JP3062884U - 土 管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置した場合の安定性が良好で横転などせ
ず、土管と土管の継ぎ目がずれにくく埋設作業がしやす
いという利点があり、又、地中の水を中にしみ込ませや
すく、その分長くして、埋設工事の作業能率の向上や、
製造する場合の生産性を向上させることができる土管を
提供する。 【構成】 土管本体１の外周面における周方向の複数箇
所に長手方向に連続するリブ２を放射状に突設するとと
もに、土管本体１の周壁の任意個所に吸水孔３を穿設し
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、排水用の暗渠等の構築に用いる土管に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の土管は円筒状を呈しているが、例えばユンボ等で掘削した溝の広い底面 に土管を置いた場合に横転して土管と土管の継ぎ目にずれが生じやすかった。ま た、地中の水を土管と土管の継ぎ目の隙間から中にしみ込ませているが、土管を 長くした場合に地中の水のしみ込み量が減るという弊害があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、設置した場合の安定性が良好で横転などせず、土管と土管の 継ぎ目がずれにくく埋設作業がしやすいという利点があり、又、地中の水を中に しみ込ませやすく、その分長くして、埋設工事の作業能率の向上や、製造する場 合の生産性を向上させることができる土管の提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案の土管は、土管本体１の外周面における周 方向の複数箇所に長手方向に連続するリブ２を放射状に突設するとともに、土管 本体１の周壁の任意個所に吸水孔３を穿設したことを特徴とする、という構成を 採るものである。

【０００５】

【作用】

リブ２を設けたことにより安定性が良好になって横転などしなくなる。また、 周壁に吸水孔３を設けたことにより、長くして継ぎ目の数が減っても、地中から の水のしみ込み量が減少することがない。

【０００６】

【実施例】 図に示した本考案の実施例は、全体を粘土で成形したものであって、円筒状の 土管本体１の外周面における周方向の５箇所に長手方向に連続するリブ２を放射 状に突設するとともに、土管本体１の周壁におけるリブ２とリブ２との中間個所 にそれぞれ複数の吸水孔３を長手方向に一定間隔で穿設したものである。

【０００７】 なお、土管の材料は粘土に限定するものではなく、プラスチックやその他の材 料を用いて成形することも可能である。

【０００８】 また、リブ３の数も５つに限定するものではなく任意である。

【０００９】 また、吸水孔３の配置や数も図示したものに限定するものではなく任意である 。

【００１０】 この土管は、図２に示すように、ユンボ（図示せず）等で掘削した溝４の中に 埋設することにより暗渠５を構築するものである。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の土管は上記の通りであり、溝の底に置いたときにリブ２が存在するの で横転したりせず、土管と土管の継ぎ目がずれにくく埋設工事がしやすいという 効果がある。また、土管本体１の周壁に設けた吸水孔３から地中の水が中にしみ 込むので、土管を長くすることにより土管と土管の継ぎ目が減っても水のしみ込 み量が減少することがない。したがって、従来の土管より長くすることができ、 これにより埋設工事の作業能率を向上させることができるとともに、製造する場 合の生産性も向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】埋設した状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 土管本体 ２ リブ ３ 吸水孔 ４ 溝 ５ 暗渠

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 土管本体１の外周面における周方向の複
   数箇所に長手方向に連続するリブ２を放射状に突設する
   とともに、土管本体１の周壁の任意個所に吸水孔３を穿
   設したことを特徴とする土管。