JP3060301B2 - 線香の盆受板への縦出し成型における前受け方法およびその装置 - Google Patents

線香の盆受板への縦出し成型における前受け方法およびその装置

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JP3060301B2
JP3060301B2 JP10352150A JP35215098A JP3060301B2 JP 3060301 B2 JP3060301 B2 JP 3060301B2 JP 10352150 A JP10352150 A JP 10352150A JP 35215098 A JP35215098 A JP 35215098A JP 3060301 B2 JP3060301 B2 JP 3060301B2
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義治 杉原
咲也 高根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線香の製造工程におけ
る線香の盆受板への縦出し成型における前受方法および
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線香の製造工程における盆受板への縦出
し成型とは、矩形板からなる盆受板を縦長に立てて、こ
の瓶受板の面上に押出成型機のシリンダーノズルから暖
簾上に生線香群を押し出す工程をいう。また、その前受
とは上記生線香群を盆受板の面上で受けて、次いで、こ
の生線香群の両端を切り整える工程をいう。
【0003】上記盆受板は乾燥板そのものである場合も
あれば、盆受板と乾燥板とを別にして盆受板で受けた生
線香群を次の工程で乾燥板に移し替える場合もある。こ
の線香群を載置した盆受板を台車上に積み上げた後、乾
燥室に仕込み、乾燥後に定寸に切りそろえて包装して商
品にされる。
【0004】この従来例としては特公平2−32258
や特公平5−47521が提案されている。
【0005】前者は、水平な主回転軸上に揺動自在に支
持され、この主回転軸に対し垂下状態で縦長に配位され
た盆受板の受面に対し所要間隔の隙間を開けた状態でス
クリュー式押出機のシリンダーノズルから生線香群を暖
簾状に押し出し、次いで、押し出し作動を一時停止させ
た後、盆受板を主回転軸回りに2゜〜5゜の角度だけ揺
動させて盆受板の受面に生線香群を載せ、続いて盆受板
を主回転軸回りに揺動させながらこの揺動途中で一時停
止させ、上方で待機している板状のカッターを盆受板の
両端角部に当てて生線香群の両端をカットした後、盆受
板を水平位置まで移動させるように構成されている。
【0006】また後者は、盆受板に紙製段ボール板を横
長手方向に置き、これを吸盤付受台で取り出して、油圧
プレス式押出成型機から押し出されてくる線香群を横出
しに受けた後、コンベアで送り、盆受板の両端部角に沿
ってピアノ線をこすることで生線香群の両端を切りと
り、さらに切り取り装置で定寸に裁断した後、乾燥炉に
供給するようにしたシステムである。
【0007】
【発明が解決しょうとする課題】上記前者の従来例は、
押出成型機としてスクリュー式押出成型機を使用し、こ
れから暖簾状に押し出されてくる生線香群を盆受板上に
載せて滑らすと摩擦作用の影響を受けて乱れるという問
題を解決するために提案されたもので、盆受板上に載置
するだけの分量の生線香群の押し出しが完了するまでの
間は押しされてくる生線香群と盆受板の受面との間に隙
間を開けておくことによって盆受板面の摩擦を避けて生
線香群を垂下させ、押し出しが完了するとスクリュー式
押出成型機の運転を一時停止させた後、盆受板を上記隙
間分を移動させて生線香群を盆受板の面上で受け取ると
いう工程を経ている。
【0008】しかしながら、生線香群と盆受板との間に
わずかな隙間を開けているだけとはいえ、縦出しの盆受
板ではその全長が約1m程度あるので生線香群の先端が
盆受板の下部に達するまでの間は不安定にぶら下がって
いる状態にあり盆受板に載せるまでの間に整列した状態
であることは難しい。しかも、押し出されてくる生線香
群を盆受板で受けるまでの間に生線香群自身の自重に耐
えられずに切れてしまったり、また盆受板を移動させて
前受け処理をしている間はスクリュー式押し出し成型機
を停止させているから、その間にシリンダー内の生線香
の粘度が変化し、続いて押し出す際にシリンダーノズル
が詰まって押し出し不良を引き起こしたり、またノズル
穴ごとに押し出し速度が異なって生線香群が乱れて互い
に重なり合ったり、あるいは途中部分が切れてしまった
りするなどの問題があった。
【0009】また、盆受板上の生線香群の両端をカット
する方法においても、盆受板の両端角部にカッターを押
し当てて切断しているから、生線香群の切断端部がその
両端角部に付着して、乾燥時に線香が収縮すると途中で
切れてしまうという問題を解決することができなかっ
た。
【0010】他方の後者実施例は、油圧プレス式押出成
型機を採用しているが、矩形の盆受板を縦方向ではな
く、横方向に置いた状態で生線香群を受けているので、
盆受板1枚分を押し出し成型する所要時間は縦出しに比
して短くて済むが、シリンダーノズルを盆受板の長手方
向の縦の長さ分を準備しなければならず、設備コストが
高くついた。また、ピアノ線で盆受板の端縁部をこすり
取って切断しているから、生線香群の両端部が盆受板の
端縁部に付着してしまい、そのために乾燥時に線香が収
縮すると途中で切れてしまうという問題があった。装置
が複雑になるという問題があった。
【0011】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決することを目的にになされたもので、盆受板上に生線
香群を乱れることなく整列した状態で載せ、しかも載置
した生線香群の両端を盆受板面に付着しないように切断
することによって乾燥中に収縮しても途中部分が切れて
しまうことがないようにした盆受板への縦出し成型にお
ける前受方法およびその装置を提供しようとするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る線香の盆受
板への縦出し成型における前受方法は、盆受板1枚に載
置する生線香群に相当する分量よりも少し多い目の分量
を一つ玉とする生線香を油圧プレス式押出成型機のシリ
ンダー内に供給し、これをシリンダーノズルから1回の
押し出し作動で一つ玉の全量を暖簾状に押し出した生線
香群を整列受板に載せてから、傾斜状態に置かれた盆受
板の上端部近傍の面上位置に載せて滑らせる位置に整列
受板を待機させ、所要時間経過以後は上記の面上位置よ
りも盆受板の上端部に近い位置に載せて滑らせる位置に
整列受板を待避させ、押し出しが完了すると盆受板を水
平位置まで移動させて盆受板の両側にはみ出た生線香群
を切断する。
【0013】線香の盆受板への縦出し成型における前受
装置は、盆受板1枚に載置する生線香群に相当する分量
よりも少し多い目の分量を一つ玉とする生線香を供給す
る原料供給装置を備え、この生線香の一つ玉を収納する
シリンダーと、このシリンダー内を上下動する油圧ピス
トンと、この油圧ピストンの1回の押し出し作動で一つ
玉の全部を暖簾状に押し出すシリンダーノズルとからな
る油圧プレス式押出成型機を備え、このシリンダーノズ
ルの下方に前後に揺動自在にした整列受板を備え、さら
にこの下方に、盆受板を傾斜状態で置く盆受板載置部を
備え、上記シリンダーノズルから暖簾状に押し出された
生線香群を上記整列受板に載せてから盆受板で受けるに
あたり、所要時間経過後までは盆受板の上端部近傍の面
上に載せて滑らせる位置に整列受板を待機させ、所要時
間経過以後は上記の面上位置よりも盆受板の上端部に近
い位置に載せて滑らせる位置に整列板を待避させるよう
に前後に揺動する揺動手段を備え、押し出しが完了する
と盆受板を把持して水平位置まで移動させるための盆受
装置を備え、この水平位置で盆受板の両側にはみ出た生
線香群を切断するための切断装置を備える。
【0014】また、上記切断装置は、盆受板の両端部外
側位置で生線香群の片面を受ける受刃用板と、この受刃
用板に押し当てて盆受板の両端部に沿って生線香群を切
断する切断刃とで構成する。
【0015】また、上記盆受板は矩形の木枠に網を貼り
つけたり、矩形の木板を使用したりしてもよいが、本発
明においては矩形の段ボール板を使用するのがもっとも
効果適であった。
【0016】
【作用】上記手段の作用を述べると、原料供給装置から
盆受板1枚に載置される分量の一つ玉の生線香を油圧プ
レス式押出成型機のシリンダー内に供給される。次い
で、油圧プレス式押出成型機のピストンが押し出し作動
してシリンダーノズルから生線香群が暖簾状に押し出さ
れる。この先端部はいったん整列受板上に載せた後、そ
の面上を滑り落ちてその下方に傾斜して配置した盆受板
に到る。このとき、生線香群の先端部分が盆受板の上端
部分よりもやや下方位置に載せるようにするために整列
受板は前側に位置させてある。生線香群の先端が盆受板
の面上に載り安定して落下する所要時間が経過すると上
記整列受板は後側に待避する。このときもなお、生線香
群はわずかに整列受板に載せて盆受板面上を滑り落ちて
いる。
【0017】生線香群の先端部分が盆受板の下端部を越
えて押し出しされる頃には、シリンダー内の生線香の残
量はなくなる。次いで、油圧プレス式押出成型機のピス
トンは下降から上昇に転じて、再び原料供給機から次の
一つ玉生線香の供給を待つ。
【0018】盆受板上に生線香群の押し出しが完了する
と、盆受板は盆受装置で水平位置まで移動される。する
と、水平位置にある盆受板の両端部外側で待機していた
受刃用板が生線香群の上面に当たり、次いで横から切断
刃がその受刃用板面上を走行して生線香群の両端を切断
する。切断が完了すると、盆受板は生線香群を載置した
状態で台車上に積み上げられて乾燥室に送られる。
【0019】盆受板が盆受装置で水平位置に移動させて
いる間に、次の盆受板が供給され、上記一連の工程が繰
り返される。
【0020】
【実施例】本発明に係る線香の盆受板への縦出し成型に
おける前受方法およびその装置の実施例を図にもとづい
て説明する。
【0021】図1および図2に示すように、前工程であ
らかじめ棒状に成型しておいた一つ玉の生線香3を置い
て間欠搬送するベルトコンベア1からなる原料供給装置
4を備え、この原料供給装置4の出口にモータまたはエ
アシリンダなどの適宜の駆動装置で開閉自在にしたダン
パー2を備え、これに隣接して上記ダンパー2の開閉作
動により一つ玉の生線香3を1個づつ供給できるように
し、これを受け取る矩形の箱型でできたシリンダー5
と、このシリンダー5内を上下動する油圧ピストン6
と、この油圧ピストン6で生線香3を押し出し成型する
ために上記シリンダー5下部に直線上に1列または2列
に穴を開けたシリンダーノズル7とからなる油圧プレス
式押出成型機8を備える。上記した棒状の一つ玉生線香
3の大きさは、油圧ピストン6の1回の押し出し作動で
その全量が暖簾上に押し出されて盆受板9の1枚に載置
され、その両側に少しはみ出る程度の分量とする。本実
施例では、上記盆受板9を縦長方向の断面がパイプ構造
を有する矩形の紙製段ボール板として説明する。
【0022】さらに、上記シリンダーノズル7の下方に
シリンダーノズル7から暖簾状に垂下して押し出されて
くる生線香群10を受け取るための整列受板11を設け
る。この整列受板11は図3および図4にその詳細を示
すように、生線香群10を受ける前側に湾曲したパンチ
ングメタル板あるいは表面が滑らかな適宜の材質ででき
た矩形板で構成する。そして、この整列受板11の上端
部を水平に支持した回転軸12に固定し、この整列受板
11にエアシリンダを取り付けて上記回転軸12まわり
で前後に揺動自在にするための揺動手段13を備える。
【0023】また、図2および図5に示すように、上記
整列受板11の下方に盆受板供給機14で供給された盆
受板9を傾斜状態で載置するための盆受板載置部15を
設ける。この盆受板載置部15の下端部には、盆受板9
を載せる載置台44を取り付けてある。この載置台44
は支軸45で支持され、この支軸45まわりに回転する
ように構成されている。また、この盆受板載置部15の
上端部近傍に主回転軸16を水平に支持し、この主回転
軸16に2本のアーム17を取り付け、このアーム17
それぞれの上下2箇所に互いに対向させて把持爪18を
取り付けた盆受装置19を構成する。この把持爪18は
上下に重なる2枚の板でできており、支軸20に支持さ
れた平歯車(図外)を噛み合わせて支軸20をモータ2
3で回転させると、互いに逆回転して2枚の板が開閉す
るように構成されている。上記盆受装置19が下降して
その把持爪18で盆受板9を把持すると、上記載置台4
4は支軸45まわりに回転して盆受板9の下端部から待
避し、次いで盆受板9の面上を滑り落ちてくる生線香群
10の先端が当たらないように構成されている。
【0024】また、図1および図2に示されているよう
に、上記盆受装置19のアーム17下端にワイヤー21
の先端を取り付け、このワイヤー21をウインチ22で
巻き上げたり、巻き下ろしたりすることにより、傾斜す
る盆受板載置部15に載置された盆受板9を把持して水
平位置まで移動できるように構成されている。盆受板9
の面上に生線香群10が押し出されて載置されると、ウ
インチ22でワイヤー21が巻き下ろされて盆受装置1
9が盆受板載置部15の位置に来る。このとき、すでに
把持爪18は開いている。モータ23が回転すると、把
持爪18の2枚の板が閉じて盆受板9の両側部を把持す
る。次に、ウインチ22でワイヤー21を巻き上げる
と、盆受装置19は盆受板9を把持して主回転軸16ま
わりに揺動し、水平位置まで移動する。この間に、上記
盆受板載置部15下端に設けた載置台44は元の位置に
戻り、次の盆受板9が盆受板供給機14で盆受板載置部
15に供給され、この載置台44に載せて盆受装置19
が下降してくるまで待機している。
【0025】図3および図4に詳細を示すように、上記
整列受板11と傾斜する盆受板載置部15上に載置され
た盆受板9との取り合いは、上記シリンダーノズル7か
ら暖簾状に垂下する状態で押し出されてくる生線香群1
0の先端を上記整列受板11に載せてから盆受板9の上
端部近傍の面上位置に載せて滑らせる位置、すなわち盆
受板9の上端部からXの距離に整列受板11を待機させ
ておき、次いで所要時間経過以後は上記の面上位置より
も盆受板9の上端部に近い位置に載せて滑らせる位置、
すなわち盆受板9の上端部からYの距離に整列板11を
待避させるように揺動手段13で整列受板11を揺動さ
せて生線香群10を盆受板9で受け取る位置とする。
【0026】次に、盆受板9が水平位置まで移動する
と、盆受板9の両側からはみ出た生線香群10はこの位
置で待機している切断装置38で切断される。この切断
装置38は図6および図7に示すように、丸刃の切断刃
25と受刃用板24からなり、盆受板9が水平位置まで
移動すると、盆受板9の両側からからはみ出た生線香群
10の上面が盆受板9の両端外側の上方で待機している
受刃用板24に当たる。しかる後、この受刃用板24に
対向して備えた切断刃25が受刃用板24上を押し当て
るようにして横切り生線香群10の両端部を切り落と
す。上記受刃用板24は矩形のプラスチックス板ででき
ており、またその長手方向で盆受板9の両端部近傍にス
ポンジ26を貼りつけておいて、生線香群10を上から
押さえることによって切断時に生線香が10が動かない
ように構成されている。上記切断刃25は、水平に支持
した2本のスライドシャフト27上を走行する支持腕2
8に取り付けた支軸29に自由回転自在に支持されてい
る。また、この支持腕28は盆受板9を横切るように掛
け渡したチエーン30に支持されて、このチェーン30
を支持するスプロケット31の支軸32に同軸に取り付
けたスプロケット33と、正逆回転自在のモータ34の
出力軸35に取り付けたスプロケット36との間にチェ
ーン37を掛けて盆受板9の1枚ごとに往復走行するよ
うに構成されている。盆受装置19で盆受板9が水平位
置まで移動すると、図に示すA位置に待機していた切断
刃25がB位置まで走行する。切断が完了すると、モー
タ34が逆転して切断刃25は元のA位置まで戻る。こ
の切断後の状態を図8に示す。
【0027】なお、39は水平位置で盆受板9上の生線
香群10の両端を切断した後、盆受装置19上の盆受板
9を次の集積工程に移し替えるための集積搬送部であ
り、この集積搬送部39で台車46上に積み上げた盆受
板9の状態を図9に示す。また、40は盆受板9から切
断された生線香群10の切り屑41を受けるホッパーで
あり、42はその切り屑41を回収するための搬出用ベ
ルトコンベアである。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】油圧プレス式押出成型機から押し出されて
きた生線香群を、直接盆受板で受け取らずに、まず整列
受板に載せて生線香群の乱れを矯正してから盆受板面上
に受け渡すようにしたから、暖簾上に押し出されてくる
生線香群は盆受板面上で乱れることなく滑り落ち、整列
して盆受板の面上に載置することができる。
【0030】また、生線香群を整列受板と盆受板の面上
に載せながら押し出すから、生線香群の自重で切れてし
まうという問題がなくなった。
【0031】また、盆受板1枚に載置する生線香群の分
量を一つ玉として油圧プレス式押出成型機に供給し、こ
の一つ玉の全量を1回の押し出し作動で暖簾状に押し出
すようにしたから、従来のように盆受板複数枚分に相当
する多量の生線香を一度に供給して順次押し出し作動を
する場合に比べると、はるかに押し出し圧力が低くて済
む。その結果、油圧プレス式押出成型機を小型にするこ
とができるから設備費が安くつく。また、消費電力も少
なくて済み、ランニングコストが安くつく。
【0032】また、生線香原料を一つ玉とするバッチ式
成型方法であるが、盆受板を盆受装置で移動させている
後処理時間内に次の一つ玉を油圧プレス式押出成型機に
投入して押し出し成型をさせることができるから、あた
かも連続式成型をしている効果がある。
【0033】さらに、一つ玉を原料供給装置に仕込むだ
けの簡単な作業でよいから、1人で作業ができる。その
ために、本装置をダブルに併設しても1人で十分に運転
が可能であり省力化できる。
【0034】しかも、盆受板1枚分に相当する分量の生
線香一つ玉を1回で押し出してしまうから、油圧プレス
式押出成型機のシリンダー内に生線香の原料が残らず、
従来のようにシリンダー内で生線香の粘度が変化してし
まって、押し出す途中で切れたり、シリンダーノズルの
穴が詰まったりするトラブルがなくなった。
【0035】また、盆受板の両端からはみ出た生線香群
を切断するに際しては、盆受板の両端部外側位置で生線
香群を受刃用板で受け、この上に切断刃で押し当てて切
断するようにしたから、その切断端部が盆受板面にくい
込むことがないので、乾燥時に線香が収縮しても切れた
りしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体正面図である。
【図2】図1の要部正面図である。
【図3】図2の拡大正面図である。
【図4】暖簾上に押し出されてくる生線香群の受け取り
状態を示す斜視図である。
【図5】盆受板載置部および盆受装置を示す正面図であ
る。
【図6】盆受板上の生線香群を切断する切断装置を示す
正面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】盆受板に載置した生線香群の切断後の状態を示
す斜視図である。
【図9】台車上に載せた盆受板の状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
3 生線香 4 原料供給装置 5 シリンダー 6 油圧ピストン 7 シリンダーノズル 8 油圧プレス式押出成型機 9 盆受板 10 生線香群 11 整列受板 15 盆受板載置部 19 盆受装置 24 受刃用板 25 切断刃 38 切断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−134311(JP,A) 特開 平2−121916(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盆受板9の1枚に載置する生線香群10
    に相当する分量よりも少し多い目の分量を一つ玉とする
    生線香3を油圧プレス式押出成型機8のシリンダー5内
    に供給し、これをシリンダーノズル7から1回の押し出
    し作動で一つ玉の全量を暖簾状に押し出した生線香群1
    0を整列受板11に載せてから、傾斜状態に置かれた盆
    受板9の上端部近傍の面上位置に載せて滑らせる位置に
    整列受板11を待機させ、所要時間経過以後は上記の面
    上位置よりも盆受板9の上端部に近い位置に載せて滑ら
    せる位置に整列受板11を待避させ、押し出しが完了す
    ると盆受板9を水平位置まで移動させて盆受板9の両側
    にはみ出た生線香群10を切断するようにしたことを特
    徴とする線香の盆受板への縦出し成型における前受方
    法。
  2. 【請求項2】 盆受板9の1枚に載置する生線香群10
    に相当する分量よりも少し多い目の分量を一つ玉とする
    生線香3を供給する原料供給装置4を備え、この生線香
    3の一つ玉を収納するシリンダー5と、このシリンダー
    5内を上下動する油圧ピストン6と、この油圧ピストン
    6の1回の押し出し作動で一つ玉の全部を暖簾状に押し
    出すシリンダーノズル7とからなる油圧プレス式押出成
    型機8を備え、このシリンダーノズル7の下方に前後に
    揺動自在にした整列受板11を備え、さらにこの下方
    に、盆受板9を傾斜状態で置く盆受板載置部15を備
    え、上記シリンダーノズル7から暖簾状に押し出された
    生線香群10を上記整列受板11に載せてから盆受板9
    で受けるにあたり、所要時間経過後までは盆受板9の上
    端部近傍の面上に載せて滑らせる位置に整列受板11を
    待機させ、所要時間経過以後は上記の面上位置よりも盆
    受板9の上端部に近い位置に載せて滑らせる位置に整列
    板11を待避させるように前後に揺動する揺動手段13
    を備え、押し出しが完了すると盆受板9を把持して水平
    位置まで移動させるための盆受装置19を備え、この水
    平位置で盆受板9の両側にはみ出た生線香群10を切断
    するための切断装置38を備えたことを特徴とする線香
    の盆受板への縦出し成型における前受装置。
  3. 【請求項3】 上記切断装置38は、盆受板9の両端部
    外側位置で生線香群10の片面を受ける受刃用板24
    と、この受刃用板24に押し当てて盆受板9の両端部に
    沿って生線香群を切断する切断刃25とで構成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の線香の盆受板への縦出し
    成型における前受装置。
  4. 【請求項4】 盆受板9を、縦長方向の断面がパイプ構
    造を有する矩形の紙製段ボール板としたことを特徴とす
    る請求項2又は3に記載の線香の盆受板への縦出し成型
    における前受装置。
JP10352150A 1998-11-25 1998-11-25 線香の盆受板への縦出し成型における前受け方法およびその装置 Expired - Fee Related JP3060301B2 (ja)

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