JP3060509U - 財布兼用セカンドバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 外出時に必要な一そろいのものを整理して収
納するとともに、硬貨だけを容易に出し入れすることが
できる、財布と小物入れの機能を併せ持つ財布兼用セカ
ンドバッグ。 【解決手段】 対向する襠部１４と仕切り１５とにより
区画された硬貨収納部１１と紙幣収納部１２を有する。
硬貨収納部を外側に配した第１上部拡開型横長収納体
と、対向する襠部と仕切りとにより区画された小物収納
部を有する第２上部拡開型横長収納体とを連設した複合
収納体を、横長外装体内に、外装体を複合収納体の連設
周端縁に固着するとともに収容固着する。外装体の一方
の側面部から上面部を経て他方の側面部にかけ、二つの
ファスナーをそれぞれ各収納体に対応させて付け、しか
も硬貨収納部の外面に窓１６を開き、この窓に対応して
外装体に片襠付きのファスナーを、その開放時に外方へ
開くように付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、財布と小物入れの機能を併せ持つ財布兼用セカンドバッグに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

外出時にハンドバッグなどのバッグを携帯することが多いが、このバッグはそ の中に種々のものが一緒に混じって入れられているため、所要のもの、例えばか ぎなどを探し出す面倒などの不具合があった。 また、バッグとは別にさらに財布を持ち歩くことも多く、この場合には持ち物 が増えるし、その購入費用も倍加するなどの問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような事情の下、外出時に必要な一そろいのものを整理して収 納することができるとともに、買い物などで頻繁に用いる硬貨だけを容易に出し 入れすることができる、財布と小物入れの機能を併せ持つ財布兼用セカンドバッ グを提供することを目的としてなされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案者は、前記した好ましい特徴を有する財布兼用セカンドバッグを開発す るために種々研究を重ねた結果、襠部と仕切りとにより区画された、外側配置の 硬貨収納部、紙幣収納部及び小物収納部を有する上部拡開型横長収納体を、横長 外装体内に収容固着し、該外装体の両側面と上面の三方にかけてファスナーを付 け、硬貨収納部の外面に開設された窓に対応して前記外装体に片襠付きのファス ナーを付けることにより、その目的を達成しうることを見出し、この知見に基づ いて本考案を完成するに至った。

【０００５】 すなわち、本考案は、対向する襠部と仕切りとにより区画された硬貨収納部、 紙幣収納部及び小物収納部を有し、かつ硬貨収納部を外側に配した上部拡開型横 長収納体を、横長外装体内に収容固着し、該外装体の一方の側面部から上面部を 経て他方の側面部にかけてファスナーを付け、前記硬貨収納部の外面に窓を開設 し、この窓に対応して前記外装体に、片襠付きのファスナーをその開放時に外方 へ開くように付けたことを特徴とする財布兼用セカンドバッグ、及び対向する襠 部と仕切りとにより区画された硬貨収納部と紙幣収納部を有し、かつ硬貨収納部 を外側に配した第１上部拡開型横長収納体と、対向する襠部と仕切りとにより区 画された小物収納部を有する第２上部拡開型横長収納体とを連設した複合収納体 を、横長外装体内に、該外装体を該複合収納体の連設周端縁に固着するとともに 収容固着し、該外装体の一方の側面部から上面部を経て他方の側面部にかけて二 つのファスナーをそれぞれ前記各収納体に対応させて付け、前記硬貨収納部の外 面に窓を開設し、この窓に対応して前記外装体に、片襠付きのファスナーをその 開放時に外方へ開くように付けたことを特徴とする財布兼用セカンドバッグを提 供するものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案において各収納体や外装体の材質としては、皮革、人工皮革、合成皮革 、プラスチックシート、布帛などが挙げられる。また、通常、外装体は厚手に、 各収納体は薄手に形成される。 本考案において、小物収納部は、キャッシュカード、クレジットカードなどの 各種カードのカード入れ、健康保険証、運転免許証、社員証などの各種証明書の 証明書入れ、名刺入れ、レシート入れ、乗車券入れ、航空券入れ、パスポート入 れ、チケット入れ、商品券入れ及び金券入れの中から選ばれた少なくとも１種の ポケットを有するのが好ましい。 第２上部拡開型横長収納体はさらに貴重品収納部を有するのが好ましい。 小物収納部に収納される小物としては、ティッシュ、ハンカチ、コンパクトな どの化粧直し品、口紅、ばんそうこうなどの他、カッター、筆記具、定規のよう な文房具などが挙げられる。 また、貴重品収納部に収納される貴重品としては、印鑑、かぎ、指輪などの宝 石類などが挙げられる。

【０００７】

【実施例】

本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図１〜２は、硬貨収納部、紙幣収納部及び小物収納部からなる収納体を、外装 体内に収容固着した財布兼用セカンドバッグの１例の模式図である。図１はバッ グを開放し収納体上部を開放した状態を示す斜視図である。図２はバッグを閉じ 、外装体に付けた片襠付きのファスナーを開放した状態を示す斜視図である。

【０００８】 これらの図において、収納体を構成する硬貨収納部１、紙幣収納部２及び小物 収納部３は対向する襠部４と仕切り５とにより区画されて横長に形成されている 。襠部４は蛇腹に形成され、その間に仕切り片が渡され、仕切り片の両端が襠部 に縫着や接着などで固着されている。硬貨収納部１の外面には窓６が開設されて いる。前記収納体は襠を広げることにより上部が拡開され、その前面部及び後面 部は、該収納体より一回り大きいサイズの横長矩形状外装体７に縫着や接着など で固着され収容されている。該外装体の一方の側面部から上面部を経て他方の側 面部にかけてファスナー８が付けられている。

【０００９】 また、硬貨収納部１の窓６に対応して前記外装体７の前面部に、片襠付きのフ ァスナー９が付けられ、その開放時に襠が外方へ開くように形成され、その開口 部が襠を広げることで大きく開放されることによって硬貨の取り出しや投入を容 易に行うことができるようになっている。

【００１０】 図３〜５は、硬貨収納部及び二つの紙幣収納部からなる第１収納体と、両側の 小物収納部及び貴重品収納部からなる第２収納体を連設した複合収納体を、外装 体内に収容固着した財布兼用セカンドバッグの１例の模式図である。図３、図４ はそれぞれ片方のファスナーを開放し各収納体上部を開放した状態を示す斜視図 である。図５はバッグを閉じ、外装体に付けた片襠付きのファスナーを開放した 状態を示す斜視図である。

【００１１】 これらの図において、第１収納体を構成する硬貨収納部１１と紙幣収納部１２ は対向する襠部１４と仕切り１５とにより区画されて横長に形成されている。第 ２収納体における両側の小物収納部１３，１３は対向する襠部１４′と仕切り１ ５′とにより区画されて横長に形成されている。襠部は蛇腹に形成され、その間 に仕切り片が渡され、仕切り片の両端が襠部に縫着や接着などで固着されている 。第２収納体における貴重品収納部２０は前記小物収納部間に形成され、上部に 片襠付きのファスナー２１が付けられている。前記複合収納体は襠を広げること により上部が拡開される。該複合収納体は、その前面部及び後面部が、それより 一回り大きいサイズの横長矩形状外装体内に縫着や接着などで固着され収容され ている。 該外装体の一方の側面部から上面部を経て他方の側面部にかけて二つのファス ナー１８，１８′がそれぞれ前記各収納体に対応させて付けられ、通常、使用ケ ースに応じ必要なものを収納したいずれか一方の収納体に対応する一方のファス ナーだけを開閉すればよいようになっている。 複合収納体には、その各収納体の連設面間に出入り自在の把手２２が付設され ている。これにより、把手を引き出して手に提げることができ、また把手を仕舞 い込んで手に持つことができるようになる。

【００１２】 前記複合収納体における硬貨収納部は外側に配され、図１と同様にその外面に は窓１６が開設されている。前記外装体１７の前面部には、図２と同様に硬貨収 納部の窓に対応して片襠付きのファスナー１９が付けられ、その開放時に襠が外 方へ開くように形成され、その開口部が襠を広げることで大きく開放されること によって硬貨の取り出しや投入を容易に行うことができるようになっている。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の財布兼用セカンドバッグは、財布と小物入れの機能を併せ持ち、外出 時に必要な一そろいのものを整理して収納することができるとともに、買い物な どで頻繁に用いる硬貨だけを容易に出し入れすることができるという利点を有す る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 収納体を外装体内に収容固着した財布兼用セ
カンドバッグの１例の模式図であって、バッグを開放し
収納体上部を開放した状態を示す斜視図。

【図２】 上記財布兼用セカンドバッグの１例の模式図
であって、バッグを閉じ、外装体に付けた片襠付きのフ
ァスナーを開放した状態を示す斜視図。

【図３】 複合収納体を外装体内に収容固着した財布兼
用セカンドバッグの１例の模式図であって、一方のファ
スナーを開放し第１収納体上部を開放した状態を示す斜
視図。

【図４】 複合収納体を外装体内に収容固着した財布兼
用セカンドバッグの１例の模式図であって、他方のファ
スナーを開放し第２収納体上部を開放した状態を示す斜
視図。

【図５】 複合収納体を外装体内に収容固着した財布兼
用セカンドバッグの１例の模式図であって、バッグを閉
じ、外装体に付けた片襠付きのファスナーを開放した状
態を示す斜視図。

【符号の説明】

１，１１ 硬貨収納部 ２，１２ 紙幣収納部 ３，１３ 小物収納部 ４，１４，１４′ 襠部 ５，１５，１５′ 仕切り ６，１６ 窓 ７，１７ 外装体 ８，１８，１８′ ファスナー ９，１９ 片襠付きのファスナー ２０ 貴重品収納部 ２１ 片襠付きのファスナー ２２ 把手

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 対向する襠部と仕切りとにより区画され
   た硬貨収納部、紙幣収納部及び小物収納部を有し、かつ
   硬貨収納部を外側に配した上部拡開型横長収納体を、横
   長外装体内に収容固着し、該外装体の一方の側面部から
   上面部を経て他方の側面部にかけてファスナーを付け、
   前記硬貨収納部の外面に窓を開設し、この窓に対応して
   前記外装体に、片襠付きのファスナーをその開放時に外
   方へ開くように付けたことを特徴とする財布兼用セカン
   ドバッグ。
2. 【請求項２】 対向する襠部と仕切りとにより区画され
   た硬貨収納部と紙幣収納部を有し、かつ硬貨収納部を外
   側に配した第１上部拡開型横長収納体と、対向する襠部
   と仕切りとにより区画された小物収納部を有する第２上
   部拡開型横長収納体とを連設した複合収納体を、横長外
   装体内に、該外装体を該複合収納体の連設周端縁に固着
   するとともに収容固着し、該外装体の一方の側面部から
   上面部を経て他方の側面部にかけて二つのファスナーを
   それぞれ前記各収納体に対応させて付け、前記硬貨収納
   部の外面に窓を開設し、この窓に対応して前記外装体
   に、片襠付きのファスナーをその開放時に外方へ開くよ
   うに付けたことを特徴とする財布兼用セカンドバッグ。
3. 【請求項３】 小物収納部がカード入れ、証明書入れ、
   名刺入れ、レシート入れ、乗車券入れ、航空券入れ、パ
   スポート入れ、チケット入れ、商品券入れ及び金券入れ
   の中から選ばれた少なくとも１種のポケットを有する請
   求項１又は２記載の財布兼用セカンドバッグ。
4. 【請求項４】 第２上部拡開型横長収納体がさらに貴重
   品収納部を有する請求項２又は３記載の財布兼用セカン
   ドバッグ。