JP3056707U - 軸止め機構 - Google Patents

軸止め機構

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JP3056707U
JP3056707U JP1998006638U JP663898U JP3056707U JP 3056707 U JP3056707 U JP 3056707U JP 1998006638 U JP1998006638 U JP 1998006638U JP 663898 U JP663898 U JP 663898U JP 3056707 U JP3056707 U JP 3056707U
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JP
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ring
shaft
taper
peripheral surface
tapered
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JP1998006638U
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Inventor
利和 奥野
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利和 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、シャフト、その他の軸に歯車やホ
イール等を軸止めして取付ける内外輪とその間に楔入嵌
合されるテーパーリングとよりなる軸止め機構のテーパ
ーリングに縮小拡大を可能とし相手側寸法の誤差量に追
従するようにばね機構をもたせることにより偏心固着を
防止する。 【解決手段】 本考案は、テーパーリング(3.4)の
板面にバネ部(6)を少なくとも2ケ所以上円周等間隔
に形成することにより小さな力で縮小拡大ができて誤差
量に追従し偏心固着の防止に役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シャフト、その他の軸に歯車やホイール等を軸止めして取付けるよ うなときに使用する軸止め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の軸止め機構としては、本考案者らが提案した実開平4−272 06号公報等に記載のものが存在する。この実開平4−27206号公報に記載 のものは、内輪と外輪に周面1ケ所にリングの一部を切断した切欠部を形成する とともに、テーパリング(リングナット)にも周面1ケ所を切断した切欠部を形 成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した軸止め機構においては、ねじを締付けて左右のテーパーリングを接近 させると、内輪は縮径するため内側へ変位し、外輪は外側へ拡径するため外側へ 大きく変位しこれにより歯車等を軸に対して軸止め状に密接固着させるものであ る。内外輪は、それぞれの一部を切断しているため拡大、縮小を小さな力で行い 変形可能であるが、テーパーリングは切断されていないと、縮小、拡大が困難で あり、その為テーパーリングも一部を切断して切欠部が設けられているものであ る。しかし、テーパリングの一部を切断すると、切り口の位置により偏心するお それがあり、偏心した状態で固着され易くなるといった問題点を有していた。
【0004】 従って、本考案はテーパーリングに一部切断したような従来の切欠部ではなく 、切り込みによるバネ部とすることにより小さな力で縮小拡大ができて、且つ誤 差量に追従するため、偏心固着を防止することが可能となり、前述の欠点を解消 しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記目的を達成するため、拡径及び縮径を可能とする切欠部をそれ ぞれに有する外輪と内輪と、この内外輪間に軸方向両側より楔入嵌合される左右 一対のテーパーリング、及びこの左右テーパーリングをねじの螺動で遠近移動す るように連動し且つ一端に回動操作用の頭部を有する複数のねじ体とを備えた装 置において、前記テーパーリングに、その板面の一部が前記内外輪の拡径又は縮 径に追従する方向に変形するように許容するバネ部を、少なくとも2ケ所以上円 周等間隔に形成することにより問題点を解決している。
【0006】
【考案の実施の形態】
ねじ体を締付けると、テーパーリングを介して外輪が拡径するのと同時に内輪 2が逆向きに変位して縮径されるため、これら内外輪の変位によって歯車と軸と の結合固着が行われる。
【0007】 ねじ体の締付け後、内外輪の何れか、又はその両方の相手部材(歯車、軸)に 寸法誤差があると、テーパーリングは、その板面の一部に形成されたバネ部が誤 差量に追従する方向に変形するため、偏心固着を防止し謂ゆる固着ミスが皆無と なる。
【0008】
【実施例】
以下、添附図面に従って一実施例を説明する。
【0009】 図1〜2に示すように、外輪1は、外周面の一部を切断した切欠部11を有す る円筒割りリング形を呈し、内周面に中央部から左右両側の端部口に向うに従い 径大となる第1.第2のテーパー面12.13を形成したものからなる。内輪2 は、この外輪1の同心内部にあって同様に外周面の一部を切断した切欠部21を 有する円筒割りリング形で、外周面に中央部から左右両側の端部口に向うに従い 小径となる第3.第4のテーパーリング22.23を形成したものからなる。
【0010】 テーパーリング3.4は、図3〜4に示すように、前記の内外輪1.2間に夫 々の左右両側の端部口より嵌入されるもので、夫々の外周面と内周面に、前記第 1.第2のテーパー面と対応するテーパー面33.34,43.44を形成する とともに、板面の内外周部に互いに逆向きに2条平行な切込溝31.41を形成 し、これら2条の切込み溝31.41とその間の連成部32.42とでバネ部6 を形成する。切込溝31.41とその間の連成部32.34とでバネ部6を形成 する。切込溝31.41の深さ及び連成部32.42の巾の加減によりバネ係数 を所望の大きさに決定できる。このバネ部6はテーパーリング3.4の板面の少 なくとも2ケ所以上に円周等間隔に形成する。図示の実施例では180度位置に 2ケ所バネ部6が形成されているが、3ケ所の場合では120度、4ケ所では9 0度位置に形成する。
【0011】 左右一対のテーパーリング3.4は、その板面の円周上に多数のねじ孔をほぼ 等間隔に配列するように形成して、その各ねじ孔に1本づつねじ体5を螺挿し、 夫々を締付ける方向へ回動すると、左右のテーパーリング3.4は互いに接近す る方向へ移動し、逆に緩める方向へ回動すると、テーパーリング3.4は離間す る。各ねじ体5には一端部に頭部5aを有し、端面にねじ回わし用の角孔5bが 設けられている。
【0012】 本考案の軸止め機構は、図1〜2に示すように、回転軸等の軸20に対して、 その軸上の一部に歯車50が取付けられ、軸60の外周面61と歯車50のボス 部51の内周面51aとの環状凹所52に組込まれるものである。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記のように、内外輪との間に介装されるテーパーリングに、その板 面の一部にバネ部を少なくとも等間隔に2ケ所以上形成することによって、ねじ 体の締付け後に内外輪の相手部材に大きな寸法誤差がある場合でも、テーパーリ ングのバネ部が誤差量に追従する方向へ変形して偏心なく固着ミスを無くして小 さな力で正確且つ強固に軸の締結を行うことが可能となる。而も、構成が極めて 簡単であり、コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軸止め機構を示す一実施例の縦断側面
図である。
【図2】図1のAーA線からみた正面図である。
【図3】テーパーリングの正面図である。
【図4】一部を断面で表わしたテーパーリングの平面図
である。
【符号の説明】
1 外輪 2 内輪 3.4 テーパーリング 5 ねじ体 6 バネ部 31.41 切込溝 32.42 連成部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡径及び縮径を可能とする切欠部をそれ
    ぞれに有する外輪(1)と内輪(2)と、この内外輪間
    に軸方向両側より楔入嵌合される左右一対のテーパーリ
    ング(3.4)、及びこの左右テーパーリングをねじの
    螺動で遠近移動するように連動し且つ一端に回動操作用
    の頭部を有する複数のねじ体(5)とを備えた装置にお
    いて、前記テーパーリング(3.4)に、その板面の一
    部が前記内外輪の拡径又は縮径に追従する方向に変形す
    るように許容するバネ部(6)を、少なくとも2ケ所以
    上円周等間隔に形成してなることを特徴とする軸止め機
    構。
  2. 【請求項2】 前記バネ部(6)を、テーパーリング
    (3.4)の外周面と内周面に形成した2条平行な切込
    溝(31.41)とその間の連成部(32.42)とよ
    りなる請求項1記載の軸止め機構。
JP1998006638U 1998-08-12 1998-08-12 軸止め機構 Expired - Lifetime JP3056707U (ja)

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