JP3058658U - 駆動輪付き車いす - Google Patents

駆動輪付き車いす

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JP3058658U
JP3058658U JP1998009476U JP947698U JP3058658U JP 3058658 U JP3058658 U JP 3058658U JP 1998009476 U JP1998009476 U JP 1998009476U JP 947698 U JP947698 U JP 947698U JP 3058658 U JP3058658 U JP 3058658U
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JP
Japan
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wheel
seat
front wheel
wheels
frame
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JP1998009476U
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Inventor
智之 伊藤
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智之 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 車いすを屋外でも使用可能なように駆動装
置の改善を行う。 【解決手段】 後輪部(10)には走行輪(13)を駆
動する駆動輪(15)が歯付ホイル(21)(22)と
歯付ベルト(20)で連結されている。一方の走行輪
(13)には補助電動機(23)がバッテリーと共に取
付けらている。後輪部のフレーム(17)は折畳み式
で、座席(16)と共有の部材(軽合金)で構成され、
座席(16)のシートは伸縮可能なソフトウレタン材で
ある。前輪部(11)はピン(18)で分割し後輪部
(10)に収納する。前輪部(11)はキャスタータイ
プの前輪(14)一輪とフレーム(25)カバー(2
4)からなっている。軽量化のため、フレーム(25)
は軽合金、カバー(24)は樹脂材である。前輪(1
4)の軸受(27)は小型化と保守性を考慮して含浸油
軸受とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、足・腰の不自由な障害者や高齢者用の手動型車いすに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来の手動型車いすは、夫々2個の外径の大きい後部走行輪とキャスター型で 外径が小さく幅の狭い前輪からなり、後部走行輪に設けたリングを座席から駆動 して走行していた。 従って、座席と後部走行輪とは極力接近させる必要があり、車体全体の重心が 後部になっていた、そのため平坦な所での走行は可能であるが、一般路上や坂道 では後部へ転倒の危険性があった。屋外用の電動機付車いすもあるが、大型で重 く又高価なために手軽に入手できるものではない。 これが身障者や高齢者を益々家に閉込める要因となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
【0004】運転者の手の届く範囲にリングを設ける必要があるため、座席は 極力後部に位置する必要があった。そのために車体全体の重心が後部走行輪に近 づき、坂道等では後部へ転倒の危険性があった。
【0005】従って、リングと座席の位置関係には限界があり、駆動する操作 範囲を大きくしようとすれば、腕を後部から前方へ無理な姿勢で操作しなければ ならなかった。そのため長時間の連続運転は不可能であった。
【0006】駆動の操作力はリングの大きさによって決まるため、上記の関係 から、無闇にリングの径を大きくすることはできない。従って、操作力を小さく することに難点があった。そのため手動型では僅かな勾配の坂道でも走行するこ とは殆ど困難であった。
【0007】前輪は2輪で外径が小さく、僅かに段差のある所でも走行が困難 であった。
【0008】電動機付の車いすとなると大型で重く、電車や車での持ち運びに 不便であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
従来から一般路上を走行している手動型車いすを見掛けることは殆どない。 その理由は、歩道が車道の様に整備されていないことも要因ではあるが、一般路 上を走行するように設計されていなくて、操作上や安全上からも問題点が多いか らである。この問題点を下記のように解消した。
【0010】駆動輪(15)と走行輪(13)とを別にすることによって、座 席(16)の位置を前輪(14)の方に移動することが可能となり、車体全体の 重心が前方に移動され坂道等での転倒が防止された。これは安全上非常に重要な ことである。
【0011】駆動輪(15)はその操作する範囲を最適にする位置に設けるこ とができるので、楽な姿勢で長時間運転することが可能となった。
【0012】駆動輪(15)と走行輪(13)には歯付きホイル(21)(2 2)が固定され、歯付ベルト(20)で連結されている。従って、歯付きホイル (21)(22)の変速比・走行輪(13)・駆動輪(15)の径によって最適 の操作範囲と操作力の選定が可能となった。 そしてこの機構は左右の走行輪(13)(13′)を独立して駆動し、同一のサ イズで同一の機構でなければならない。
【0013】上記手段により操作は楽になったが坂道では限界があるため、補 助電動機(23)によって、平坦地と同等の操作力で走行を可能とした。
【0014】道路の段差や隙間のある所でも楽に走行可能なように前輪(14 )は外形の大きい・幅広の(現行の約1.5倍)1輪車とした。
【0015】後輪部(10)と前輪部(11)はピン(18)を抜けば簡単に 分割可能で、後輪部(10)を折畳み後、フック(33)に前輪部(31)のよ うに掛けて収納し、電車や車での持ち運びの便を計った。
【0016】
【考案の実施の形態】及び
【実施例】
【0017】運転は従来と同様に座席(16)に着座して左右の駆動輪(15 )(15′)を前方へ回転させて走行し、旋回は左右の駆動輪(15)(15′ )に回転の変化をさせて行う。
【0018】上り坂では補助電動機(23)のセンサーが駆動輪(15)の操 作トルクを関知して、一定以上になると自動的に補助電動機(23)が稼働し手 動の操作力を低減する。下り坂では補助電動機(23)がブレーキとなって自動 的に低速とする。
【0019】一時駐車や坂道で駐車する場合は自走防止のため左右のブレーキ レバー(28)(28′)でブレーキ(29)(29′)をかける。
【0020】走行輪(13)(13′)と駆動輪(15)(15′)との連結 は歯付ベルト(20)(20′)の替わりにチェーンも可能であるが、スリップ 防止と安全上のため歯付ベルト(20)(20′)とした。
【0021】補助電動機(23)は平坦な所ではその必要はなく、オプション 的な仕様とした。
【0022】補助電動機(23)は左右の走行輪(13)(13′)に設ける ことは可能であるが、旋回操作をしやすいように一方の走行輪(13)に設けた 。
【0023】電車や車での持ち運びの便を計り、後輪部(10)と前輪部(1 1)との分割・折畳み仕様としたが、コストを重視した一体型も可能。
【0024】軽量化のため、フレーム(17)(25)は軽合金、カバー(2 4)は樹脂材とした。又、走行輪(13)(13′)は自転車の車輪と同様なス ポーク車輪とし前輪(14)はチューブなしのゴムタイヤとした。 これには軽合金・樹脂成型ホイル等の適用も可能である。
【0025】車体重心が前方へ移動したことによって、座席後部に余裕のある 荷物籠を設けることが可能となった。
【0026】
【考案の効果】
従って、障害者や高齢者でも屋外での運転が可能となり、健康な人達との接触 の機会が増え、障害者や高齢者の社会復帰・人的資源の活用に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側面図
【図2】本考案の背面図
【符号の説明】
10 後輪部 11 前輪部 12 運転者 13、13′ 走行輪 14 前輪 15、15′ 駆動輪 16 座席 17 フレーム 18 ピン 19 鎖 20、20′ 歯付ベルト 21、21′ 歯付ホイル 22、22′ 歯付ホイル 23 補助電動機 24 カバー 25 フレーム 26 保護ラバー 27 軸 受 28、28′ ブレーキレバー 29、29′ ブレーキ 30 取手 31 前輪部(折畳み時) 32 取手(折畳み時) 33 フック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行輪(13)は歯付ベルト(20)を介
    して駆動輪(15)で駆動される車いすのための駆動装
JP1998009476U 1998-10-22 1998-10-22 駆動輪付き車いす Expired - Lifetime JP3058658U (ja)

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