JP3063014U - 農業用支柱材 - Google Patents

農業用支柱材

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JP3063014U
JP3063014U JP1999002417U JP241799U JP3063014U JP 3063014 U JP3063014 U JP 3063014U JP 1999002417 U JP1999002417 U JP 1999002417U JP 241799 U JP241799 U JP 241799U JP 3063014 U JP3063014 U JP 3063014U
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道雄 田中
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田中 孝子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強度が大きく耐久性に富み、ぶどう棚支索の引
き留め杭、トンネルハウスの骨組み材、その他種々の用
途に利用することができる農業用支柱材を提供する。 【解決手段】ステンレス鋼線材の頂端部及び中間部に丸
形、三角形、四角形、菱形、平行四辺形、多角形又はこ
れらに類する形状のループを形成した、太さ4〜8m
m、長さ300〜1000mmの杭又は支柱である直線
棒又は長さ800〜1800mmのトンネルハウスの骨
組み材である弧状棒体である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ぶどう棚の支索その他のワイヤ等を引き留める杭、温床トンネルハ ウスの骨組み材、園芸用植物の支柱、その他農業、園芸の分野で地中に脚を差込 んで用いる農業用支柱材に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばぶどう畑のぶどう棚の支索を引き留める杭は、従来、地中に数個の玉石 等をアンカーとして埋設すると共に、竹などの杭を打ってこの杭にアンカーを結 合すると共に支索を引留めていた。ところがアンカーの連結が外れたり、支索が 錆その他の損傷により断線し、保守に手間がかかる。また、温床トンネルハウス の骨組み材は、従来、薄肉の8〜11mmの鋼パイプにプラスチックフイルムを 被覆した半円弧状のものが使用されている。この骨組み材は薄肉管を用いて軽量 であり、被覆によって錆びないようになっている。ところが実際には地中にこの 半円弧状の両端を差し込むときなどに、地上又は地中で骨組み材のパイプに折れ が生じ、薄肉のパイプが部分的に折れる。一旦折れが生ずると薄肉のパイプを原 形に回復させることが困難で、使用に耐えなくなる。また、その部分から腐食が 生じ廃品となる。またプラスチックフイルム被覆は太陽光によって劣化してひび 割れを生ずるので、ここから水が浸入し、パイプに腐食を生じ短寿命である。さ らに、トンネルハウスではひもを掛けたり換気のためにビニールシートの覆いを あけてこれらを仮止めしておくために、骨組み材に係止するプラスチック製の取 付フックを用いるが、破損、外れ、紛失などが多い。
【0003】 また、針金(番線)にコーティングした支柱や骨組み材もあるが、屈曲しやす く、また、コーティングは一般に欠陥が多く完全ではないから錆が発生して損傷 することは避けられない。特にトンネルハウスの骨組み材などは冬期間など使用 しない閑散期には野ざらしにされるから、腐食の進行が不可避である。また、ト ンネルハウスの端部ではトンネル覆いのビニールシートを絞って結束し、控え杭 に引っ張って係留しておく必要があるが、この控え杭も骨組み材とは別途に準備 しなければならない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記問題点を解決した農業用支柱材を開発し、これを提供することを 目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、その技術手段は、ス テンレス鋼線材の頂端部及び中間部にループを形成した直線棒又は弧状棒体から なることを特徴とする農業用支柱材であり、ループは丸形、三角形、四角形、菱 形、平行四辺形、多角形又はこれらに類する形状のものである。ここで丸形とは 、円形、楕円形、卵形、長円形又はこれらに類似するなめらかな曲線の形状を言 う。また三角形、四角形、菱形等はステンレス鋼線材を折り曲げて加工して形成 したものが好ましく、隅角部がなめらかに弧状をなすもの、各辺がふくらみをも った曲線形状のものでもよい。ループの面は直線棒又は弧状棒体の軸に対して直 角に形成してもよく平行又は適宜の角度を有する形状でもよい。ループはほぼ閉 曲線であるが、部分的に開放部が存在している形状でもよい。ループの大きさは 限定されない。ループは別の線材で形成したリングを溶接等によって線材に取り 付けることも可能であるが、線材自身の曲げ加工によって形成することが望まし く、このときは加工上ループの大きさには最小の限度がある。支柱材の中間部に 設けたループはこの支柱を土に差し込んだとき地面上面にに安定的に保持される 部分であり、また、ワイヤやひもを結合できる大きさとする。
【0006】 支柱材の頂端部のループからさらに直線状の先端が延出した形状にすると、こ の延出部分に接続用の直線パイプ、折り曲げパイプ、Y字、X字などの複数の分 岐をもつパイプなどからなるスリーブをはめて、二本組の枠体、3本組み以上の 立体枠などの組立品とすることができ好ましい。これらはハウス、保護枠、霜よ け枠などに用いることができる。
【0007】 前記線材は太さ4〜8mmのステンレス鋼線材、長さ300〜1000mmの 杭、支柱、又は長さ800〜1800mmのトンネルハウスの骨組み材として用 いるものである。このトンネルハウスの骨組み材は左右2本1組で用いる。
【0008】 また、前記頂端のループはほぼ1.5巻きして延出し、延出部は屈曲してルー プの他方の線材に沿う形状を有するものとすることによって、他の連結具を用い ることなくこの部分で複数本を組合せたり、棒やひもの途中に係着したりするこ とができ、多目的に使用することができる。
【0009】 また、ステンレス鋼線材から成る両脚をもつアーチ形をなし、その両脚部及び アーチの頂部にループを形成した農業用支柱材は定形の専用のトンネルハウス骨 組み材として好適である。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1は本考案の実施例の 農業用支柱材1を示す図である。
【0011】 支柱材1は杭として用いるもので頂部ループ2を上端に備え、中間部ループ3 を胴部4と脚部5の中間に備えた一本の線材から成っている。頂部ループ2及び 中間ループ3は線材を曲げ加工して形成したものである。胴部4と脚部5とは同 軸の一直線となっている。頂部ループ2はループの面が胴部4の軸に平行になっ ている。中間部ループ3のループ面は胴部4、脚部5の軸線に直角になっており 、このループ3は軸線より横方向にはみ出している。しかしこれらのループの向 きは図1の形に限られるものではなく、いずれの方向に向いていてもよい。ルー プは閉じた形でもよく、一部に隙間のある形でもよい。脚部5はこの支柱材1( 杭)を地中に差し込む部分で、中間ループ3は脚部5を地中に差込んだとき地表 面に位置する。
【0012】 図8はこの状態を示すもので地中11に玉石12を埋設し、支柱材1(杭)を 地中11に差込み、玉石の結束具13を中間ループ3に結合し、控えワイヤ21 を頂部ループ2に引留める。この杭はステンレスの太さ4〜8mmの線材から成 り、硬度の高い線材を用いるので、曲げに強く、強度、耐久性にすぐれ、取扱い が容易である。
【0013】 図9は復数本の支柱材1を中間ループ3を係合させてX形状に組み合わせて地 中に差込み、控えワイヤ21を引留める状態を示したものである。図8に示す玉 石と併用することもできる。
【0014】 図2は図1とほぼ同じ構成の支柱材1(杭)であるが、頂部ループ2からさら に直線の延出部6を備えたものである。この延出部6をスリーブ等によって連結 することによって、枠体を形成することができる。これらの枠を並べると角形ト ンネルを形成することができる。また例えば、Y字形やX字形のスリーブを用い て3本又は4本を連結することができ、例えば植物の霜除け覆いなどに容易に用 いることができる。
【0015】 図3〜図6は栽培用トンネルハウスの骨組み材として用いる支柱材1を例示し たものである。図3に示すように胴部4が約四分の一の円弧状をなしており、頂 部ループ2、中間ループ3、脚部4、延出6筈2と同様である。図4〜6には、 中間ループ3が丸形、三角形、菱形などの例を示している。図10に示すように 延出部6に種々の長さのスリーブ22を嵌めて2本を組み合わせると敷幅の異な る多種のトンネルハウスの骨組み材となる。このとき頂部ループに穴あき散水管 を通して散水を行うことができる。また図14に示すように、脚部5を屋根側に 、延出部6を地中側に用いるとさらに幅の広いトンネルハウスを形成することが できる。必要に応じて結合部にテープを巻いてもよい。なお、幅の広いトンネル ハウスでは、中央に束となる真直な支柱材1を立てて骨組み材の強度を補強する と共に、骨組み材両端の地中に延出部6の長さより長いパイプを挿入してこのパ イプに延出部6を挿入すると好ましい。また、図15に示すように、骨組み材を 3本組み合わせて三脚状にすれば骨組みの剛性がさらに大きくなり、骨組みの配 置ピッチを大きくすることができる。さらに、図15に示すように、三脚状の骨 組みを対向させて配置し、図16に平面図を示すような長さの短い温床などを容 易に構成することができる。
【0016】 通常のトンネルハウスは両脚間の敷幅が2100mm程度である。本考案では 少ない種類と寸法の骨組み材で敷幅1200〜3000mmに対応することがで きる。
【0017】 図11に示すように、頂部ループ2に支持用ひも、棒23又は散水パイプを通 すと、ビニールシートの覆いの骨組み材間の部分を容易に効果的に支持すること ができ、散水装置をかねることもできる。図12に示すように中間ループ3を通 ってビニールシートの外面を押える結束ひも24を取付けることが容易であり、 また、中間ループ3はビニールシートを巻き上げて通風をとる場合の係止部とも なる。図13に示すように2本の骨組み材1の頂部ループを結束し、骨組み材1 の湾曲方向がほぼ同一方向で脚部が開いた形に組合わせると、トンネルハウスの 両端のビニールシート30の引張り係止杭として用いることができる。
【0018】 図7は一本の線材を曲げ加工して、トンネルハウスの骨組み材である支柱材1 を形成したものである。この場合アーチ部8の頂部に1又は複数のアーチ頂部ル ープ7を設け、脚部5の部分に中間部ループ3を設ける。図3〜図6に示す骨組 み材も、強度が大で耐久性に富み、折れなどを生ずることはなく、種々の大きさ のトンネルハウスに対応することができ、また、多少異なる形状に湾曲加工する ことも容易である。
【0019】 図17は頂部ループ2から屈曲した延出部25を延出し、ループ2の他端の線 材に沿う形状にした他の実施例を示すもので、棒やひもの途中に係着することが 容易である。
【0020】 図18はループに係止具26、27などを係着したもので、ひも、ロープ、棒 、散水パイプ、その他種々のものを容易に結合することができる。
【0021】 図19は植物等の支柱に利用する場合の本考案の支柱材の使用形態の一例を示 したもので、支柱を要する細長茎をもつ植物、つる性の農作物、花奔などの支柱 にも好適に用いることができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案の農業用支柱材は以上のように構成されているので、強度が大きく耐久 性に富み、種々の用途に利用することができる。また曲がり等の修復も容易であ り、折れが生じない、組立トンネルハウス、支柱など広く利用することができ、 控えワイヤ等の引き留めが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の農業用支柱材(杭)を示す図である。
【図2】実施例の農業用支柱材(杭)を示す図である。
【図3】実施例の農業用支柱材(骨組み材)を示す図で
ある。
【図4】実施例の農業用支柱材(骨組み材)を示す図で
ある。
【図5】実施例の農業用支柱材(骨組み材)を示す図で
ある。
【図6】実施例の農業用支柱材(骨組み材)を示す図で
ある。
【図7】実施例の農業用支柱材(骨組み材)を示す図で
ある。
【図8】実施例の農業用支柱材(杭)の使用状態の例を
示す図である。
【図9】実施例の農業用支柱材(杭)の使用状態の例を
示す図である。
【図10】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す図である。
【図11】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す図である。
【図12】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す図である。
【図13】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す図である。
【図14】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す図である。
【図15】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す図である。
【図16】実施例の農業用支柱材(骨組み材)の使用状
態の例を示す平面図である。
【図17】実施例の農業用支柱材(杭)を示す図であ
る。
【図18】実施例の農業用支柱材の利用例を示す図であ
る。
【図19】実施例の農業用支柱材の利用例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 支柱材 2 頂部ループ 3 中間部ループ 4 胴部 5 脚部 6 延出部 7 アーチ頂部ループ 8 アーチ部 11 地中 12 玉石 13 結束具 21 控えワイヤ 22 スリーブ 23 支持ひも又は棒 24 結束ひも 25 屈曲部 26 係止具 27 係止具 28 植物 30 ビニールシート

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス鋼線材の頂端部及び中間部に
    ループを形成した直線棒又は弧状棒体からなることを特
    徴とする農業用支柱材。
  2. 【請求項2】 前記ループは丸形、三角形、四角形、菱
    形、平行四辺形、多角形又はこれらに類する形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の農業用支柱材。
  3. 【請求項3】 前記頂端部のループからさらに直線状の
    先端が延出したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    農業用支柱材。
  4. 【請求項4】 前記線材は太さ4〜8mmで、長さ30
    0〜1000mmの杭、支柱、又は長さ800〜180
    0mmのトンネルハウスの骨組み材であることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の記載の農業用支
    柱材。
  5. 【請求項5】 前記頂端のループはほぼ1.5巻きして
    延出し、延出部は屈曲して該ループの他方の線材に沿う
    形状を有することを特徴とする請求項1又は2記載の農
    業用支柱材。
  6. 【請求項6】 ステンレス鋼線材から成る両脚をもつア
    ーチ形をなし、その両脚部及びアーチの頂部にループを
    形成したことを特徴とする農業用支柱材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058313A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 富士夫 吉村 添え木兼用シート押え具

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