JP3061241B2 - ブロー成形用金型 - Google Patents

ブロー成形用金型

Info

Publication number
JP3061241B2
JP3061241B2 JP6160056A JP16005694A JP3061241B2 JP 3061241 B2 JP3061241 B2 JP 3061241B2 JP 6160056 A JP6160056 A JP 6160056A JP 16005694 A JP16005694 A JP 16005694A JP 3061241 B2 JP3061241 B2 JP 3061241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
parison
heat
resin film
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6160056A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0825468A (ja
Inventor
宏幸 高取
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP6160056A priority Critical patent/JP3061241B2/ja
Publication of JPH0825468A publication Critical patent/JPH0825468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061241B2 publication Critical patent/JP3061241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4823Moulds with incorporated heating or cooling means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロー成形用金型に係
り、特に成形品の表面性向上を図るようにした金型に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブロー成形方法は、ダイスよりパ
リソンを押出し、パリソンピンチによって袋状にされた
パリソンにプリブローを行って僅かに膨らませた後、型
締装置によって左右の金型を閉じるようにしている。金
型が閉じると同時あるいはその直前にキャビティ内のガ
スを抜くとともに、パリソン内に高圧吹込みを行ってキ
ャビティに密着させ、金型にて冷却成形するようになっ
ている。成形後は金型を開き、製品を取り出して成形1
サイクルが完了する。
【0003】ところで、パリソンは金型キャビティに密
着して所定の形状とされるが、従来の成形方法では、1
サイクル中、金型はパリソンが十分冷却されて成形品と
して取り出せる十分に低い温度に設定されており、通常
この温度を一定に保つようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブロー成形
品は射出成形のように高圧力をかけて成形を行わないた
めに、成形品の表面性状が悪いといった欠点がある。表
面性状を改善するために金型表面温度を樹脂の軟化点
(ガラス転移点または結晶化温度)以上に加熱すること
もあるが、その結果成形サイクルが長くなってしまうと
いう相反する問題が発生してしまう。
【0005】本発明の目的は、上記従来の問題点に着目
し、表面性状の良好なブロー成形品を短いサイクルで効
率的に生産することができるブロー成形用金型を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るブロー成形用金型は、熱可塑性樹脂の
中空成形用金型において、前記金型の母材を低熱容量の
材質で形成し、前記金型母材の内部に温調用媒体通路を
形成するとともに、前記金型のキャビティ表面に縦横
連通した井桁状の溝部を設け、前記キャビティ表面に開
空孔径1mm以下で開空孔密度1個/cm2以上の細孔
を有した耐熱性樹脂フィルムを貼着した。
【0007】
【作用】金型の通常待機状態で温調用の媒体を循環させ
所望の温度に昇温させておき、次いで、ダイスよりパリ
ソンを押出し金型間に挟持、型締する。この後高圧吹込
みに移動するが、パリソンとキャビティ表面に貼着した
耐熱性樹脂フィルム間の残留エアを強制排出させながら
高圧吹込みによってパリソンを断熱性の高い耐熱性樹脂
フィルムに押圧することで高表面性の成形品を得る。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係るブロー成形用金型の具
体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】実施例に係るブロー成形用金型10の構成
図を図1に示す。この金型10は左右一対の金型10
R、10Lによって構成されるとともに、型合わせ面に
キャビティ12(12R、12L)を形成し、図示しな
いダイスから射出されたパリソンを挟み込み、パリソン
内部にエアブローを行うことにより、型合わせによって
形成される密閉キャビティに一致する中空容器を成形す
るようにしている。
【0010】このような金型10における金型本体14
(14R、14L)はアルミニウム材料の鋳造品として
形成されているが、当該実施例では各金型本体14R、
14Lのキャビティ12R、12L面上に図3、図4に
示すような井桁状の溝16(16R、16L)が設けら
れている。
【0011】この井桁状の溝16の深さおよび幅は約1
mm程度、溝16の間隔は例えば約50mmとされ縦横
に連通した構成となっている。
【0012】また当該実施例では、図2に示すようにキ
ャビティ12面上に、耐熱性樹脂フィルム18(18
R、18L)が貼着してある。この耐熱性樹脂フィルム
18としては、例えばポリイミド樹脂、ポリエーテルイ
ミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリスルフォン樹脂
やフッ素樹脂などが好適であり、パリソンを両金型本体
14R、14Lで挟持して、パリソンが金型キャビティ
12に密着した時、耐熱性樹脂フィルム18が低熱伝導
率のためパリソンの保有熱が金型本体14R、14Lに
伝熱されにくく、パリソンの温度が低下しにくい断熱材
としての役目を有するようになっている。
【0013】この耐熱性樹脂フィルム18は10μm〜
500μmの範囲の厚さが概ねの目安である。そして耐
熱性樹脂フィルム18には例えば開空孔径1mm以下、
好ましくは約0.05〜0.3mmの開空孔径が開空孔
密度1個/cm2 以上となるように開口された構成とな
っている。
【0014】耐熱性樹脂フィルム18の開空孔15は打
抜き、穴あけ加工するかYAGレーザ、エキシマレーザ
などで開孔することが可能である。また、耐熱性樹脂フ
ィルム18を金型本体14に貼着するには焼付法などで
取付けるか接着剤を貼付するなど適宜な方法で行えばよ
い。
【0015】金型本体14内のキャビティ12近傍には
キャビティ12の表面に沿うように複数のキリ穴を穿孔
しあるいは銅パイプを鋳込むことにより形成された温調
用媒体通路19が設けられている。この温調用媒体通路
19には供給源から温調媒体である油、水、スチームな
どを供給するようにしている。
【0016】この温調用媒体通路19はキャビティ12
の表面に倣うように蛇行形成され、その一端側から温調
媒体を導入し、他端側から排出するようにし、温調媒体
を供給することによって金型本体14を加熱するのであ
る。
【0017】図1に示すように前記温調用媒体通路19
に温調媒体を通流可能なように、各金型本体14R、1
4Lの底板部と天板部には温調用媒体供給口20と温調
用媒体吐出口22とを穿設し、金型本体14の外部に設
置された媒体温調装置30へは配管26を接続してあ
る。
【0018】このように構成されたブロー成形用金型を
用いたブロー成形作業は次のように行われる。
【0019】金型本体14を成形品の取出が可能な十分
に低い温度で、かつ表面性が得られる十分に高い温度範
囲に(樹脂の種類によって異なるが、例えば85〜14
5℃)加熱しておき、ダイス(図示なし)からパリソン
の押出を開始させ、プリピンチ、プリブロー、型締を行
う。
【0020】型締に引続く高圧吹込みによってパリソン
がキャビティ12の表面に貼着された耐熱性樹脂フィル
ム18側へ押圧されるが、この時図4に示すように型閉
に入ると同時に溝16内に滞留する残留エアを真空ポン
プ(図示なし)によって吸引排出するか、または図3に
示すようにパリソンが耐熱性樹脂フィルム18を押圧す
ることでパリソンと金型の間の残留エアを溝16を介し
て四方八方に開放された溝16の端部から大気中へ放出
するようにするのである。
【0021】
【0022】パリソンは両金型本体14R、14L間に
挟持された時高圧吹込みによってパリソンがキャビティ
12の表面に押圧されるとパリソンの保有熱が両金型本
体14側へ伝熱するが、低熱伝導率の耐熱性樹脂フィル
ム18がキャビティ12の表面に貼着してあるので、パ
リソンから金型本体14への熱移動を遅らせることがで
きる。
【0023】その間にパリソンと耐熱性樹脂フィルム1
8間の残留エアを開空孔15→溝16部から金型本体1
4の外部へ真空ポンプ(図示な)などで吸引排出する
ことができパリソンが耐熱性樹脂フィルム18に押圧・
密着され高表面転写性が確保される。金型本体14は樹
脂の軟化点以下に冷却されているので、金型本体14
R、14L間に挟持されたパリソンは固化し、成形品は
変形なく金型から取り出すことができる。
【0024】本実施例のブロー成形用金型本体14と従
来のアルミニウム製ブロー成形用金型との比較実験を行
った結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示すように本実施例では、金型本体
14の表面に低熱伝導率の耐熱性樹脂フィルム18を貼
着したことにより、金型本体14の温度を従来の金型よ
り低くでき、このため成形サイクルムも短くできる。ま
た、パリソンと耐熱性樹脂フィルム18間の残留エアを
強制排出できることにより光沢度90以上の高い表面転
写性が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説したことからも明らかなよう
に、熱可塑性樹脂の中空成形用金型において、前記金型
の母材を低熱容量の材質で形成し、前記金型母材の内部
に温調用媒体通路を形成するとともに、前記金型のキャ
ビティ表面に縦横に連通した井桁状の溝部を設け、前記
キャビティ表面に開空孔径1mm以下で開空孔密度1個
/cm2以上の細孔を有した耐熱性樹脂フィルムを貼着
したことにより、パリソン表面は細孔からパリソンと金
型の間の空気が排除されるまで固化しない温度以上に保
たれているので高表面性の成形品が得られる。
【0028】また、耐熱性樹脂フィルムによってパリソ
ンの金型への熱の拡散を遅延できるため、金型温度は樹
脂が固化するに十分な温度に冷却させておくことができ
成形サイクルを短くするとともに、変形のない成形品を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るブロー成形用金型の断面図であ
る。
【図2】同金型の要部断面拡大図である。
【図3】本発明の実施例に係る同金型のキャビティ表面
の溝部を示す金型斜視図である。
【図4】発明の別の実施例であってキャビティ表面の溝
部を示す金型斜視図である。
【符号の説明】
10(10R、10L) 金型 12(12R、12L) キャビティ 14(14R、14L) 金型本体 15 開空孔 16(16R、16L) 溝 18(18R、18L)耐熱性樹脂フィルム 19 温調用媒体通路 20 温調用媒体供給口 22 温調用媒体吐出口 26 配管 30 媒体温調装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂の中空成形用金型におい
    て、前記金型の母材を低熱容量の材質で形成し、前記金
    型母材の内部に温調用媒体通路を形成するとともに、前
    記金型のキャビティ表面に縦横に連通した井桁状の溝部
    を設け、前記キャビティ表面に開空孔径1mm以下で開
    空孔密度1個/cm2以上の細孔を有した耐熱性樹脂フ
    ィルムを貼着したことを特徴とするブロー成形用金型。
JP6160056A 1994-07-12 1994-07-12 ブロー成形用金型 Expired - Lifetime JP3061241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6160056A JP3061241B2 (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ブロー成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6160056A JP3061241B2 (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ブロー成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0825468A JPH0825468A (ja) 1996-01-30
JP3061241B2 true JP3061241B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=15706959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6160056A Expired - Lifetime JP3061241B2 (ja) 1994-07-12 1994-07-12 ブロー成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061241B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124592A (ja) * 2016-01-17 2017-07-20 有限会社スワニー 成形型およびその製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0825468A (ja) 1996-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5190715A (en) Blow molding process for production of hollow type articles
US5017126A (en) Blow molding apparatus
US3944643A (en) Method for manufacturing shaped articles by injection-blow molding
WO2000078527A1 (fr) Procede de moulage par soufflage, produit moule par soufflage et moule de moulage par soufflage
JP3061241B2 (ja) ブロー成形用金型
JPH1110719A (ja) 貼り合わせブロー成形方法
JPH08290465A (ja) ブロー成形方法
JPH06170934A (ja) ブロー成形における金型加熱方法
JPH05169521A (ja) 中空成形品の製造方法
JP6657551B2 (ja) 樹脂成形体の製造方法
US3289248A (en) Blow molding apparatus with blowmold exhaust means
JP2900827B2 (ja) 成形方法、成形品及び成形材料
JPH05104615A (ja) ブロー成形の冷却方法およびその装置
JP2967862B2 (ja) 貼り合わせブロー成形方法
JP2566780Y2 (ja) ブロー成形機の脱気装置
JP2747681B2 (ja) 皮付き発泡体の成形方法
JPH10244582A (ja) リブ形成ブロー成形方法
JP2784704B2 (ja) 皮付き発泡体の成形装置
JPH04296524A (ja) ブロー成形方法
JPH072374B2 (ja) 中空成形品の成形装置
JPH0957837A (ja) 吹き付け加飾の伴ったブロー成形方法
JPH03219939A (ja) ブロー成形法
JP2530494B2 (ja) プラスチックの中空体の製造方法
JP5255969B2 (ja) ブロー成形方法
JPS6139178B2 (ja)