113を貼着することが可能となる。
特に本実施例の如く、搬送ベルト110とガイド114
で貼込み印刷物113を押さえる場合はガイド114が
固定のため、貼込み印刷物113の左右の厚みが略同等
となる部分を押さえることは、歪んで供給されることを
防止する上で極めて有効である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
発明は、シート状物と、シート状物に少なくともその一
部が貼着される基片紙葉と、該基片紙葉に連接または貼
着された一枚以上の副片紙葉よりなる貼込み印刷物より
構成された貼込み印刷物を有するシート状物であり、副
片紙葉を連接または貼着させることで、従来の一枚の紙
葉により構成されている貼込み印刷物に比較して、実用
的価値や面白さ等が付加され、記載情報量が多い貼り込
み印刷物を提供することが可能である。特に、副片紙葉
により隠蔽された部分があるため、この隠蔽部分に例え
ば芳香を有する印刷を施し実用的価値を高めることが可
能である。更に、顧客が直接手で開閉しない限り隠蔽部
分の印刷を見ることができず、より面白さ等が付加さ
れ、顧客の興味を引くことが可能であるという効果を奏
する。また、基片紙葉と副片紙葉の間に、香料等を封入
したマイクロカプセルを混入した接着剤等による機能付
加部分を設けた形状であり、実用的価値として芳香を付
加することが可能である。特に、基片紙葉と副片紙葉の
間に設けてあるため、貼着、折り等の製造工程、流通工
程でマイクロカプセルが破損することが無く、貼込み印
刷物が化粧品等の広告である場合に、香水の芳香等をマ
イクロカプセルに封入することが可能である。その場
合、香料等を封入したマイクロカプセルを混入した接着
剤は基片紙葉と副片紙葉の何れか一方に接着しても良
く、その両方に接着しても良い。何れか一方に接着した
場合は、開封後に指等で接着剤を押圧してマイクロカプ
セルを破壊し芳香を発散させ、両方に接着した場合に
は、開封と同時に接着剤のマイクロカプセルが破壊され
芳香が発散するという効果を奏する。
【0079】また、請求項2に係わる発明は、シート状
物と、該シート状物に少なくともその一部が貼着される
基片紙葉と、該基片紙葉と重ね合わせた際に、その左右
の厚みが略同等となる部分を有する様に、連接または貼
着された一枚以上の副片紙葉よりなる貼込み印刷物より
構成された貼込み印刷物を有するシート状物であり、こ
の形状により、左右の厚みが略同等となる部分をベルト
等で押圧挟持して搬送することで、搬送中の貼込み印刷
物の位置歪みを防止することができ、印刷物等のシート
状物の所定位置に正確に貼着することが可能となるとい
う効果を奏する。また、基片紙葉と副片紙葉の間に、香
料等を封入したマイクロカプセルを混入した接着剤等に
よる機能付加部分を設けた形状であり、実用的価値とし
て芳香を付加することが可能である。特に、基片紙葉と
副片紙葉の間に設けてあるため、貼着、折り等の製造工
程、流通工程でマイクロカプセルが破損することが無
く、貼込み印刷物が化粧品等の広告である場合に、香水
の芳香等をマイクロカプセルに封入することが可能であ
る。その場合、香料等を封入したマイクロカプセルを混
入した接着剤は基片紙葉と副片紙葉の何れか一方に接着
しても良く、その両方に接着しても良い。何れか一方に
接着した場合は、開封後に指等で接着剤を押圧してマイ
クロカプセルを破壊し芳香を発散させ、両方に接着した
場合には、開封と同時に接着剤のマイクロカプセルが破
壊され芳香が発散するという効果を奏する。
【0080】更に、請求項3に係わる発明は、シート状
物と、該シート状物に少なくともその一部が貼着される
基片紙葉と、該基片紙葉と重ね合わせた際に、基片紙葉
中央線に対し左右対称の位置に、厚みが略同等となる部
分を有する様に、連接または貼着された一枚以上の副片
紙葉よりなる貼込み印刷物より構成された貼込み印刷物
を有するシート状物であり、この形状により、基片紙葉
中央線に対し左右対称の位置にある厚みが略同等となる
部分をベルト等で押圧挟持して搬送することで、搬送中
の貼込み印刷物の位置歪みを防止することが可能であ
る。更に、左右対称の位置を押圧挟持して搬送すること
で、特に高速で搬送する際にも安定して搬送することが
でき、搬送中の貼込み印刷物の位置歪みをより強固に防
止し、極めて高速で搬送する際も、印刷物等のシート状
物の所定位置に正確に貼着することが可能となるという
効果を奏する。また、基片紙葉と副片紙葉の間に、香料
等を封入したマイクロカプセルを混入した接着剤等によ
る機能付加部分を設けた形状であり、実用的価値として
芳香を付加することが可能である。特に、基片紙葉と副
片紙葉の間に設けてあるため、貼着、折り等の製造工
程、流通工程でマイクロカプセルが破損することが無
く、貼込み印刷物が化粧品等の広告である場合に、香水
の芳香等をマイクロカプセルに封入することが可能であ
る。その場合、香料等を封入したマイクロカプセルを混
入した接着剤は基片紙葉と副片紙葉の何れか一方に接着
しても良く、その両方に接着しても良い。何れか一方に
接着した場合は、開封後に指等で接着剤を押圧してマイ
クロカプセルを破壊し芳香を発散させ、両方に接着した
場合には、開封と同時に接着剤のマイクロカプセルが破
壊され芳香が発散するという効果を奏する。
【0081】更にまた、請求項4に係わる発明は、左右
の厚みが略同等となる部分が少なくとも略帯状を有する
形状のため、帯状部分全体を押圧挟持し挟持面積が広が
り、しかも貼込み印刷物を搬送方向全体に渡って挟持可
能となり、より強固に固定できるため、特に高速で搬送
する際にも安定して搬送することができ、搬送中の貼込
み印刷物の位置歪みをより強固に防止し、印刷物等のシ
ート状物の所定位置に正確に貼着することが可能となる
という効果を奏する。
【0082】更にまた、請求項5に係わる発明は、基片
紙葉及びまたは副片紙葉にミシン目等切り取り線を施し
た形状であり、この切り取り線より容易に貼込み印刷物
を開封することが可能である。特に被貼着体であるシー
ト状物が本として製本されず、新聞や折り込みちらし等
の一枚シートである場合、一枚シート場合には剛性がど
うしても不足するためミシン目等切り取り線が無いと開
封の際に一枚シートが破損するおそれが大きいが、ミシ
ン目等切り取り線を施すことにより破損を防止すること
が可能となるという効果を奏する。
【0083】更にまた、請求項6に係わる発明は、基片
紙葉及びまたは副片紙葉に位置合わせ用のパンチ孔等を
施した形状であり、このパンチ孔を基準として被貼着体
であるシート状物の絵柄とタイミングをより正確に合わ
せて供給することが可能となる。パンチ孔で位置合わせ
する場合、どうしても供給速度が低下するが、被貼着体
であるシート状物の供給方向寸法に比較して貼込み印刷
物の寸法が1/2以下、好ましくは1/4以下であれ
ば、貼込み印刷物の供給速度も1/2以下〜1/4以下
で良く、パンチ孔で位置合わせすることで、充分な供給
速度を持ってシート状物の絵柄とタイミングを合わせて
供給することが可能となるという効果を奏する。
【0084】
【0085】更にまた、請求項7に係わる発明は、シー
ト状物は、新聞または新聞折り込みちらしであり、この
用途の場合の印刷速度は500〜1000枚/分、特に
最新新聞輪転印刷機では1000枚/分以上の物が有
り、貼込み印刷物の供給速度と貼込み位置精度が極めて
重要になるが、その場合においても、請求項1〜6記載
の形状を有する貼込み印刷物であれば、シート状物に正
確に貼着することが可能である。特に新聞または新聞折
り込みちらしの場合、印刷開始から終了までの時間が極
めて限定されており、新聞は当然のことながら、新聞の
広告版を含む新聞折り込みちらしであっても値段等は他
社の動向を確認しつつ期限直前で決定して印刷するた
め、時間が限定されている。その場合においても、請求
項1〜6記載の形状を有する貼込み印刷物であれば、シ
ート状物に正確に貼着することが可能であるという効果
を奏する。
【0086】請求項8に係わる発明は、貼込み印刷物を
ウエブ状で製造したのち巻取り、ロール状とし、該ロー
ル状の貼込み印刷物を巻き出して一定間隔で裁断し、該
裁断を施した貼込み印刷物の、左右の厚みが略同等とな
る部分を押さえ、前記ウエブ状の被貼着体と同等の速度
で、被貼着体近傍に供給し、該供給された貼込み印刷物
をウエブ状の被貼着体に貼着し、該貼込み印刷物を貼着
したウエブ状の被貼着体を裁断することを特徴とする、
貼込み印刷物を有するシート状物の製造方法であり、請
求項1〜7記載の形状を有する貼込み印刷物の左右の厚
みが略同等となる部分を押さえ、ウエブ状の被貼着体と
同等の速度で被貼着体近傍に供給することで貼込み印刷
物が歪んで供給されることを防止し、ウエブ状の被貼着
体の印刷速度に対応して貼込み印刷物を供給すると同時
に、ウエブ状の被貼着体の印刷絵柄に対応した所定位置
に正確に貼込み印刷物を貼着することが可能となるとい
う効果を奏する。
【0087】
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼込み印刷物を貼着したシート状物の
概略図である。
【図2】本発明の貼込み印刷物の実施例1の概略図であ
る。
【図3】本発明の貼込み印刷物の実施例1の右片を展開
した概略図である。
【図4】本発明の貼込み印刷物の実施例1の左右両片を
展開した概略図である。
【図5】本発明の貼込み印刷物の実施例2の概略図であ
る。
【図6】本発明の貼込み印刷物の実施例3の概略図であ
る。
【図7】本発明の貼込み印刷物の実施例4の概略図であ
る。
【図8】本発明の貼込み印刷物の基片紙葉と副片紙葉の
組み合わせの概略図である。
【図9】本発明の貼込み印刷物の基片紙葉と副片紙葉の
組み合わせの概略図である。
【図10】本発明の貼込み印刷物の基片紙葉と副片紙葉
の組み合わせの概略図である。
【図11】本発明の貼込み印刷物の基片紙葉と副片紙葉
の組み合わせの概略図である。
【図12】本発明の貼込み印刷物を有するシート状物の
製造工程の概略図である。
【符号の説明】
1…貼込み印刷物を有するシート状物、2…シート状
物、3…貼込み印刷物、4…貼着部分、5…ミシン目等
切り込み線、6…位置合わせ用パンチ孔、7…基片紙
葉、8…副片紙葉、9…左貼着部分、10…右貼着部
分、11…香料印刷部分、12…基片紙葉の隠蔽面、1
3…副片紙葉の隠蔽面、14…左貼着部分、15…ミシ
ン目等切り込み線、16…ミシン目等切り込み線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−47300(JP,A) 特開 平3−239592(JP,A) 実開 平6−16065(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42C 1/00,1/10,1/12 B42C 3/00 B42C 19/02,19/04,19/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貼込み印刷物を有するシート状物におい
    て、シート状物と、該シート状物に少なくともその一部
    が貼着される基片紙葉と、該基片紙葉に連接または貼着
    された一枚以上の副片紙葉よりなる貼込み印刷物と、前
    記基片紙葉と副片紙葉の間に、香料等を封入したマイク
    ロカプセルを混入した接着剤等による機能付加部分を設
    けたことより構成されたことを特徴とする貼込み印刷物
    を有するシート状物。
  2. 【請求項2】貼込み印刷物を有するシート状物におい
    て、シート状物と、該シート状物に少なくともその一部
    が貼着される基片紙葉と、該基片紙葉と重ね合わせた際
    に、その左右の厚みが略同等となる部分を有する様に、
    連接または貼着された一枚以上の副片紙葉よりなる貼込
    み印刷物と、前記基片紙葉と副片紙葉の間に、香料等を
    封入したマイクロカプセルを混入した接着剤等による機
    能付加部分を設けたことより構成されたことを特徴とす
    る貼込み印刷物を有するシート状物。
  3. 【請求項3】貼込み印刷物を有するシート状物におい
    て、シート状物と、該シート状物に少なくともその一部
    が貼着される基片紙葉と、該基片紙葉と重ね合わせた際
    に、基片紙葉中央線に対し左右対称の位置に、厚みが略
    同等となる部分を有する様に、連接または貼着された一
    枚以上の副片紙葉よりなる貼込み印刷物と、前記基片紙
    葉と副片紙葉の間に、香料等を封入したマイクロカプセ
    ルを混入した接着剤等による機能付加部分を設けたこと
    より構成されたことを特徴とする貼込み印刷物を有する
    シート状物。
  4. 【請求項4】前記左右の厚みが略同等となる部分は、少
    なくとも略帯状であることを特徴とする請求項2または
    請求項3記載の貼込み印刷物を有するシート状物。
  5. 【請求項5】前記基片紙葉及びまたは副片紙葉に、ミシ
    ン目等切り取り線を施したことを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3または請求項4記載の貼込み印刷物
    を有するシート状物。
  6. 【請求項6】前記基片紙葉及びまたは副片紙葉に、位置
    合わせ用のパンチ孔等を施したことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載
    の貼込み印刷物を有するシート状物。
  7. 【請求項7】前記シート状物は新聞、または、新聞折り
    込みちらしであることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項7記載
    の貼込み印刷物を有するシート状物。
  8. 【請求項8】ロールよりウエブ状で巻き出された被貼着
    体に、印刷を施したのち一定間隔で裁断して製造される
    シート状物に、その過程で貼込み印刷物を貼着してなさ
    れる、貼込み印刷物を有するシート状物の製造方法にお
    いて、貼込み印刷物をウエブ状で製造したのち巻取り、
    ロール状とし、該ロール状の貼込み印刷物を巻き出して
    一定間隔で裁断し、該裁断を施した貼込み印刷物の、左
    右の厚みが略同等となる部分を押さえ、前記ウエブ状の
    被貼着体と同等の速度で、被貼着体近傍に供給し、該供
    給された貼込み印刷物をウエブ状の被貼着体に貼着し、
    該貼込み印刷物を貼着したウエブ状の被貼着体を裁断す
    ることを特徴とする、貼込み印刷物を有するシート状物
    の製造方法。
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