JP3059844B2 - Fmラジオ受信機のagc回路 - Google Patents

Fmラジオ受信機のagc回路

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JP3059844B2 JP4318463A JP31846392A JP3059844B2 JP 3059844 B2 JP3059844 B2 JP 3059844B2 JP 4318463 A JP4318463 A JP 4318463A JP 31846392 A JP31846392 A JP 31846392A JP 3059844 B2 JP3059844 B2 JP 3059844B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFMラジオ受信機のAG
C回路、特にAGC回路に生じる相互変調歪みを除去す
ることのできる改良されたAGC回路に関する。
【0002】
【従来の技術】FMラジオ受信機においては、そのフロ
ントエンド回路にAGC回路が設けられており、アンテ
ナ同調回路及びRF増幅回路の利得を受信信号レベルに
応じて自動的に利得制御している。
【0003】このようなフロントエンド回路の一例が図
3に示されており、アンテナ10から入力されたFM放
送波は同調回路11によって所望のFM局が選択され、
RF増幅回路12を通ってミキサ13に供給される。
【0004】前記アンテナ10には周知のようにPIN
ダイオードなどを含む減衰器14が接続されており、入
力信号レベルを後述するAGC回路によって利得制御す
ることができる。
【0005】ミキサ13にはローカル発振器15から所
望の局部発振信号が供給され、ミキサ13ではFM受信
信号が選択された局部発振信号と混合され、中間周波数
信号としてバンドパスフィルタ16を通りセラミックフ
ィルタ17に供給される。周知のようにセラミックフィ
ルタ17の出力はIFアンプ18にて中間周波増幅さ
れ、更にFM検波器19を通ってステレオ復調回路に供
給される。
【0006】このようなフロントエンド回路において、
受信信号の利得制御を行うため、前記RF増幅回路12
及び減衰器14にはAGC駆動回路20から利得制御信
号が供給され、受信信号レベルに応じた最適利得が設定
される。従来において、受信信号レベルを検出するた
め、レベル検波器21が設けられており、中間周波信号
のレベルが検出され、この検出信号が前記AGC駆動回
路20に供給される。
【0007】従って、このAGC回路によれば、FM受
信信号のレベルをフロントエンド回路にて自動的に適正
値に制御することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来におけるAGC回路においては、特にレベル検
波器21が非線形特性を有するために、レベル検出信号
中に高周波成分が出力されてしまうという問題があっ
た。このような高周波成分は、特にミキサ13の出力に
異なる周波数の信号が出力された場合に特に問題とな
り、このような2種類の周波数信号は相互変調歪を発生
し、該相互歪がレベル検波器21から漏れ出すので、前
記フロントエンド部の相互妨害特性を著しく悪化させる
欠点がある。
【0009】そして、FM受信機におけるフロントエン
ド部をIC化したような場合、レベル検波器21から前
述した如く洩れ出した高周波成分は極めて容易にIF段
に混入してしまい、希望受信信号とともにこの高周波成
分がFM復調されることにより混信が生じる。実際上、
前記高周波成分の混入は、IC化されたフロントエンド
回路において容易に各配線間を伝わってミキサ段及びI
F段に飛び込むこととなり、小型化された携帯型FMラ
ジオ受信機あるいは車載用FMラジオ受信機などにおい
てこのような相互変調妨害特性の劣化が問題となる。
【0010】従来において、このような高周波成分の除
去は、例えばレベル検波器21の出力端子に外付けでコ
ンデンサなどを挿入することである程度除去することが
可能であるが、このような場合、IC化されたフロント
エンド回路の外部に端子を設ける必要が生じ、ピン数の
増加及び外付けコンデンサの追加等を必要とする欠点が
生じていた。
【0011】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、簡単な構成でAGC回路におけ
る相互変調妨害を除去することのできる改良されたFM
ラジオ受信機のAGC回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、AGC回路におけるレベル検波器とAG
C駆動回路との間に中間周波数より低いカットオフ周波
数を有するローパスフィルタを設け、レベル検波器から
洩れ出す高周波信号を確実に除去することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】従って、本発明によれば、レベル検波器21の
出力に洩れ出した高周波成分はローパスフィルタによっ
て極めて容易に除去され、隣接局周波数に基づく相互変
調妨害を確実に除去可能である。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を
説明する。
【0015】図1には本発明の好適な実施例が示され、
前述した図3における従来回路と同一部材には同一符号
を付して説明を省略する。
【0016】本発明において特徴的なことは、AGC回
路のレベル検波器21とAGC駆動回路20との間にロ
ーパスフィルタ22が挿入されていることであり、実施
例においてはこのローパスフィルタ22もフロントエン
ド回路に一体にIC化されている。
【0017】以上の構成により、本発明では、レベル検
波器21から出力される直流成分であるレベル検出信号
に重畳している高周波成分はローパスフィルタ22によ
って確実に除去され、AGC駆動回路20からミキサ段
そしてIF段に混入する相互変調歪みノイズを確実に除
去可能である。また、ローパスフィルタ22はレベル検
波器21の後段に近接して設けられているので、AGC
駆動回路20までのIC回路による回路パターンから高
周波成分が輻射して伝搬することも確実に除去可能であ
る。
【0018】以上のようにして、本発明によれば、ロー
パスフィルタ22を例えば抵抗とコンデンサの組み合わ
せから簡単に構成してフロントエンド回路に一体的にI
C化することにより極めて容易に相互変調妨害を除去す
ることができる。その場合、例えば抵抗値が100kΩ
の抵抗と容量が50pFのコンデンサとによってローパ
スフィルタを構成すれば、そのカットオフ周波数を中間
周波数以下に設定でき、しかもIC内に内蔵することが
できる。その結果、相互変調妨害の除去が達成でき、I
Cの外部接続用のピンも増加しない。
【0019】図2には本発明に係るローパスフィルタの
効果が示されており、図において横軸はアンテナ入力電
圧を示し又縦軸はFM復調出力レベルを示す。
【0020】特性101は例えばFMキャリア周波数を
98MHzとしたときの信号レベルを示し同様に特性1
02はこのときのノイズレベルを示す。
【0021】このような受信状態において、隣接局のキ
ャリア周波数成分が混入すると、信号成分及びノイズ成
分は特性201及び202で示すごとくアンテナ入力電
圧が70dB以上において生じる。そして、特性301
及び302は本発明によりレベル検波器21とAGC駆
動回路20との間にローパスフィルタ22を挿入したと
きの信号特性及びノイズ特性を示し、図から明らかなよ
うに、アンテナ入力電圧レベルが100dB以上に上昇
し、十分にノイズ除去作用が機能していることが理解さ
れる。
【0022】従って、本発明によれば、前記ローパスフ
ィルタのカットオフ周波数は中間周波数より低い帯域に
設定することが好適である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
AGC回路のレベル検波器とAGC駆動回路との間にロ
ーパスフィルタを設けることにより、AGC回路に混入
する高周波成分を除去し相互変調妨害を確実に減少する
ことができる。
【0024】そして、このようなローパスフィルタはフ
ロントエンド回路に一体的にIC化し、回路構成を大幅
に複雑化させることなく、また外部接続用のピンあるい
はコンデンサ等を必要としないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るFMラジオ受信機のAGC回路の
好適な実施例を示すブロック回路図である。
【図2】図1におけるアンテナ入力−FM復調出力特性
図である。
【図3】従来におけるAGC回路の一例を示すブロック
回路図である。
【符号の説明】
20 AGC駆動回路 21 レベル検波器 22 ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 3/20 - 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線形特性を有する素子を備えFM受信
    信号を局部発信信号と混合した中間周波信号のレベルを
    検出するレベル検波器と、このレベル検波器の検出レベ
    ルに応じてフロントエンド部の利得を制御するAGC駆
    動回路と、を含むFMラジオ受信機のAGC回路におい
    て、 レベル検波器とAGC駆動回路との間に設けられると共
    にIC化可能な素子によって中間周波数より低いカット
    オフ周波数が設定されるローパスフィルタを設けたこと
    を特徴とするFMラジオ受信機のAGC回路。
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