JP3062962U

JP3062962U - 多角度自在なカ―ド立て

Info

Publication number: JP3062962U
Application number: JP1999003444U
Authority: JP
Inventors: 満平金田
Original assignee: 株式会社アイドウ
Priority date: 1999-04-09
Filing date: 1999-04-09
Publication date: 1999-10-15
Anticipated expiration: 2005-04-09

Abstract

(57)【要約】【課題】カード片を任意の角度にて容易に挟持して表示
することのできるカード立てを提供する。【解決手段】任意の素材にて、相対する側壁と底部を有
するコ字形の本体を形成するとともに、本体下部に線状
の凹凸面を複数個連設し、本体側壁内面に支板を斜設す
るとともに、支板両側と本体内面に接して側板を固着
し、支板と側板および本体内面とにより形成される空間
内に任意形状のウェイトを可動可能に位置させたことを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、選択した任意の角度にてカード片を立てることのできるカード立てに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、写真・カレンダー・値段表などのカード状物品を立てて表示するためのカード立てが多用されており、表示するカード角度が固定されるものと、この角度を変更できるものとに大別される。後者の場合は、従来品は枢着機構を用いたものが多く、本発明にて示すように、カードの角度を規制するための複数個の凹凸面とウェイトを組み合わせて構成したものは見当たらない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前述したように、従来からの角度変更可能なカード立ては、枢着機構部分を有しているため、構造的に複雑となって製造コストが高くなる。つまり、カードを保持するための保持片と、机上等に載置するための基片とを回動可能に支持する部分が必要であるため、部品点数が多くなってコストアップとなる課題を有している。本発明は、以上のような従来からの角度変化可能なカード立てに関わる課題を解決するために発明されたもので、ウェイトと凹凸面とを組み合わせることで、機能的に優れた多角度自在なるカード立てを提供することを目的として開発されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するための手段として本考案は、コ字形の本体とウェイトおよび凹凸面とを組み合わせてその主要部を構成した。すなわち、任意の素材にて、相対する側壁と底部を有するコ字形の本体を形成するとともに、本体下部に線状の凹凸面を複数個連設し、本体側壁内面に支板を斜設するとともに、支板両側と本体内面に接して側板を固着し、支板と側板および本体内面とにより形成される空間内に任意形状のウェイトを可動可能に位置させる。本考案は以上の構成よりなる多角度自在なカード立てである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本案を使用するには、まず本体を机上その他に載置し、表示しようとするカード片を本体上方より差し込む。すると、本体内にはウェイトが支板上に位置し、この支板は斜方に設けられているのでウェイトには下方に移動する力が働き、従って、差し込んだカード片は本体内面とウェイト間に挟持される。また、本体下部には凹凸面が複数個連設されているので、差し込んだカード片の下端を選択した凹凸面に位置させることで、任意の角度にてカード片を表示することができる。また、ウェイトはある程度の可動範囲を有しているので、厚さの異なるカード片に対しても十分に対応することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。図において、１は本体で、合成樹脂板を略コ字形に折曲し、その両端を湾曲させて形成される。あるいは射出成形にて同形物品が形成される。２は線状の凸部で、本体下部に複数個が連設される。３は支板で、本体側壁内面に斜設される板体である。４は側板で、支板の両側および本体内面に接して固着される。５はウェイトで、支板と側板および本体側壁とにより形成される空間内に位置する円柱である。なお、以上の各部品は、透明合成樹脂にて製作される。本案の概要については前述したが、本例では凹凸面を線状凸部として形成した。この各凸部間を選択してカード片の下端を位置させることができるが、他に線状凹部を連設しても同様の効果を得ることができる。また、本体上部には湾曲部分を各々設けているので、カード片が差し込みやすく、ウェイトの不意の離脱を防止することができる。側板は、ウェイトの左右方向の離脱防止のために設けたもので、本体中央にその端部が位置している。

【０００７】図５は本案の他例を示すもので、前例においては支板は平板を斜設して形成したが、本例は支板の中央を折曲して本体中央下面と本体側壁間に固着したものであって、機能的には前例と同様である。なお、本例および前例におけるウェイトは円柱としたが、球その他の形状のウェイトとしてもよい。以上のごとく、本案によってカード片を任意の角度にて安定挟持して表示することができる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案によれば、凹凸面を有するコ字形の本体内にウェイトを移動可能に位置させ、差し込んだカード片を本体内面とウェイト間に挟持させ、かつカード片の下端を凹凸面に選択的に位置させることができるので、任意の角度にてカード片を表示させることができる。また、ウェイトは移動可能のため、厚さの異なるカード片にも対応することのできる、有用なる物品を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図

【図２】本考案の正面図

【図３】本考案の左側面図

【図４】本考案の左側面視による使用状態図

【図５】本考案の他例を示す左側面図

【符号の説明】

１本体２凸部３支板４側板５ウェイト６カード片７支板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】任意の素材にて、相対する側壁と底部を有
するコ字形の本体を形成するとともに、本体下部に線状
の凹凸面を複数個連設し、本体側壁内面に支板を斜設す
るとともに、支板両側と本体内面に接して側板を固着
し、支板と側板および本体内面とにより形成される空間
内に任意形状のウェイトを可動可能に位置させたことを
特徴とする多角度自在なカード立て。