JP3064598U - 杖 - Google Patents

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JP3064598U
JP3064598U JP1999003963U JP396399U JP3064598U JP 3064598 U JP3064598 U JP 3064598U JP 1999003963 U JP1999003963 U JP 1999003963U JP 396399 U JP396399 U JP 396399U JP 3064598 U JP3064598 U JP 3064598U
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JP
Japan
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footpiece
cane
coil spring
universal joint
shingle
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JP1999003963U
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English (en)
Inventor
啓子 朝比奈
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啓子 朝比奈
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地、着地時に滑りにくく、接地時の衝撃は
小さく、かつ立て掛けた際に倒れにくい杖を提供する。 【解決手段】 自在継ぎ手5及びコイルスプリング6を
介して、支柱1、1の下端に取り付けたフットピース4
の下端に石突き7を連結する。自在継ぎ手5は、フット
ピース4の下端部と石突き7の軸部材13の上端を揺動
回転可能に連結する。コイルスプリング6は、フットピ
ース4の下端部と石突き7の軸部材13より広径の圧縮
スプリングで、フットピース4の下端部と石突き7の軸
部材13の上端及び自在継ぎ手5の外周を囲み、フット
ピース4や石突き7の揺動回転に応じて撓み、かつ撓ん
だ状態でフットピース4と石突き7の軸部材13が一直
線上に並ぶ状態へ復帰するように付勢する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は杖に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
人の歩行や移動を補助するために用いる杖には、松葉杖等の二股状のものや、 ステッキ等の棒状のものが種々知られているが、これらはいずれも石突きあるい は杖先(本明細書において、同様部分を総称して石突きという。)と称される部 分と、二股状や棒状の杖としての本体部分とからなり、松葉杖ではこれらに加え て身体を支持するための腕あてや横木を杖体側に備えている。
【0003】 ところで杖の石突きは、多くは先端側、すなわち地面を突く側を細くした形状 の部材となっているが、このような先細形状では接地状態が安定しないとして設 置面積を大きくしたものが多く提案されている。
【0004】 すなわち、先細状の石突きを有する杖では、歩行時に使用者が体重を掛けて着 地させると、設置面積が小さいために滑りやすく、転倒などの原因になりやすい 。またいわば点で接地するため、接地のさせ方によっては着地した時に受ける反 力が緩衝されずに杖体に伝わり、使用者の手や脇、肩に不愉快な衝撃を感じさせ るような事態になりやすい。
【0005】 一方、設置面積を広げた石突きを有する杖では、上述のような先細の石突きの ような不具合は解消できるが、石突きの下面と杖体の軸線がなす角度が一定、具 体的には直角、に固定されたままであることに起因する不具合がある。すなわち 、杖体をまっすぐに地面に着くようにして石突きの下面を接地させるのが最も安 定性が高いが、これは非常に不自然な動作になりやすく、したがって杖体を地面 に対して傾けて適当な角度で降ろしてゆき、石突きの下面の縁から徐々に面全体 を接地させてゆくことになる。ところが、このような接地のさせ方では、石突き の下面全体が接地するまでは非常に不安定であり、また石突きの下面の縁が摩耗 したり、損傷したりしやすかった。
【0006】 また先細状の石突きを有する杖でも、設置面積を広げた石突きを有する杖でも 、壁や椅子、机等に立て掛ける場合に、滑って倒れやすいという欠点がある。す なわち、前者では元々設置面積が小さいので滑りやすい。また後者でもまっすぐ には立て掛けられないので、斜めに傾けることになり、石突き下面の縁だけが接 地することになるので、やはり滑って倒れやすい。
【0007】 本考案は、上記従来の問題点にかんがみてなしたものであり、滑りにくく、接 地時の衝撃は小さく、かつ立て掛けた際に倒れにくい杖を提供することを目的と する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の杖のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するために、身体を 支えるための杖であって、石突きが平板状の接地部材と、該接地部材の中央から 上方へ突出する軸部とからなり、該石突きの軸部上端と杖体の下端部とを自在継 ぎ手により揺動可能に連結し、かつ、上記石突きの軸部、上記杖体の下端部近傍 及び上記自在継ぎ手の外周を、上記石突きの軸部及び上記杖体の揺動を許容し得 るコイルスプリングで囲み、該コイルスプリングの位置を上記囲んだ部分の外周 に位置決めしてなることを特徴とする。
【0009】 また請求項2に係るものは、上記石突きの接地部材の下面に滑り止め用ゴム材 を取り付けてなることを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る杖の一実施形態の部分断面側面図、図2は要部の拡大部分 断面側面図である。図示の杖は松葉杖で、二股状の支柱1、1の上端を腕あて2 で連結し、また支柱1、1の途中部位に握り3を配し、さらに、寄せ合わせた支 柱1、1の下端側にフットピース4を固定し、自在継ぎ手5及びコイルスプリン グ6を介してフットピース4の下端に石突き7を連結して構成してある。図中8 は握り3を支柱1、1間に固定するための長ビス、9は蝶ねじ、10はキャップ で、キャップ10は支柱1、1の下端に被せてあり、その中央部をフットピース 4が貫通している。なお、フットピース4は二重管になっており、支柱1への取 り付け側を固定し、キャップ10よりも下方へ突出する部分を支柱1への取り付 け側に対して出没させることにより、使用者の身長等にあわせて腕あて2の高さ を変更できるようになっている。ただしこのような高さを変更する構造は周知で あるので、詳細な図示及び説明は省略する。
【0011】 石突き7は、金属板等のある程度剛性を有する平板材11と、その下面側に貼 着したゴム等からなるクッション兼用の滑り止め部材12と、平板材11の中央 部から上方へ突出形成した軸部材13とからなる。平板材11は、フットピース 4の断面積よりも広い適当な面積を有する。なおこれら石突き7を構成する部材 の素材については、種々のものを採用でき、本実施形態の金属材とゴム材の組み 合わせに限定されることはない。
【0012】 本実施形態に係る杖の特徴とするところは、自在継ぎ手5及びコイルスプリン グ6を介してフットピース4の下端に石突き7を連結した点にある。 自在継ぎ手5は、フットピース4の下端部と石突き7の軸部材13の上端を揺 動回転可能に連結している。図示の例では単純なフック式のものであるが、もち ろん本考案ではこれに限定されず種々のものを用いることができる。コイルスプ リング6は、フットピース4の下端部と石突き7の軸部材13より広径の圧縮ス プリングで、石突き7の平板材11の上面とフットピース4の下端部近傍に設け たストップピン14との間に配してフットピース4の下端部と石突き7の軸部材 13の上端及び自在継ぎ手5の外周を囲んでいる。このコイルスプリング6は、 フットピース4あるいは石突き7の揺動回転に応じて撓むことができ、かつ撓ん だ状態ではフットピース4と石突き7の軸部材13が一直線上に並ぶ状態へ復帰 するように付勢する。
【0013】 本実施形態に係る杖の使用状態を説明する。石突き7の滑り止め部材12が接 地していない状態では、図1に示すようにコイルスプリング6の付勢力によって フットピース4と石突き7の軸部材13が一直線上に並んでいる。この状態から 前方(図3の左方向)へ振り出して支柱1が斜めになった状態で石突き7の滑り 止め部材12の縁が着地すると、支柱1から掛かる力が接地面と垂直ではなくて も、自在継ぎ手5の働きにより石突き7が素早く下方へ回動して滑り止め部材1 2の全体が接地し、図3に示すように安定した着地状態を作りだす。この着地状 態で、コイルスプリング6はフットピース4(あるいは石突き7)の揺動回転に 応じて上部が撓み、フットピース4と石突き7の軸部材13が一直線上に並ぶ状 態へ復帰するように付勢する。この状態から使用者が前方へ歩行するなどして移 動すると、フットピース4より上の部分は自在継ぎ手5の連結部分を中心に前方 へ揺動し、これにコイルスプリング6の撓み状態も連動するが、自在継ぎ手5の 存在によって石突き7の滑り止め部材12は全面で接地したままの安定状態を保 つ。
【0014】 なお図4に示す本実施形態の他の使用状態を示す部分断面正面図のように、本 実施形態に係る杖は、自在継ぎ手5によってフットピース4より上の部分が側方 へも揺動回転でき、かつ安定接地状態を保つことができるようになっている。し たがって、この杖を机などに立て掛けるときは、図5に示すように、図3や図4 に示す状態と同様に傾けて石突き7の滑り止め部材12の全面を接地させ、机1 5等に立て掛けておけば、外力が加わらないかぎり倒れたりせずに安定した状態 を保つ。
【0015】 またなお、一般にこの種の杖では下側の構成部分を重くして重心を下げ、安定 性を作り出そうとするが、これに加えてコイルスプリング6の付勢力、可撓性等 の性状を適宜選択すれば、石突き7の滑り止め部材12を全面的に平坦面上に接 地させた状態で自立させることも可能である。
【0016】 図6は本考案に係る杖の他の実施形態の部分断面側面図、図7、8はその使用 状態を示す図3、4相当の部分断面側面図、部分断面正面図である。本実施形態 の杖は、いわゆるステッキで、1本の細い棒状の杖部20と、その上端部のグリ ップ21と、先の実施形態と同構成の石突き7と、これらの間を連結する自在継 ぎ手5及びコイルスプリング6とから構成してある。構成、作用については先の 実施形態とほぼ同様であるので説明は省略する。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る杖は、以上説明してきたように、平板状の接地部材を有する石突 きの軸部上端と杖体の下端部とを自在継ぎ手で揺動可能に連結し、しかも石突き の軸部、杖体の下端部近傍及び自在継ぎ手の外周をコイルスプリングで囲み、そ の位置を囲んだ部分の外周に位置決めし、石突きの軸部及び杖体の揺動を許容し 得るようにしたので、石突きの接地部材が先細の杖の石突きと同様に素早く地面 や床面等に接地し、しかも設置面積が広いので接地状態が安定し、老人や怪我人 等が非常に使いやすくなるという効果がある。また接地部材の全面を接地させた ままにして非常に安定した状態で壁や机などに斜めに立て掛けることができると いう効果がある。
【0018】 請求項2に係る杖は、石突きの接地部材の下面に滑り止め用ゴム材を取り付け てなるので、上記共通の効果に加え、さらに確実な着地状態を実現でき、また斜 めに立て掛けた際の非常に高い安定性も可能にするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る杖の一実施形態の部分断面側面図
である。
【図2】同要部の拡大部分断面側面図である。
【図3】同使用状態を示す部分断面側面図である。
【図4】同他の使用状態を示す部分断面正面図である。
【図5】同立て掛け状態を示す部分断面正面図である。
【図6】本考案に係る杖の他の実施形態の部分断面側面
図である。
【図7】同使用状態を示す図3相当の部分断面側面図で
ある。
【図8】同使用状態を示す図4相当の部分断面正面図で
ある。
【符号の説明】
1 支柱 2 腕あて 3 握り 4 フットピース 5 自在継ぎ手 6 コイルスプリング 7 石突き 8 長ビス 9 蝶ねじ 10 キャップ 11 平板材 12 滑り止め部材 13 軸部材 14 ストップピン 15 机 20 杖部 21 グリップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体を支えるための杖であって、石突き
    が平板状の接地部材と、該接地部材の中央から上方へ突
    出する軸部とからなり、該石突きの軸部上端と杖体の下
    端部とを自在継ぎ手により揺動可能に連結し、かつ、上
    記石突きの軸部、上記杖体の下端部近傍及び上記自在継
    ぎ手の外周を、上記石突きの軸部及び上記杖体の揺動を
    許容し得るコイルスプリングで囲み、該コイルスプリン
    グの位置を上記囲んだ部分の外周に位置決めしてなるこ
    とを特徴とする杖。
  2. 【請求項2】 上記石突きの接地部材の下面に滑り止め
    用ゴム材を取り付けてなることを特徴とする請求項1の
    杖。
JP1999003963U 1999-06-04 1999-06-04 Expired - Lifetime JP3064598U (ja)

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