JP3059788B2 - 易開封性袋及びその製造方法 - Google Patents

易開封性袋及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開封が容易なプラスチ
ックフィルムの袋及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックフィルムの袋を手で
容易に開封するために、袋外縁のシール部に切欠ノッチ
を設けておき、このノッチの部分から引き裂いて開封す
る方法が一般的に知られているが、このようなノッチを
設けた袋では開封する場所が限られる欠点がある。そこ
で、任意の場所から開封するために、外縁のシール部と
なる位置に多数の傷を設けたものが提案されている。例
えば、包装材に貫通した細かい複数の切れ目を包装材に
設けておきこの部分をシールして製袋するものや、同様
な切れ目を入れた基材フィルムに熱接着性樹脂フィルム
を積層した包装材により製袋するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたシール部に切れ目を設けた袋は、開封時に
切れ目を伝って引き裂かれるものであるが、切れ目の形
状や配置によってはうまく引き裂けない場合があるとい
う問題点があった。また、切れ目を形成するカッターの
刃先の形状や配置が複雑でしかもカッターの使用に伴う
刃の損傷が激しいことから、製造コストが高くなるとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、確実にか
つ容易に開封でき、しかも、製造の簡単な易開封性袋及
びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る一つの形態の易開封性袋は、内面に熱
接着性樹脂を積層した包装材からなる袋において、外縁
のシール部に該外縁と直角な方向の線状の凹凸であっ
て、上下振動する超音波ホーンと直線状のローレットが
刻まれた回転治具の間に包装材を通すことにより連続状
態で形成した凹凸により構成された弱化領域を設けたこ
とを特徴としており、その製造方法は、上下振動する超
音波ホーンと直線状のローレットが刻まれた回転治具の
間に包装材を通すことにより、前記包装材の側縁と直角
な方向の線状の凹凸を前記包装材の両側縁に沿って帯状
に形成した後、該帯状部分を重ね合わせた状態でヒート
シールして製袋することを特徴とするものである。
【0006】また、同様の目的を達成するために、本発
明に係る別の形態の易開封性袋は、内面に熱接着性樹脂
を積層した包装材からなる袋において、外縁の折曲げ部
該外縁と直角な方向の線状の凹凸であって、上下振
動する超音波ホーンと直線状のローレットが刻まれた回
転治具の間に包装材を通すことにより連続状態で形成し
た凹凸により構成された弱化領域を設けたことを特徴と
しており、その製造方法は、上下振動する超音波ホーン
と直線状のローレットが刻まれた回転治具の間に包装材
を通すことにより、前記包装材を折り曲げる方向と直角
な方向の線状の凹凸を前記包装材の折曲げ部を覆うよう
にして帯状に形成した後、該帯状部分を折り曲げた状態
で製袋することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成からなる各易開封性袋においては、そ
のシール部或いは折曲げ部に対して手で引き裂く力が掛
かると、シール部或いは折曲げ部における弱化領域は線
状の凹凸に沿って容易に切断され、そのまま引き裂くこ
とにより袋全体が開封される。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る一つの形態の易開封性袋
の一実施例を示す平面図である。この易開封性袋1は、
外側から順にナイロンフィルム(15μ)、アルミ箔
(7〜9μ)、ポリエチレンフィルム(20〜40μ)
が積層されてなる包装材で形成されたもので、その周囲
にシール部a、b、cを有するいわゆる三方シール袋の
形態をしており、縦方向のシール部aには外縁と直角な
方向の線状の凹凸で構成された弱化領域2を有してい
る。
【0009】上記の易開封性袋1は次の工程で作成され
る。まず、従来より普通に使用されている超音波ウェル
ダーを使用し、図2に示すように、上下振動する超音波
ホーン3と直線状のローレット目が刻まれた回転治具4
の間に包装材5を通すことにより、包装材5の両側に沿
ってホーン3と回転治具4のクリアランス分の凹凸6を
形成する。すなわち、ホーン3と回転治具4のクリアラ
ンスを包装材5の厚みの半分程度としておき、ホーン3
の超音波振動により包装材5の樹脂部分を溶解させると
同時に加圧して凹凸状に変形させる。このようにして図
3に示す如く包装材5の両側に側縁と直角な方向の線状
の凹凸6からなる帯状部分7,7を予め形成しておく。
次いで、包装材5を通常の自動製袋機にかけ、両側の帯
状部分7,7を重ね合わせた状態で縦方向のシール部a
をヒートシールし、下方のシール部bをヒートシールし
てから内容物を充填し、上方のシール部cをヒートシー
ルして図1の如く製袋する。この場合、帯状部分7はヒ
ートシール時に加熱押圧されるが、凹凸6は完全には潰
されずに残った状態となり、この凹凸6により縦方向の
シール部aには弱化領域2が形成される。
【0010】上述のようにして形成された易開封性袋1
は、開封に際して弱化領域2の任意の箇所で引き裂くよ
うにされる。そして、弱化領域2に引き裂く力が掛かる
と、シール部aは凹凸6に沿って容易に切断され、その
まま引き裂くことにより袋全体が開封される。
【0011】なお、上記の実施例では三方シール袋のシ
ール部に弱化領域を設ける例を示したが、このような弱
化領域は外縁にシール部を有する任意の形態の袋に設け
ることができる。
【0012】図4は本発明に係る他の形態の易開封性袋
の一実施例を示す平面図である。この易開封性袋11
は、先の実施例と同じ包装材で形成されたもので、背部
分に合掌貼りのシール部dと上下にシール部e,fを有
するいわゆる合掌貼り袋の形態をしており、両側の折曲
げ部αには折り曲げる方向と直角な方向の線状の凹凸で
構成された弱化領域12を有している。
【0013】上記の易開封性袋11は次の工程で作成さ
れる。まず、図2に示すのと同様な超音波ホーン3と回
転治具4の間に包装材を通すことにより、図5に示す如
く包装材15の幅の略1/4のところに包装材15を折
り曲げる方向と直角な方向の線状の凹凸からなる帯状部
分17を2列に形成する。次いで、包装材15を自動製
袋機にかけ、背部分のシール部dを合掌貼りでヒートシ
ールした後、帯状部分17をその幅の略中央で折り曲げ
た状態とし、下方のシール部fをヒートシールして内容
物を充填してから上方のシール部eをヒートシールして
図4の如く製袋する。このようにして、両側の折曲げ部
αには外縁と直角な方向の凹凸からなる弱化領域12が
形成される。
【0014】上述のようにして形成された易開封性袋1
1は、開封に際して手で弱化領域12の任意の箇所が引
き裂くようにされる。そして、弱化領域12に引き裂く
力が掛かると、折曲げ部αは凹凸に沿って容易に切断さ
れ、そのまま引き裂くことにより袋全体が開封される。
【0015】なお、上記実施例では、袋11の両側の折
曲げ部αにそれぞれ弱化領域12を設けるようにした
が、片側だけでもよいことはもちろんである。また、上
記の実施例では合掌貼り袋の折曲げ部に弱化領域を設け
る例を示したが、このような弱化領域は外縁に折曲げ部
を有する任意の形態の袋に設けることができる。
【0016】また、使用する包装材としては、上記の各
実施例で説明したものに限るものではなく、内面に熱接
着性樹脂を積層したものであれば、内容物に応じて適宜
のものを使用してもよい。さらに、延伸フィルムを積層
して引き裂きに方向性を持たせるようにすることもでき
る。
【0017】
【発明の効果】本願発明は、上述のとおり構成されてい
るので次に記載する効果を奏する。
【0018】外縁のシール部或いは折曲げ部に前記外
縁と直角な方向の線状の凹凸であって、上下振動する超
音波ホーンと直線状のローレットが刻まれた回転治具の
間に包装材を通すことにより連続状態で形成した凹凸に
より構成さた弱化領域を設けたことにより、凹凸の部
分がノッチと同様な作用を行いしかも凹凸に沿って真っ
直ぐに引き裂けることから、任意の箇所から確実にかつ
容易に袋を開封することができる。
【0019】本発明の易開封性袋は、包装材に予め凹凸
を帯状に形成しておき、この帯状部分をシールするか或
いは折り曲げることにより製袋するが、この凹凸は通常
の超音波ウェルダーを使用して形成することができるの
で袋の製造が簡単であり、しかもコストを低く押さえる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一つの形態の易開封性袋の一実施
例を示す平面図である。
【図2】包装材に線状の凹凸を形成する方法の説明図で
ある。
【図3】線状の凹凸が帯状に形成された包装材の一形態
を示す概略図である。
【図4】本発明に係る他の形態の易開封性袋の一実施例
を示す平面図である。
【図5】線状の凹凸が帯状に形成された包装材の他の形
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 易開封性袋 2 弱化領域 5 包装材 6 凹凸 a シール部 11 易開封性袋 12 弱化領域 15 包装材 α 折曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 65/28 B65D 65/28 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 33/00 B65D 65/28 B65D 77/30 B31B 1/25 321 B31B 41/14 - 41/24 B29C 59/00 - 59/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に熱接着性樹脂を積層した包装材か
    らなる袋において、外縁のシール部に該外縁と直角な
    方向の線状の凹凸であって、上下振動する超音波ホーン
    と直線状のローレットが刻まれた回転治具の間に包装材
    を通すことにより連続状態で形成した凹凸により構成さ
    れた弱化領域を設けたことを特徴とする易開封性袋。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の易開封性袋の製造方法に
    おいて、上下振動する超音波ホーンと直線状のローレッ
    トが刻まれた回転治具の間に包装材を通すことにより、
    前記包装材の側縁と直角な方向の線状の凹凸を前記包装
    材の両側縁に沿って帯状に形成した後、該帯状部分を重
    ね合わせた状態でヒートシールして製袋することを特徴
    とする易開封性袋の製造方法。
  3. 【請求項3】 内面に熱接着性樹脂を積層した包装材か
    らなる袋において、外縁の折曲げ部に該外縁と直角な
    方向の線状の凹凸であって、上下振動する超音波ホーン
    と直線状のローレットが刻まれた回転治具の間に包装材
    を通すことにより連続状態で形成した凹凸により構成さ
    れた弱化領域を設けたことを特徴とする易開封性袋。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の易開封性袋の製造方法に
    おいて、上下振動する超音波ホーンと直線状のローレッ
    トが刻まれた回転治具の間に包装材を通すことにより、
    前記包装材を折り曲げる方向と直角な方向の線状の凹凸
    を前記包装材の折曲げ部を覆うようにして帯状に形成し
    た後、該帯状部分を折り曲げた状態で製袋することを特
    徴とする易開封性袋の製造方法。
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