JP3057919U - 補修塗装用ブース - Google Patents

補修塗装用ブース

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JP3057919U
JP3057919U JP1998007361U JP736198U JP3057919U JP 3057919 U JP3057919 U JP 3057919U JP 1998007361 U JP1998007361 U JP 1998007361U JP 736198 U JP736198 U JP 736198U JP 3057919 U JP3057919 U JP 3057919U
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健三 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の補修塗装において、粉塵等の影響をう
けることのない移動可能な補修塗装用ブースを得ること
を目的とする。 【解決手段】 シートカバーと、空気調節手段とで構成
され、粉塵等を除去した雰囲気を系内に実現する移動可
能な補修塗装用ブースを提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車等の車体に塗装、特に部分塗装を施す場合に使用する補修塗 装用ブースに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
車体、特に自動車の車体において塗装する場合、通常は、素地ならし・脱脂・ 脱錆・防錆等からなる前処理工程、及びパテ付け・研ぎ・中塗り・仕上げ塗り・ 乾燥等の塗り工程で構成される。
【0003】 車体生産工程においては車体に新たに塗装を施す場合、上記工程は、アルカリ 等の溶剤への浸漬により脱脂、ショットブラスト等により脱錆、皮膜化成処理等 によって防錆を行い、静電塗装、粉体塗装等による塗り工程等、車体製造工場に おいて機械的処理を行うことができる。また、雰囲気を清浄に保持できる、塗装 に適した塗装室において作業を行うことができる。
【0004】 しかし、自動車修理工場や鈑金業の作業工場内において、塗装の損傷部分のみ を部分的に塗装する補修塗装を行う場合、上記工程をすべて機械で行うことはで きない。従って、塗装を行う者は、通常、脱脂工程においては、はけ洗い、脱錆 工程においては、ワイヤブラシ、研磨布紙等による手動式処理、防錆工程及び塗 装工程においては、手動式のスプレーガンを使用して部分的塗装を行っている。
【0005】 また、通常このような工場内においては、各所において、鈑金加工、溶接加工 等塗装加工以外の作業を、同時に行っている。このような環境では、工場内の各 工程において発生した金属破片や燃焼カス、せんい破片等の粉塵が散乱している 状態であることが通常である。このような粉塵は、塗装工程において塗料に混入 したり、塗料の乾燥工程で未乾燥の部分に付着したりし、塗装面に微細な突起を 形成し、平坦で滑らかな面を損なう原因となる。このような塗装面を補修するた めに、乾燥後、目の細かいやすり等による研磨加工をする必要があった。
【0006】 さらに、例えばスプレーガン等で塗料を噴出させる際、塗料ダレを防止するた め、車体の損傷部分から一定の距離を離して噴霧する。この場合、噴出された塗 料粒子及び塗料の溶剤のうち、塗装の必要な車体部分に付着する以外に散乱した ものは、塗装を要する部分以外の車体や、塗装作業者の周辺の空間に広がること となる。これは、車体や塗装作業者に不要な塗料が付着したり、また、健康を害 する塗料の溶剤を塗装作業者が吸引したり、さらに溶接等の火花が引火する危険 性等を生じるといった問題が生じていた。
【0007】 自動車生産工程においては、上記問題を解決するための空気清浄装置を備えた 塗装ブースが種々使用され、生産ラインに組み込まれているが、このような装置 は、大規模でありまた固定的であるため、部分的な補修塗装には適応できない。 また、工場内全体をエアフィルター等でクリーンルーム化することは、そのよう な清浄な雰囲気を必要としない工程もあり、またコスト面からも困難である。従 って、空気を補修塗装する場合、車体により、種々の形状の部分に塗装する必要 があり、小型で、可動であることが求められていた。
【0008】 従って、上記の問題を解決するために、補修塗装において、損傷している部分 のみに、上記工程を施しつつ、他の部分に影響を与えない塗布方法が望ましく、 塗装時に塗料や溶剤の散乱に伴う諸問題の発生することのない可動性を有する補 修塗装用ブースが必要となっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案者らは、鋭意研究を重ねた結果、車体の部分的塗装に適する補 修塗装用ブースを得るべく、本考案に至ったのである。
【0010】 本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、被塗装部分を含めた 車体部分及び塗装作業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外気をブ ース内に流通させる空気調節手段とで構成されることにある。
【0011】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、被塗装部分を 含めた車体部分及び塗装作業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外 気をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補修塗装用ブースであっ て、該空気調節手段が、外気を補修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補 修塗装用ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成され、かつ、補修 塗装用ブース内の空気圧が大気圧より高いことにある。
【0012】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、被塗装部分を 含めた車体部分及び塗装作業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外 気をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補修塗装用ブースであっ て、該空気調節手段が、外気を補修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補 修塗装用ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成され、補修塗装用 ブース内が大気圧より高い空気圧を有し、かつ、該シートカバーが、被塗装物と の着脱部材を有することにある。
【0013】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、被塗装部分を 含めた車体部分及び塗装作業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外 気をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補修塗装用ブースであっ て、該空気調節手段が、外気を補修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補 修塗装用ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成され、補修塗装用 ブース内が大気圧より高い空気圧を有し、かつ、該シートカバーが、被塗装物と の着脱手段および、該シートカバーの接地部分に、外気との遮蔽手段が設けられ ていることにある。
【0014】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、被塗装部分を 含めた車体部分及び塗装作業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外 気をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補修塗装用ブースであっ て、該空気調節手段が、外気を補修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補 修塗装用ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成され、補修塗装用 ブース内が大気圧より高い空気圧を有し、かつ、該シートカバーが、被塗装物と の着脱手段と支持手段を有し、該シートカバーの接地部分に、外気との遮蔽手段 が設けられていることにある。
【0015】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、補修塗装用ブ ースであって、シートカバーと、空気ろ過器を備えた吸気装置及び排気装置で構 成される空気調節装置で構成され、補修塗装用ブース内の空気圧が大気圧より高 いことにある。
【0016】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、シートカバー と、空気ろ過器を備えた空気供給装置及び排気装置で構成される空気調節装置で 構成され、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を有し、かつ、該シート カバーの車体側の端部に、磁性材料を含む着脱部材を有することにある。
【0017】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースの要旨とするところは、シートカバー と、空気ろ過器を備えた空気供給装置及び排気装置で構成される空気調節装置で 構成され、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を有し、かつ、該シート カバーの車体側の端部に、磁性材料を含む着脱部分が設けられ、および、該シー トカバーの接地部分周囲に、遮蔽部材が設けられていることにある。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案にかかる塗装用ブースについて、具体的に実施の形態の1例を示 しながら説明する。図1に示すように、本考案にかかる補修塗装用ブース10は 、少なくともシートカバー12と空気調製手段14を有している。
【0019】 本考案にかかる補修塗装用ブース10で用いられる吸気装置16と、排気装置 18と通常二種の手段で構成される。なお、図中、矢印は、空気の流れを示す。
【0020】 シートカバー12内の空気は、上記吸気装置16により供給され、排気装置1 8により系外に排出される。空気調製手段14は、送風機や換気扇を直接装着し てもよいしダクト・フードを取り付けて給気口、排気口を設けてもよい。
【0021】 吸気装置16は、外気温の変動に影響されないで系内の温度、及び/または湿 度を一定に保持するため、空気調和装置を併用してもよい。この場合、塗料の乾 燥工程において、空気調和装置によりブース内の雰囲気温度を高く設定すること により乾燥を短時間に行うことが可能である。
【0022】 一方、排気装置18としては、上記吸気装置16と同様に、送風機や換気扇を 直接装着してもよいしダクト・フードを取り付けて排気口を設けてもよい。
【0023】 上記空気調製手段14における吸気装置16と排気装置18による空気調節に おいて、シートカバー12で区切られた系内の空気圧は、系外の大気圧より高く 設定することが好ましい。系内の空気圧を高く設定することにより、シートカバ ー12を外側に膨張させ、シートカバーの形状を維持することができ、系内の空 間を一定に保持し得るため、塗装作業者の作業をスムーズに行うことができる。 また、大気圧より高くブース内の空気圧を設定することにより、外気の流入を防 止することができる。
【0024】 ブース内の空気圧を大気圧より高く設定するための手段としては、吸気装置1 6の、空気供給能力が、排気装置18の排気能力より高く設定することにより行 う方法がある。具体的には、系内の圧力はプッシュープルにより制御される。具 体的には、流入する空気圧10に対して排出する空気圧9の割合で、残圧が1残 っている状態に空気調整することが好ましい。また、空気の流量は、0、2〜0 、3m/秒であることが、好ましい。
【0025】 また、上記空気調製手段14において、吸気装置16及び排気装置18に空気 ろ過装置を組み込むことにより、系内の雰囲気を清浄に保持することができる。 この空気ろ過器により、吸気装置16においては、系外の塵埃、粉塵等を系内に 取り込むことを防止することができ、排気装置18において、この空気ろ過装置 は、脱錆工程において発生する粉塵等塗装の障害となるほこりや、塗料粒子、溶 剤、溶剤の揮発成分等を排気と共に除去することができる。空気ろ過装置は、フ ィルター式または電気式のいずれによってもよい。フィルター式では、グラスウ ールやグラス繊維のろ紙を吸気装置、排気装置に組み込むことが例示される。ま た、ブース内で発生した粉塵、塗料粒子、揮発した溶剤等を系外への放出を防止 するために、排気装置18に上記フィルターと共に活性炭を使用した空気ろ過装 置を併用することが好ましい。
【0026】 吸気装置16及び排気装置18の設置位置は、清浄な空気を系内に取り込むた め、また揮発した溶剤を効果的に除去するために、補修塗装用ブースの中段部ま たは上部に設置することが好ましい。また、吸気装置の空気吹き出し口の風向調 節羽根は揚動可能であることが好ましい。
【0027】 上記吸気装置および排気装置で構成される空気調節手段14は、シートカバー 12と密着して接合していることが好ましい。空気調節手段14と、シートカバ ー12間に空隙を有すると、この空隙より、空気の流通を可能としてしまうとい う問題がある。空気調節手段14とシートカバー12との接合手段は、磁性材料 による接着、あるいは剥離可能な接着性材料による接着等が可能である。空気調 節手段14と、シートカバー12の接合手段は、着脱可能で、使用に際し一体と なり、収納、移動に際し、分離できることが好ましい。着脱可能であることによ り、少数の作業者による本発明にかかる補修塗装用ブースの設置、収納、移動が 簡便となる。
【0028】 次に、シートカバー12は、車体の形状に適合するような柔軟性を有する材質 であれば、特に限定されないが、紙製、天然繊維,化学繊維等による織布または 不織布、また合成樹脂製のフィルムが例示される。また、これらの素材を2以上 積層しても用い得る。
【0029】 また、シートカバー12の材質として、絶縁特性を有する合成樹脂製の繊維ま たはフィルムによるシートカバーの場合は、静電特性を有するので、シートカバ ーの内面に静電気が帯電し、塗装作業において発生した粉塵、過剰の塗料の粒子 、溶剤の粒子を、シートカバーの内面に付着させるという効果がある。
【0030】 具体的には、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ酢 酸ビニル、アクリロニトリルなどの樹脂製シートや、アクリル、ナイロン等の繊 維をシート状としたものが挙げられる。上記の材料はそれぞれ単独で用いても良 く、組み合わせて用いた合成樹脂または合成繊維として使用することもできる。 また合成樹脂や木綿・麻等天然繊維のシートに、上記好ましい静電効果を有する 樹脂を、積層または被膜したシートであってもよい。
【0031】 また、本考案にかかる補修塗装用ブースは、被塗装部分を含めた車体部分及び 塗装作業者が作業を行う空間を被覆し、さらに、塗料粒子や気化した溶剤その他 粉塵等を系外に分散させることのないように、シートカバー12の端部20を車 体と密着して付設させる。このために、シートカバー12の形状は、車体側の端 部20に車体との密着性及び塗装作業者の作業中にシートカバー12が剥離しな いような強度を有する接合部22を設ける。
【0032】 この接合部22は、車体との密着性及び接着した際の強度を有するものであれ ば特には限定されない。具体的には、剥離可能な接着性材料を設けたテープ、例 えばマスキングテープをシートカバー12の端部に配設する。また、車体が一般 にスチール製であることより、永久磁石または電磁石等の磁性材料をシートカバ ー12の端部20に沿って配設する態様が例示される。磁性材料の形状は特に限 定されないが、永久磁石、例えばバリウム系フェライト磁石自体やこれの粉末を 混入した合成樹脂シートを、図 2(a)、 (b)に示すように、薄層の帯状とし たもの、または切片を、本発明にかかる補修塗装用ブースの車体側の端部に、接 着または封入してもよい。
【0033】 接合部12を車体側の端部20に設ける以外、シートカバー12の形状につい ては限定されないが他の部分の形状は、図1に示すように、複数のコーナー24 を設けた多面体構造としてもよい。また、図3に示すように、球形状のシートカ バーに端部を設けた形状であってもよい。その他、図4に示すように丸みを帯び た方形等であってもよく、その形状は限定されない。
【0034】 また、このシートカバー部分の形状保持するために、図1に示すようにコーナ ー部分に、支持体26を装設することが好ましい。支持体26は、空気調製手段 4と一体としてもよい。また、支持体26は、図5に示すようにシートカバーの 天井部分も、同時に支持することができるように、コの字型の支持体であっても よい。支持体26の材料は、本考案にかかる補修塗装用ブースの形状を保持する ことのできる機械的強度特性を有する材質であれば、特に限定されず、集成材な どの木製、スチール・アルミ等の金属製、ABS樹脂・塩化ビニル等の合成樹脂 製の、棒状体、パイプ状体、板状体が例示されるが、これらに限定されない。
【0035】 この支持体は、塗装作業者の作業中は、少なくともシートカバーと一体である のが好ましいことより、支持体を固定するための固定手段を設けることが好まし い。固定手段としては、例えば、支持体を繋着するための図6(a)に示すよう な固定器具28を設ける、またはシートカバーの支持体を装着する部分に支持体 を収納する図5(b)に示すようにポケット部30を設ける等が挙げられる。さ らに、図5(c)に示すように本考案にかかる補修塗装用ブースの移動を容易と するために、支持体の下部にキャスター等可動手段32を設置してもよい。また 、図5に示すように、前記空気調節手段である吸気装置16及び排気装置18は 支持体26間に渡したハリ40に補助具42により取り付けることにより適切な 位置に空気調節手段を簡易に設置することができる。
【0036】 また、図7で示すように、上記シートカバー12の接地面に、外気遮断手段を 設けてもよい。かかる外気遮断手段は、ブース内で発生した、粉塵、塗料粒子、 溶剤等がシートカバーの下部より外部に散乱することを防止するのに効果がある 。また、シートカバーの下部が空気調節手段の発生させる気流により巻きあげら れることを、設置された外気遮断手段の重量により防止しうる。具体的には、例 えば、図7に示すように、フォームラバーを帯状としたもの34をシートカバー の接地部周辺に係着する。または、重量物を封入した袋状物36を、シートカバ ー12の接地部周辺に係着する等がある。
【0037】 さらに、図8に示すように、上記シートカバーの接地部分に勘合するように床 部分に係止部材38を設けてもよい。
【0038】 これらの、外気遮断手段により、本考案にかかる補修塗装用ブースは、使用に 際し塗装作業者が塗装作業を行う塗装部分を含む車体部分のみを被覆することに より、塗料粒子、溶剤の環境への散乱を防止することができる。
【0039】 さらに、本考案にかかる補修塗装用ブースは、可動性を有する。具体的には、 カバーフィルムと空気調節手段とで構成される補修塗装用ブースは、使用に際し 、補修塗装を要する部分を密着性良好に被覆し、粉塵・塗料粒子・溶剤等を外部 に分散することなく、塗装作業者の作業をブース内で行うことができ、作業の終 了後は、接合部分を取り外し、空気調節手段、シートカバーを別個に移動、収納 することができる。収納に際しては、シートカバーは支持体を取り外してもよく 、また一体としてもよい。支持体をまとめシートカバーを折りたたんで縮小した 形状で収納、移動することが可能である。
【0040】 その他、本考案の技術的範囲には、その趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の 知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた補修塗装用ブースを含むもので ある。
【0041】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案にかかる補修塗装用ブースによれば、補修塗装 に際して、補修塗装を要する部分をシートカバーにより密着性良好に被覆しする ことができる。
【0042】 また、粉塵・塗料粒子・溶剤等を外部に分散することなく、小型のクリーンル ームにおいて、塗装作業者の作業をブース内で行うことができる。したがって、 空気の流通も良好で外部に塗料・溶剤の粒子や揮発物質が分散し、作業者の健康 を害したり、引火の危険を伴うことがない。また、移動しやすく、収納や設置に 効率的であり、簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる補修塗装用ブースの1例を示す
斜視図である。
【図2】(a),(b)は、本考案にかかる補修塗装用
ブースの着脱部材の例である。
【図3】本考案にかかる補修塗装用ブースの他の例を示
す斜視図である。
【図4】本考案にかかる補修塗装用ブースの他の例を示
す斜視図である。
【図5】本考案にかかる補修塗装用ブースの他の例を示
す斜視図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本考案にかかる補
修塗装用ブースに用いられる支持体の例である。
【図7】(a),(b)は、本考案にかかる補修塗装用
ブースに用いられる外気遮断手段の例である。
【図8】本考案にかかる補修塗装用ブースに用いられる
カバーフィルムの係止手段である。
【符号の説明】
10;補修塗装用ブース 12;シートカバー 14;空気調製手段 16;吸気装置 18;排気装置 20;車体側の端部 22;接合部 24;コーナー 26;支持体 28;固定器具 30;ポケット部 32;キャスター

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装部分を含めた車体部分及び塗装作
    業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外気
    をブース内に流通させる空気調節手段とで構成されるこ
    とを特徴とする補修塗装用ブース。
  2. 【請求項2】 被塗装部分を含めた車体部分及び塗装作
    業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外気
    をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補
    修塗装用ブースであって、該空気調節手段が、外気を補
    修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補修塗装用
    ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成さ
    れ、かつ、補修塗装用ブース内の空気圧が大気圧より高
    いことを特徴とする補修塗装用ブース。
  3. 【請求項3】 被塗装部分を含めた車体部分及び塗装作
    業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外気
    をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補
    修塗装用ブースであって、該空気調節手段が、外気を補
    修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補修塗装用
    ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成さ
    れ、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を有
    し、かつ、該シートカバーが、被塗装物との着脱部材を
    有することを特徴とする補修塗装用ブース。
  4. 【請求項4】 被塗装部分を含めた車体部分及び塗装作
    業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外気
    をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補
    修塗装用ブースであって、該空気調節手段が、外気を補
    修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補修塗装用
    ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成さ
    れ、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を有
    し、かつ、該シートカバーが、被塗装物との着脱手段お
    よび、該シートカバーの接地部分に、外気との遮蔽手段
    が設けられていることを特徴とする補修塗装用ブース。
  5. 【請求項5】 被塗装部分を含めた車体部分及び塗装作
    業者が作業を行う空間を被覆するシートカバーと、外気
    をブース内に流通させる空気調節手段とで構成される補
    修塗装用ブースであって、該空気調節手段が、外気を補
    修塗装用ブース内に取り入れる吸気手段及び補修塗装用
    ブース内の空気をブース外に排出する排気手段で構成さ
    れ、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を有
    し、かつ、該シートカバーが、被塗装物との着脱手段と
    支持手段を有し、該シートカバーの接地部分に、外気と
    の遮蔽手段が設けられていることを特徴とする補修塗装
    用ブース。
  6. 【請求項6】 補修塗装用ブースであって、シートカバ
    ーと、吸気装置及び空気ろ過器を備えた排気装置で構成
    される空気調節装置で構成され、補修塗装用ブース内の
    空気圧が大気圧より高いことを特徴とする補修塗装用ブ
    ース。
  7. 【請求項7】 シートカバーと、空気ろ過器を備えた空
    気供給装置及び排気装置で構成される空気調節装置で構
    成され、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を
    有し、かつ、該シートカバーの車体側の端部に、磁性材
    料を含む着脱部材を有することを特徴とする補修塗装用
    ブース。
  8. 【請求項8】 シートカバーと、空気ろ過器を備えた空
    気供給装置及び排気装置で構成される空気調節装置で構
    成され、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を
    有し、かつ、該シートカバーの車体側の端部に、磁性材
    料を含む着脱部分が設けられ、および、該シートカバー
    の接地部分周囲に、遮蔽部材が設けられていることを特
    徴とする補修塗装用ブース。
  9. 【請求項9】 シートカバーと、空気ろ過器を備えた空
    気供給装置及び排気装置で構成される空気調節装置で構
    成され、補修塗装用ブース内が大気圧より高い空気圧を
    有し、かつ、該シートカバーが、着脱装置および支持装
    置を有し、該シートカバーの接地部分に、遮蔽部材が設
    けられていることを特徴とする補修塗装用ブース。
JP1998007361U 1998-09-22 1998-09-22 補修塗装用ブース Expired - Lifetime JP3057919U (ja)

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JP2019214869A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 英資 片山 局部防食装置及びスポットリフレ工法
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