JP3056574B2 - 磁気記録テープ用ベースフィルム - Google Patents

磁気記録テープ用ベースフィルム

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JP3056574B2
JP3056574B2 JP2116892A JP2116892A JP3056574B2 JP 3056574 B2 JP3056574 B2 JP 3056574B2 JP 2116892 A JP2116892 A JP 2116892A JP 2116892 A JP2116892 A JP 2116892A JP 3056574 B2 JP3056574 B2 JP 3056574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエチレン―2,6―
ナフタレートフィルムからなる磁気記録テープ用ベース
フィルムに関し、更に詳しくは室温付近で放置したとき
の寸法安定性に優れた磁気記録テープ用ベースフィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録テープ用ベースフィルムとして
は、二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムが従
来から広く用いられている。しかしながら、このような
従来の磁気記録テープ用ベースフィルムでは、磁気記録
テープとした場合、磁気記録の保磁力が小さく、カセッ
トに巻くテープの長さを長くして記録再生の長時間化を
図るためにテープの厚みを薄くすると、テープの走行性
や耐久性が悪化するという問題が生ずる。
【0003】そこで、このようなポリエチレンテレフタ
レートフィルムの問題点を解消するために、高ヤング率
の二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィル
ムを磁気記録テープ用ベースフィルムとして用いること
が多数提案されている。
【0004】また、テープにした場合のスキュー発生を
防止するために、70℃で1時間無荷重下で熱処理した
ときのフィルムの熱収縮を小さくすることも提案されて
いる。
【0005】しかしながら、このような高ヤング率、低
熱収縮率のポリエチレン―2,6―ナフタレートフィル
ムを用いた磁気記録テープでも、記録、再生の長時間化
を図るためにベースフィルムの厚みを薄くすると、テー
プ走行において、スタート、ストップ時の張力変動によ
るテープの伸縮、変形及びこれに起因する記録の歪が生
じ、更には、テープ端面の片伸び、折れ曲り、走行テー
プのガイドへの巻きつき等のトラブルが発生する。
【0006】また、ベースフィルムの厚みが薄くなるた
め、磁気コート加工工程で縦、横両方向に分子配向の弛
緩が生じ、コートウエブに皺が発生して電磁特性が低下
したり、あるいはヤング率が低下して変形し易くなると
いう問題が起る。更には、テープへの加工工程で、熱収
縮率を更に低下させるためのスキュー取り工程が必要と
なり、製造コストの上昇を招くことになる。
【0007】更に、上述の如くベースフィルムの厚みを
薄くすると、磁気記録テープを室温付近の温度で保管し
ている間にもテープに収縮が生じ、スキュー、トラック
ずれの原因となることが明らかになってきており、この
傾向は温度のみならず、湿度の影響も大きいことがわか
ってきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る欠点を解消し、長時間記録が可能であり、スタート・
ストップ時の張力変動によるテープの伸縮・変形が少な
く、記録の歪、出力変動が小さく、テープ電磁変換特性
の良好な磁気記録テープ用ベースフィルムを提供するこ
とにある。
【0009】本発明の他の目的は、磁気コート加工工程
で皺が発生したり、ヤング率が低下したりすることがな
く、またテープへの加工工程でスキュー取りを行う必要
のない磁気記録テープ用ベースフィルムを提供すること
にある。
【0010】更に、本発明のもう一つの目的は、室温付
近の温度で保管した場合でも、テープに収縮が生ずるこ
とがなく、スキュー、トラックずれの起らない極めて安
定な磁気記録テープ用フィルムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエチレン
―2,6―ナフタレートからなり、縦方向のヤング率が
850kg/mm2 以上、横方向のヤング率が550k
g/mm2 以上、100℃で30分間処理したときの熱
収縮率が、縦方向、横方向共1.0%以下、70℃にお
ける飽和熱収縮率が、縦方向、横方向共0.1%以下で
あると共に、40℃、相対湿度65%に1時間保持した
ときの収縮率が0.01%以下であることを特徴とする
磁気記録テープ用ベースフィルムである。
【0012】本発明において、フィルムを構成するポリ
エチレン―2,6―ナフタレートは、ナフタレンジカル
ボン酸を主たる酸成分とするが、小量の他のジカルボン
酸成分を共重合してもよく、またエチレングリコールを
主たるグリコール成分とするが、少量の他のグリコール
成分を共重合してもよいポリマーである。ナフタレンジ
カルボン酸以外のジカルボン酸としては、例えばテレフ
タル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸、ベンゾフェノンジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ
カルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテ
レフタル酸、1,3―アダマンタンジカルボン酸などの
脂環族ジカルボン酸をあげることができる。またエチレ
ングリコール以外のグリコール成分としては、例えば
1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジオール、
1,6―ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4―シクロヘキサンジメタノール、p―キシリレン
グリコールなどをあげることができる。また、ポリマー
中に安定剤、着色剤、帯電防止剤等の添加剤を配合した
ものでもよい。
【0013】また、フィルム表面を粗にして、フィルム
の滑り性を改良するために、ポリマー中に各種不活性固
体微粒子を配合することもできる。
【0014】このようなポリエチレン―2,6―ナフタ
レートは通常溶融重合法によって公知の方法で製造され
る。この際、触媒等の添加剤は必要に応じて任意に使用
することができる。
【0015】ポリエチレン―2,6―ナフタレートの固
有粘度は0.45〜0.90の範囲にあることが好まし
い。
【0016】本発明のベースフィルムは縦方向のヤング
率が850kg/mm2 以上である必要がある。これに
よってテープの電子編集時や、スタート・ストップ時の
テープの伸縮や永久変形が防止でき、テープの歪の回復
を速やかになしうる。また、縦方向のヤング率が850
kg/mm2 未満の場合、テープとした時のステイフネ
スも低下するため再生用のヘッドとのタッチが悪くな
り、出力変動が大きく、音質も悪くなる。これらの点か
ら、縦方向のヤング率は、好ましくは900kg/mm
2 以上、更に好ましくは950kg/mm2 以上であ
る。
【0017】本発明のベースフィルムは、また、横方向
のヤング率が550kg/mm2 以上である必要があ
る。これによって記録再生用のヘッドとタッチが良くな
る。このヤング率が550kg/mm2 未満の場合に
は、ヘッドとのタッチが悪くなり、出力変動が大きく、
音質も悪くなる。これらの点から、横方向のヤング率
は、好ましくは600kg/mm2 以上、更に好ましく
は650kg/mm2 以上である。
【0018】本発明のベースフィルムは、さらにまた、
100℃、30分間の自由長処理における縦方向及び横
方向の熱収縮率が共に1.0%以下である必要がある。
この熱収縮率は、好ましくは0.5%以下である。この
熱収縮率が1.0%を超えると、磁気コート加工時に収
縮が生じ、コートウエブに皺が発生したり、ヤング率の
低下が大きくなったりするので不適当である。
【0019】更に、本発明のベースフィルムは、70℃
における飽和熱収縮率が、縦方向、横方向共0.1%以
下であることが必要である。この飽和熱収縮率は、好ま
しくは0.05%以下である。この飽和熱収縮率が0.
1%を超えると、テープにした時にスキューが発生する
ためテープへの加工工程で熱収縮を低下させるスキュー
取り工程が必要となり、製造コスト上昇の要因となる。
ここで、飽和熱収縮率とは、それ以上加熱しても、最
早、収縮が起らなくなった時点の熱収縮率を意味する。
【0020】また、本発明のベースフィルムは、40
℃、相対湿度65%に1時間保持したときの収縮率が、
0.01%以下であることが必要である。室温近辺の低
温下でのフィルムの収縮挙動は、温度だけでなく、湿度
にも依存するものであり、本発明のベースフィルムは、
特定の温湿度下での収縮率が規定される。40℃、相対
湿度65%に1時間保持したときの収縮率が0.01%
を超えると、磁気記録テープを室温近辺の温度で通常に
保管している間に、テープに収縮が生じ、スキュー、ト
ラックずれが生ずることになる。
【0021】上記各特性を有する本発明のベースフィル
ムは、公知の方法を用いて製造することができる。例え
ば、ポリエチレン―2,6―ナフタレートを融点〜融点
+70℃で溶融押出し、冷却固化して未延伸フィルムを
得る。次いで、該未延伸フィルムを縦方向に延伸した
後、横方向に延伸するいわゆる縦―横逐次延伸法、ある
いはこの順序を逆にして延伸する横―縦逐次延伸法、同
時二軸延伸法、更にはこれら通常の二軸延伸フィルムを
再延伸する方法等により延伸する。
【0022】延伸温度、延伸倍率等は、公知の条件から
上述の特性を満足させる条件を選択する。また熱固定条
件も、上記フィルムの特性に応じて、適宜選択、決定さ
れる。
【0023】上記の本発明の磁気記録テープ用ベースフ
ィルムは、通常、比重が1.340〜1.353とな
る。本発明のベースフィルムは、長時間の記録、再生の
ためにフィルムの厚みを薄くした場合、特に厚みが7μ
m以下である場合に効果が顕著となる。
【0024】本発明のベースフィルムは、高級グレード
の磁気記録媒体、例えばオーディオ及びビデオ等の長時
間録画用超薄物、高密度記録磁気フィルム、高品質画像
記録再生用の磁気記録フィルム、例えばメタルや蒸着磁
気記録材として好適である。
【0025】本発明のベースフィルムには、その片側又
は両面に磁性層を設けることができる。
【0026】磁性層、および磁性層をベースフィルム上
に設ける方法はそれ自体公知であり、本発明においても
公知の磁性層およびそれを設ける方法を採用することが
できる。
【0027】例えば磁性層をベースフィルム上に磁性塗
料を塗布する方法によって設ける場合には、磁性層に用
いられる強磁性粉体としてはγ―Fe2 3 ,Co含有
のγ―Fe3 4 ,Co含有のFe3 4 ,CrO2
バリウムフェライトなど、公知の強磁性体が使用でき
る。
【0028】磁性粉体と共に使用されるバインダーとし
ては、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂
又はこれらの混合物である。これらの樹脂としては例え
ば塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体、ポリウレタンエラ
ストマー等があげられる。
【0029】磁性塗料は、更に研磨剤(例えばα―Al
2 3 等)、導電剤(例えばカーボンブラック等)、分
散剤(例えばレシチン等)、潤滑剤(例えばn―ブチル
ステアレート、レシチン酸等)、硬化剤(例えばエポキ
シ樹脂等)及び溶媒(例えばメチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、トルエン等)等を含有することが
できる。
【0030】磁性層の形成方法としては、その他、無電
解メッキや電解メッキによる湿式真空蒸着、スパッタリ
ングやイオンプレーティングによる乾式法なども用いる
ことができる。
【0031】また、フィルム支持体の片側に磁性層を形
成する場合、磁性層を形成していない側の表面には、テ
ープとしての走行性を維持するために滑剤を含む有機高
分子の塗膜を塗設してもよい。
【0032】以下、実施例にもとづいて本発明をさらに
説明する。なお、本発明における種々の物性値及び特性
は、以下のようにして測定されたものであり、かつ定義
される。
【0033】(1) ヤング率 フィルムを試料巾10mm、長さ15cmに切り、チャ
ック間100mmにして引張速度10mm/分、チャー
ト速度500mm/分にインストロンタイプの万能引張
試験装置にて引張る。得られる荷重―伸び曲線の立上り
部の接線よりヤング率を計算する。
【0034】(2) 100℃で30分間処理したとき
の熱収縮率 フィルムを幅10mm、長さ600mmのたんざく状に
切り出し、500mm間隔の標点を付ける。このサンプ
ルを無張力下で100℃のエアオーブン内で30分間処
理した後、室温まで冷却する。熱処理前後の寸法変化か
ら熱収縮率を算出する。
【0035】(3) 70℃における飽和収縮率 上記(2)と同様にして、たんざく状フィルムに標点を
付け、70℃のエアオーブン内に無張力下で放置し、一
定時間毎にサンプルを取り出して、熱収縮率を追跡す
る。そして、それ以上熱収縮率が変化しなくなった時点
の熱収縮率を飽和収縮率とする。通常、約20時間でほ
ぼ飽和の熱収縮率に達する。
【0036】(4) 40℃、相対湿度65%に1時間
保持したときの収縮率 上記(2)と同様にして、たんざく状フィルムに標点を
付け、40℃、相対湿度65%のエアーオーブン内に無
張力下で1時間放置した後、室温まで冷却する。処理前
後の寸法変化から収縮率を算出する。
【0037】(5) 電磁変換特性 シバソク(株)製ノイズメーターを使用し、ビデオ用磁
気テープのS/N比を測定する。また表1に示す比較例
3のテープに対するS/N比の差を求める。また使用し
たVTRはソニー(株)製EV―S700である。
【0038】(6) スタート、ストップ時の画像の乱
れ テープ走行をストップし、再スタートする時の最初の画
像の乱れを下記評価の1,2,3で行う。 1…乱れが認められない 2…乱れが少し認められるが、実用上問題ない 3…乱れが大きく使用できない。
【0039】(7) スキュー スキュー特性は、常温(20℃)、常湿下で録画したビ
デオテープを30℃、65%RHで24時間放置した
後、再び常温、常湿下で再生し、ヘッド切換点における
ズレ量を読み取る。
【0040】
【実施例1〜8、比較例1〜6】平均粒径0.3μmの
球状シリカ粒子を0.15重量%含有してなる固有粘度
0.65のポリエチレン―2,6―ナフタレートのペレ
ットを、170℃で4時間乾燥した。このペレットを、
常法により溶融押出し、急冷して、表1に示した条件で
二軸延伸、熱固定した場合に、5μmの厚みの二軸配向
フィルムが得られるような厚みの未延伸フィルムを作成
した。
【0041】この未延伸フィルムを表1に示す条件で、
第1段の縦方向延伸、横方向延伸及び熱固定、第2段の
縦方向延伸、横方向延伸及び熱固定並びに弛緩熱処理に
付し、厚み5μmの二軸配向フィルムを得た。
【0042】
【表1】
【0043】一方、下記に示す組成物をボールミルに入
れ、16時間混練、分散した後、イソシアネート化合物
(バイエル社製デスモジュールL)5重量部を加え、1
時間高速剪断分散して磁性塗料とした。
【0044】磁性塗料の組成: 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体 (積水化学製のエスレック7A) 15重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レシチン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 50重量部 。
【0045】この磁性塗料を上述のポリエチレン―2,
6―ナフタレートフィルムの片面に塗布厚3μmとなる
ように塗布し、次いで2500ガウスの直流磁場中で配
向処理を行い、100℃で加熱乾燥後、スーパーカレン
ダー処理(線圧200kg/cm、温度80℃)を行な
い、巻き取った。この巻き取ったロールを55℃のオー
ブン中に3日間放置した。
【0046】さらに下記組成のバックコート層塗料を厚
さ1μmに塗布し、乾燥させ、さらに8mmに裁断し、
磁気テープを得た。
【0047】バックコート層塗料の組成: カーボンブラック 100重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 60重量部 イソシアネート化合物(日本ポリウレタン工業社製コロ
ネートL) 18重量部 シリコンオイル 0.5重量部 メチルエチルケトン 250重量部 トルエン 50重量部 得られたフィルム及び磁気テープの特性を表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】この表からも明らかなように、本発明のベ
ースフィルムを用いた磁気記録テープは、電磁変換特性
に優れ、スタート、ストップ時の画像の乱れもなく、室
温近辺の温度で保管した場合のスキュー発生も認められ
なかった。勿論、スキュー取り工程は不要であった。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、長時間の記録、再生の
ためにフィルムの厚みを薄くしても、テープの伸縮、変
形が少なく、電磁変換特性が良好であり、テープ加工時
の皺発生、ヤング率低下に起因する電磁特性の悪化、テ
ープの伸縮、変形がなく、また、テープ加工時にスキュ
ー取りを行う必要もなく、更に室温付近の温度で保管し
た場合でも、スキュー、トラックずれの起らない極めて
安定な磁気記録テープ用ベースフィルムを提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 7:00 C08L 67:00 (72)発明者 佐伯 靖浩 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝人株式会社 相模原研究センター内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 55/02 - 55/28 C08J 5/18 CFD C08L 7/02 G11B 5/73

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン―2,6―ナフタレートか
    らなり、縦方向のヤング率が850kg/mm2 以上、
    横方向のヤング率が550kg/mm2 以上、100℃
    で30分間処理したときの熱収縮率が、縦方向、横方向
    共1.0%以下、70℃における飽和熱収縮率が、縦方
    向、横方向共0.1%以下であると共に、40℃、相対
    湿度65%に1時間保持したときの収縮率が0.01%
    以下であることを特徴とする磁気記録テープ用ベースフ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 フィルムの比重が1.340〜1.35
    3である請求項1記載の磁気記録テープ用ベースフィル
    ム。
  3. 【請求項3】 フィルムの厚みが7μm以下である請求
    項1又は2記載の磁気記録テープ用ベースフィルム。
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