JP3063049U - 有害ガス除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】この考案は、図１の如く有害ガス除去装置本体
４の内部に 棚 ５を逆ハの字に具備した有害ガス除
去装置に関するものである。 【構成】有害ガス除去装置本体 ４の内部に、棚 ５を
逆ハの字に具備し、該有害ガス除去装置本体 ４の上部
に、除去剤 ３を収容供給する除去剤供給ホッパー
２、を設け、該有害ガス除去装置本体 ４の下部に、使
用済除去剤を排出する 排出バルブ ７を設け、その下
側に使用済除去剤を回収する 回収箱 ９を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は小型焼却炉等から排出される有害ガス等を、粒状のアルカリ中 和剤、活性炭吸着剤等を除去剤として使用し、その中和作用、吸着作用を利用し て除去するための有害ガス除去装置に関する物である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、有害ガス除去装置は大型で、非常に高価であり、一部の大型の焼却 炉以外全く設置されていなかった。最近になって、塩化水素やダイオキシンの問 題が取り上げられ、緊急に有害ガス除去装置を取り付ける必要が出てきた。しか し、小型焼却炉用の装置は全く無いに等しく、公害の垂れ流し状態が続いている のが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案はその不便を取り除いて、小型で安価な有害ガス除去装置を開発し ようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いま、その解決手段を図面に追いながら説明すれば

【イ】 図２において、除去装置本体 ４の上部に、除去剤 ３を収容供給 する 除去剤供給ホッパー２を設ける。

【ロ】 該除去装置本体 ４の内部に、除去剤 ３を受け留める 棚 ５を 逆ハの字、又はソの字に設置する。

【ハ】 該除去装置本体 ４の下部に使用済除去剤を排出する排出バルブ７ を設け、その下側に使用済除去剤を回収する 回収箱 ９を設ける 。

【０００５】

【作用】 本案は以上のような構造であるから、これを使用するときは、焼却炉煙道 途中に該有害ガス除去装置本体をフランジ ６を介して取り付けます。 該除去剤供給ホッパー ２の中に、粒状の除去剤 ３を投入する。 すると、除去装置本体 ４の内部に設けた 棚 ５の上、及び該除去装置 本体 ４の漏斗部分に、除去剤 ３が山盛りに溜まる。 この山盛りになった部分を、有害ガスが通過する事により、中和剤や吸着 剤と反応し有害物が中和、吸着され除去されるのである。 使用済みの除去剤は 排出バルブ ７により定期的に定量ずつ排出され、 下側の回収箱に回収されます。 選択図

【図２】

【０００６】

【実施例】

なお、本考案にあたって次の如き事ができる。

【イ】

【図３】の如く、有害ガス除去装置本体 ４をより大型に作り、棚 ５をソの字に複数組設け、該有害ガス除去装置本体 ４の下部に 使用済除去剤を排出回収するための排出スクリューコンベアー８、 回収箱 ９を取り付ける事により、より大型の焼却炉の排ガスに対 応できる。

【ロ】

【図４】の如く、除去装置本体 ４内に、バグフィルター集塵機１ ０を設け一体化する事により、より、高度に除去する事ができる。

【ハ】 ガスを水に置き換えると廃水浄化装置として使用できる。

【０００７】

【考案の効果】

【イ】 構造が小さく、シンプルであり故障等の心配がない。

【ロ】 排出バルブにより、使用済除去剤を定期的に定量ずつ排出する事が でき、連動で新しい除去剤と入れ替わる。

【ハ】 高度な処理に対応するためには、棚５をソの字に設ける事で接触時 間を長くできる。

【ニ】 より大きい処理量に対応するためには、有害ガス除去装置本体４を 大型に造り 棚 ５を複数組設けるだけで簡単に対処できる。

【ホ】 有害ガス除去装置本体 ４内に、バグフィルター集塵機 １０を設 け一体化する事により、より、高度に除去する事ができる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の有害ガス除去装置概要図。

【図２】 本考案の原理説明図。

【図３】 棚をソの字に複数組設置した大型機用断面
図。

【図４】 バグフィルター集塵機と一体化した断面図。

【符号の説明】

１ 除去剤投入口、蓋 ２ 除去剤供給ホッパー ３ 除去剤 ４ 有害ガス除去装置本体 ５ 棚 ６ 取り付けフランジ ７ 使用済除去剤排出バルブ ８ 排出スクリューコンベアー ９ 使用済除去剤回収箱 １０ バグフィルター集塵機

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【手続補正書】

【提出日】平成１１年５月６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【イ】 除去装置本体 ４の上部に、除去剤 ３を収容
供給する除去剤供給ホッパー２ を設ける。

【ロ】 該除去装置本体 ４の内部に、除去剤 ３を受
け留める棚 ５を逆ハの字、又は ソの字に設置する。

【ハ】 該除去装置本体 ４の下部に、使用済除去剤を
排出する 排出バルブ ７を設け、その下側に使用済除
去剤を回収する 回収箱 ９を設ける。以上の構成から
なる有害ガス除去装置。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 【イ】 除去装置本体 ４の上部に、除去剤 ３を収容
   供給する除去剤供給ホッパー２ を設ける。 【ロ】 除去装置本体 ４の内部に、除去剤 ３を受け
   留める 棚 ５を逆ハの字、又は ソの字に設置する。 【ハ】 該除去装置本体 ４の下部に、使用済除去剤を
   排出する 排出バルブ ７を設け、その下側に使用済除
   去剤を回収する 回収箱 ９を設ける。 以上の構成か
   らなる有害ガス除去装置。
2. 【請求項２】該除去装置本体 ４を大型に作り、棚 ５
   を複数組設け、該除去装置本体４の下部に使用済除去剤
   を排出回収するための排出用バルブ、排出スクリューコ
   ンベアー８、回収箱 ９を取り付けた有害ガス除去装
   置。
3. 【請求項３】該除去装置本体 ４内に、バグフィルター
   集塵機 １０を設け一体化した有害ガス除去装置。