JP3056428B2 - 樹脂シートの温度分布監視システム - Google Patents
樹脂シートの温度分布監視システムInfo
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Description
成形機において、加熱軟化した成形直前の樹脂シートの
表面温度分布を計測し、これを熱画像としてモニターに
表示する樹脂シートの温度分布監視システムに関する。
度を監視するシステムは、加熱ヒーターの中央付近に設
置した赤外線放射温度計により1ショット分の樹脂シー
トのほぼ中央の一か所の表面温度を計測、監視するよう
にされていた。
は、樹脂シートの代表的な温度値を得られるが、該シー
ト全体の温度分布を計測するものではなく、それを熱画
像として平面状に表示するものではなかった。しかし
て、樹脂シート全体の温度バランス状態を把握するに
は、実際に成形を行って成形試作品を見た上でしか判断
をすることができなく、多数回の試行を余儀なくされて
いた。また、かかる判断は作業者の長年の経験による主
観的判断に頼っていることから、作業者の個人差により
成形品の良否に差異を生ずるという不都合があった。
の樹脂シートの表面温度分布を計測し、これを熱画像と
してモニターに表示することにより、該シート全体の表
面温度状況を容易に監視することができるシステムを提
案することにある。
に請求項1に記載した発明は、多数個のヒーターエレメ
ントを平面状に配置したヒーターを備えた加熱装置によ
り樹脂シートを加熱軟化させ、その加熱軟化した樹脂シ
ートを成形装置に1ショット分ずつ移送して成形を行う
輻射加熱方式の熱成形機において、前記加熱装置と成形
装置との間に、前記樹脂シートの移送方向と直交する方
向に往復移動して移送される樹脂シートの表面温度をス
キャニングするように設けた赤外線カメラと、該赤外線
カメラにより検出されたデータを取り込んで蓄積する温
度計測器と、該温度計測器から転送されるデータを記録
し、該データにより1ショット分の上記樹脂シートの表
面温度分布を熱画像としてモニターに表示すると共に、
前記熱成形機のシーケンス手段から発せられる前記赤外
線カメラへの制御信号を中継する機能を有するコンピュ
ーターとを備えたことを特徴とする。
ショット分の樹脂シートが加熱装置から成形装置に移送
開始されると同時に、赤外線カメラが該シートの移送方
向と直交する方向(幅方向)に往復移動しつつ1ショッ
ト分の樹脂シート全体の表面温度をスキャニングする。
赤外線カメラにより検出されたデータは、温度計測器に
取り込まれて蓄積され、コンピューターに転送される。
コンピューターでは、前記樹脂シートの表面温度分布状
態を色で区分け、或いは数値で区分けされた平面又は立
体的な熱画像としてモニターに表示を行い、これを記録
する。その樹脂シートの表面温度分布状態は、ヒーター
エレメントに対応させた熱画像としてモニターに表示す
ることもできる。
システムによれば、加熱軟化後の成形直前の樹脂シート
の表面温度分布が、色で区分け、或いは数値で区分けさ
れた平面又は立体的な熱画像としてモニターに表示され
るので、該シート全体の表面温度状況を容易に視覚的に
把握し監視することができる。さらには、従来の作業者
の勘に頼ることなく、信頼性の高い客観的なデータに基
づいて成形性を比較検討することが可能となるという利
点がある。
図面に基づいて説明する。図1はシステムの構成を示す
説明図、図2は測定手順のフローチャート、図3は樹脂
シートの表面温度分布をヒーターエレメントに対応させ
て色表示した画面イメージ図、図4は樹脂シートの表面
温度分布をヒーターエレメントに対応させて数値表示し
た画面イメージ図である。
要部に、この発明のシステムを組み込んだ構成を示し、
該熱成形機Aにおいて、10は多数個の発熱応答性の優
れたヒーターエレメントを平面状に配置した上ヒーター
11と、同様の下ヒーター12とを備えた加熱装置であ
る。sは側縁をクランプされて搬送手段により上ヒータ
ー11と下ヒーター12との間に供給される連続状の樹
脂シートである。20は成形型21、22により前記加
熱装置10により加熱軟化された樹脂シートsの成形を
行う成形装置である。
の間に設置された赤外線カメラであって、前記樹脂シー
トsの移送方向と直交する方向(幅方向)に往復移動し
て加熱装置10から成形装置20に移送される樹脂シー
トの表面温度をスキャニングするように設けられてい
る。40は該赤外線カメラ30により検出されたデータ
を取り込んで記録、蓄積する温度計測器、50は該温度
計測器40から転送される測定データを記録し、該デー
タにより1ショット分の上記樹脂シートsの表面温度分
布を熱画像としてモニター55に表示するコンピュータ
ーである。このコンピューター50は上記データーの加
工処理を施す機能、上記熱成形機Aのシーケンス手段6
0から発せられる前記赤外線カメラ30への各種制御信
号を中継する機能、その他通常の小形コンピューターに
準ずる機能を備えるものである。また、前記シーケンス
手段60はプログラマブルロジック調節器や入出力局等
を備えた公知のシーケンサーをいい、前記上ヒーター1
1と下ヒーター12の発熱量を制御する制御手段に電力
供給指令を出力する等の機能を有する。
テムの作動につき図2のフローチャートに従い説明す
る。熱成形機Aが運転状態にある時、このシステムの
起動指令を出す。起動指令によりシーケンス手段60
から赤外線カメラ30に、測定準備トリガ信号が発せら
れて該カメラ30の測定準備が行われる。加熱軟化し
た1ショット分の樹脂シートsが加熱装置10から成形
装置20に移送開始されると同時に、測定開始トリガ信
号がシーケンス手段60から赤外線カメラ30に発せら
れ、赤外線カメラ30が該シートsの移送方向と直交す
る方向(幅方向)に往復移動しつつ1ショット分の樹脂
シート全体の表面温度をスキャニングする。赤外線カメ
ラ30は、予めコンピューター50に入力されたシート
速度のデータに基づき同期して作動するように設けられ
ている。赤外線カメラ30により検出された1ショッ
ト分のデータは、温度計測器40に取り込まれて蓄積さ
れる。測定終了トリガ信号がシーケンス手段60から赤
外線カメラ30に発せられると、スキャニングが中止さ
れ測定が終了する。上記測定データは、温度計測器4
0からコンピューター50に転送される。コンピュータ
ー50ではそのデータの加工処理を行い、前記樹脂シー
トsの表面温度分布状態を色で区分け、或いは数値で区
分けされた平面又は立体的な熱画像としてモニター55
に表示を行う(図3、4)。図4の画面イメージ図は、
樹脂シートの表面温度数値を各ヒーターエレメントa〜
hに対応させて10段階のレベルに置き換えて数値表示
したものである。引き続き測定が行われる場合には上
記以降の手順に従い各動作が進行し、所定回数の測定
がなされるとシステムの作動が停止する。
トに対応させて色表示した画面イメージ図
トに対応させて数値表示した画面イメージ図
→上ヒーター 12→下ヒーター 20→成形装置 30→赤外線カメ
ラ 40→温度計測器 50→コンピューター 55→モニター 60→シーケ
ンス手段
Claims (1)
- 【請求項1】 多数個のヒーターエレメントを平面状に
配置したヒーターを備えた加熱装置により樹脂シートを
加熱軟化させ、その加熱軟化した樹脂シートを成形装置
に1ショット分ずつ移送して成形を行う輻射加熱方式の
熱成形機において、前記加熱装置と成形装置との間に、
前記樹脂シートの移送方向と直交する方向に往復移動し
て移送される樹脂シートの表面温度をスキャニングする
ように設けた赤外線カメラと、該赤外線カメラにより検
出されたデータを取り込んで蓄積する温度計測器と、該
温度計測器から転送されるデータを記録し、該データに
より1ショット分の上記樹脂シートの表面温度分布を熱
画像としてモニターに表示すると共に、前記熱成形機の
シーケンス手段から発せられる前記赤外線カメラへの制
御信号を中継する機能を有するコンピューターとを備え
たことを特徴とする樹脂シートの温度分布監視システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8275526A JP3056428B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 樹脂シートの温度分布監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8275526A JP3056428B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 樹脂シートの温度分布監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10104090A JPH10104090A (ja) | 1998-04-24 |
JP3056428B2 true JP3056428B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=17556691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8275526A Expired - Fee Related JP3056428B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 樹脂シートの温度分布監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056428B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102203148B1 (ko) * | 2019-11-12 | 2021-01-14 | 한국항공우주산업 주식회사 | 오토클레이브를 이용한 복합재 성형 방법 |
KR20220078077A (ko) * | 2020-12-03 | 2022-06-10 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극의 건조 시스템 및 전극의 건조 방법 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8275526A patent/JP3056428B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10104090A (ja) | 1998-04-24 |
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