JP3059312U - Isdn用宅内端子板 - Google Patents

Isdn用宅内端子板

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JP3059312U
JP3059312U JP1998009093U JP909398U JP3059312U JP 3059312 U JP3059312 U JP 3059312U JP 1998009093 U JP1998009093 U JP 1998009093U JP 909398 U JP909398 U JP 909398U JP 3059312 U JP3059312 U JP 3059312U
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core
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威 増田
毅 吉岡
勝平 市村
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WATANABE, CO. LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの建造物の複数の部屋で一つのISDN
回線をディジタル回線としてもアナログ回線としても利
用できるようにする。 【解決手段】 8Pモジュラ・ジャックを挿入接続する
第一のレセプタクルと、6Pモジュラ・ジャックを挿入
接続する第二および第三のレセプタクルとを挿入口が化
粧板の表面に現れるように1個の枠体に取付け、引留め
端子を用いて、壁面管路から引き込んだ8芯ケーブルの
うちの4個の配線を第一のレセプタクルに接続し、2個
の配線を第二のレセプタクルに接続するとともに、他の
残り2個の配線を第三のレセプタクルに接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ISDN(Integrated Service Digital Network, 統合サービス・ ディジタル通信網) 用の宅内配線端子板として利用する。本考案は、建造物の外 から引き込まれたISDN用通信線をさまざまな形態で利用するために、その建 造物の室内の壁面に設置する端子板の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電話線を屋内に引き込む場合には、建造物の軒下などに保安器を設 け、その保安器を中継点として屋内に引き込まれた電話線をその建造物の屋内壁 面に設けた端子板に配線する技術が知られている。電話線の場合には、そのケー ブルは一対の芯線であり、電話局から配線されてきた一対の導体線にはアナログ 信号が伝送されているので、そのまま端子板に接続することにより、その端子板 に電話機あるいはファクシミリ装置などの端末装置を接続して通信を行うことが できる。
【0003】 電話局から配線された一対の通信線がディジタル信号(ISDN・64kbs )線であるときには、宅内にDSU(Digital Service Unit,ディジタル回線終 端装置) を設けて、電話局からの信号に同期をとるとともに、通常のアナログ電 話機を接続して利用する場合には、そのDSUの出力側にアナログ用TA(Term inal Adapter) を接続して、ディジタル・アナログ変換およびアナログ・ディジ タル変換を行うことが必要である。現在の規格では、DSUの局側はディジタル 2線であり、宅内側はディジタル4線である。またTAのDSU側はそのディジ タル4線であり、宅内側はアナログ対線が2回線(B1およびB2に対応)都合 4線となる。そして、このようなISDN回線を利用する形態としては、64k ディジタル信号として利用する場合には、コンピュータ装置や高速ファクシミリ 装置などをDSUのディジタル4線に接続し、電話機を接続する場合には、TA の宅内側に2個の電話機を接続して2回線の電話を利用することができる。この アナログ用2回線の一方にはアナログ用ファクシミリ装置を接続して利用するこ とができる。
【0004】 したがって、一つの建造物の中に複数の部屋があり、この複数の部屋でそれぞ れいくつかの通信機器をISDN用通信線に接続して利用する場合には、この複 数の部屋までそれぞれ必要な配線を行わなければならない。従来このような場合 には、(1)屋外配線から引き込まれた2芯ケーブルをそのまま通信機器を利用 する複数の部屋に引き入れ、その2芯ケーブルをその部屋毎に設置したDSUに 接続する、(2)屋外配線から引き込まれた2芯ケーブルをその引き込み点に設 置したDSUに接続し、さらにこのDSUの4線側の配線を各部屋に配線する、 (3)屋外配線から引き込まれた2芯ケーブルをその引き込み点に設置したDS Uに接続し、さらにそのDSUの近傍にあるいはそのDSUと一体的にTAを設 け、DSUの4線側の配線およびTAのアナログ側の2回線を各部屋に配線する 、などの方策が採られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記(1)の方法は、ISDNを利用する多くの利用者が行っている配線形態 であるが、各部屋毎にDSUを設けることが必要であって経済的ではない。複数 の部屋でディジタル回線およびアナログ回線を共に利用するには、各部屋毎に壁 に設けた端子板の後にそれぞれ複雑な配線をしなければならない。
【0006】 上記(2)の方法では、各部屋で64kディジタル信号を直接に利用すること ができるが、通常のアナログ電話機を利用する場合は不便である。ISDN回線 の利用者はしばしばこのような配線形態をとって、アナログ電話機については別 の電話回線を利用していることがある。これはISDNの利点を十分に利用して いないことになる。
【0007】 上記(3)の方法はISDNの利用形態としてその性能を十分に利用できる優 れた方法である。しかし、この方法では各部屋にディジタル回線(4線)とアナ ログ回線2回線(2線×2)を配線することが必要であり、従来の器具を用いる 場合には、それぞれ種類の異なる端子板を複数設ける必要があり、建物の壁に多 数の端子板を設けることになってしまう。
【0008】 また、かりに上記(3)の方法の配線を行うことを希望する利用者があっても 、複数の部屋に対してISDN回線の引き込み点からスター状の配線を行うか、 あるいはISDNの引き込み点を起点に各部屋の端子板を順次いもづる式に接続 してゆくバス接続を行うかの問題がある。スター状の配線はわかりやすい点であ るいは従前の一般アナログ電話線を置き換える場合に有利であるが、各部屋の端 子までの配線には当然に距離の長短があり配線工事は不便であり一般に作業工数 が大きくなる。またその配線のどこに終端抵抗器を接続するかの問題が残る。終 端抵抗器の位置が適当でないと、信号に複雑な反射が発生してISDNの特性を 十分に利用することができない場合が発生する。
【0009】 本考案はこのような背景に行われたものであり、一つの建造物の複数の部屋で 一つのISDN回線をディジタル回線としてもアナログ回線としても利用するこ とができる便利な端子板を提供することを目的とする。本考案は、壁面に多数の 孔をあけて端子を設置する必要がない端子板を提供することを目的とする。本考 案は、配線工事の工数が小さいいもづる式の配線を行うことができる端子板を提 供することを目的とする。本考案は、ディジタル信号線の配線の終端位置一か所 の最適位置に終端抵抗器を接続することができ、信号の特性劣化を引き起こすこ とのない端子板を提供することを目的とする。本考案は、部品の種類が一種類で あって、しかも複数の部屋でさまざまな形態でISDN回線を利用することがで きる端子板を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電話局から配線された一対の通信線がISDN回線であるときに、 設置されたDSUにより電話局からのディジタル信号と同期をとるとともに、I SDN回線に接続されるディジタル通信機器および分離されたアナログ回線に接 続されるアナログ電話機その他を複数の部屋でそれぞれ利用することができる宅 内端子板の構造を特徴とする。
【0011】 すなわち、本考案は、建造物の宅内壁面に埋め込まれた配線用金具に固着可能 な1個の枠体と、この枠体の表面に被せられる1枚の化粧板とを備え、前記枠体 に、8Pモジュラ・ジャックが挿入接続される第一のレセプタクルおよびそれぞ れ6Pモジュラ・ジャックが挿入接続される第二および第三のレセプタクルが、 それぞれのモジュラ・ジャック挿入口が前記化粧板の表面に現れるように取付け られ、壁内管路から引き込まれる8芯ケーブルの各芯線がそれぞれ接続される8 個の引留め端子と、この引留め端子のうちの4個の導体と前記第一のレセプタク ルの4個の導体とを接続する4本の配線と、この引留め端子のうちの他の2個の 導体と前記第二のレセプタクルの2個の導体とを接続する2本の配線と、この引 留め端子のうちの残りの2個の導体と前記第三のレセプタクルの2個の導体とを 接続する2本の配線とを備えたことを特徴とする。
【0012】 前記引留め端子はそれぞれ2本の芯線を相互に接続するリンク端子であり、そ のリンク端子のうちの一方に壁内管路内から引き込まれた8芯ケーブルの各芯線 がそれぞれ接続され、他方に壁内管路内に引き戻される延長用8芯ケーブルの各 芯線がそれぞれ接続され、前記リンク端子は、各芯線の導体先端を挿入すること によりその芯線と電気的に接続するとともに機械的にその芯線を保持するバネ端 子を含むことが望ましく、さらに、前記4個の導体のうち対をなす2組の導体間 にそれぞれ設けられた開閉スイッチおよび終端抵抗器の直列回路を備え、前記開 閉スイッチは、ドライバの先端により操作可能な形状の半固定形であることが望 ましい。
【0013】 建造物の宅内壁面に埋め込まれた配線用金具に固着される枠体に、8Pモジュ ラ・ジャックを挿入接続する第一のレセプタクルと、6Pモジュラ・ジャックを 挿入接続する第二のレセプタクルおよび第三のレセプタクルとをその挿入口室内 側に向いて現れるように取付け、この枠体の表面に化粧板を被せる。
【0014】 このレセプタクルのいずれか(例えば、第一のレセプタクル)に壁内管路から 引き込まれた8芯ケーブルの各芯線をそれぞれ接続する8個の各引留め端子を設 け、枠体を壁内の配線金具に取付ける前に、この引留め端子のうちの4個の導体 と第一のレセプタクルの4個の導体とを4本の配線で接続し、引留め端子のうち の他の2個の導体と第二のレセプタクルの2個の導体とを2本の配線で接続する 。さらに、引留め端子のうちの残りの2個の導体と第三のレセプタクルの2個の 導体とを2本の配線で接続する。
【0015】 引留め端子はそれぞれ8芯ケーブルの1本の芯線と配線用の芯線との2本の芯 線が相互に接続するようにリンク端子で形成し、その両端に差込み用の孔を形成 して、この差込み用の孔の一方に壁内管路から引き込んだ8芯ケーブルの各芯線 の導体先端を挿入する。これにより8芯ケーブルを引留め端子に簡単に接続する ことができる。また、この差込み用の孔の他方に壁内管路に引き戻す延長用の8 芯ケーブルの各芯線の導体先端を挿入する。これにより延長側の各芯線を引留め 端子に簡単に接続することができる。
【0016】 このようにしてリンク端子と8芯ケーブルの各芯線とは導体先端の挿入操作だ けで簡単に電気的に接続され、バネ端子構造に形成されたリンク端子に挿入され た導体先端が機械的に強固に保持され、電気的かつ機械的な保持状態が長時間に わたり維持される。
【0017】 引留め端子のうちの4個の導体のうち対をなす2組の導体間にはそれぞれ開閉 スイッチおよび終端抵抗器の直列回路が備えられているので、終端位置で開閉ス イッチのオン操作を行えば、ディジタル信号線の終端位置の1個所に接続する終 端抵抗器の最適位置を容易に設定することができる。
【0018】 この開閉スイッチは、第一のレセプタクルに配置し、ドライバの先端あるいは 爪などにより操作可能な形状の小さい操作ノブを形成し、オンまたはオフにいっ たん操作された後に振動あるいは何かが接触した程度の外力でオンまたはオフに 設定された状態が変化しない構造に構成する。
【0019】 このような構造にすることにより、一つの建造物の複数の部屋で一つのISD N回線をディジタル回線としてもアナログ回線としても便利に利用することがで きる。したがって、ディジタル回線用およびアナログ回線用として個別に端子を 設置する必要がなくなり、これにともなって壁内に多数の孔をあけるような工事 が不要となり、新築工事等はじめて配線工事を行う場合には作業性の優れたいも づる式の配線が可能になる。これにより、配線工事に要する工数を小さくするこ とができる。さらに、ディジタル信号線の配線の終端位置一か所の最適位置に終 端抵抗器を接続することができ、信号の特性劣化を引き起こすことなく、複数の 部屋でさまざまな形態でISDN回線を利用することができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
【0021】
【実施例】
次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案実施例の表面側 の外観形状を示す斜視図、図2は本考案実施例の背面側の外観形状を示す斜視図 、図3は本考案実施例の要部の構成を示す配線図である。
【0022】 本考案実施例は、建造物の宅内壁面に埋め込まれた配線用金具に固着可能な1 個の枠体4と、この枠体4の表面に被せられる1枚の化粧板5とが備えられ、枠 体4に、8Pモジュラ・ジャックが挿入接続される第一のレセプタクル1および それぞれ6Pモジュラ・ジャックが挿入接続される第二のレセプタクル2および 第三のレセプタクル3が、それぞれのモジュラ・ジャック挿入口1a、2aおよ び3aが化粧板5の表面に現れるように取付けられ、壁内管路から引き込まれる 8芯ケーブル6の各芯線6aがそれぞれ接続される8個の引留め端子17と、こ の引留め端子17のうちの4個の導体8と第一のレセプタクル1の4個の導体1 1とを接続する4本の配線9と、この引留め端子17のうちの他の2個の導体8 と第二のレセプタクル2の2個の導体12とを接続する2本の配線10と、この 引留め端子17のうちの残りの2個の導体8と第三のレセプタクル3の2個の導 体13とを接続する2本の配線14とが備えられる。
【0023】 引留め端子17はそれぞれ2本の芯線を相互に接続する8対のリンク端子7に より形成され、そのリンク端子7のうちの一方の端子7aに壁内管路内から引き 込まれた8芯ケーブル6の各芯線6aがそれぞれ接続され、他方の端子7bに壁 内管路内に引き戻される延長用8芯ケーブルの各芯線(配線)9、10および1 4がそれぞれ接続される。
【0024】 リンク端子7は、各芯線(配線)6a、9、10および14の導体先端を図2 に示す挿入孔27aおよび27bに挿入することによりその芯線と電気的に接続 するとともに機械的にその芯線を保持するバネ端子が含まれ、第一のレセプタク ル1に内蔵された4個の導体11のうち対をなす2組の導体11間にそれぞれ設 けられた開閉スイッチ15および終端抵抗器16の直列回路が備えられ、開閉ス イッチ15は、ドライバの先端により操作可能な形状の半固定形に形成される。
【0025】 図4は本考案実施例にかかわるISDN通信線引込み側の全体構成を示す図、 図5は本考案実施例宅内端子板を建造物内に配置した例を示す図である。
【0026】 ISDN回線21は保安器22に接続され、この保安器22に2芯ケーブル2 3によりISDN用宅内配線函24が接続される。このISDN用宅内配線函2 4に本考案によるISDN用宅内端子板20が8芯ケーブル6により接線される 。図4および図5には5個のISDN用宅内端子板20が配置された例が示され ているが、このように複数のISDN用宅内端子板20を各部屋に配置する場合 にはその相互間は8芯ケーブル6により接続される。
【0027】 このように各部屋に配置されたISDN用宅内端子板20の第一のレセプタク ル1に8Pモジュラ・ジャックを挿入することによりディジタル回線用TA25 を介してパーソナル・コンピュータ26を直接にディジタル回線に接続すること ができる。また、第二のレセプタクル2および第三のレセプタクル3に6Pモジ ュラ・ジャックを挿入することにより電話機28を接続することができる。
【0028】 図6は本考案実施例宅内端子板に接続されるISDN用宅内配線函内の要部の 構成を示すブロック図である。
【0029】 ISDN用宅内配線函24は、ISDN回線21を接続する端子盤31と、こ の端子盤31に接続されたDSU32と、このDSU32に4芯ケーブルを介し て接続されたアナログ用ターミナル・アダプタ33と、DSU32に4芯ケーブ ルを介して接続されるとともにアナログ用ターミナル・アダプタ33に2本の2 芯ケーブルを介して接続された単芯用端子板34とにより構成される。
【0030】 アナログ用ターミナル・アダプタ33には電源コンセント35から交流100 Vの電源が供給され、非常用電源となる電池部36が接続される。単芯用端子盤 34には8個の端子が備えられ、この単芯用端子盤34にISDN用宅内端子板 20が8芯ケーブルを介して接続される。
【0031】 ここで、本考案実施例ISDN用宅内端子板20を一つの建造物の複数の部屋 に設置する場合の配線方法について説明する。図4および図5には5個所に設置 する例が示されている。
【0032】 先ず、図6に示すようにISDN用宅内配線函24に備えられた単芯用端子盤 34の8個の端子からの8芯ケーブル6の各芯線6aを図2および図3に示す各 リンク端子7の端子7aに接続する。この接続は8芯ケーブル6の各芯線6aの 導体先端を挿入孔27aに挿入することにより簡単に行うことができる。この挿 入操作で電気的に接続されるとともに、リンク端子7のバネ端子により挿入され た各芯線6aが機械的に保持される。
【0033】 一つの部屋だけにISDN用宅内端子板20を配置する場合には、その部屋が 終端になるので、図2に示す開閉スイッチ15の操作ノブ15aをドライバの先 端あるいは爪によりオン側に操作する。これにより、図3に示す開閉スイッチ1 5がオン状態となり、終端抵抗器16が直列に接続される。操作ノブ15aはい ったんオン側に操作されると、意識的にオフ側に操作されない限りオンの状態が 維持される。
【0034】 このようにして8芯ケーブル6の各芯線6aが各リンク端子7に挿入された状 態で、枠体4を建造物の宅内壁面に埋め込まれた配線用金具にねじを用いて固着 し、図1に示すように枠体4の表面に化粧板5を被せる。これによりISDN用 宅内端子板20は宅内の壁面に設置される。
【0035】 このISDN用宅内端子板20を用いてパーソナル・コンピュータ26を使用 する場合は、ディジタル回線用TA25を介してパーソナル・コンピュータ26 に接続された8Pモジュラ・ジャックを図1に示す第一のレセプタクル1のモジ ュラ・ジャック挿入口1aの蓋1bを矢印の方向に持ち上げて挿入する。これに よりパーソナル・コンピュータ26はISDN用宅内配線函24内のDSU32 を介してISDN回線に接続される。
【0036】 また、電話機28を使用する場合は、電話機28に接続された6Pモジュラ・ ジャックを同様に第二のレセプタクル2のモジュラ・ジャック挿入口2aの蓋2 bを矢印の方向に持ち上げて挿入する。これにより電話機28はISDN用宅内 配線函24内のアナログ用ターミナル・アダプタ33およびDSU32を介して ISDN回線に接続される。
【0037】 一つの部屋で2台の電話機28を使用する場合は、その電話機28に接続され た6Pモジュラ・ジャックを第三のレセプタクル3のモジャラ・ジャック挿入口 3aの蓋3bを持ち上げて挿入すれば同様にISDN回線に接続することができ る。
【0038】 別の部屋にISDN用宅内端子板20を追加設置する場合は、すでに設置され たISDN用宅内端子板20の挿入口27bに8芯ケーブル6の各芯線6aの一 方の導体先端を挿入し、追加したISDN用宅内端子板20の挿入口27aに8 芯ケーブル6の各芯線の他方の導体先端を挿入する。このとき、最初に設置した ISDN用宅内端子板20の操作ノブ15aはオフの位置にして、追加したIS DN用宅内端子板20の操作ノブ15aをオンの位置に操作する。
【0039】 ISDN用宅内端子板20を別の部屋にさらに追加設置するときも、同様の接 続操作を行うことにより容易に増設することができる。このように多数のISD N用宅内端子板20を配置したときは、最終端となるISDN用宅内端子板20 の操作ノブ15aだけをオンの位置に設定し、他のISDN用宅内端子板20の 操作ノブ15aはオフの位置に設定する。これにより、最終端のISDN用宅内 端子板20の開閉スイッチ15はオン状態となり終端抵抗の直列回路が形成され 宅内配線での信号反射が逓減される。この構成により特別の終端抵抗をレセプタ クルに接続する等の操作が不要になる。
【0040】 本考案の特徴とするところは、DSU32と複数のISDN用宅内端子板20 とを直列に接続し、各部屋に個別に配線を行わないことにある。
【0041】 したがって、建造物を新しく建築する場合には、ISDN用宅内配線函24に 接続した一本の8芯ケーブル6を各部屋にまたがって配線し、ISDN用宅内端 子板20を設置する位置で8芯ケーブル6の一部を引き出して切断しISDN用 宅内端子板20に接続する。
【0042】 すなわち、切断したDSU32側の各芯線6aの先端をリンク端子7の挿入孔 に27aに挿入し、終端側の各芯線6aを挿入孔27bに挿入する。すべての部 屋にISDN用宅内端子板20を配置する場合には、順次この接続作業を行い、 終端のISDN用宅内端子板20の操作ノブ15aをオンの位置に設定する。ま た、現在設置を必要としない部屋がある場合には8芯ケーブル6は壁内に置いた まま設置を必要とする部屋について接続作業を行う。後日、ISDN用宅内端子 板20の設置が必要になれば、その設置位置で8芯ケーブル6を切断し同様の接 続作業を行うことができる。
【0043】 これにより、壁面に多数の孔をあけてISDN用宅内端子板20を設置する必 要がなくなり、配線工事の工数を削減することが可能になる。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、一つの建造物の複数の部屋で一つのIS DN回線をディジタル回線としてもアナログ回線としても利用することができ、 工事にあたってはいもづる式の配線を行うことができるので、壁面に多数の孔を あけて端子を設置する必要がなくなり、これにより配線工事の工数を小さくする ことができる。さらに、ディジタル信号線の配線の終端位置一か所の最適位置に きわめて簡単な操作で終端抵抗器を接続することができるので、信号の特性劣化 を引き起こすことなく、一種類の部品で複数の部屋においてさまざまな形態でI SDN回線を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の表面側の外観形状を示す斜視
図。
【図2】本考案実施例の背面側の外観形状を示す斜視
図。
【図3】本考案実施例の要部の構成を示す配線図。
【図4】本考案実施例にかかわるISDN通信線引込み
側の全体構成を示す図。
【図5】本考案実施例宅内端子板を建造物内に配置した
例を示す図。
【図6】本考案実施例宅内端子板に接続されるISDN
用宅内配線函内の要部の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 第一のレセプタクル 1a、2a、3a モジュラ・ジャック挿入口 1b、2b、3b 蓋 2 第二のレセプタクル 3 第三のレセプタクル 4 枠体 5 化粧板 6 8芯ケーブル 6a 芯線 7 リンク端子 7a、7b 端子 8、11、12、13 導体 9、10、14 配線 15 開閉スイッチ 15a 操作ノブ 16 終端抵抗器 17 引留め端子 20 ISDN用宅内端子板 21 ISDN回線 22 保安器 23 2芯ケーブル 24 ISDN用宅内配線函 25 ディジタル回線用TA 26 パーソナル・コンピュータ 27a、27b 挿入孔 28 電話機 31 端子盤 32 DSU 33 アナログ用ターミナル・アダプタ 34 単芯用端子盤 35 電源コンセント 36 電池部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 市村 勝平 埼玉県浦和市道場709番地1 株式会社渡 辺製作所内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の宅内壁面に埋め込まれた配線用
    金具に固着可能な1個の枠体と、この枠体の表面に被せ
    られる1枚の化粧板とを備え、 前記枠体に、8Pモジュラ・ジャックが挿入接続される
    第一のレセプタクルおよびそれぞれ6Pモジュラ・ジャ
    ックが挿入接続される第二および第三のレセプタクル
    が、それぞれのモジュラ・ジャック挿入口が前記化粧板
    の表面に現れるように取付けられ、 壁内管路から引き込まれる8芯ケーブルの各芯線がそれ
    ぞれ接続される8個の引留め端子と、この引留め端子の
    うちの4個の導体と前記第一のレセプタクルの4個の導
    体とを接続する4本の配線と、この引留め端子のうちの
    他の2個の導体と前記第二のレセプタクルの2個の導体
    とを接続する2本の配線と、この引留め端子のうちの残
    りの2個の導体と前記第三のレセプタクルの2個の導体
    とを接続する2本の配線とを備えたことを特徴とするI
    SDN用宅内端子板。
  2. 【請求項2】 前記引留め端子はそれぞれ2本の芯線を
    相互に接続するリンク端子であり、そのリンク端子のう
    ちの一方に壁内管路内から引き込まれた8芯ケーブルの
    各芯線がそれぞれ接続され、他方に壁内管路内に引き戻
    される延長用8芯ケーブルの各芯線がそれぞれ接続され
    る請求項1記載のISDN用宅内端子板。
  3. 【請求項3】 前記リンク端子は、各芯線の導体先端を
    挿入することによりその芯線と電気的に接続するととも
    に機械的にその芯線を保持するバネ端子を含む請求項2
    記載のISDN用宅内端子板。
  4. 【請求項4】 前記4個の導体のうち対をなす2組の導
    体間にそれぞれ設けられた開閉スイッチおよび終端抵抗
    器の直列回路を備えた請求項3記載のISDN用宅内端
    子板。
  5. 【請求項5】 前記開閉スイッチは、ドライバの先端に
    より操作可能な形状の半固定形である請求項4記載のI
    SDN用宅内端子板。
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